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インナーサークル資産設計実践会のスタディーツアーでフィリピンのマニラに不動産視察に来ています。

この日は、ボニファシオグローバルシティー(BGC)にあるシーズンズレジデンスを視察しました。

日本の野村不動産と三越伊勢丹ホールディングスが現地のデベロッパーと共同で手がける不動産開発プロジェクトです。

写真は私が購入した物件からこのプロジェクトを見たものです。低層階には三越が入り、上層部は高級マンションとなっており、街並みには電柱もなく先進国以上に洗練されています。

テナントとして入っている三越は、日本の銀座店よりもスタイリッシュな内装でした。食品売り場で売られている食材の価格は、日本より高かったりします。それを当たり前のように購入している現地のフィリピン人がたくさん来ています。

確かに、今でもマニラの少し郊外に行くと、相変わらずバラック小屋のような住居が広がり、日本人がイメージする新興国そのものです。

しかし、中心部の富裕層が集まる高級エリアは既に東京を超えていると言っても過言ではありません。

ホテルの近くのショッピングモールにあった有名なステーキハウスのウルフギャングの価格を見ると、東京よりもはや高くなっているように見えました。

不動産も今回見た高級物件の中には、180平米で日本円で3億円程度のものもありました。これをフィリピンの富裕層が次々とキャッシュで買っていく。いずれ、東京の港区と同じ坪単価になるでしょう。

日本は残念ながら、これからフィリピンなどの東南アジアの国々に次々と抜かれていく状況です。マニラのBGCに行けば、それが実感できると思います。

1980年代にフィリピンから日本に出稼ぎにくる女性がジャパゆきさんとして話題になりました。経済力に勝る日本に仕事を求め、フィリピン人が働きに来ていた時代です。

いずれ経済的な立場が逆転すれば、日本人がフィリピンに出稼ぎに行くようになるのも時間の問題です。

ところが、日本では未だにフィリピンのような東南アジアの国々に対して見下したような態度を取る勘違いな人がたくさんいます。海外旅行にも行ったことのないような世界の変化に鈍感な残念な人たちです。

世の中には「3つの坂」があると言います。上り坂のフィリピンと下り坂の日本。それによって、2つの国の立場が逆転する「まさかの日」が来るかもしれません。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社ウェルス・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。