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政治家で作家の石原慎太郎氏が逝去されました。

東京都知事としてディーゼル車の規制や、尖閣諸島の購入等、過激なトップダウンの意思決定で存在感を示しました。

しかし、石原氏の根底は政治家というより作家であり、物書きとしての卓越した実績は、あまり報道されていません。

「太陽の季節」はデビュー作にもかかわらず、芥川賞受賞。さらに、弟の石原裕次郎の主演で映画化され大ヒット。「太陽族」という言葉まで生み出しました。

さらに「「NO」と言える日本」(ソニーの盛田昭夫氏との共著)、「弟」と、10年ごとにベストセラーを出版。

同じ作品でも、これだけ分野の異なるベストセラーを連続して創作できる能力を持った作家は、日本では極めて稀です。

音楽で言えば、クラシックと歌謡曲と演歌で売れた。それくらいの実力だといえます。

石原氏の作品には、作品のスタイルに関係なく、時代に存在する根源的な問題意識を掘り起こし、独自の切り口で世間に問いかける強い発信力があるからだと思います。

そしてその能力を政治家に転身してからも、発揮し続けました。

政治家としては、自分の立身出世を考えるのではなく、真に日本という国家のことを第一に考え、発言と行動をしたように見えます。それが、多くの国民の心を掴んだのだと思います。

右翼的な言動や、過激な発言には敵も多かったと思いますが、永遠の若者のように自分の思ったことをピュアに表現できる。忖度することが重んじられている今の時代には、異端ではあれ貴重な存在でした。

作家の高樹のぶ子氏のコメントにあった「生涯青年で生涯作家」こそ、石原慎太郎氏の生き様を最も的確に表現していると感じました。

不世出の日本人の心からのご冥福をお祈りいたします。

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