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今週出かけた白金台にあるイタリアン。夏以来の2回目の訪問でしたが、1回目はテーブル席で食べました。その時の印象は、正直あまり良いものではありませんでした。確かに美味しいとは思いましたが、お店の雰囲気がなんとなく自分に合わない気がしたのです。

カウンターに予約が取れると言うことで、もう1度お願いして、今度はシェフの目の前でいただきました。

お料理が次々と調理されていくのを見て、ワインを飲みながら出来立てのお皿を食べていると、前回よりも味わいが数倍パワーアップしたように感じられ、評価は急上昇。また次回も来たいとさえ思うようになりました。自分でも説明できない不思議な感覚でした。

同じようなことが、南麻布にあるミシュラン三ツ星の中華の店でもありました。初回は大きな個室で大人数だったのですが、その時と2回目に4人で伺った時で、印象が随分違ったのを覚えています。

このような経験から言える事は、飲食店に一回行っただけで、そのお店の評価を決めてはならないと言うことです。

私の場合、テーブル席よりもカウンター席が圧倒的に好みで、和食だけではなく、イタリアンやフレンチ、中華でも可能な限りカウンター席をリクエストするようにしています。

座席だけではありません。その日の自分の体調や、一緒に行く人の顔ぶれ、頂くワインやお酒など、様々な要因よって気分が変わってしまい、それによって評価が大きくブレるのです。

初訪問から気分良く過ごせれば問題ありませんが、初めて行ってちょっと満足できない点があったとしても、それはたまたまかもしれません。お店のせいではなく、自分のせいかもしれないのです。

最初は印象の悪かった飲食店が、2回目からガラリと評価が変わる可能性があるとわかっていても、支払いが2ケタを超えるような高額のお店になると、もう一度出かけるのには、とても勇気が要ります。

でも、どんな理由であれ、もし2度と行かなくなったお店の評価を1回だけの訪問だけで決めつけるのは控えるべきでしょう。ましてや、リーズナブルなランチに一度行っただけで、お店にあれこれと難癖つけるようなグルメサイトの匿名レビュアーは言語道断です。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社ウェルス・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。