【もうすぐ購読者5万人!】毎週金曜日17時に配信している無料のメールマガジン「資産デザイン研究所メール」。メールアドレスとお名前を登録するだけで、お金の不安を解消するための具体的な方法をご紹介します。

昨日発表された東京都の新型コロナウィルス新規感染者数は、2ヶ月ぶりに100人を超えました。

再び自粛生活が始まるのではないかと心配している人も多いと思いますが、東京都は「感染拡大要警戒」という曖昧な表現で都民の不安を煽っているようにしか見えません。

そもそも、新規感染者数という数字だけを毎日追いかけるのではなく、その中身を私のような専門知識を持たない一般の人たちにも、わかりやすく情報開示すべきです。

新規感染者数の増加が、実際に増えているのか、それとも検査数の増加によるものなのか明確にされていません。分母の数によって、意味合いは随分変わってきます。

また、新規感染者は若年層の感染が多いと言われています。症状の出ない無症状感染者の比率が高ければ、隔離を徹底することで、医療機関への負担は小さくできます。新規感染者数の中で、重症者がどのぐらいいるのかも情報公開すべきです。

小池知事の昨日の記者会見(写真はネットから)では、「”夜の街”要注意」と繁華街への夜の外出を控えるようにとコメントしていました。しかし、これでは感染対策をしっかり行っている飲食店まで、マイナスの影響を受けてしまいます。報道されているように、ホストクラブやキャバクラのような業態が大量感染者を出しているのなら、そこまで踏み込んで限定してコメントすべきではないでしょうか。

もはや、補償金を追加で支払う財政的余裕はありませんから、このような自粛要請の影響で、今後さらに営業を断念し、閉店する真っ当な飲食店が増えていくことになるでしょう。

新型コロナウィルスの対策は、新規感染者数をゼロにすることが目標ではありません。大切なのは感染者の重症者や死者を減らし、医療崩壊を防止しながら、経済との両立を保つことです。

また過剰な自粛が始まり、経済にマイナスの影響が出ないか心配です。

■ 「初めての人のための99%成功する不動産投資」、シリーズ累計30万部を超えた「初めての人のための資産運用ガイド」など、今までに出版された書籍の一覧はこちらから。

※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。