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いつも愛用しているサラダランチのお店が、しばらく休業していたのですが、今週営業再開すると聞いて、早速六本木のお店に出かけてみました。
確かに営業はしていたものの、テイクアウトのみの取り扱い。イートインの店内の椅子が、すべて撤去されていました(写真)。
仕方が無いので、テイクアウトして、屋外にある施設内のパティオのベンチに座って食べることにしました。
運営している財閥系不動産会社の指導かもしれませんが、果たしてこのような杓子定規な対応にコロナ感染防止の効果はあるのでしょうか?
飲食店で問題になるのは、マスクをしないで会話することによるウイルス感染リスクです。であれば、例えば食事中に会話をすることの無い「お一人さま」だけイートインを認めれば、撤去する必要はありません。
このように、新型コロナウイルスの対応には、なぜそのようにしたのか理由がよくわからないことがたくさんあります。
各地の自治体では、ワクチン接種予約の手続きを巡って混乱が相次いでいます。これもコールセンターの回線数と予約する人の数を比較すれば、一斉受付すれば予約が殺到し、キャパシティオーバーからクレームになることは、明らかです。新宿区は75歳以上の3万8千人の予約を40回線のコールセンターで対応して、通信障害を引き起こしました。なぜ混乱が想定されていたのに、別の方法で対応しようと考えないのでしょうか?
共通するのが、深く考えることなく、批判されない方法で言われた通りに真面目にやっていれば良いという「思考停止」です。
飲食店のアルコール提供についても、提供自粛を頑なに守るお店もあれば、リスクとリターンを比較して、柔軟に対応するお店も出てきています。自粛要請に従うべきだと無批判に受け入れる人たちもいますが、自らの意思で対応を考える飲食店も増えています。
メールマガジンでも紹介した麻布十番の焼き鳥店は、現在も通常と同じ営業時間でアルコール類の提供も行っています。
しかし、コロナ感染リスクを軽視している訳ではありません。カウンターの席にはアクリル板のパーティションを入れて、入口では消毒と検温をきちんとやっています。
ここには大人数で騒ぐ客はおらず、少人数の予約客だけで、店内は落ち着いています。一人客や夫婦のようなカップル客には、アルコールを提供しても感染拡大を助長するリスクは低いのでは無いでしょうか。必要なら、人数制限や高齢者の入店制限をすれば良いのです。
国や地方自治体のピント外れなコロナ感染対策に、その効果よりも弊害の方が大きいと気が付く人たちが増えてきました。私もその1人です。
要請された内容に何も考えずに従うのではなく、本当にどうするのがベターなのか。専門家の科学的に根拠のあるコメントは尊重しつつ、自分の頭で考える習慣を忘れないようにしたいと思います。
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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。