■【購読者5万人!】毎週金曜日17時に配信している無料のメールマガジン「資産デザイン研究所メール」。メールアドレスとお名前を登録するだけで、お金の不安を解消するための具体的な方法をご紹介します。
———-

世の中の価値観というのは、時代と共に変わっていきます。

マネックス証券が創業してしばらくした2000年代半ばだったと思います。アルバイトに来ていた学生さんが就職活動で、みずほ銀行とヤフーから内定をもらい、親に相談したら「ヤフーって何?」と、猛反対されたという話を聞いたことがあります。当時ヤフーはまだ知名度のあまり高くないベンチャー企業のような存在でした。

あるいは、ユーチューバーは、今でこそ子供の憧れの職業ですが、少し前まではいかがわしい人たちの集まりだと思われていました。

自分自身をブランド化して、遊ぶように自分がゲームをしたり、買い物をしたりして、その動画が価値を生み出し、マネタイズされていく。

これは、労働とは「汗水垂らして苦労して苦痛から得られるもの」という従来の価値観では、理解できない世界です(もちろんユーチューバーにも激烈な競争があり、影では大変な苦労もあることは理解しています)。

先月、ワイン仲間から教えてもらったのは、STEPN(ステッピン)と呼ばれる歩いて稼げるNFTと暗号資産を使ったサービスです(写真はアプリの画面)。

NFTスニーカーを購入し、それを使って動いた距離に応じて暗号資産(GST)を得ることができます。GSTはビットコインや現金に交換することも可能です。

歩くだけで、遊びながらお金が稼げると聞くと、今までの価値観からすれば、怪しい話と思うかもしれません。確かに、まだ立ち上がったばかりですし、いわゆるポンジ・スキーム(ネズミ講詐欺)かもしれません。

あるいは、システムがサスティナブルに維持できず消え去っていく、一時のブームに終わるかもしれません。

その結果、もし購入したNFTスニーカーの価値がゼロになれば、投資としては失敗終わり、無駄になってしまいます。

そんなリスクがあるのは承知の上で、早速NFTスニーカーを購入して、見よう見まねで始めてみることにしました。

このような新しい世界を、はなから否定することは簡単です。しかし、好奇心を持ってやってみることで、経験値を上げ、より豊かな人生につながると思ったからです。

インターネットも暗号資産も世の中に生まれた直後の黎明期は、キワモノ扱いでした。でも、今では誰でも知っています。

STEPNがどこまで広がるかは未知数ですが、NFTやメタバースといった分野は、これからインターネットや暗号資産を同じような経緯をたどっていく可能性が高いと予想しています。

■ 「初めての人のための99%成功する不動産投資」、シリーズ累計30万部を超えた「初めての人のための資産運用ガイド」など、今までに出版された書籍の一覧はこちらから。

※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。