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コロナウイルスの新規感染者が日々発表され、ウイルスによる被害状況が報道されていますが、そんなデータには現れないコロナウイルスによる被害があります。

それは、コロナウイルスの拡大に伴い、外出が出来なくなったり、人と会うことができなくなることによる、気分の落ち込み、寂しさといった感情を持つ人たちの「心のダメージ」です。

特に年配の人や基礎疾患を持っている人は、感染に対して神経質になりますから、より慎重な行動を取るようになります。外出を控えることで、運動不足になり、人と会って話ができないストレスから、アルコールに依存したり、精神的に不安定になったりしてしまいます。

また、コンサートや演劇のようなエンターテインメントの興行も、次々と中止・延期になり、息抜きの娯楽も減ってしまいました。

更に、コロナウイルスが仕事に影響して、収入が減ってしまったり、仕事自体が無くなってしまうといった経済的な打撃があると、精神的に大きなストレスとなります。

このような「心のダメージ」は報道されることはあっても、定量化することは簡単ではありません。

しかし、現状の日本国内の感染状況を見ると、コロナウイルスに感染して受ける体のダメージよりも、感染対策によって普段の生活パターンが変わったことで受ける心のダメージの方が、圧倒的に大きくなっているように思います。

未だに、感染よりも感染による風評被害を恐れている企業も多く、メディアの報道も感染防止にバイアスがかかっています。

コロナウイルスへの対応は、ウイルス感染の根絶を目標にするのではなく、ウイルスによる直接・関節の社会へのダメージを出来るだけ抑えていくという視点が必要だと思います。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。