2009年1月10日

東銀座でパリ気分を味わえる場所

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景気後退の影は飲食業界にも徐々に広がっているようですが、その影響はお店によって違うようです。フード業界に詳しい方にお話を聞くと、例えばお鮨屋さんの場合、銀座の高級店は相変わらず繁盛していますが、西麻布のシャンパンと鮨を合わせるような小じゃれたお店は苦戦しているとか。

レストランも高級店は今なお予約が取れないお店がたくさんありますが、中途半端なお店はお客さんがすっかり遠のいてしまっているようです。逆に価格に見合った価値を提供しているお店は以前よりもにぎやかになっているようです。

そんなお店の1つが昨晩行ったビストロでした(外食でフレンチを食べるのは本当に久しぶりです)。

東銀座の歌舞伎座の裏にある小さなお店ですが、パリの下町にあるようないい雰囲気が漂っています。ワインはグラスが充実。ボトルの価格も4000円程度からと良心的です。ワインリストがしっかりしたボリュームなのに、料理は見開き2ページだけ。しかし、メニュを見ると魅力的なものがたくさんあって迷ってしまいます。

砂肝のサラダ、短角牛のカルパッチョ、カスレ・・・といった料理はどれもしっかりと味がついて、ワインに合います。写真のストウブ鍋に入った鶏肉は寒い冬にピッタリの温かい料理でした。豪華ではありませんが、お店の人のサービスを含め、ナチュラルで居心地がよく、気持ち良い時間が過ごせます。銀座ではなかなか見つからない貴重なお店。

ワインと食べることが好きな人たちとカジュアルに楽しむのにおススメのお店です。ただし出口付近の席は寒いですから、寒がりの人は予約の時に「なるべく入口から遠い席」をリクエストしておきましょう。

ビストロ・ヴィヴィエンヌ(Bistrot Vivienne)
東京都中央区銀座4丁目13−19
03-6273-2830

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2009年1月 3日

「北島亭のフランス料理」は本当においしいのか?

年末から風邪をひいてしまったのですが、何だか長引いています。熱も無く、平常の生活をしているのですが、喉のいがらっぽい感じだけがどうにも収まりません。この冬の風邪はどうやらしつこいようです。皆様もお気を付けください。

さて、そんな年末年始に一冊の本を読みました。某マネー誌副編集長のYさんに教えていただいた
この本です。アマゾンにリンクを張っていますが、この本既に絶版です。なので中古本を取り寄せて読んでみました。

レビューの評価を見ても高評価ですし、こんな本が絶版になってしまうのは何だか残念です。

四谷にあるフレンチレストラン北島亭にフードジャーナリストである著者が入り込み、フレンチレストランの一日を時系列でレポートしながらお店の魅力を伝える素敵な作品でした。

北島亭というとポーションの大きな、塩のがっつり効いたワイルドな男の料理というイメージだったのですが、この本を読むとそういった表面的な見え方ではなく、裏にあるシェフの考え方が見えてきます。好き嫌いはあるのでしょうが、北島シェフのお人柄と料理に対する考え方が見えてきます。とにかく愛情、情熱、です。素材への愛情とお客様に美味しく食べてもらいたいという情熱がこのレストランの魅力の源泉なのです。

オーナーレストランのオーナーシェフというのは芸術家では務まりません。味に責任を持つ調理人であり、お店の経営を成り立たせる経営者であり、さらに従業員にとっては師であり時には親代わりであったりするのです。彼らの力が1つになって初めて最高の料理をサーブすることができる。プレイングマネージャーとして何をすべきか、ということについても学べることは多い本でした。

ネットで北島亭を検索していただくとわかりますが、四谷にあるお店はフレンチとは思えない簡素な外観。店内も改装されたようですがシンプルなつくりです。そして料理も盛り付けには飾り気のない悪く言えば素人っぽさの残る雰囲気です。しかしそんな見た目をひっくり返してしまうくらいの料理の味があるからこそこれだけの支持を得ているのです。

北島亭に行こうという方は、この本を読んでから出かけると料理の味わいをさらに膨らませることができると思います。いや、この本を読むと行ってみたくてたまらなくなります(笑)。「北島亭のフランス料理」は本当においしいのか?決して安いお店ではありませんが、確認してみてください。

「北島亭」のフランス料理

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2008年12月13日

フィレンツエでお世話になったWさんのお姉さまと

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<業務連絡>
Shinoby's World 読者の方に「ささやかなプレゼント」は明日の夜、締切です。ペアでクルージングをお楽しみください。
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フィレンツェでお世話になったWさんご夫妻のお姉さまと食事をご一緒しました。お姉さまは出版関係のお仕事をしている方。せっかくイタリアのお土産話をするのなら、ということで場所は京橋のイタリアンにしました。

京橋にはイタリアンレストランがいくつかありますが、その中でここは落ち着いた雰囲気(周囲は大衆的な飲食店が並んでいますが中に入ると雰囲気が一変します)、安定感のある料理、行きとどいたサービス、と3拍子揃っています。豪華なお店ではありませんが、安心して人を連れていけるお店です。

パスタを2種類頼んだのですが、お店の方から「2人でシェアできますがいかがいたしましょうか」と言われ、お願いすることにしました。この辺の気配りがうれしいものです。

魚貝のパスタとジビエが入った何種類かのお肉のパスタの2種類を楽しむことができました。イタリアのワイルドなパスタとは違った繊細で丁寧なパスタ。麺は手打ちの本格的な味わいでゆで上がり時間も完璧。

特に魚貝のパスタは大粒のカキ、ホタテ、ムール貝などが入っていて、パスタだけではなく具材の味も楽しめます。中でも殻付きで出てきたムール貝が半レアで調理されて出てきました。ムール貝というと完全に火が通ったワイン蒸しのような食べ方しか経験したことが無かったのですが、このレア感にはやられました。食感としては桃の木で食べたこれに似ています。

話はフィレンツエから、妹さんご夫婦のお話、さらには出版業界裏話まであって、尽きませんでしたが、お店も気にいって楽しんでいただけたようで良かったです。フィレンツエの話をしているうちにまたイタリアに行ってみたくなってしまいました。果たしてフィレンツエでお世話になったWさんご夫婦はこのページご覧になっているでしょうか?お姉さまは元気でお仕事されています!

リストランテ・フィオレンツァ
東京都中央区京橋3-3-11京橋サウス1F
03-6452-7208

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2008年12月 1日

ゲーテイスト

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雑誌のレストラン情報というのは、どれをどこまで信頼していいのか、なかなかわからないものです。

というのも、そもそも食とは極めて主観的なものだからです。おいしいかおいしくないかは、極めて個人的な趣味の世界であり普遍化はできません。また、同じ人でも食べた時の体調や環境によって評価は変化してしまいます。

次に、価格とクオリティという問題が出てきます。安くてそこそこの味のお店と高くておいしいお店。どちらを評価すべきでしょうか。高くておいしいのは当たり前で、予算に制約のある人にとっては、いかに安くおいしいものが食べられるか、ですが、お金に糸目をつけない人は価格は2の次でとにかくクオリティということになります。ここでも価値観が分かれるのです。

そして、取材の限界があります。すべてのお店を取材することはできませんから、結局は自分の良く知っているお店、贔屓のお店を紹介することになってしまいます。さらに特定のレストランとつながっているフードライターなんかが紹介している例もあるようです。スポーツで言えば選手と審判がつるんでいるのと同じでこれでは真っ当な情報は得られません。

このようにいわゆるグルメガイドには限界があるのはある程度仕方のないこと、と思っていますが、その限界に挑戦しているのが「ゲーテイスト」です。

現在発売中のゲーテ1月号での特集記事です。ゲーテのテイストだからゲーテイストという駄洒落のようですが、そのネーミングはともかく内容は前回の問題提議に比べ、より実用性の高い構成になっています。

このようなレストラン特集を読むときは、自分のテイストに合っているのかを確認するのが私の方法です。つまり自分が好きなお店が掲載されていないかチェックしてみるのです。

すると、ありました。赤坂のバスク地方のフレンチの名店、中目黒のイタリアンなどなど・・・私の好きなマニアックなお店がしっかり入っていました。これは「買い」ということで早速購入です。

全体的に高めのお店が多いようですが、雰囲気だけでおカネを取るようなお店は徹底的に排除されている感じがします。

少し予算は高くても高い満足感を得たいという方の参考になるグルメガイドではないかと思います。もちろんテイストが合っていることが前提になりますが・・・。グルメライターではなく、利用者の視点で書かれたこの手の情報というのは意外に貴重なものです。

ゲーテ 2009年1月号

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2008年11月30日

アンティチョーク

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旅行から帰ってきてもうすぐ1週間になろうとしていますが、まだその余韻が残っています。現地にようやく慣れたと思ったら帰国してまた時差ボケで、生活のリズムの悪さは相変わらずですし、日本の食事にもまだ何だか完全に戻りきれないという気分が自分でも不思議です。

2週間の旅行中、日本食や中華、エスニックといった現地のお店にはまったく行かなかったのですが、不思議なことにどうしても和食が食べたい、という気分には一度もなりませんでした。ご飯を食べたくなったり、麺を食べたくなったりはしたのですが、別にリゾットやパスタを食べていれば問題ありません。これは自分でも意外なことでした。

現地の食事には確かに当たり外れもありましたが、日本ではなかなか食べられない珍しい食材や、日本で食べられるものでも調理法や使い方がまったく異なるものがいくつかありました。

その一つが11月11日のお昼に食べたアンティチョークです。

実はこの野菜、私の大好物なのですが日本ではとても高い。総菜店で酢漬けにして売られていることが多いのですが、たっぷり食べようとすると簡単に1000円くらい突破してしまいます。

ローマで入ったお店では店頭に生のアンティチョークが置いてありました。お店の人に身振りで調理してもらうように頼んだら、持ってきてくれたのがこれです。いくつ食べますか?と聞かれたので2つと答えたら大きな丸ごとが2つです。

そのまま油で揚げて塩で味付けしただけのシンプルなものです。全体が食べられるわけではなく、竹の子のように皮をはいで、中にあるやわらかい部分だけを食べるのですが、熱々のアンティチョークをハフハフしながら食べられる機会は日本では出会ったことがありません。

酢漬けとは違ったワイルドな食感を楽しむことができました。

お昼に行ったこのお店、カルボナーラやアマトリチャーノなどのパスタ系はもう一息のお店でしたが、ワインとこのシンプルな野菜料理ですっかりご機嫌になったのでした。

日本でも丸ごとアンティチョークが気軽に手に入ればと思いますが、高級スーパーにでも行かないとお目にかかれないのが残念です。

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2008年11月24日

帰国しました

<業務連絡>
つくばMさんADAKENさんに「「好き」を極める・・・」の感想を掲載いただきました。ありがとうございます。
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ようやく成田に到着。東京に戻ってきました。海外から戻るといつも思うのは日本は静寂で清潔、そして整然とした国だということです。確かに空港の建物には色気がありませんし、色彩のセンスも滅茶苦茶ですが、掃除の行き届いた空港のロビー、きれいに並べられたカート、直立で対応する税関や警察の人たち・・・イタリアやフランスとは対照的です。

パリのシャルル・ドゴール空港からの出国は面倒で時間がかかりました。免税手続きをするため、一旦チェックインして、荷物を預けないでTax Refundのカウンターへ。免税品の提示を求められることがあるということで、実物を持っていく必要があるのですが、このカウンターが大行列。カウンターの担当者の態度も最悪。結局、スタンプを押すだけで、すんなりと終わりました。その後、免税品の一部をスーツケースに入れなおして、カウンターに再度持っていき、預けました。

そして今度は出国なのですが、これがまた大行列。

原因は出国手続きをするカウンターが少なすぎるからです。警備はかなり厳重で、ジャケット、ベルトを外され、ブーツなどを履いている人は靴も脱がされて、ボディチェックされる人もいます。その割りにチェックする人員が足りないので時間がかかるのです。結局中に入ったら、すぐにボーディング開始ですから空港到着から中に入るまで2時間近くかかったことになります。とにかく仕事の効率の悪さが気になりました。

そんなことがあったせいか、成田の入国をしながら、感心することばかり。入国審査も税関も親切で礼儀正しい人ばかり。掃除のおじさんが床のタイヤのゴムの跡を懸命にこすって取っている姿には感動すら覚えました。

これだけ勤勉に真面目に仕事をしている人が多い社会がナゼ圧倒的に豊かになれないのか?拙書に書いた「真面目にやっても成果につながらない理由」がまさに当てはまるのではないかと納得しました。

充分すぎるくらい充電しましたので今週からまた仕事に全力投球します。休暇中も新しいお仕事をいただいたり、12月は忙しくなりそうです。落ち着いたら今回の旅行の写真を追加していきたいと思っています。楽しい写真、美味しそうな写真がたくさんあり、どれを掲載しようか悩んでいます。

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2008年11月23日

パリ最終日も何だか色々・・・

土曜日、パリの4日目です。日曜日の朝ホテルを出て帰国なので実質的には今日が最終日。やり残したことが無い様にとスケジュールを立てて行動開始です。

朝ごはんは昨日と同じようにジェラール・ミュローで買っておいた惣菜とホテルのルームサービスで。準備が終わると午前中はボンマルシェへ。土曜日も店内が落ち着いていて買い物がしやすいデパートでした。キッチン用品や食器を買いそろえ、免税手続きをして、一旦ホテルに戻りました。もうお昼を過ぎています。

昼食ということで行ってみたのがサンジェルマン・デ・プレの市場の横にある小さなお店でした。

Régisという牡蠣の専門店です。白を基調にした明るい内装の小さなお店。この界隈にはこんな小さなお店がたくさんあります。予約が出来ないので満席の店内には入れず5分ほど待つことに。

店内で注文したのは牡蠣1ダースとサンセールのグラスワイン、それにカフェがセットになった25ユーロのコースでした。それに追加で店頭においてあった生ウニも2つ追加。

牡蠣とサンセールのミネラルが効いたワインは相性抜群。日本の牡蠣に比べるとやや身が小さい印象ですが、それでも充分楽しめます。ウニも日本で食べるのとほぼ変わりません。殻に入ったまま半分に割って出してもらい、ワイルドに食べることができました。思わずグラスワインをお代わりです。

