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ゆるい糖質制限をしていると、食生活が大きく変わります。和食はどうしてもご飯が無いと成り立たないので、焼肉やステーキといった食事が多くなります。

始める前と比べて、ご飯やパン、パスタ、ラーメンを食べる量が激減して、その分肉ばかり食べるようになりました。野菜も意識して食べるようにしていますが、今までの栄養学では動物性たんぱく質の摂りすぎで、体には良くないとされる食生活です。

しかし、体に良い食事か悪い食事かというのは、時代と共にどんどん変わっていきます。

子供の頃、給食で毎日飲まされ、体に良いと言われていた牛乳は、飲まない方が良いという意見が増えてきているようです。あるいは、コーヒーはカフェインが入っていて胃を荒らすから飲まない方が良いとされてきました。こちらも、最近では成人病の予防に効果があると言われ、飲んだほうが良いことになっています。

日本では栄養のバランスが取れた食事は、糖質60%、たんぱく質15%、脂質25%程度とされていました。しかし今やこの比率が糖尿病をはじめとする生活習慣病の原因とさえ言われるようになっています。糖質制限の書籍を読むと、例えば糖質12%、たんぱく質32%、脂質56%といったまったく異なる比率が推奨されているのです。

今までは、健康診断で悪い数値が出ると、体に良い和食を中心にして野菜を食べるよう指導されました。でもこれは、ご飯を中心とした糖質の多い食事と言うことになりますので、むしろ症状を悪化させるリスクがある。逆に、バターや肉といった材料は、これまで体に良くないと言われていましたが、むしろこのような食材は良質なたんぱく質、脂質源として積極的に摂取したほうが良いということになるのです。

今までの日本の医学や栄養学の健康になるための常識が覆され、今や健康を害する非常識に変わっている。食事に関する知識や情報と言うのは、最新の研究データを知り、自分で何が正しいかを判断しなければならない時代になったと感じます。

医者が書いた糖質制限の本を読んでから、和食を食べることが少なくなり、最近はステーキや焼肉など以前は不健康と思っていた食事が増えています。果たしてこのようなゆるい糖質制限で薦められている食事が本当に体に良いのか。今までの常識とあまりに間逆なので、半信半疑な状態です。

体にとって何が良い食べ物なのかと言うのは、食材毎の単体で考えるべきではなくバランスの問題なのかもしれません。ゆるい糖質制限をやりながら、医学のあるいは栄養学の専門家の意見も聞いてみたいと思います。

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