【購読者5万人!】毎週金曜日17時に配信している無料のメールマガジン「資産デザイン研究所メール」。メールアドレスとお名前を登録するだけで、お金の不安を解消するための具体的な方法をご紹介します。
———-

大リーグドジャーズの大谷選手が巻き込まれている違法スポーツ賭博振込問題は、少なくとも日本国内では大騒ぎになっているようです。

沖縄で車での移動中に後部座席のテレビでもワイドショーが放映されていました。そこでは長い時間を割いてアメリカの弁護士資格を持った人などをゲストにこの問題を取り上げていました。

そのやり取りを聞いていて、大きな違和感を感じました。

一番の理由は、事実関係がわからない中で、「評論家」が仮定を勝手に設定しながら番組を進行させているからです。

アメリカの法律事情にどれだけ詳しい弁護士が出てきても、資金の送金を誰がどのように行なったかについての一次情報がなければ、すべての話は推測を前提にしたものに過ぎません。

また、送金した銀行がどの銀行で、どのような本人確認をする仕組みになっているのかがわからなければ、口座名義人以外の第3者が送金できるのかどうかはわかりません。

このような核心に触れる情報がまったく無いのに、あれこれ詮索をしても、意味のある結論がでないことは明らかです。

もちろんテレビのワイドショーの報道の目的は、正しい結論を導き出すことで無く視聴率を稼ぐことです。意味のないやり取りを続けていても、それが視聴者にとって面白く興味を惹かれる内容であるならそれで良いのです。

しかし、これが仕事や投資になると、そうはいきません。正しいインプットが得られなければ、アウトプットには意味がありません。

当たり前と思うかもしれませんが、このような不毛な議論をして時間を浪費することは意外に多くあります。

正しい判断をするために必要なことは、出来るだけ情報を発信している当人に近いところにアプローチして、バイアスやノイズの無い一次情報を得るようにすることです。一次情報にアクセスできなければ、複数の情報源からの内容を比較検討し、信ぴょう性の高い内容を推察する。

今回の報道を見ていて、ワイドショーのコメンテーターに意味のある判断をするためにはできる限り一次情報へのアクセスをすべきという当たり前のことを、再確認させてもらいました。

■ 「初めての人のための99%成功する不動産投資」、シリーズ累計30万部を超えた「初めての人のための資産運用ガイド」など、今までに出版された書籍の一覧はこちらから。

※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社ウェルス・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますがで金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。