午後もそのままショッピングを続け、夕方には一旦ホテルに戻り、8時に予約しておいた近くのレストランへ。ガイドブックで見つけたちょっと気取ったお店でしたが、残念ながら期待はずれに終わりました。

自分の研究不足なのか、相性が悪いのか、そもそもそういう街なのか・・・理由はわかりませんがパリでレストラン選びをするのは難しい。良いお店を選んでも今度はメニュの選択が出来ないければ美味しい料理やワインに出会えませんし。

日曜日はいよいよ帰国します。

Huîtrerie Régis
3 rue de Montfaucon, St-Germain-des-Prés, Paris | Map It
01-44-41-10-07

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2008年11月22日

パリのレストラン選びは難しい

金曜日、パリ3日目です。朝からあいにくの雨。朝食はホテルの近くのこのお店で惣菜の買出しをして、ホテルのルームサービスのパンとコーヒー、オレンジジュースなどと一緒に。このお店はパンとケーキで有名らしく、日本でも高島屋などに出店しているらしいのですが、クスクスのサラダやマッシュルームをあえたもの、フルーツの入ったシロップ漬けなど、店頭で量り売りしています。適当に量を頼んで朝から豪華な朝食になりました。やはり野菜やフルーツが食べられるのはうれしいものです。

午前中は歩いてオルセー美術館へ。昔の駅舎を美術館にしたという建物もユニークですが、展示されている絵画はここも圧巻です。印象派のセザンヌ、モネ、ゴッホ、などこれでもかというくらい展示されていて、何とも贅沢な気分。ここもルーブル同様、あまり込んでいませんから日本から予約しなくても良かったようです(結果論ですが)。

そして続いては川を渡って反対側のオランジェリー美術館へ。ここはかなりこじんまりとした美術館。どこかの地方にある美術館のような雰囲気ですが、ここは何と言ってもモネの壁面360度に描かれた大作が見どころです。晩年の集大成作品として作られた横長の作品が4枚で1つの部屋をぐるりと囲み、真ん中のベンチで座って鑑賞。部屋は2つありますが、どちらもガラガラ。これもまた贅沢な気分になれました。

美術館は他にもたくさんありますが、キリがありません。3つの美術館ももっと長い時間ゆっくりと楽しめたら、と思ったのですが、わずか4泊では諦めるしかありません。残念です。

そして気が付くともう2時。そろそろお昼にということでコンコルド広場、ヴァンドーム広場などを歩きギャラリーラファイエットというデパートに入ってみました。雨はもう上がっていて、曇り空に。ただし気温が下がってきて結構冷え込みます。

食品コーナーにイートインもあったのですが、どこも満席。仕方無いのでデパートを出て、近くにあったカフェに入って昼食を食べました。これが大はずれ。東京でもあまり食べたことの無いような摩訶不思議な料理が出てきました。パリのお店は当たり外れが多いと聞いていましたが、まさにその通りです。そんなお店なのに意外に込んでいるのが不思議でした。

夕方はメトロでこちらの雑貨店まで。東京で言えば、東急ハンズとかLOFTといった感じの総合雑貨ショップ。キッチン用品やアウトドア、雑貨などがデパートのように揃っています。そしてそこからノートルダム寺院を抜けて、サンジェルマン・デ・プレ地区に戻りました。ナゼか川を渡ってこちら側にくるとホッとします。高級ブティック街よりは学生の集まるカフェエリアの方が自分には合っているようです。

買い物をしてから一旦ホテルに戻り、夜はホテルにビストロを9時半から予約してもらって、それまでの時間はボン・マルシェの食品館に出かけ、おみやげの買出しを開始です。お世話になった方にせっかくなので美味しい、珍しいものを買っていこうと、探しまくり色々見つけました。

また夜になって小雨が降る中、ディナーを食べたのはホテルの近くのLe Machon d'Henriという小さなビストロでした。金曜日の夜ということでお客さんが次々にやってくる人気のお店。例によって英語はあまり通じませんが、このお店にはホスピタリティがありました。メニュを聞くと一生懸命、片言の英語で説明してくれます。注文を決めるまで、30分ほどかかったでしょうか。ようやく前菜とメインを2つづつ決めました。前菜はアンディーブとロックフォールチーズのサラダ。日本でも大好きな一品です。そしてタラモサラダ。これは日本の創作メニューだと思ったいたのですが、フランスにも結構あるのに驚きました。味は日本のものにくらべると生クリームが強く、かなり濃厚でこってりしています。

メインはトリッパの煮込みと白身の魚(名前不明)とインゲンの付け合せの2つ。このトリッパにやられました。大きなボウルのような器にジャガイモとモツが大量に入っています。じっくり煮込んだお肉は強烈な内臓の香りがしますが、ワイルドで魅力的な味です。日本のトリッパというよりモツ煮込みを洋風に作ったような味でした。マスタードを付けて食べると最高。これははまりました。

ハーフボトルと4品、それにカフェで約60ユーロ(7200円)。狭くて小さなお店でしたが、お客さんとお店の心地よい関係が店内に広がって、とても気持ちの良い時間が過ごせるお店でした。

値段や評判だけで判断すると裏切られたりする・・・パリのレストラン選びは難しいです。。。

Le Machon d'Henri
8, rue Guisade, Saint-Germain,
Paris, France
01 43 29 08 70

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2008年11月21日

パリ2日目は食べすぎました

木曜日、パリの2日目です。朝のんびりと起きると8時過ぎ。かなりやり残したことがあり、日本からの仕事の依頼をこなしたり、メールの返信をしたり、としているうちにもうお昼に。

慌ててホテルを出てODEON駅からPYRAMIDESにある観光案内所まで行って、日本から予約しておいた美術館のパスを入手しました。2日間有効で30ユーロです。使う時に自分で日付を記入し、その日から有効期間となります。間違えて記入すると厄介なのでちょっと気をつかいます。

ルーブルに入館して、まずは2階にあるCafe Richelieu(カフェ・リシュリュー)で昼食。白ワインのカラフェ、野菜スープ、本日のプレート(ストーブ鍋に入った羊肉の煮込み)で34ユーロ。館内にある割りにはリーズナブル。味もワインはシャルドネで普通に美味しく、野菜スープは香辛料が効いて美味でした。羊の肉もやわらかく、一緒に入っていたジャガイモもふっくらとしていてナイスでした。ここはおすすめできます。

ほろ酔い加減でルーブルを見学したのですが、とにかくポイントを絞らないと見るものが多すぎてキリがありません。

モナリザ、ミロのビーナス、ハムラビ法典の石碑、など大所を押さえながら館内をぐるりと。かなり飛ばして観ましたが、それでも3時間はかかりました。3時間ではなく3日くらい入り浸っても飽きないような作品の数々。世界各地の歴史的な資料が集められていますが、ピラミッドの埋葬品やギリシャの石柱など、こんなところに持ってきて良いのだろうかと思ってしまうくらい圧巻でした。季節柄観光客が少ないせいか、館内は全体に空いています。一番人気のモナリザでも一番前まで行って好きな時間見ていられるくらいでした。

その後日本で紹介されたラミジャンに行きました。バスク地方の料理ということでかなり期待したのですが・・・。結論から言えば、フランス語が話せない人にはあまり向かないお店でした。給仕の男性は一応英語は話せるのですが、説明は実にあっさりしています。店員が少ないのでじっくり説明している時間など無いという状態。また常連の比率が高いようで、彼らへのサービスもあって、料理を選ぶのがまず大変です。

結局、ワインはおすすめの中からカオール。料理はスープにブーダン・ノワール、鴨、そしてレコメンドされたココットに入った豚の煮込みを頼みました。どれもかなりガッツリした味付けで悪くないのですが、さすがに料理が被りすぎです。豚料理が2つでブーダン・ノワールだらけ。鴨はレアで注文したのですが、焼きがかなり入っていてやや固く、これは今1つ。スープは大量に出てきましたが、クリーミーでチーズが効いていて、美味しかったです。ただ量が多すぎです。

メニュをしっかり理解し、コミュニケーションを取りながら楽しめればそれなりにリーズナブルで美味しいお店なのでしょうが、観光客が入るお店ではないようでした。勉強不足ということで残念。フランス語の理解できる人と5-6人で料理をシェアできれば楽しめるのではないかな、と思いました。

メインを食べるともう何も入りません。会計をしてからお店を出て、サンジェルマン・デ・プレまでメトロで。駅前の有名なカフェ、ドゥ・マゴで軽くエスプレッソを飲んでホテルに戻りました。夜風にあたりながら歩くのは気持ちの良いもの。あまり寒くありません。

いつもこの街に来ると思うことですが、パリには今まで行ったヨーロッパのどの街とも違う何かを感じます。あまりに大きな都会だからでしょうか?それとも単なる相性の問題?パリはフランスの一部、ではなく「パリはパリ」。そういう印象です。

投稿者 shinoby : 15:18 | コメント (0) | トラックバック

2008年11月20日

最後の目的地 パリへ

<業務連絡1>
CREAMUさんに拙書の書評をブログにアップしていただきました。ありがとうございます!

拙書をご紹介いただいたブログがございましたらお知らせください。

<業務連絡2>
コメントを書いていただいている方へ:すべてのコメント楽しく読ませていただいています。ありがとうございます。システムの問題だと思いますが一部のコメントが管理画面で読めるのですが、ブログに反映できない状態になっています。修正するまでしばらくお待ちください。
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水曜日の朝は早めに起きて、PICでゆっくりと朝食を楽しみました。本当にここは気持ちよく過ごせる環境が整っていて、朝食はオレンジジュース(これが手絞りのようなフレッシュさ)に飲み物、パン、それ以外のチーズ、ハム、フルーツなどはブッフェ形式で自由に食べられます。ハムは給仕に頼むとその場でスライスしてもらう方式。どれも美味しくいただけました。

11:36のTGVでバランスTGV駅からパリのリヨン駅まで向かいます。ホテルを11時前に出て、タクシーで20分ほどで駅に着きました。TGVは約2時間で快適な乗り心地。2時前にリヨン駅に到着。そこからタクシーでホテルにチェックインしました。

パリのホテルはこちらです。4ツ星のホテルですが、こじんまりとしたパリらしい宿。今までの郊外のホテルを転々としてきた延長線上で考えると何だかグレードダウン感がありますが、ここはパリですから仕方ありません。お金を出せば高いホテルはいくらでもありますが、パリの雰囲気を味わうにはこんなホテルが良いのです。

部屋が狭いのがちょっと難点ですが、設備はやや古いもののしっかりしています。部屋にはワイングラスが3種類あったり、ワインオープナーまで常備していて、コンセントの数が多く、アメニティもしっかり揃っていて、旅慣れた人のための宿という印象を持ちました。場所もサンジェルマン・デ・プレ地区に近いので便利です。

夕方から出かけてまずはこちらのカフェで遅めの昼食。いまや東京にも支店がある有名店ですが、こちらのお店のカフェは中国風の内装が一風変わっていて、マカロンやケーキだけではなくサンドイッチなどの食事もあります。クラブサンドを注文したのですが、やはりボリュームが日本よりは多めです。

その後、デ・プレ界隈を散策し、夕食はこのデパートの食品館で買出し。ワインからハム、惣菜(チコリ、タジン、カプレーゼ、クスクスとイタリアパセリ・・・)、フルーツ(ラズベリー、ブラックベリー)、パンなどを70ユーロほど買い込み、部屋に持ち帰って食べました。

久しぶりのシンプルでホッとする食事。豪華な雰囲気のグランドメゾンでお洒落してシャンパンを飲むのも良いですが、こうやって惣菜をリラックスしてのんびり食べたいように食べるのも楽しく、満足できるものです。

パリの一日目は慣らし運転のように始まりました。


投稿者 shinoby : 17:39 | コメント (1) | トラックバック

さすが3ッ星! PIC(ピック)

ソーリューからモンバールへバスで、モンバールからディジョンへ電車で移動するともう12時半になっていました。2時間ほどの待ち合わせなのでディジョンの街を散策してランチを食べることに。街の真ん中に小さな凱旋門を見つけました。街のシンボルのようです。その横にあったパリっぽいお店を見つけて入ってみました。

9.8ユーロのランチを頼んだのですが、タイ米の上に牛肉の煮込みがカレーライスのようにかけられたいわゆる日本でいうぶっかけご飯のようなものだったのですが、これがご飯に飢えていたお腹にとても心地よいものでした。ボリュームは日本の大盛りくらいあるのでしょうが、ほぼ完食。ちょっと食べすぎです。

ディジョンから3時間ほどTGVに乗って、5時半過ぎにヴァランスのTGV駅へ。そこからタクシーで20分ほどで今日の目的地PICに到着しました。親子3代続けての3ツ星、しかも今のシェフは女性ということで話題のレストランです。

ここは、3ツ星の中でも予約が取りにくいらしいのですが、偶然キャンセルが出たのか1週間前にメールで予約をお願いしたのですが、すんなり取れました。ラッキーだったのかもしれません。チェックインするとまずはそのスタイリッシュな内装に驚きました。今までの2軒はどちらかというとクラシカルで豪華な内装ですが、ここはNYのようなシンプルモダンなインテリアです。レセプションの対応も気持ちよく、スムースです。部屋も白とシルバーで統一されて、アメニティはブルガリ。冷蔵庫の飲み物はフリーで(宿泊代に乗っているのでしょうが・・・)小さなバルコニーのついた快適な環境でした。

ディナーは7:45から9時半までの好きな時間に行くことができます。時間を決めなくて良いのでこれもストレスレスです。8時過ぎにレストランフロアに下りると、まずはいつものようにシャンパンを飲みながらメニュの説明をしてもらいます。

PICでは最初に必ずフランス語で話し、「英語でお願いします」というと英語で説明をはじめます。価格はロワゾーと同じくらい、あるいはやや高いくらいのかなり強気な設定です。ワインはVolnayのコントラフォン2005年を頼みました。リストの中ではかなり安い方ですが、それでも110ユーロです。

メニュは1つはPICの名物料理のテイスティングコース、もう1つはアラカルトで頼みました。アラカルトは前菜がウニを使ったクリーム仕立てのもの、メインは鴨です。テイスティングコースはカキや白身の魚それに羊の脳みその料理でしょうか。意外にシーフード系が目立ちます。

前菜の前のアミューズはフォワグラの上にリンゴのムースが乗った一品でしたが、まずこれに圧倒されました。こってりとしたフォワグラが果物の酸味ですっきり仕上がり何とも軽快で食べやすいのです。白ワインあるいはシャンパーニュが飲みたくなるような味でした。

給仕のサービスは動きにムダが無く、ほぼ完璧。カトラリーを交換したり、ワインを注いだりするのもうっとりするような美しい動きです。インテリアのイメージと同じようにスタイリッシュで都会的でした。

料理は全体に軽く仕上がっていて、結構なボリュームなのですが気が付けば食べてしまっている、そんな調子でした。例えば、メインの鴨は日本の3倍か4倍くらいありましたが、結局これも完食。恐るべき料理(かつ私の胃袋)です。チーズ、デザートまでしっかり食べて、最高のディナーになりました。

3日連続でフランスの3ツ星レストランを制覇し、それぞれのテイストにかなり差があること、サービスや味にも違いがあること。そんな当たり前のことがわかりました。星の数とは飽くまで目安であり、最後は自分がどう感じるか、が全てなのです。私と違った感想を持つ人もいるでしょうが、それはその人の価値観ということです。

そんなわけで、好みは分かれるでしょうが、PICとラムロワーズはお金を貯めてまた来てみたい、が我々の結論でした。特にPICは日本に同じものが存在しない、と断言できるくらい超越したオーベルジュだと思いました。予約が取れないのもうなづけます。すっかり散在してしまいましたが、お金を貯めてまた来たい、そんな気分になれる素晴らしいオーベルジュです。

MAISON PIC
285 avenue Victor Hugo, 26000 Valence - Drôme
+33 4 75 44 15 32

投稿者 shinoby : 05:30 | コメント (1) | トラックバック

2008年11月19日

ロワゾーとは残念ながら・・・(ボーヌからソーリューへ)

月曜日の朝から移動です。こちらの宿をチェックアウトすると手配しておいたタクシーでボーヌ駅まで。予定より10分遅れてきたのでハラハラでしたが、驚異的なスピードで駅まで運んでもらい、結局10分ほど早く到着しました。

ヨーロッパの電車はホームとの高低差があるのでスーツケースをあげるのに苦労します。ボーヌの駅にから列車へ、ディジョンで列車からホームへ、ディジョン駅で隣のホームへの階段の上げ下げ、モンバール駅でホームから出口まで、とかなり重労働です。田舎の駅のせいかエスカレータなどありません。ひたすら30kg近い2つのスーツケースを運びます。

モンバールで次の電車の乗り場を聞くと、ソーリューまでは、何とバスでした。オートカーとチケットに書いてあったのは普通の観光バスのこと。モンバールで1時間ほどの待ち合わせがあったので駅のベンチで軽く昼食。カフェオレを駅前のホテルで買ってきて5.8ユーロのランチです。モンバール発のバスは13:40に出発。1時間後には本日の目的地であるベルナール・ロワゾーに到着しました。

ここは有名な3ッ星オーベルジュです。ロワゾーさんは2003年に亡くなった(自殺・・・ミシュランの評価を気にして、との噂)ようですが、レストランは本人の名前を引き継ぎ夫人が経営。ミシュラン3ツ星を維持しています。バス停から歩いてすぐ。大通りに面した派手な外観ですからすぐにわかりました。

オーベルジュといっても結構大きな施設で小さなホテルのような雰囲気です。施設は重厚な造りでトラディショナルな内装ですが、やや古い印象を持ちました。建てつけがやや歪んでいてドアなどがしまらなかったり。天井のハリやウッディな壁を見ていると日本の避暑地のリゾートホテルをクラシカルにしたようなイメージです。

レストランは7時から予約。前日同様、サロンでシャンパンを飲みながらメニュを決めていきます。同じ星付きレストランですが、価格が圧倒的に高いのに驚きました。ラムロワーズの3割から4割高い感じです。やはりロワゾー氏のブランド分が値段に反映されているということでしょうか。平日のせいかレストランはガラガラ。我々以外には大きなグループが1つと、後は少人数の予約が3組程度。

メニュの一番下に伝統的なロワゾー料理スペシャルという欄があり、またこのスペシャル料理だけを組み合わせたコースもあります。

メニュはやはりフランス語だけ。英語はありません。前日同様説明をお願いしたのですが、残念ながら英語をしっかり話せる人がいませんでした。こちらのボキャプラリー不足もあるのでしょうが、説明してもらっても今ひとつ料理のイメージができないのです。結局、頼んだのはフォワグラのスープ仕立て、メインは鴨のジビエ料理でした。もう1つのコースはロワゾースペシャルにしました。

チーズとデザートまでがセットになったコースです。ワインはシャンベルタンの2005年ジョセフ・ドルーアン。ソムリエのおすすめでしたが良いワインでした。135ユーロは安くありませんが、これでもリストの中ではリーズナブルな方でした。

料理はスペシャルなコースに出てきた、カエルのロワゾー風、白身の魚の赤ワインと玉ねぎのソース、など面白い料理はありましたが、前日のラムロワーズに比べると全体な満足感はあまり高くありませんでした。会話が成り立たず、居心地が悪いせいもあるのかもしれませんが、どうもお店のクラシカルなテイスト(全体にスタイリッシュというより、ちょっと昔のフレンチという印象)と自分たちの好みがフィットしていないのです。サービスも一生懸命というより、わからないから仕方ないという感じ。ラムロワーズの誠実な感じの対応とはずいぶん違うと感じました。

3ツ星のレストランの中でも常に名声を維持してきたお店です。自分たちの頑固なスタイルを提供し、それが気に入らなければ来なくて良い、というスタンスなのかもしれません。

残念ながら、電車とバスを乗り継いで敢えて来るお店ではない、が我々の結論でした。もちろん日本人観光客の1回ディナーを食べただけの個人的感想に過ぎませんが・・・。11時前にレストランを出て、部屋に戻り、そのまま寝てしまいました。


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2008年11月18日

ボーヌの3日目(続き)

夜に出かけたラムロワーズはとても居心地の良いグランメゾンでした一時、3ツ星から2ツ星に格下げになったことがあったり、オーナーが変わったりといろいろあるようですが、食事中も、食後も、そして翌日も極めて快適な気分が味わえました。

8時に予約して、まずはサロンでアペリティフを飲みながらメニューを決めていきます。フランスの誇りなのでしょうか、英語のメニュはありません。フランス語のメニュを見ても、エスカルゴ、とかフロマージュとか単語の一部しかわかりません。仕方が無いので、お店のスタッフに英語で何度も説明してもらい、コースを決めていきます。前菜とメインの2皿を決めて、ワインを選んでもらうと既に1時間経っていました。グラスのシャンパン1杯では足りません。

ようやく食べるものが決まると今度はテーブルに移動してディナーが始まります。

席はほとんど満席。さすがに着飾ったカップルやグループが多く、お店の雰囲気が違います。

まずは前菜の前にアミューズ。3種類のスープを3層に重ねた一品。思ったよりさっぱりとして味は当然のことながら上品です。前菜は懲りずにまたエスカルゴを(笑)。3種類の調理法ということで量も丁度良く楽しめました。もう1つの前菜はフォワグラを使ったもの。これもモザイク状に並べたフォワグラと肉がきれいで量も丁度良く、2人で交換してもらいながら楽しめました。

メインが大量に来るといわれていたので、用心しててパンを食べないようにしていたのですが、羊の2種類の調理法の皿は量は日本人向けなのか小さく、上質な肉の味でした。もう1つの野ウサギの皿も鉄分の効いたジビエがキュートにまとめられ、間に野菜が置かれた丁寧な皿でした。どちらも味が繊細で几帳面。ブルゴーニュの赤に合う、木目の細かい味でした。

チーズも食べて、デザートは1つだけ。といってもデザートの前と後にデザートがあるので、結局甘いものが大量に出てきます。最後のコーヒーを飲み終わった頃には来てから4時間近くが経っていました。

スタッフも親切で、ホスピタリティが感じられる良いレストラン。確かに値段は安くはありませんが、サービスと満足度を考えれば充分に元が取れた気分でした。少なくとも東京で同じものを食べれば倍以上は取られるのではないでしょうか。3ツ星レストランの中ではパリにあるお店よりはリーズナブルなのでしょう。ホテルも併設されているオーベルジュですので、宿泊付で行くのが現実的です。

という訳でボーヌの充実した3日間が終わりました。案内をしていただいた阿久津さんのお陰でとても充実した楽しく思い出に残る場所にすることができました。そんな阿久津さんとも日曜日の夜でお別れです。

月曜日はソーリューという街に向かいます。

Hôtel Restaurant Lameloise
36, place d'Armes 71150 CHAGNY-EN-BOURGOGNE (FRANCE)
+33 (0)3 85 87 65 65

投稿者 shinoby : 02:27 | コメント (1) | トラックバック

2008年11月16日

冷や汗もののボーヌへの移動

金曜日のフランス国内の移動は結構ハラハラでした。

ミラノ空港から約2時間でパリのシャルル・ド・ゴール空港に到着。ここまでは順調でしたが、空港からの乗り換えは結構面倒でした。Bラインという電車でまずはパリ北駅まで。そこからDラインに乗り換えます。違うホームかと思えば隣のホームで乗り換え可能。赤坂見附で銀座線から丸の内線に乗り換える感覚です。そしてここからパリ・リヨン駅へ。

ここからが問題でした。

ネットで予約しておいたTGVのチケットを自動発券機で入手しようとしたのですが、クレジットカードを読み取らないのです。何回やってもうまくいかず、結局断念。出発の時間が10分前になって慌てました。近くにいた駅員さんに尋ねると、窓口に並べと。窓口は込んでいるから避けた方が良いというアドバイスで機械で受け取りにしていたので果たして間に合うかと不安になりましたが、幸い列はすぐに流れて、窓口で予約のコンファメーションを見せるとチケットはすぐに発券されました。2等の6号車13番と14番に何とか座り、一安心です。

ディジョンを過ぎると乗客の数も減ってきました。それから30分。ボーヌ駅に到着したのは7時少し過ぎでした。パリとはまったく風景の異なるのどかな田舎の駅。ホームの向こう側に手を振っている日本人の方が・・・。今回案内をお願いしている阿久津さんでした。6年前にブルゴーニュに来てワインの勉強をしながらドメーヌで仕事をしている20代の若者です。礼儀正しく、誠実なお人柄はメールでやり取りしているときの印象そのままの方でした。

車で予約してもらったシャンブル・ドット・ド・シャルムに連れて行ってもらいました。シャンブル・ドットというのはホテルとは少し違う、日本で言えば民宿というかペンションのようなものです。カトリーヌさんという素敵な女性が5部屋だけを宿として営業しています。

ゲートを入って庭に行くと白くて美しい建物が。内装もモダンです。カントリーな暖かさと都会的なスタイリッシュなセンスが融合したインテリアショップのディスプレイのような部屋。とても気に入りました。屋根裏の斜めの天井をうまく使った部屋を選んでチェックイン。

早速予約のレストランに向かいました。ディナーはラ・ブーズロットというお店に阿久津さんと一緒に。車で行かないと無理な場所にあるので来ているのはほとんど地元の人だけです。メニューもフランス語。何が書いてあるのか10%くらいしかわかりません。

このレストランで注文したのがトリュフずくしコース。ワインはモンラッシェの赤2001年を選んでもらいました。前菜からメインまで全ての料理にスライスしたトリュフが山盛りにトッピングされています。イタリアのトリュフとは違い、ツーンと来る香りではなく、モワッと香るタイプです。お肉や野菜の香りと一体化して何ともリッチな気分になりました。

前菜はフォワグラとトリュフのサラダ。フォワグラも11月からクリスマスがシーズンらしく、クセのまったく無い甘いフォワグラ。かなり厚切りで出てきましたが、ペロリと平らげました。次に出てきたジャガイモとトリュフを使ったクリームスープ仕立ての一品はうなりました。ピクルスを保存するビンのような食器に入って客がオープンさせる演出。中から暖かい蒸気と共に閉じ込められた香りが一気に噴き出します。味付けも素材が一体化して完璧な塩加減。やられました。メインの牛肉にもたっぷりのトリュフが・・・。これだけトリュフだらけでも飽きません。

チーズとデザートまでしっかりいただき、時間を見るともう翌日に。8時半から4時間近いディナーでした。イタリアもすごいけど、フランスも負けてはいません。

投稿者 shinoby : 14:43 | コメント (0) | トラックバック

2008年11月13日

イタリアではチップは必要ない?

フィレンツエの2日目に入りました。ローマに比べると圧倒的に落ち着いた街でトスカーナ好きということもあって、街を歩くだけで気持ちよくなってきます。天気は曇り空で雨が時々ぱらぱらと落ちてくるような不安定な感じです。

本日は午前中はドオウモの階段を上り、街が一望できるクーポラの頂上まで。らせん階段を上るのは、かなり足に負担がかかりましたが、上ったときに見えた美しい街並みで癒されました。屋根の色がオレンジに統一された絵画のような風景は、何回観ても良いものです。

12時からは予約していたアカデミア美術館へ。ここはダビデ像の本物が展示されていることで有名です。360度ダビデ像を眺めることができました。予約で早く入れましたが、平日のこの時期だと予約なしでも問題なさそうでした。

その後ランチのレストランをキャンセルし、中央市場を見学。これが楽しい。トリュフオイルとかポルチーニの新鮮なもの、グラッパにヴィンサント・・・美味しい食材が一杯です。試食したり試飲したりして、食材を買い込み、惣菜屋さんで売っているサンドイッチとプラスティックカップに入った赤ワインでファストフード風にランチにしました。

夕方はウフィッツィ美術館へ。こちらも平日の夕方のせいか行列はありませんでした。とは言え、予約があったので安心ではありました。アカデミアに比べるとやはり込んでいます。

そして夜は、フィレンツエ在住のWさんご夫妻とブッカマリオというお店で4人でディナーです。

フィレンツエに住んでもう5年目というWさんはすっかり現地の人になっていました。美術の学校で版画の勉強をしているとのことでしたが、イタリア人のご主人と結婚されて幸せそう。ご主人は日本語が少しだけ。「西船橋!」がお気に入りのフレーズでした。

伝統的なフィレンツエ料理ということで、ステーキにも挑戦しました。5cm近い厚さのおそらく400gくらいある肉が1人前。もちろん全部は食べられません。日本のステーキとは違って、赤みの肉をレアに近い状態で食べます。塩だけのシンプルな味ですが肉の旨みを堪能することができました。

さてWさんご夫妻にイタリアのチップ事情を聞いてみました。というのもローマからずっと不思議だったのですが、イタリア人はレストランでチップを払っていないように見えたからです。ガイドブックなどには5%程度をテーブルに置くか、カードに追加して払う、と書いてありましたが、Wさんは一言「チップは普通はあげません」と。

イタリアではコペルトというパン代とテーブルクロス交換代(日本でいうお通し?)が入っていることが多く、特別なサービスがあって自分が払いたいと思わなければ必要ない、そうです。米国では10%が当たり前。NYでは15%近く払っていた記憶があるのですが、そんなものなのでしょうか?

元々感謝の気持ちですから、いつも義務的に払うというのは矛盾した考えではあるのですが。場所が変われば風習も変わるのだと思いました。

食事の後、ミケランジェロ広場の夜景を観に車で連れて行っていただきました。街が一望できる高台からの夜景。フィレンツエは何回来てもいい街です。また来たいと思いました。

お世話になりましたWさんご夫妻、ご紹介いただいたWさん、ありがとうございました!

明日はミラノに向かいます(「世界の車窓から」風に・・・)

<食事メモ>
朝 ホテルでパン、ハムとチーズ、フルーツ盛り合わせ、カプチーノ
昼 マーケットでお店の特製サンドイッチと赤ワイン
夜 ブーカマリオでディナー

投稿者 shinoby : 15:09 | コメント (1) | トラックバック

2008年11月12日

フィレンツエの驚きのレストラン

フィレンツエは雨が降ったりやんだりの天気でしたが、午後から早速駅の西側の観光客があまり来ないエリアにあるアルマンドというトラットリアでランチをしました。創業50年という老舗らしいのですが、飾らない雰囲気でモチモチのパスタを堪能できました。フリットの盛り合わせはちょっと重かったのですが、アットホームな雰囲気の良いお店でした。

それからポンテベッキオ、ドウオモ、シニョーリア広場、を歩きながらグルリと。フィレンツエは街が小さいので歩いているとすぐに目的地に着いてしまいます。

そして夕方はこちらの薬局の本店へ。日本でも3店舗が展開され、人気のお店のようですが、本店の入り口からのアプローチは幻想的で美術館に入っていくかのような気分を味わえます。商品は日本でもほとんど手に入るようですが、値段がかなり違うというのがお店の方の説明でした。テスターで香りを楽しんでからルームコロンを購入。

その後出かけたレストランがさらに不思議な場所でした。

フィレンツエの有名レストランなのですが、とても変わっていました。

まず場所が不便です。中心部から歩いて20分近くかかり周囲は住宅地のような場所でした。そしてメニューがありません。お店の方が椅子に座って口頭で説明します。前菜が6種類、メインは10種類以上あって正直言って選びきれません。さらにお店のサービスと言って前菜の前に小皿に盛られたアミューズが5品出てきます。これだけでも結構なボリューム。全ての料理が手が込んでいて、イタリアンというより創作料理に近い感覚です。トマトのプリンが特に気に入りました。甘みと酸味のバランスと滑らかな舌触り。

メニューにはパスタがありません。しかしそれを感じさせない素晴らしい料理が食べられました。魚のスパイシーなスープは甲殻類の旨みがたっぷり入っていて、香辛料の香りと味のアクセントが病みつきになりました。そして何といっても秋の2ヶ月間だけの料理ポルチーニのホイル蒸しが最高でした。ホイルに包んで蒸した巨大なポルチーニにパンをちぎって入れ熱々を食べるのですが、きのこのトロトロ感が味わったことの無い食感と香りで圧倒されました。ちぎったパンがスープを吸ってこれまた美味しい。9月中旬から11月半ばまでの季節料理のようです。

ここまででお腹一杯。と思ってデザートをパスしたのですが、またお店のサービスです、と出てきたチーズケーキに驚かされました。レアなチーズケーキにオレンジのトッピング。普通のケーキなのですが、チーズの塩気とトッピングの甘酸っぱさが組み合わさって、これもとまらない味でした。結局お腹一杯と言いながらケーキも気が付けば完食。

シェフとホール長は実は親子と聞いてびっくりしましたが、単に美味しいという枠を超え、驚きや感動を与えてくれる質の高いエンターテインメントを家族経営で提供している。ここにしかないすごいお店でした。

(写真が掲載できないのが残念です)

チブレオ
Cibreo
Via A. del Verrocchio 8r
055-2341100

<食事メモ>
朝 ホテルでパン、ハム2種、チーズ2種、梨、カプチーノ
昼 フィレンツエのトラットリアアルマンドで赤ワイン。レバーのクロスティーニとパスタ2品(ピッチの肉のパスタとリコッタチーズとほうれん草のニョッキ風)、うさぎと鳥と羊の脳みそと野菜のフリットの盛り合わせ
夜 チブレオでディナー

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2008年11月11日

名店はわかりにくい場所にある

ローマに2泊していますが、まだ時差ぼけです。4時すぎ(東京のお昼)になると目が覚めてしまいます。逆に夜は11時になると自動的に活動停止する状態です。

ローマ観光と言えば、フォロロマーノ、コロッセオ、スペイン広場、トレビの泉、パンテオン、ナボーナ広場・・・と切りがありませんが、絶対に外せないのがバチカン美術館とサンピエトロ大聖堂です。バチカン美術館は予約しておいた方が良いというアドバイスで10時半からの入場を事前予約しました。

ホテルからメトロで15分ほど。歩いて10分程度でしょうから30分で到着。万が一迷ったことも考えて集合時刻の45分前にホテルを出発しました。ところが、地下鉄の駅が閉鎖されています。理由はわかりませんが、どうやらストライキの様子。そこで予定変更して歩いて向かうことに。地図で見ると丁度40分程度で行けそうだったので、歩き始めたのですが、これが時間ギリギリに。最後はバチカンの坂を猛ダッシュで走り、集合場所に数分遅れで到着しました。

結果から言えば、全然焦る必要はなく、余裕で間に合ったのですが、遅れると待ち行列に並ばないといけないし、チケットも無効になってしまうので必死でした。

バチカンを堪能し、歩いてふらりとランチのお店でローマの名物、アマトリチャーノとカルボナーラ、それにサルティンボッカを赤ワインと。

その後も歩き回り一旦ホテルに戻って休憩。夜8時の予約で向かったのはカラスミ(ボッダルガ)のパスタが日本人の間で評判のお店でした。

こちらのお店なのですが、とにかく場所がわかりにくい。地図を見ながら探したのですが、結局道を聞きまくって何とか30分遅れで到着しました。薄暗い照明で目立たない、いぶし銀のようなお店。ウェブのメニュはイタリア語だけですが、お店のメニューには英語も併記されています。

事前に調べておいた、ボッダルガのパスタとトリュフののった牛肉のカルパッチョは決めて、それにモッツエレーラチーズとカラスミ、ナスとモッツエレーラの前菜、と自分の好きなもの中心に注文しました。他にもタルタルなども人気のようでした。

カラスミのパスタは予想を超えた深い味でした。オリーブオイルになじんだ細かいアンティチョーク(らしい)が、カラスミの香りと一体化して洋風かつお節とでも言いましょうか。複雑でコクのある味になっています。パスタは完璧な固さで、食べると口の中から唾液があふれ出るような感動がありました。東京で味わったことの無い最高のパスタです。

しかし、さらに驚いたのはデザートでした。メニュを見て気になったものがあったので、説明をしてもらうと、隣の席の老夫婦が食べているものを指差されました。カントゥッチとヴィン・サント・キャンティというメニュで固いカントゥッチを甘酸っぱいヴィン・サントに浸して食べるデザート。これに完全ノックアウトされました。

ワインはグラスで注文しましたが、白ワインを注文する毎に別のものにしてもらえました。グラスで何種類か頼んでも、レベルの高いワインで色々楽しめると思います。4杯くらい飲むとボトルと値段は変わらなくなってくるので割高ではありますが。。。

高級店ではなく、知られざる名店はわかりにくい場所にあるという法則はローマにも当てはまりました。このお店ローマに行かれたら是非!と太鼓判が押せるお店です。というより、我々も次回いつ来られるのだろうか、と真剣に考えるほどの満足感がありました。予約をしてお店の場所の確認を入念にしてどうぞ!

※これからフィレンツエに移動します。通信環境によってブログ、メールなど更新・返信できない可能性がありますがご容赦ください。

イル・バーカロ
Il Bacaro
Via degli Spagnoli 27
06-6864110

<食事メモ>
朝 ホテルでパン、ハム2種、チーズ2種、梨、コーヒー、カプチーノ
昼 通りすがりのお店でアマトリチャーノ、カルボナーラ、サルティンボッカ、アンティチョークの素揚げ、モッツエレーラのフリットに赤ワイン
夜 イル・バーカロでディナー

投稿者 shinoby : 13:23 | コメント (1) | トラックバック

2008年11月 4日

時代は変わっても変わらない味

サンタマリアデッレグラツィエ教会の「最後の晩餐」の予約に関しては、コメントやメールでたくさんの情報をいただきました。ありがとうございます。イタリアに在住されている妹さんに頼みましょうか?というありがたいメールを送ってくださった方まで・・・。本当に感謝です。ご指摘の通り、ネットでの予約も発見したのですが、既に11月は完全に予約で一杯。

電話は別枠があるという情報もあり、リダイヤルで電話をミラノにかけまくってみたのですが、いつも話し中でした。そこで、ダメ元でミラノに予約してあるホテルにメールでお願いしてみました。すると、なぜかあっさり予約できましたよ、とメールが。

どういうことなのでしょうか?地元枠なのか?それとも直接窓口に行けば別枠があるのか?何だか理由はわかりませんが、とにかく何とかなりました。(理由は現地で聞いてみようと思います)

それにしても予約しないと観光もできないヨーロッパ旅行・・・時代は変わったものです。

時代は変わったといえば、週末食べたラーメンは30年近く前に食べたときと変わらない味でした。

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渋谷にある熊本ラーメンの店「桂花」です。このお店は高校時代に新宿にあるお店にクラスメイトのY君に連れて行ってもらったのが最初の出会いです。当時は650円(たぶん)だったターロー麺は950円になっていましたが、その味は変わりませんでした。

生煮えのような固い麺に濃厚なスープ、生キャベツとターローそれに海藻やらメンマやらがのっている、一風変わった味わい。高校、大学、社会人と数年に1度食べたくなって入るのですが、お店の雰囲気、味、価格以外がすべて昭和の雰囲気です。

少し寒くなって暖かいものが食べたくなり、時間があまりなく、慌てて入ったお店でしたが、ひと時のタイムスリップ気分を味わうことができました。

ヨーロッパからラーメンへ・・・強引な内容で失礼しました(でも本当においしかったです。)

桂花 渋谷 センター街店
渋谷区宇田川町27番1号
03(3462)5231

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2008年10月23日

広尾の名店 CICADA

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<業務連絡>
投資手帳をお使いの方のためのページ(毎週更新)、投資手帳ブログに新しい記事をアップしました。ウォーレン・バフェットさんのお話です。投資手帳の156ページにも登場しています。
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広尾の外苑西通り沿いにあるCICADAに久しぶりに行ってみました。お店の中が暗いので料理の写真を撮影することができませんでしたが、一見広尾らしい小洒落たミーハーチックな地中海料理のお店ですが、お酒も料理もしっかりしていて、その割にはリーズナブルな価格でおススメできます。

元々はイ・ピッセリというイタリアンがあった場所だと思うのですが、雰囲気はその頃とあまり変わっていません。間接照明が印象的で横長の窓から見える車の流れが一昔前の東京を感じさせます。

地中海料理といってもファミレスのような料理ではなく、一癖あるメニュが並んでいます。全体にスパイスがしっかり効いていて、アクセントのある料理が多く、私好みの味でした。その中でも気にいったのが羊肉の入ったタジンです。クスクスと一緒に運ばれてきて、カレーライスのようにかけて食べるのですが、ハチミツが入っているということで上品な甘みがありました。タジンは鶏肉や魚貝が入ったものも用意されており、このお店の名物のようです。

ワインもシチリア産のリーズブルなものが見つかり、大満足。それから、このお店はオリーブオイルの品揃えが凄いです。お店の特製の薄焼きのパンにつけて食べてみましょう。

調子に乗ってパンを食べ過ぎたせいで、デザートにたどり着く前にお腹に入らなくなりました。

お店の雰囲気、料理とお酒、そして価格、3拍子揃った名店です。

CICADA (シカダ)
03-5447-5522
東京都港区南麻布5-2-40 日興パレス 1F

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2008年10月11日

ピッツアもやはり最高だった

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現在発売中のBRIOでパスタの美味しいお店として紹介した、イル・ルポーネに出かけました。今回は友人夫婦がジョインし、はじめて4人で行きました。

ピッツアの窯のある本格的なナポリピザのお店なのですが、ボリュームがありすぎて、どうしてもパスタを2品食べてしまうとピッツアまでたどり着けないのが残念でした。今回4人で出かけ、前菜からパスタ、ピッツア、ドルチェまで心ゆくまで楽しむことができました。


ピッツアを注文ということで、お店の方から当店の人気ナンバー2ということですすめられたのが、ビアンカ・チッチョリ(写真)です。ナポリ風チャーシュー・モッツァレッラ・パルミジャーノ が入っているという説明ですが、このチャーシュー(決して中華風ではありません、バラ肉のラード煮のことらしいです)がやわらかくジューシーでモチモチの生地と一体化して今までの味わったことのないうまさを感じました。

口の中が「モチモチ、フワフワ、ジュワー」という感じで、甘い味と香りが口の中に広がります。思わず赤ワインを飲みたくなってしまうのです。

パスタもいつもの通り、完璧な茹で具合と塩加減、やはり魚系パスタは外しません。思わず白ワインに続いて、赤ワインを2本空けてしまいました。

相変わらず満席で予約が取りにくそうなお店。酔っ払っていたせいか、次回の予約をうっかり忘れてしまいました。イタリアンは気のおけない人たちとワイワイ食べるのも良いですね。

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2008年10月 2日

赤ワインはボルドー?ブルゴーニュ?

赤ワインが恋しい季節になってきました。つい2週間前まではまだ蒸し暑かったりして、イタリアの白ワインが美味しいと思っていたのに・・・。

赤ワインと言うと、やはり2大生産地はボルドーとブルゴーニュ。どちらもフランスですが、私はブルゴーニュ派です。あのビロードのような滑らかな舌触りとすみれのようなインクのような独特の香りを感じるだけで幸せな気分になります。ワインは媚薬です。

そんな憧れのブルゴーニュですが、毎年11月に開催されるこのお祭りに今年参加しようと計画しています。このブログをお読みの方で、今年の栄光の3日間に行かれるかた、もしかしていらっしゃいますか?為替とワイン価格自体の上昇ですっかり手が出しにくくなってしまいましたが、現地ではどうなのでしょうか。

一方の、ボルドーと言えば、以前【新版】グルメ設計塾のイベントでワインの解説をしていただいた松浦さん(ポイントを押さえた歯切れの良いお話は大評判でした)もボルドー大学で資格を取得されたような。。。

その松浦さんがこんなDVDを発売したとのこと。売れ行き好調のようです。

しかも「内藤さんからご紹介いただいた方には、ビジネスワインマスター1セットの定価 36,000円(税込み)のところ、特別価格 34,200円(税込み)送料無料にてご用意させていただきます。」とうれしい特典をいただきましたのでブログをお読みの皆様にご紹介させていただきます。

割引が適用されるために、「お申込みはこちら」をクリックして、必要事項をご入力していただくとき、以下の点にお気をつけ下さい。

1)注文欄で、「ご紹介コード」を必ずご記入ください :  WINE
(半角大文字でご記入ください)
※コードの記入により、ご請求価格が、自動的に 34,200円に変ります。

2)Step5にある、「■この商品をお知りになったきっかけ」のところで、
「ご紹介者名」をご記入ください :  内藤忍 

ワインを勉強する第一歩に。よろしければ、どうぞ!

(写真は最近食べて美味しかった料理。本文とは直接関係ありません)

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2008年9月29日

肌寒かった札幌

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<業務連絡>
皆様へのお願いですが、メールやコメントで続々とご意見をいただいています。ありがとうございます!引き続きお待ちしております。
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セミナーに出席するために、金曜日の夜に札幌入りしました。26日の東京の日中は少し蒸し暑い天気だったのですが、札幌は飛行機を降りた瞬間に「寒いっ」と感じました。もう冬の入口のような天気です。長袖のシャツとジャケットでちょうど良いくらいの肌寒さでした。

翌日の、土曜日のセミナーは会場の後に補助椅子を追加するほどの盛況でした。ご来場いただいた皆様、どうもありがとうございます。現状の相場環境の中でのこれからの投資戦略についてお話しましたが、参考にしていただける情報があれば幸いです。

ところで前日、セミナーの仕事で同行している3人で行ったのは、2年前にもお邪魔した懐かしいこちらのお店でした。

一見の観光客なら絶対に入らないようなマニアックな場所にありますが、新鮮な海の幸が東京では考えられない価格で食べられる札幌では外せないお店です。飛行機が遅れたりしてお店に入ったのが9時半近かったのですが、お客さんが誰もいなくなるまでひたすら食べまくりました。

料理はお店の方にお任せ。すると、とうもろこしから始まり、カニの盛り合わせ(すごい量でした)、刺身の盛り合わせ、焼き魚3種(きんき、ほっけ、サメガレイ(これが絶品))、うに・いくらご飯とお腹一杯になったのですが、一番感激したのが、途中で出てきたアワビの肝(写真)でした。いくつかのアワビの肝を集めて殻に入れて出てきたものですが、臭みのまったくないコリコリとした味わいととろんとした粘りが独特の歯ごたえで、1口食べると無性に辛口の日本酒が飲みたくなる、そんな味でした。これはお酒が止まりません。

3人で散々飲んで、食べて、会計はお酒もすべて込みで全部で3万円丁度。ちょっと贅沢価格ではありますが、東京では味わえない絶品の味わいを考えれば、大満足でした。

このお店では予算を事前に言って、予約しておくことを強くおススメします。観光客相手のお店よりずっとリーズナブルに北海道の味が堪能できます。

味処まつまえ
札幌市中央区南4条西5丁目
第2観光会館4階
011-552-0258
定休日 日曜日・祝日

投稿者 shinoby : 05:42 | コメント (0) | トラックバック

2008年9月26日

BRIOに載らなかったパスタの美味しいお店

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<業務連絡>
明日は札幌でセミナーを開催いたします。ご来場の皆様、会場でお目にかかるのを楽しみにしています。
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今月発売の「BRIO」11月号の最高のパスタ特集で3つのお店を紹介させていただきました。中目黒、恵比寿、代官山と地域は偏っていますが、アットホームな「イルルポーネ」、カジュアルな「ビゾーニョ」、そして有名店の「カノビアーノ」とバランス良く3店をピックアップしました。

それぞれのおススメメニューが雑誌では紹介されていますので、注文するときに外さないように注意してください。

実はBRIOから依頼があった時、1つのお店をすっかり忘れてしまっていました。外苑前にあるこちらのお店です。

古びたビルの地下にあって、狭くて古い店内は青山のお洒落な雰囲気にはそぐわないお店です。お店の方も愛想が悪いとは言いませんが、快適な接客とも言えないような微妙な感じです。

それでもパスタを含めた、料理のクオリティとリーズナブルな価格、そしてワインの品ぞろえはとても魅力的なお店です。もしかしたらこのお店を3店の中に入れるべきだったかもしれません。

私が好きなお店は、「値段が高すぎない」「個性が強い(クセがある)」「軽快な味付け」という特徴があり、万人向けとは言えないかもしれません。カノビアーノのあの一品などは誰でも気に入ってもらえると思いますが(ただし本店に行きましょう)。

皆様のおススメパスタのお店があれば教えてください。「イタリア通」ではなくただの「パスタ好き」からのお願いです。

投稿者 shinoby : 05:01 | コメント (1) | トラックバック

2008年9月25日

<業務連絡> いま最高のパスタはどこに

24日発売の最強の男性誌「BRIO」で取材記事が掲載されました。裏話はまたブログでご紹介したいと思います。

投稿者 shinoby : 09:13 | コメント (0) | トラックバック

ゴージャスなランチ@自分の机の後で気がついたこと

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最近は忙しい日が多く、ランチを買ってきて自分の机で仕事をしながら食べることが多いのですが、オフィスの近くの大丸東京店でこんな物産展があると言うのを聞き、お願いしてお弁当を買ってきてもらいました。

1680円の豪華なお弁当は、肉厚のホタテが中心、その周りにカニといくらがてんこ盛りになった何とも北海道らしい一品。シンプルなのですが海の幸の威力はすごいです。夢中で食べていると簡単に平らげてしまいました。もっと食べることに集中すればよかった、と後悔するほど脊髄反射のように無意識に食べてしまいました。

このフェアは29日の月曜日までのようですから、お近くのオフィスの方はいつもと違うちょっと贅沢なランチをいかがでしょうか?

私が買ったお弁当は清美屋さんというお食事処が出しているものでした。ホタテはたれ味よりも塩味の方が好みですし、新鮮さから言ってうによりはいくらが良いかなと個人的には思いました。

食事が終わって思い出したのは週末にマネックスのセミナーで札幌に行くことです。前日の夜遅くではありますが札幌に入る予定ですので、今日敢えてゴージャスなランチをする必要があったのか?

お弁当はとても美味しかったのですが、何だかちょっと複雑な気分になりました。お昼に美味しいカレーを食べたら、家の晩御飯もカレーだった、そんな気分です。

投稿者 shinoby : 05:20 | コメント (0) | トラックバック

2008年9月23日

「ぶるたま」さんと10月9日に

ワインが好きで、その中でもブルゴーニュの赤ワインが好きなのですが、最近は価格が高騰していてなかなか飲む機会がありません。それにブルゴーニュワインにはハードルが高いのです。というのは、とにかく分類が複雑でどれがいいワインなのかわかりにくい。また、保存状態などで味わいが変わってしまう繊細さもあり、自分で目利きして購入するのは正直自信がありません。

そんな私が数年前からずっと愛読しているメルマガが、西方さんがやっている「ぶるたま」(ブルゴーニュ魂)です。実は管理人の西方さんとはメールで何回かやり取りをさせていただいたことがあるのですが、お会いしたことはありません。西方さんは、ブルゴーニュワインの恐るべき知識をお持ちの方ですが、私のいとこが造っている機山ワインも気にいっていらっしゃるようで、親近感を持っていました。

そんな西方さんと10月にこちらのイベントでお会いすることになりました。私が参加者としてワイン会に出席することにしたのです。会費は安くはありませんが、例えばネットで「シャンボール・ミュジニー  アムルーズ ルーミエ 1988」と検索していただければ、西方さんの良心的な価格設定をおわかりいただけると思います。

最高のグラス(お店に持ち込むらしいです)に最高の解説、それに最高の状態になっているであろうワインを楽しめると思うと、楽しみです。

まだ、残席があるようですので、このブログをお読みの方で、日程の合う方、一緒に参加しませんか?といっても私も1参加者です。グルメ設計塾とはまた違った展開が楽しめると期待しています。今回は料理ではなくワインが主役ですから・・・。

お話が盛り上がればブルゴーニュツアーの企画なども・・・。

ご興味ある方は直接、西方さんまで
nishikata@par.odn.ne.jp
(Shinobyのブログ見て、と書けばいきなりメールしても、怪しまれないかもしれません)

参加者の皆様、ブルゴーニュワインとの楽しい時間をシェアできるのを楽しみにしています。

投稿者 shinoby : 06:39 | コメント (0) | トラックバック

2008年9月20日

一貫性から価値が生まれる

休日出勤が続いていたので、少しリフレッシュしたい。そう思って平日にお休みを取って箱根にあるオーベルジュに出かけました。

オーべルジュといえば最も気に入ってリピートしているのは修善寺にあるここですが、最近雑誌などで紹介されることが多くなり、人気沸騰。予約が取れなくなりました。

ということで、今回出かけたのが箱根にあるRというオーベルジュでした。

夕方到着すると、広々とした空間の味わい深い建物がありました。3年前に開業ということですが、建物は居抜きの雰囲気。聞いてみると、かつて会社の役員用の施設だったものを買い取って改装したとのことでした。部屋はリノベーションされていて、清潔感がありました。

2階にあるレストランで食べるフレンチもボリュームがたっぷりで味もまずまず。自家製のパンが一番印象的だった、というのは少し残念ですが、最後まで飽きることなく食べられました。ラングドックのワインも料理に合った満足できるものでした。従業員のサービスも良く気持ちよい時間がすごせました。

しかし、このオーベルジュ、何かが足りないのです。それは一貫性ではないかと思いました。

例えば、オーベルジュなのに部屋にお風呂がありません。せっかくの天然温泉なのに大浴場まで入りにいかなければならないのです(大浴場のお湯は箱根の良い温泉でした)。しかもそのときにはまた洋服に着替えていかなければなりません。温泉旅館なら浴衣で行くところでしょうがここではそうはいきません。

部屋にマッサージチェアがあったりします。以前の役員用施設のときの名残なのかもしれませんが、温泉旅館っぽい雰囲気。使ってみましたが、これは必要ないでしょう。

部屋のインテリアの統一性がありません。恐らく以前は和室だったものを改装しているのでしょうが、ポット、冷蔵庫、ワインセラー、ティッシュボックス、テレビ、DVDプレーヤー、すべてが何だかバラバラでした。

つまり、一貫性が感じられないことが何だか勿体ないと思いました。「オーベルジュ」という言葉からイメージされる、お洒落なお部屋でゆっくり時間を過ごし、美味しい食事を楽しみ、心身をリフレッシュさせる、ヨーロピアンな雰囲気で統一されていないのです。

例えば、料理旅館というコンセプトにして、和室と温泉を前面に出し、料理はフレンチにこだわらず、地元の美味しいもので統一、という方が一貫性が生まれるのではないかと勝手に思ってしまいました。せっかくの良い素材が組み合わせ方法によって付加価値をうまく生み出せない。そんなもどかしい宿なのです。

ホスピタリティビジネスにおいては、最上級のレベルでないとしても、統一されたコンセプトが存在し、ピッタリ合っているとそこに価値が生まれる、そんな感想を持った今回の小旅行でした。


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2008年9月15日

パオズ(包子)

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久しぶりに家でのんびりと。

お昼にパオズというのを作ってもらいました。日本で言えば中華まんじゅうということでしょうか。しかし、この日のパオズはかなり本格的でした。というのもウー・ウェン先生の教室で習った方法で作ったらしいからです。

出来あがった肉まんは、具材に豚のバラ肉が使われています。ミンチ肉ではなくバラ肉を家で小さくカットして使うらしいです。そのためか、一口食べると、中からジューシーな肉汁が溢れてきて、これがたまりません。醤油やマスタードなどは一切つけず、具材の味だけでおいしく食べられます。これをあっという間に3個ペロリ。

さらに野菜と海老の入った小さなまんじゅうやデザートの甘いものが入ったのも食べて、お腹はすっかり一杯です。昨日のバーべーキューに引き続き連日の大食。食欲の秋全開モードに突入してしまいました。体重も大台に突入してしまったので、これは対策を考えないと。。。。

作り方は「北京小麦粉料理」(アマゾンのレビューがすごい)の126ページに説明されていますが、小麦粉とイーストと塩、砂糖だけで作るのは傍目で見るよりスキルが必要なようです(それにしてもこの本、食べたいものが一杯で作らない私でも楽しめます)。お会いしたことはありませんが、本からも人間味あふれるお人柄が伝わってきて、ウー・ウェン先生が主宰する紹介制の料理教室に希望者が殺到している理由がわかりました。

「粉」は単純なようで奥が深い材料です。

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2008年8月21日

美味しいだけに惜しい

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夕食を急遽一人で食べることになり、久しぶりに鳥繁に行くと、なんと満席。あきらめて、目黒通りをさらに碑文谷方面に歩いて行くと、前から気になっていた一軒の和食のお店を見つけました。

バスに乗って途中下車しなければ行く機会の無いお店です。これもご縁か、と予約もなしに一人でふらりと入ってみました。

小じんまりとしたお店にはお客さんは誰もいません。お店のご主人も、無愛想で少し怖い感じ。とっても、いや〜な予感がしました。こういうときは、安全策を取ってお酒よりビールです。

エビスを飲みながら、メニュを見ると、何と単品がありません。通常のコースが2つ、それに品数の少ないカジュアルなコースがありました。通常のコースはお酒を飲むと1万円を超えそうです。そこで、今回はカジュアルで一番リーズナブルなコースを注文しました。それでも5000円と強気な価格設定でした。

狭い空間にお店の人と私だけ。店内では黙々と料理が作られています。沈黙が流れる、微妙な空気の中、料理が出てくるまで、ビールを飲みながら、原稿のチェックをすることにしました。何だか時間の過ぎるのが長く感じられます。

料理は客が私だけだったせいもあるのでしょうが、すぐに出てきました。最後の食事の前にまず3品出てきましたが、食べてみてお店に対する見方が一転しました。クオリティが予想を大きく裏切る高さなのです。

「これは、うまい!」

原稿をカバンにしまい、食べる方に集中することにしました。ビールも知らないうちに飲みほし、お店の特選の焼酎をロックで追加。うにと山芋の一品、秋のさんまを使った一品、そして鯛の皮を使った一品、とどれも満足。お店の印象と料理の味にこれほどギャップのあるお店は珍しいものです。

そして、最後に出てきたのが鯛メシです。注文を取ってから土鍋で炊き上げたと思いますが、おコゲと魚の風味がマッチします(写真)。これに魚の出汁で作ったスープをかけてお茶漬けのようにサラサラと食べるのです。最高でした。思わずおかわりをしてしまいました。そして〆のデザートまでいただくとカジュアルなコースどころか、お腹が一杯になりました。

完成度の高い食事と寡黙で職人気質なご主人。お店のかわいい名前と目黒通り沿いの不便な立地。コースのみの強気の価格設定と小じんまりとしたお店の内装・・・。

良いお店なのに何だか惜しい、そんな感じです。

鯛メシをはじめとする料理はまた食べたい、と思いましたが、どんなシチュエーションでこのお店に行くことがあるのか、が考えにくいのです。

恵比寿や広尾のちょっと不便な場所で、愛想の良い接客担当の人と2人でもう少し広いお店にすれば、この価格とクオリティなら、きっと流行りのお店になるのではないか。そんなことを勝手に考えてしまうような、統一感の無さが勿体無いお店でした。

お店は目黒消防署の近く。キーワードは「鯛」です。

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2008年8月16日

予約の取れないレストランで確実に予約する方法

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<業務連絡>
ジェラートプレゼントに当選した、Naomyさんからメールをいただきました。バラのフレーバーが食べるアロマテラピーのようにさわやかでした、とのこと。フルーツと一緒に撮った涼しげな写真まで見せていただきました。ありがとうございます。
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ようやく予約を取ることができました。お盆で空いているからだろうと思い、お店に行ってみると、お盆だと言うのにこのお店はまったく関係の無い混雑ぶりです。普段のお店はどうなっているのか?以前よりさらに人気がアップしたのではないかと思いました。

久しぶりに食べる味は相変わらず突出しています。特にシーフードの前菜、パスタはこのお店ならではの絶妙の塩加減が素材のうまみを引き出しておりたまりません。

夏なので白ワインを頼みましたが、選んでいただいた2006年のle Busche(レ・ブスケ マルケビアンコ)というワイン。お店の方の説明の通り、シャルドネをこってりと濃くしたようなとろりとした味わいで料理と暑い夏にぴったりでした。

それにしてもお店にいた2時間あまり、席は結局一度も空くことはありませんでした。恐るべしです。そんな人気店になっても味もスタッフの笑顔も変わらないところがこのお店の魅力です。

そんな訳で、帰る時に2ヶ月後の予約を取っておきました。さすがにそこまでは予約は入っていないようです。お店に来たら次回の予約をする。この方法なら確実に予約することができるのです。

10月にはまたメニューが変わっていることでしょう。週末のハードなスケジュールに向けて心の充電をすることができました。

トラットリア・ピッツェリア
イル ルポーネ
目黒区中目黒2-10-19 1階
03-5722-6789

営業時間(月曜定休)
<平日>
ディナー:18:00〜24:00(L.O)
<土日祝日>
ランチ:12:00〜14:30(L.O)
ディナー:18:00〜22:00(L.O)

投稿者 shinoby : 07:35 | コメント (1) | トラックバック

2008年8月 3日

生ハムピーチ

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久しぶりに外での仕事の無い週末です。といっても家にいてもやることはたくさんありまして、それはいずれまたこのブログでもご紹介していきたいと思いますが、今週末は皆様にアンケートでご協力いただいた投資手帳の原稿がヤマを迎えています。

手帳というとレイアウトを決めて前と後ろに簡単なテキストを掲載すれば簡単にできるのでは?と思いがちですが(私もそう思っていました)、今回の手帳は担当の原さんの気合いが違います。あの勝間和代手帳と一緒に並べられる、ということもあっていつにも増して内容の濃い使える手帳にしようとさまざまなアイディアを限られたスペースに込めています。

時間もそろそろ押してきて、本を一冊書くよりも何だか大変な気分になってきましたが、週末に原稿のドラフトを完成させ、来週からは印刷見本などの確認を始めないと10月の発売には間に合わないのです。

そんな慌ただしい自宅での週末でしたが、ランチに食べた意外な組み合わせがおいしかったのでご紹介します。

生ハムメロンならぬ生ハムピーチです。写真が暗くていま一つなのですが、真中のチーズをはさんで生ハムと桃が写っています。この桃と生ハムを一緒に口の中に入れるととても不思議。生ハムの塩味とピーチの甘くてとろっとした食感がマッチします。

生ハムはできれば切りたてのフレッシュなものを。ウェット感のある方が口の中で混ざりやすく味わい深く楽しめます。そして桃は少し熟れすぎくらいのものを。酸味よりここは甘みで勝負です。この日のピーチはかなり熟れていて、いちじくのようなとろける感じに仕上がっていました。

メロンより相性が良いのではないかと思う、ピーチと生ハムを使った前菜。これに白ワイン、例えばソアヴェ・クラシコのような軽快なワインをキリッと冷やして飲むともう最高でした。

美味しいランチが楽しめましたが、午後の仕事は2時間ほど停滞する事態に。美味しいものを食べることは、人生を豊かにし、モチベーションを高めますが、美味しいものを食べた直後には逆にモチベーションが下がるようです。

ピーチは今が旬。是非試してみてください。

投稿者 shinoby : 09:23 | コメント (1) | トラックバック

2008年7月30日

銀座のビストロ

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この投信会社の社長さんと、こちらの雑誌の連載コラムでお世話になっている担当者の方、そしてFXのママトレーダーの方の4人でディナーをしました。場所は銀座。参加者の方が出版の打ち上げで以前にも行ったことがあるというこちらのお店です。

4人が一堂に会するのは初めてでしたが、それぞれは以前に会ったことがあるメンバー。共通点はお酒が好きだということです(笑)。金融関係者ということでそんな話題もありましたが、途中からはお子様をお持ちの女性2人の子育て話や、唯一の未婚者の方の将来設計の話など、話はかなり横道に・・・。

こちらのお店はワインが充実。銀座にしてはリーズナブルなお値段でフランスワインが楽しめます。そして料理も現地に近い味わいでした。写真のタルタルステーキは赤ワインとの相性も抜群で、肉の食感がしっかり残っており、卵黄のこってりした感覚にスパイスが程良く効いて外さない味でした。

銀座のちょっと外れにある小さなお店で、開店して間もないようですが、既に人気店で予約が取りにくいお店になっています。値段と料理のクオリティ、そしてお店の雰囲気がバランスしており安心して楽しめる安定感があるからではないかと思いました。実はこのお店あのワインバーシノワが作ったビストロだったのです。

銀座にありそうで意外に見つからないこんなお店。ワイン好きにはナイスなチョイスのお店でした。

ヌガ Le Nougat
中央区銀座6-12-2 東京銀座ビル
03-6254-5105

投稿者 shinoby : 05:30 | コメント (0) | トラックバック

2008年7月28日

緑ヶ丘 コルニーチェ

<業務連絡>
手帳デザインの投票は本日まで行っております。皆様のご意見をいただき、良いものを作りたいと思いますのでご協力をよろしくお願いいたします。
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前から歩いて通り過ぎる度に何となく気になっていた、緑ヶ丘のイタリアンレストランに出かけてみました。店の立地からしてほとんどは地元のお客様と思われますが、7時半に到着すると店内はほぼ満席でした。

3時間近くゆっくりとした気持ちのよい時間を過ごしせました。

接客は完璧です。アットホームな雰囲気で電話で予約をした時から、心からのもてなしの雰囲気が伝わってきます。お店でも料理の説明やワインのすすめ方など、的確でわかりやすく、安心して楽しめることができました。

料理も充実していました。5000円のコースはアラカルトからのチョイスができる合理的なスタイルです。写真は鱧とズッキーニのフリット 辛味大根のドレッシング という一風変わったメニュなのですが(一口だけ食べました)、他にも手長海老のたっぷり入ったクスクスのサラダなど魅力的な料理がボリュームたっぷりに運ばれてきます。そしてパンも香ばしく美味しいのですが、これはフランスから冷凍の生地を輸入してお店で焼いているということ。小麦の種類が日本のものと異なり、おいしく焼けるとのことでした。メインが1皿でもデザートと飲み物まで終わるとお腹はいっぱいです。

もうすぐ7周年になるそうですが、このお店には続いているだけの理由があると思いました。

まずワインリストです。緑ヶ丘という立地にもかかわらずワインはイタリアに絞り込んでいます。客層を考えてカリフォルニアやチリ、オーストラリア、フランスといった地域のワインもリストに入れたいところを敢えてイタリアに集中させています。料理も合わせてイタリアンレストランとしてのエッジが立っているのです。

そして、経営がオーナーご夫婦であることが細かい気配りになっています。接客はおそらく奥様が担当だと思いますが、家族経営で限られたスペースをしっかりマネージできていることが、大箱のレストランには無い密度の濃いお店にしているのを感じました。

実はこのお店は、こちらの焼き鳥店に何回か通っているうちに近くに見つけたお店です。入口に大きなガラスがあって開放感のあるエクステリアが気になっていたのが、ついにお邪魔してしまったのですが、エクステリアのオーラそのままのお店で満足しました。

お近くにお住いの方は是非!

Cornice コルニーチェ
東京都世田谷区奥沢2-25-2 メゾン・ド緑ヶ丘 1F
03-5731-3738

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2008年7月21日

夏のイタリアン

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東京で一番気に入っているイタリアンのお店、イル・ルポーネですが、最近予約がまったくとれなくなりました。1週間前でもほぼ不可能。以前は前日くらいで何とか席が確保できたものですが・・・。少し不便な場所にある小さなお店なのですが、料理とお店のスタッフ〜の方の笑顔が魅力的なのです。

週末に予約をしたところお盆の頃にやっと予約ができました。何と1カ月先!それも時間帯が少し遅めにならないと空かないとのことで相変わらずの人気です。

そんな夏のイタリアンと言えば、カプレーゼです。

フルーツトマトにモッツェレーラチーズをはさみ、オリーブオイル、塩、胡椒、で味付け。最後にバルサミコ酢をトッピングしてバジルをのせれば出来上がりというシンプルな料理ですが、それだけに奥が深いのです。

フルーツトマトは甘みが凝縮されたものを選ばないと味に深みが出ません。そしてチーズもフワフワのきめ細かなものを選ばないとゴムのような固まった粗悪品があったりします。D&Dに入っているのが一押し(らしいです)。

トマトとチーズの切り方もそれぞれ方法があるようですが、写真のように厚めに丸く2つを同じ大きさに並べていくのが口の中に入ったときの食感がバランスよく味わえるように思います。

夏に最高の料理ですが、これを食べるとやはりワインが飲みたくなります。高級なワインではなくソアベ・クラシコ・スペリオールあたりの酸味のきいた軽くて香りのよいものがピッタリ。

いやー、おいしいイタリアンは最高ですね。作るのは専門家にお任せして、私はもっぱら食べる方専門です。

投稿者 shinoby : 08:37 | コメント (1) | トラックバック

2008年7月18日

最近食べた美味しいもの

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今週お会いした複数の方から「最近Shinobyにおいしいものが出ていないね」と指摘されました。【紹介記事】をアップすることが多くなって、相対的に比率が低くなったのかもしれません。

前にも何回かご紹介しましたが、夏になると一層おいしく感じるのがこちらのお店のカレーです。

ランチではなく夜行ったのですが、単品だとあまりたくさんの種類が楽しめないのでダバミールズ(バナナの葉に盛られた南インド式カレー定食、2100円)を注文したのですがこれが正解でした。真中に白いバスティマライス(長粒米)があって3種類のカレーやサラダと一緒に楽しめる一品です。同じものでベジタリアン向け(2000円)もありました。こちらは辛さが控えめになっているそうです。

カレーマニアと言うほどではありませんが、カレーは好きな食べ物の一つです。京橋界隈では八重洲地下街にあるこちらのお店のキチュリも好きですが、カレー自体の風味や味はダバが好みです。

ダバのグループ店舗である昭和通り沿いのこのお店のチキンもイケています。

これだけカレーの写真を見ていると、また今日のお昼もカレーが食べたくなってくるから不思議です。お店でお会いする方がいたりして、それも何だか照れくさいものです。

カレー三昧で紹介しましたが、今週食べたもう1つ美味しかったものはイカスミのパスタでした。この2つを見ていると、今度はイカスミのカレーパスタなんか食べたくなってきます。昔どこかで食べた記憶があるのですが、イカスミとカレーの相性は意外にマッチします。

結局話がカレーに戻ってしまうくらい、やっぱり夏はカレーですね。

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投稿者 shinoby : 06:06 | コメント (0) | トラックバック

2008年7月14日

北沢タウンホール→七つ海堂→タンブラン 最高の夜

生でバレエを観たのは人生で2回目のように記憶します。7月13日の夕方に下北沢のタウンホールで栗橋桂子バレエスタジオのサマーコンサート2008が開催され、下北沢に出かけてきました。会社で一緒に仕事をしているSさんが出演するのです。くるみ割り人形の「スペインの踊り」とワルプルギスの夜をきれいに踊っていました。会社で見る彼女とはまるで別人でした。

ほとんどの人は仕事をしながら、終わってからの時間にレッスンをして練習しているとのこと。40名以上の出演者がいましたので、お目当てのSさんが出演しているのは全部合わせても15分くらいです。それでも2時間近い発表会は時間が過ぎるのが早く、気がつけばフィナーレになっていました。

次々に出てきて短い時間に精一杯の踊りを披露する出演者を見ていて、「あたらしい戦略の教科書」に出てきた、イルカの曲芸が感動を呼ぶ理由(202ページ)を思い出しました。イルカの曲芸が感動を呼ぶのは、完成されたイルカの曲芸からトレーナーの情熱が感じられそれを懸命に実現しようとしている姿に感動するのではないかと酒井さんは書いていました。

バレエをイルカの曲芸に例えるのは失礼と思うかもしれませんが、バレエがイルカの曲芸に似ているということではありません。先生の情熱的で厳しい指導に懸命についていって晴れの舞台で結果を出す。その姿に本で読んだのと同じ感動があると感じたのです。発表している数分の裏に見えてくる長い期間の訓練や練習。継続することによって、自分を磨き、成長し、学んだことを一生懸命にやっているのは、応援したくなります。そんな気持ちで出演者一人一人を見ていると、全員から目が離せなくなってしまったのでした。目標に向かって好きなことを極めるプロセスというのは見ていて気持ちの良いものです。何だかうれしくなってしまいました。

そんなハイテンションで、終わった後は、せっかく下北沢に来たということで七つ海堂(こちらには2年前の納豆そばの写真)へ。大好きな牛筋の煮込みが売り切れ寸前でヒヤリとしましたが、最後は1人前だけ残っていたつけとろそば(写真)で〆ることができました。その後はこちらもまた久しぶりのタンブランで一休みして、大満足の一日になりました。

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投稿者 shinoby : 05:47 | コメント (0) | トラックバック

2008年7月10日

銀座の飲食店

飲食店にとっては銀座に進出するというのは1つのステイタスなのかもしれません。ここ数年銀座には新しいビルが続々と出来ていますが、その中の飲食店街に出店しているお店には違うエリアで人気店だったところが進出してきているケースが多いのです。

例えばベルビア館には池尻大橋にあるKAN、広尾のahill、それに松濤のArossaなど素敵なお店が進出しています。また近くのマロニエゲートには駒場のミラヴィルのスウィーツ(笑い)のお店があります。

銀座ではありませんが、ポルトガル料理の松濤マニュエルや三軒茶屋のベーカーズバウンスも東京駅界隈のビルに進出しています。

会社の近くにお気に入りのお店の支店が進出してきたのですが、どうもそんなビルの中のお店には行こうという気になれないのです。

それにはいくつかの理由があります。

1つは価格です。郊外でやっていたお店に比べると賃料が高くなっていますからメニュの値段も高めです。地元ではリーズナブルなお店として人気だったとしても、価格が変わってしまうと魅力的な水準から外れてしまうことになります。クオリティを維持しようとすれば量が物足りなくなります。

2つ目はお店の雰囲気です。地元のお店は一軒家で開放感のあるお店がほとんどです。席の間隔も(例外はありますが)ゆったりしていて気持の良い時間が過ごせます。また人ごみから離れた立地のところが多いので静かに時間を過ごせます。ビルのテナントに入ってしまうと、どうしてもスペースは限られます。それに開放感のあるレイアウトにはなりにくいのです。

そして3つ目はスタッフ〜のサービスです。地元で昔から働いているスタッフ〜には魅力的な方がたくさんいらっしゃいます。気が利いたサービスが受けられることが多いのですが、支店になるとどうしてもアルバイトの方が中心になります。人材の確保なのかマネジメントなのかわかりませんが、地元のお店の味わいとは違った感じになってしまいます。

新しいビルに入っているそんなお店でランチをすることはほとんど無くなりました。逆に最近はまっているのが、銀座三州屋です。カキフライで有名なお店ですが、金目の煮付けと鶏豆腐で1000円という定食は薄味でやわらかいお魚と豆腐と春菊と鶏というシンプルでコクのあるスープが絶品でした。カメラを忘れたのが悔やまれます。

このお店も銀座だけではなく、神田などにも数店舗あるのですが、どのお店でもほぼ均一なクオリティが得られます。お店の雰囲気は銀座ではありませんが、タイムスリップした雰囲気と気取らない店員のおばさんたちが何とも味わい深いお店です。

三州屋銀座店
中央区銀座2-3-4
03-3564-2758

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2008年7月 7日

お店との相性

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お会いした時に、このブログを読んだ感想をお会いした時に伝えてくれる方はたくさんいらっしゃり、会話のきっかけになることがよくあります。初対面の方であったり、お仕事一緒にさせていただいている方だったり、あるいは古くからの友人であったりですが、共通しているのは、圧倒的に多いコメントがグルメ関係ということです。

「グルメ情報をもっと増やしてほしい」
「美味しそうな写真をもっとたくさん見たい」

グルメのページを目的に作ったわけではありませんが、読み返してみると、最近は書籍とグルメの比率が高くなって、資産設計に関するエントリーが減っていることに気が付きました(仕事はちゃんとしていますので念のため)。

お店の紹介を書くと、いつもおいしいものばかり食べているように思われてしまいますが、外食の頻度はそれほど多くはありません。逆に外食しているお店をすべて掲載しているわけでもありませんので、行って見てがっかりしたお店、失敗したと思うお店もあります。

しかしそれはそのお店が悪いのではなく、自分の好みと相性が合わなかっただけではないかとも思えるのです。

私が好きなお店とは
1.お酒と一緒に楽しめること(ラーメンは別です・・・)
2.価格<価値、と会計の時に感じること(1000円でも高いと思うこともあれば、1万円でも安いと思う場合もあります)
3.お店の人が魅力的な人であること(これは実はとても大切)
4.自分の味覚とあっていること(当たり前ですが・・・)

の4点を満たしていることです。はじめてのお店であってもブログやお店の外観から自分に合うお店かを目利きしようとしますが、すべてに満足できるお店は本当に少ないものです。また、最初に行ったときは感動しても、しばらく経って行ってみると何だか雰囲気が変わってしまい、その後足が遠のいたお店も少なくありません。

最近、よく行くのが緑ヶ丘のかなめです。週末にも顔を出してみましたが、相変わらず満席で繁盛しています。このお店は1から4をしっかり満たしています。決して広くて豪華なお店ではありませんが、ご主人の焼き鳥に対する思い入れが感じられ、それだけで気持ちの良い時間が過ごせます。ご主人の話では、このブログのエントリーを見て、お店にいらした方がかなりいるらしく、予約が取れないお店にならないか、ちょっと心配です。

予約が取れないと言えば、中目黒のイル・ルポーネはすっかり予約の取れない人気店になってしまいました。こちらも広くない店内ですが、カジュアルなイタリアンの味は最高です。ピザも良いですがパスタが絶品でいつも感動があります。ここ数か月予約がまったくとれなくなりました。

もう一軒、桃の木もミシュランの星を取ってから予約が取りにくくなりました。先日、久しぶりに行って見てはじめてランチを食べてみたのですが、味の安定感は相変わらずで安心しました。やさしく丁寧に作った中華は桃の木流としか言いようの無い独自の世界です。

他にも相性の良いお店は何軒かありますが、お店が変わらなくても自分の好みが変わってしまうこともあります。お店との相性というのはお互いの感性のマッチングだといつも思います。

そう言えば「かなめ」から帰る途中に緑が丘の駅前に「コルニーチエ」というイタリアンを見つけました。4つの要素を満たすお店かもしれない、と何だか気になります。近いうちに自分の目利きを確認するために行ってみたいと思っています。


投稿者 shinoby : 06:14 | コメント (0) | トラックバック

2008年7月 5日

銀座一丁目のフレンチで驚いたこと

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銀座で食事をしようとすると予算が気になります。特にワインを一緒に、と考えた場合、ある程度の値段を覚悟しないと出てきたワインリストを見て、がっかり、ということになりかねません。ボトルを1本、2人で開けて、料理も入れて1人1万円程度でとなると銀座ではかなり厳しい条件です。

銀座1丁目にたまたま見つけたこちらのお店はワインにこだわり、それに合った料理を出してくれるいぶし銀のようなお店でした。銀座と言っても昭和通りを少し入ったところ。目立たない看板があって、ひっそりと営業しているところは私好みです。ネットで見つけて偶然入ったのですが、少しオールドファッションな雰囲気で、特にカウンターはゆったり座れることができ、おススメです。

驚いたのはお店に入って少し経った頃でした。

店員の女性からいきなり声をかけられたのです。と言っても、ナンパされたのではありません(←当たり前!)。数年前にマネックスで一緒に仕事をしていたOさんが偶然働いていたのです。ソムリエの知り合いだったことがきっかけで手伝ってほしいと頼まれ週に3回来ているのだとか。元気にテキパキと働いている姿を見て、安心しました。

そんなサプライズのあった夜でしたが、ワイン、料理とも正統派で満足しました。料理は全体に素朴なものが多く、野菜と肉料理が得意なようでした。アミューズに出てきた自家製のハムも美味しかったですが、写真の野菜のエチュベは甘みのあるたくさんの野菜を味わうことができるさっぱりとした一品。田舎風パテやカスレもいただきましたが、全体に重めで、火がしっかり通った料理が多い印象を持ちました。料理もワインもお店の方に相談するのが良いでしょう。

店内は禁煙ですからとなりの席を気にすることなく楽しめます。この日は満席だったこともあり、注文してから料理が出てくるまでのんびりしていました。何というか銀座ではなくフランスの片田舎に来ているような時間の感覚です。せっかちな人には向いていないかもしれません。

銀座らしからぬ場所にある、銀座らしからぬ雰囲気と料理を、銀座らしからぬ価格で味わいたい方にはおススメします。

ヴァン・ド・レーブ
東京都中央区銀座1-20-1 オーキッド銀座ビル1F
03-3563-6040

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2008年6月15日

おいしいもの2つ

<業務連絡>
かなり前の取材ですが、日経ネットで資産運用関連書籍インタビューに登場しています。

またこちらでは新刊書籍をご紹介いただきました。
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久しぶりに1日しっかりとお休みを取りました。夕方から友人夫婦が遊びにくることになっていたので、お昼はその準備などを。買い物をするために車で恵比寿に出かけたのですが、丁度お昼時。あまり時間が無いのでラーメンでもさくっと食べようかと思ったのですが、結局歩いていて目についた一風変わったメニュのお店に一人でふらりと入りました。

入ったのは海南鶏飯食堂です。シンガポールあたりにありそうな海南鶏飯というのが看板メニュになっていました。注文して出てきたのは香ばしいご飯と、横に鶏のやわらかいお肉、そして野菜が添えてありました。これを3種類のソースで食べるシンプルな料理です。

スープも付いていますが、正直これで900円はちょっと高いかな、というのが第一印象。しかし食べてみると丁寧に調理された食材のハーモニーが気持よく、決して割高ではないと思えてきます。まずチキンがやわらかくやさしい味付けです。ご飯もチキンのスープで炊きこんだということですが、香り高くチキンと一緒に食べると良く合います。そこに香菜ときゅうり、をソースをかけて一緒に食べていくのです。ソースは醤油、チリ、ショウガの3種類ですが醤油は日本の醤油に比べかなりこってりとして甘い味付けでした。気に行ったのはチリソースとショウガです。どちらもコクがあるチキンとご飯にスパイシーなアクセントをつけてくれ、気分を夏にしてくれます。カラッと晴れた日にオープンエアのお店で太陽の下、汗をかきながらガツガツ食べるのが似合います。

夕方から自宅で友人夫婦も一緒にディナーでしたが、おみやげにいただいた日本のワインがすごいパフォーマンスでした。日本のワイン、と馬鹿にしてはいけません。2003年のカベルネソーヴィニオンでしたが、最初の香りのインパクトだけではなく味わいも厚みがありました。

日本のワインとしては決して安くはないですが、同じ価格帯の新世界ワインよりは明らかに高品質。ブラインドテイスティングしたら果たして日本のワインだと見分けられるでしょうか。私には自信がありません。カリフォルニアのオーパスワンあたりとブラインドしてみると面白いと思いました(価格5倍以上ですが・・・)。

鶏飯に日本のワイン、新しい美味しいものを2つも見つけたハッピーな休日でした。

投稿者 shinoby : 09:50 | コメント (0) | トラックバック

2008年6月12日

アイスヴァイン

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こちらの番組で共演しているこの方(もうすぐブログに写真がアップされるはずです)やスタッフの皆様と企画会議の後、御茶ノ水のこちらのお店にご一緒しました。

当初3ヶ月12回の予定で4月はじまった番組も12回1クールの撮影が無事に終了しました。そしてうれしいことに好評につきさらに3ヶ月間番組の延長が決定したのです。

ドイツビールとドイツ料理のお店ということで、ソーセージやザワークラウトも本格的な味でしたが、何と言っても圧巻は名物のアイスヴァイン(豚のスネ肉のボイル)です。予約の時点で注文しておいていただいたお陰で30分かかる料理がスムースに出てきて、おいしくいただくことができました。コラーゲンたっぷりのジューシーな味わいがビールに良く合います。

それにしても昨日一番驚いたのは、マネーカフェに毎週常連客としてお越し頂いた平賀雅臣さんがあの一世風靡の団長であった(by Wiki)という事実です。

夕方からの2時間以上のミーティング後にも関わらず、3時間近く盛り上がりました。皆様、遅くまでお疲れ様でした。

フランツィスカーナー Bar&Grill
FRANZISKANER BAR & GRILL
千代田区神田駿河台3-1 今里ビル

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2008年6月11日

高い、でもリーズナブル

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フレンチレストランというのは、自分にとっては2種類あると思っています。本当においしいものを食べに行きたい普段使い(といっても頻繁に行くわけではありませんが・・・)と(例えばこんなお店)、非日常空間を楽しみに行くグランメゾン系です。

私が好きなのは前者の料理に個性のあるお店です。後者のような内装や食器に凝ったお店は往々にして料理まで手が回らないことが多く、格好つけている割に食後の満足感が感じられないケースが多いからです。つまり「価格>価値」となっている可能性が高いということです。恵比寿に10年以上前から存在するこちらのお店も、ファンシーなお城の外観が何だかバブリーに感じられ、今一つ行って見たいという気分にならないお店でした。

しかし、今回大切なお祝いの日のためのお店を色々探した結果、ランチに行ってみることにしました。外観、内装と一貫した料理とサービスのクオリティに自分の考え方が変わりました。

恵比寿ガーデンプレイスにあるこの建物に入っていくのは正直少し気恥ずかしい感じです。何だかお上りさんになった気分になってしまうからです。エレベーターで案内され2階のメインダイニングに入ると雰囲気は一変します。ゴールドの壁にシックな黒のカーペットのコントラスト。ゆったりとして静寂な空間はまさに都会の別世界でした。

お昼のコースは2種類。どちらも安くはありません。夜の値段と言っても驚かない強気の価格設定です。高い方のコースにはこのレストランのスペシャリテ「特撰生雲丹 甲殻類のジュレになめらかなカリフラワーのクリーム」が入っています。せっかく来たのならこれを味わってみることを強くおススメします(このプレートがこの日最高の味わいでした)。写真のインドマグロ タルタル仕立てもスポイトに入った卵黄のソースを使って食べる楽しい料理で、目でも手でも味わえました。

料理はすべての素材の存在価値が考え抜かれ、細心の注意を払って作られています。エスニックな味付けがあったり、お皿のまわりのパウダーに驚かされたり、と最後までパワーが落ちないコースが堪能できました。サービスも無理が無く、この手のレストランにありがちな慇懃無礼さが無くて気持よかったです。

3時間近いランチを存分に楽しんで、今回学んだことは2つ

その1「もし時間があるならグランメゾンはランチに行ってコストパフォーマンスに優れた料理を味わうべき」

その2「高いと思うものでも10年間変わらず提供し続けているものにはその価格に見合った価値がある」

大切な記念日に休みを取ってでも行ってみれば最高の時間が過ごせるお店です。ただしランチだけでなくディナーも「価格<価値」かどうかは確認する勇気がまだありません。。。。

シャトーレストラン ジョエル・ロブション
東京都目黒区三田1-13-1恵比寿ガーデンプレイス内
03-5424-1347

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2008年6月10日

江ノ島名物

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クルージングの翌日は雨が降っていました。前日の素晴らしい天気から一転、海岸沿いもさみしい感じに変わってしまいましたが、車で江ノ島に向かいます。

なぜか、お昼近くになると雨も上がり、そのうち日が差し、観光日和に。江ノ島の商店街を歩いたのはおそらく学生時代以来ではないかと思いますが、生シラスを食べさせる屋台があったり、たこせんべいといって生ダコに粉をつけて鉄板でつぶしながら焼いていくカリカリの大版のせんべいがあったり、と意外に時間を忘れる楽しい場所でした。

お昼に入ったのが、あじシラス丼が名物のこちらのお店です。この日も生シラスが入荷していたということでシラスを生シラスにしてもらい、定食(2100円)を注文しました。アジと生シラスがたっぷり乗ったどんぶりに焼き蛤やサラダ、味噌汁がついたセットで、これだけでお腹は充分いっぱいになりました。

シラスはおみやげに持ち帰りできますが、生のシラスはその場でしか味わえないものです。東京で食べられるのはほとんどが冷凍したものの解凍だということ。確かに臭みがまったくなく、舌ざわりとのど越しが楽しめます。アジも身がプリプリした肉厚なお刺身で、甘みが感じられました。

お店は海産物問屋が経営しているということで帰りにそもお土産屋さんに立ち寄りました。ここのおススメはイカスミ入りの塩辛。自家製で作っているということでイカと塩だけしか入っていない添加物なしの天然の味です。塩分もかなり控えめでまろやかな味です。その代わり賞味期限は1週間。買ったらすぐに食べないと日持ちしません。

行く前は少し馬鹿にしていましたが、東京から1時間半くらいの江ノ島。海産物が好きな人にとっては気軽に行ける観光スポットとして侮れないと思いました。

丸だい 仙水
0466-26-4701
神奈川県藤沢市江の島1-4-19

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2008年6月 3日

佐賀牛せいろ蒸し

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こちらの新刊本の完成打ち上げということで、銀座の佐賀牛のお店へ。本の売り上げも増刷が早々に決まり、順調で一安心です。

銀座のど真ん中の派手目なビルの5階にお店はありました。総勢7人で個室を占領しました。

最高級佐賀牛コースというのをいただきましたが、牛肉のせいろ蒸しすごかったです。前菜もしっかり作ってあり、佐賀の特産品を上手に生かした飾り付けが美しかったのですが、この肉の迫力には勝てません。

野菜を蒸した上に牛肉の薄切りを乗せ、さらに1-2分。ポン酢やゴマだれにつけてしゃぶしゃぶのようにいただくのですが、塩で食べるのも肉の味わいが堪能できます。しゃぶしゃぶに比べ、肉のうまみが流れ出ないので濃厚、でもステーキに比べてたら野菜もあり、さっぱりしていて食が進みます。

そして締めは鯛茶漬けでした。これも佐賀のご飯が出てきたのですがやわらかくてお茶漬けにするのがもったいないようなお味でした。

ワインはSAGAというのが赤白揃っていました。これは残念ながら佐賀のワインではなく、スタッフがフランスで見つけてきて、名前が同じということで洒落で置いてあるものらしいのですが、リーズナブルなワインで和食に合うあっさりと飲みやすい味でした。

特別な日に特別な人と行くのに最高のお店。中途半端なホテルのステーキハウスに行くよりは、満足感は高いと思います。ただし肉のパワーに圧倒されないように体調をしっかり整えて、がっつり食べるという気分の時にしないと。せっかくの最高の和牛ですから。

編集の長岡さんをはじめ出席いただいた皆様、お付き合いありがとうございました。

佐賀牛 季楽
東京都中央区銀座5-4-6 ROYAL CRYSTAL GINZA 5F
03-5568-7080

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2008年6月 2日

コップがグラスに!

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久しぶりに自由が丘に出かけてみました。街は観光地のように大混雑。食事をしようとなんとか見つけた有名な老舗らしいファミレスチックなオープンカフェのお店に入りましたが、ここの味がどうにもいただけず、お店から先月行ったこちらのお店に電話して飲み直すことにしました。

電話に出たご主人は名前を告げると「あっ、この前ブログに書いてくださった方ですね」と反応してきました。「あのブログを見たということでお客さんがたくさん来ているのですよ」とのこと。勝手なことを書いていたので何だか恥ずかったのですが、自由が丘から歩いてお店に向かいました。

小さな店内は相変わらず混雑。ほぼ満席です。今回もワインと焼き鳥にしましたが、ご主人が持ってきてくれたのがリーデルのワイングラス。実は前回もワイングラスはお店にあったらしいのですが、コップからグラスに変わっていました。やはりグラスで飲むワインは格別です。リーデルは出来すぎです。

焼き鳥も前回より塩が抑えめになっていて、鳥本来の甘みが引き立ち最高でした。前回も頼んだ、つくね、レバー、ぼんじり、ネック、ズッキーニ、などに加え、今回食べた手羽先が最高でした。そして締めは水炊き風鳥の煮込みに最後はご飯を入れて完成です。

さらにパワーアップしたお店。予約が取れないお店にならないか真面目に心配になってきました。

焼鳥 かなめ
世田谷区奥沢2-23-2 グリンハイム101
03-5701-0092

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2008年6月 1日

鴨とピノノワールな夜 − 【新版】グルメ設計塾

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昨晩は以前からご案内していたこの会が南青山のこちらのお店で開催されました。小さくて読みにくいかもしれませんが、写真はお店の方が作ってくれたこのイベント用のメニュです。表紙には【新版】内藤忍のグルメ設計塾と日付が、見開きには左にワインリスト、右に料理が掲載されています。

小雨の中、抽選で選ばれた19人の方全員が会場にそろい、プロデューサーの渡辺さんの司会で会が進行していきました。

初対面の人たちが同じテーブルで料理を食べる。何だか不安な気分になるかもしれませんが、前回も今回も各テーブルはなごやかな雰囲気で昔からの知り合いのように見えるのは不思議です。このブログを読んでいること、ワインが好きなこと、そして食べるのが好きなこと、という共通点があるだけで波長の合う人たちが集まってくるのです。

料理は
真鴨と白レバーのリエット
野菜のグリル ルージュタプナード添え
真鴨のコック・オー・ヴァン 赤葡萄酒煮込み
砂肝のブルギニオン
真鴨の燻製 紅茶りんご添え
地鶏笹身の茶漬け
ガトーショコラ

というラインアップ。この料理にワイン5種類を合わせていきました。1本目のスパークリングを含めて品種はすべてピノノワール、スペイン、ニュージーランド、オーストラリア、そして最後の2本がフランス・ブルゴーニュという構成でした。

ワインの説明はこちらの会社の代表をつとめる松浦さん。フランスに5年滞在し、ボルドー大学でワインを学んだという彼女のわかりやすい説明がワインへの興味をさらに引き立てます。

最後のガトーショコラを食べ終わるころには皆様かなり出来上がり、ワインも料理も順調に消化されていました。各テーブルで撮影会がはじまったり、貸切の店内は大騒ぎです。そんなわけで、会が終了したのは予定時間を大幅に超えた10時前。3時間近いイベントが終了するころには、雨も上がっていました。お店にはたくさんのワインの空瓶が・・・。

第3弾のご要望もたくさんいただきましたが、東京開催も良いですが、グルメ設計塾<ブルゴーニュ現地集合編>というアイディアもありました。現地のドメーヌ巡りを2泊3日程度で行い、後は自由行動というプランです。2-3人でもご要望があれば、企画してみたいと思います。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。また渡辺さん、松浦さん、そしてスタッフの皆様、お世話になりました。

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2008年5月22日

早稲田にて

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<業務連絡>
21日はマネー誌各誌の発売日です。今月は日経マネー、マネージャパンの連載に加え、あるじゃんの投資のための7つのセオリーにも取材記事を掲載していただきました。
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5回シリーズのこちらのセミナーが昨日終わりました。今回も熱心な個人投資家の方が多く、毎回質問の嵐でしたが、こちらも教えられることが多く、アウトプットはインプットである(byこの本)ことを実感しました。

終了後のアンケートも好評でホッと一安心です。なおこちらの講義は秋頃に書籍にまとめられる予定です。口語調で語りかけるような読みやすい本を作ろうと思っていますので、出版が決まりましたらまたご案内いたします。

さて講義が終わってから、9時過ぎに早稲田大学出身のK社の編集者の方と制作中の本のブレストと称して、早稲田を案内していただきました。キャンパスを抜け裏道から歩いて行ったのが源兵衛という早稲田の老舗の居酒屋でした。チェーンの居酒屋よりはちょっと高級というお店ですが、価格は早稲田プライスで庶民的です。

シューマイ(写真)と焼き鳥が名物ということで早速頼んで食べ始めました。焼き鳥は何だか懐かしい学生の味、シューマイは肉のうまみが上手に閉じ込められたイケる味でした。そしてもう1つの名物がオムライス。日本酒のオムライスというと何だかミスマッチなのですが、〆の食事にはぴったりでした。

美味しい料理にテンションも上がり、新しい書籍のアイディアが次々に浮かんできました。せっかく思いついたので忘れないうちにしっかり書き留めておかないと。。。

帰りは高田馬場まで歩いて、早稲田の学生気分をほんの少しだけ味わいました。Sさん、Fさん遅くまでお付き合いありがとうございました。

源兵衛
新宿区西早稲田2-9-13
03-3232-6635

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2008年5月21日

福岡

本日募集開始のこちらのセミナーで6月21日から1泊で福岡に行くことに。。。

福岡は大好きな街です。何より空港が便利。到着して1時間以内に天神界隈まで出ることができます。地下鉄で数駅、タクシーでも2-3千円だったと思います。そして食事です。友人のBさんにこちらのお魚料理こちらのもつ鍋に連れて行っていただき、食のレベルの高さ(安くて本当に美味しい)に毎回感動です。

今回も色々紹介していただきました。

1軒目は四季の酒食 「わらきたれ」
福岡市博多区上川端町11-8 川端中央ビルB1 
092-291-1040

アクセス 地下鉄「中洲川端駅」下車。5番出口すぐ。アーケードをかぶった川端通り商店街を櫛田神社方面へ。進行方向右手に額縁屋があり、その隣の建物の地下1階です。

2軒目はさきと
福岡市中央区舞鶴2丁目8-25
092-781-8778

そして3軒目は
福岡 「寺田屋」
福岡県福岡市中央区大名1-11-29-6
092-761-4554

うーん、全部行ってみたい気分です。

奥が深い福岡。他にも探せばたくさんありそうです。福岡のディナー、そしてランチの美味しいお店をご存知の方いらしたら教えてください。

セミナーのご参加もお待ちしています。

投稿者 shinoby : 14:21 | コメント (0) | トラックバック

ダン アロマの誘惑

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東急東横線の都立大学駅から少し歩くと平町(たいらまち)という高級住宅地に入っていきます。ブロードキャスターのコメンテーターになってしまったあの伝説のトレーダーの方の大きなご自宅もあるエリアです。その住宅地の入り口にポツンと荘厳な雰囲気のカフェがあります。外から見るとやや暗めの照明で、ヨーロピアン調のちょっと入りにくい雰囲気。前を通るたびにいつも気になっていたのですが、週末に寄ってみました。

長いカウンターだけの店内はウナギの寝床のように細長いお店です。制服を着てキリッとした感じの若い店員が2人でお店を切り盛りしていました。無駄口はたたかず、店内は静かな雰囲気ですが、変な威圧感はありません。

コーヒー専門店だと思っていましたが、メニュを見ると、コーヒー以外にアルコールもあるようです。シングルモルトが意外にそろっていたりして、ドライフルーツやナッツといった簡単なおつまみまで準備されていました。コーヒー専門店なのにバーの雰囲気を感じます。

シングルモルトをストレートで頼んだり、コーヒーカクテルを飲んでみたりしましたが、特にコーヒーカクテルはコーヒー自体の甘みと香りが素晴らしく、一口飲むとうーん、とうなってしまう卓越の味でした。お店の凛とした雰囲気にクオリティの高い飲み物がