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日本経済新聞の記事によれば、2020年に最も値上がりした投資対象は「銅」ということのようです(図表も同紙から)。

新型コロナウィルスで落ち込んだ需要が中国でいち早く回復し、産業用の銅の需要の拡大につながる。そして、電気自動車の製造部品として銅が必要になることも、価格上昇の要因としています。

しかし、この記事を読んでいて、私は投資家の視点から違和感を感じました。その理由は、個人投資家の資産運用の観点からは、2つの視点が欠けていると思ったからです。

1つは、騰落率の分析をしているのが、金融資産とコモディティーだけに限定されていることです。

グラフでは、株式や債券のインデックスと比較して、昨年1年の最大上昇を記録したのは「銅」となっていますが、実は昨年暗号資産のビットコインは約4倍に上昇しました。暗号資産には代表的なインデックスはまだ存在しませんが、時価総額の比率ではビットコインが圧倒的で、ビットコインを比較対象に入れないのは分析としては不十分です。

もう1つ忘れてばいけないのは、投資は騰落率というキャピタルゲインだけで判断してはいけないと言うことです。

昨年大きく値上がりしたからといって、そのトレンドがこれからも続くとは限りません。値上がりによるリターン(キャピタルゲイン)は、安定性に欠けます。長期の資産形成で重要なのは、キャピタルゲインより、むしろ安定したインカムゲインなのです。

債券金利や、不動産投資の家賃収入のようなインカムゲインも、合わせて検討することが大切です。

資産運用で忘れてはいけない大原則は、できるだけ幅広い投資対象を俯瞰(ふかん)することです。

金融資産だけを見て、年間騰落率に一喜一憂しているだけでは、質の高い資産運用は実現できません。金融資産だけではなく、実物資産も含めて比較することです。

そして、キャピタルゲインとインカムゲインの両方に目配りしながら、投資対象を見極めることを忘れてはいけません。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。