140923AMEX2

毎日の生活では、できるだけ現金支払いを避け、カード払いにするようにしています。たとえ毎朝買っているコンビニエンスストアの139円のヨーグルトドリンクであっても、カードで払うようにしています。現金を出すのが面倒なのとポイントが貯まること。そして、全てカードにすれば、カード明細で大まかな生活費がわかる家計簿代わりになるからです。

最近、税金もクレジットカードで払えることを知りました。昨年からは、対象範囲が広がり法人税や所得税もカード払いができるそうです。

ポイントも貯まるし、便利で良いと思いましたが、調べてみるといろいろ問題があります。

まず、支払いの際に手数料が0.76%(プラス消費税)かかります。例えば、100万円の納税の場合8,208円となります。ポイントも税金の支払いの際は、ショッピングなどよりも付与率が悪くなる場合が、ほとんどです。

私が使っているセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカンエキスプレスカード(写真)で支払いをした場合、セゾンマイルクラブ(加入は無料)に申し込むと1000円の利用につき実質合計11.25マイルが貯まります(1000円の利用で10マイルの取得プラス優遇ポイントとして永久不滅ポイントが2000円で1ポイント)。国内の特典航空券に交換するなら、1マイルは2円(2%還元)として、2.25%還元という計算になります。

上記の100万円の納税のケースでは、ポイントが実質22,500円相当もらえますから、納税手数料8208円を支払ってもお釣りが来ます。しかも納税手数料は経費計上できます。

このような計算はカードによって微妙に異なり、別のカードでは、リボ払いの金額を調整して、さらに還元率を高める裏技もあるようです。自分が使うカードの納税の際の還元率をしっかり確認し、うまくポイントを使えば、手数料を払って納税してもメリットが得られるのです。

納税をカードでする際のもう一つの問題は、納税限度額が1000万円までと言うことです。また、カードの利用限度額の制約もあります。納税は分割払いできないので、納税が大きくなると使えない場合も出てきます。
※追記:分割払いも受け付けるようになり、1000万円を超える納税も可能になったみたいです。ただし、セゾンマイルクラブは年間の上限が15万マイルです。

そんな訳で、利用する上では色々と注意点はありますが、これから税金もクレジットカードで出来る限り払ってみようと思います。

■ 毎週金曜日夕方に配信している無料のメールマガジン「資産デザイン研究所メール」。メールアドレスとお名前を登録するだけで、お金の不安を解消するための具体的な方法をご紹介します。

■ 新刊「初めての人のための99%成功する不動産投資」、シリーズ累計19万部となった「初めての人のための資産運用ガイド」など、今までに出版された書籍の一覧はこちらから。

※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。