■【購読者5万人!】毎週金曜日17時に配信している無料のメールマガジン「資産デザイン研究所メール」。メールアドレスとお名前を登録するだけで、お金の不安を解消するための具体的な方法をご紹介します。

コロナワクチンを接種すべきか、すべきではないのか?そんなネット上のやり取りを見ていると、養老孟司氏のベストセラー「バカの壁」を思い出しました。「人間は自分の脳に入ったことしか理解できない」という視点で、世の中の様々な対立を分析してみせた名著です。

この「バカの壁」はコロナワクチンに限らず、今でも至るところに存在します。

例えば、お金の世界でもこんな「バカの壁」が存在します。

1.貯金派と投資派の「バカの壁」
ファイナンシャルプランナーのような「お金の専門家」の中にも貯金しなさいと説いている人がいます。資産を充分に保有していて、インフレにならないと思っている人にとっては貯金が一番なのかもしれませんが、少なくとも私はそう思っていません。

2.インデックス投資家とアクティブ投資家の「バカの壁」
私はインデックス投資家ですが、アクティブ運用を否定している訳ではありません。優秀なアクティブ運用の投資家もいるとは思いますが、それよりも自分が優先すべきなのは実物資産への投資だと思っているだけです。確率的に勝てる可能性の低いアクティブ運用は多くの個人投資家にとっては、徒労に終わることが多いという現実があるだけです。

3.金融商品派と不動産投資派の「バカの壁」
お金を借りて不動産投資をすることを「危険」「騙されている」と警戒している人は、少なくとも私の周りでは随分減ってきました。私が不動産を買い始めた当初は、冷ややかだったインデックス投資家の中にも、この7年で私と同じように「変節」した人たちが、実はたくさんいます。

バカの壁を突破するには、自分とは異なる考え方の人たちの意見をハナから否定するのではなく、耳を傾けることです。資産運用の世界で言えば、自分がやったことも無いものに対して、わかったような結論を出すのは止めた方が良いでしょう。

私は、金融商品の運用に関してはインデックス投資派ですが、個別銘柄の投資もやっています。また、不動産投資に傾倒していますが、インデックスファンドの積立も相変わらず毎日やっています。

自分がどちらを選択するのかは、その人の自由です。しかし、他人に自分の意見を強制したり、相手を批判するのは慎むべき。これは、コロナワクチンでも資産運用でも同じです。

■ 「初めての人のための99%成功する不動産投資」、シリーズ累計30万部を超えた「初めての人のための資産運用ガイド」など、今までに出版された書籍の一覧はこちらから。

※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。