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西麻布のワインバーで、カリフォルニアワインの造り手を招いたメーカーズディナーが開催されました。

といっても、造り手はアメリカ人ではなく日本人。しかも、カリフォルニアにはワイン畑も醸造設備も持っていないと言います。

にも関わらず、そのワインはJALのファーストクラスにも採用されたという実力派です。

そのシャトー・イガイタカハという変わった名前のブランドでワインを手がけているのは、杉本さんご夫妻です。

杉本隆英さんは、元々は外資系IT企業に務めており、会社のパーティでもらったカリフォルニアの赤ワインの味わいに魅せられ、ワイン業界に入ったという異色の経歴を持っています(ちなみに、後から調べたらそのワインは、7ドルのリーズナブルなものだったそうです)。

杉本さんのワインの考え方は、「和食との親和性の追求」が基本になっています。

その思いをカリフォルニアの実力のある生産者にぶつけて口説き落とし、杉本さんのコンセプトに沿った味わいに仕上げてもらうのです。

写真は、当日提供されたポール・ラト氏とコラボレーションして完成したロゼワインです。ポール・ラト氏はカリフォルニアのワイン生産の第一人者です。ロゼですが、甘いだけではなく、透明感とミネラルを感じる複雑さがあり、スッと抜ける後味の良さが印象的でした。

畑違いの業界に知識ゼロから入り込んだ(大変失礼ながら)「素人」が、周りの人達を巻き込んで、常識外れな方法で自分の夢を実現してしまう。その行動力には脱帽します。

しかも、ご本人は必死に努力しているという雰囲気ではなく、楽しみながら肩の力が抜けている感じなのが何とも魅力的です。

著書「幸せになりたければワインを飲みなさい」には「モノづくりの基本は、それを創る人が楽しんでいないと、人を楽しませるものは生まれてこない」と書かれています。自己犠牲をしてまで、イヤなことは無理をしてやらないことを意識しているそうです。

楽しいことだから、飽きることなく夢中になって、極めることができる。

笑みを絶やさず、関西人らしいジョークで盛り上げてくれるサービス精神旺盛な杉本さんとお話していると、私以上に人生を楽しむ達人だと思いました。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。