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ネット上で「港区内陸 vs 湾岸」という東京都心の高所得者の居住地に関する論争が起こっているようです。写真のような比較表を作ってしまう人まで出てきました。

港区の内陸部である麻布、六本木、赤坂といった場所は居住地として最高のステータスを誇ります。それに比べ豊洲、晴海、勝どきといった東京の湾岸エリアは埋め立てでできた新興住宅地として見下され相手にもされなかったのです。

しかし、そのような価値観が徐々に失われているような気がします。

確かに、湾岸エリアは新しくできた住宅地で伝統ある老舗の高級レストランやスイーツ店などはあまりありません。新しくできた商業施設にはチェーン店のお店が集まり地方都市にあるイオンモールとあまり違いはありません。ファミリー層が多く住んでおりお一人様にはあまり居心地の良い場所とは言えないかもしれません。

しかし、道路が広く街並みが整備されており、都心のような雑然とした雰囲気はありません。子供やペットも飼っている人たちにとっては綺麗な公園があり、歩道を安全に歩くことができます。

都心部へのアクセスは少し劣っている面もあります。例えば、私が住んでいる晴海から六本木に行く場合、ドアトゥードアで40分程度はかかります。

公共交通は十分に整備されているとは言えませんが、タクシーを使えば環状2号線を使って六本木からでも20分程度で移動することが可能です。料金も深夜で3000円ほどですからそれほど大きな負担ではありません。

私の知り合いの湾岸に住んでいる経営者は港区内陸から引っ越したようですが、家賃が半分以下になりその差額で運転手を雇い車での移動をしているそうです。

以前住んでいたマンションと比べれば、ジムやサウナなどの付帯設備が豪華でクオリティーオブライフは確実に上昇したと言っていました。

通勤の制約のない経営者などにとっては快適性や利便性を考えれば湾岸エリアは悪くない選択肢です。

私が赤坂から晴海に引っ越した2年半前は当時のブログにも書いたように「都落ち感」がありました。

都心のワインバーに夜な夜な出かけることもなくなり、自宅での快適な生活を優先するようになると以前住んでいた場所に対する憧れは無くなりました。むしろ人が多くて、車が排気ガスが引き散らしている居心地の悪いエリアにすら感じます。

不動産価格を見ると、相変わらず港区の内陸部は湾岸エリアに比べ、坪単価で2倍以上と圧倒的なレベルになっています。

そんな中、今回のように2つのエリアが比較されるようになったこと自体、不動産としての価値に大きな転換が始まっていることも1つの証左です。

かつてはもてはやされた「港区おじさん」と呼ばれる六本木や西麻布で羽振りよく遊んでいる中年の男性にも以前の輝きはありません。時代遅れで痛い存在に映るようになってきてしまいました。

むしろ湾岸エリアに住んでいる方が実利を重視する知的でスマートなイメージすら出てきました。

今後、湾岸エリアの開発がさらに進み住環境がさらに整備されればその格差がさらに縮んでいくことでしょう。

港区内陸が田園調布や成城学園のようなイメージ変わってしまう日がやってくるかもしれません。

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