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本日の日本経済新聞電子版によれは、between the arts(ビトウィーン・ザ・アーツ)が「美術倉庫」というサービスで、アート作品のコレクターが保有する作品の参考市場価格を表示する機能を提供し始めたそうです(写真も同紙から)。

この会社は、不動産テック企業の上場を成し遂げた友人の大城さんが新たに立ち上げたアートの会社で、私も応援しています。

アート作品のような実物資産は、購入した後の保管場所が悩みの種です。少ない作品数で、壁にかけて飾るといった程度の人は自分の部屋に作品を置いておいても問題ありません。しかし、様々なアーティストの作品を購入し、数十点、数百点といった大量の作品を長期で保有しようとすると、温度や湿度などの保管環境が整備され、セキュリティにも配慮された保管場所がの確保が必須になります。

また作品点数が増えてくると、自分がどの作品を保有しているのかすら分からなくなってしまいます。倉庫に行って、1つ1つの箱を空けて作品を確認するのは面倒です。

between the artsが提供するような、保有作品をネット上で一覧することができ、現在の市場価格についても概算で把握できるようになれば、とても便利です。スマホでアイコンが表示されて、保有作品が一覧でき、アーティストや購入時期といった条件で保有作品を検索できれば、ストレスなく実物資産の管理が可能になります。

このサービスは、アート作品だけにとどまりません。例えば、ワインやウイスキー、さらにはアンティークコインや時計など、様々なコレクターの人たちが同じニーズを持っているはずです。

更に、保有している作品の売却のサービスをコレクターの間で仲介するサービスもニーズがありそうです。オークションに出品するよりも手間が省け、コストも下げられる可能性があるからです。

実物資産のマーケットが大きくなればなるほど、その保管ニーズは高まります。同社がアート作品にとどまらず、実物資産全体にサービスを広げて、実物資産を管理するプラットフォームになっていくのを期待しています。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。