■【購読者5万人!】毎週金曜日17時に配信している無料のメールマガジン「資産デザイン研究所メール」。メールアドレスとお名前を登録するだけで、お金の不安を解消するための具体的な方法をご紹介します。

食事に出かけたお店のお料理をインスタグラムなどのSNSにアップするのが、今や当たり前のように広がっています。

それによって、キャパシティの小さなお店の予約が益々取りにくくなっています。これは、カウンターだけのお寿司屋さんのようなお店で顕著です。

先日、出かけた赤羽橋の有名店はカウンター8席で一日2回転だけしかしないお店。一緒に出かけた友人が次回の予約をしようとすると「一番早くて9月末になります」と言われました。

意外に予約が取りやすいのかと思いきや、今年の9月ではなく、来年の9月末まで予約がいっぱいだったのです。

一日16席。25日営業しても毎月400席です。とすると、既に4000人以上の予約が入っていることになります。

このようなお店は、東京でも限られているのかもしれませんが、SNSでの拡散が影響しているのは間違いありません。

確かに、予約しても行く価値のある唸る美味しさではありました。とは言え、一年先までお寿司を食べる予定を入れておくというのは、何とも異常です。

と書くと、自分が行くからそうなるのであって、自業自得じゃない?という突っ込みの声が聞こえてきそうです。

しかし、元々は予約が普通に取れた贔屓のお店が、いつしかメディアで人気店に押し上げられ、いつしか予約困難店になってしまうことは、珍しくありません。例えば、目黒の伝説となった焼き鳥店もそんなお店の1つです。

それまで、当日でも自由に行けたお店が、数カ月先まで予約が取れなくなってしまうのは、何とも困った状況です。

金融緩和で金余りが続き、デフレで海外よりも相対的な割安感がある東京の飲食店。SNSで評判になったお店の予約は、これからもますます難しくなりそうです。

■ 「初めての人のための99%成功する不動産投資」、シリーズ累計30万部を超えた「初めての人のための資産運用ガイド」など、今までに出版された書籍の一覧はこちらから。

※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。