<お知らせ>【登録者数1400名突破!】毎日ブログの内容をユーチューブ動画でも解説しています。「内藤忍チャンネル」にチャンネル登録をすれば、毎日見逃すことなく動画でもご覧いただけます。是非ご登録ください。

日本経済新聞の報道によれば、アメリカの著名投資家ウォーレンバフェット氏(写真)が、株主総会でアメリカ大手エアラインの株式を全て売却したと明らかにしたそうです。

筆頭株主だったデルタ航空のほか、アメリカン航空、ユナイテッド航空、サウスウエスト航空といったアメリカの主要エアライン会社を全て売却しています。

そこには、アメリカの航空業界に対し、コロナウイルスの影響で事業環境が急変し、収益改善は当面見込めないという、バフェット氏の悲観的な見方があります。

バフェット氏の投資判断が常に正しいとは限りません。

しかし、今までの投資判断とは180度転換する急激な投資行動の変化は、資本主義社会の産業構造の変化が、予想以上のスピードと大きさで進んでいくことを示唆しています。

エアライン業界に対する悲観的な見方の一方で、バフェット氏はアメリカ株式に対する強気の見通しは引き続き変えていません。キューバ危機、ニクソンショック、ブラックマンデー、リーマンショックといった今までの危機を乗り越えてきた資本主義の可能性をコロナショックでも変えることなく持っています。

確かに、経済活動が再開されたとしても、飛行機の機内でどのようにソーシャルディスタンス維持するのか。また、国際線では、入国規制をそれぞれの国がどのように解除していくのか。エアライン業界には、答えが見えない問題が山積しています。

各国で経済活動が徐々に動き始めた世界経済ですが、その先にどんなライフスタイルが待っているのでしようか?

少なくとも、今までと同じということはあり得ないことは、誰もが認めざるを得ないと思います。

氷河期になって、それまで隆盛を誇った恐竜が滅びたように、巨大な資本の力で事業を拡大してきた主力産業が、あっけなく消滅する。そんな時代の変わり目に立っているのかもしれません。

■ 毎週金曜日夕方に配信している無料のメールマガジン「資産デザイン研究所メール」。メールアドレスとお名前を登録するだけで、お金の不安を解消するための具体的な方法をご紹介します。

■ 「初めての人のための99%成功する不動産投資」、シリーズ累計30万部を超えた「初めての人のための資産運用ガイド」など、今までに出版された書籍の一覧はこちらから。

※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。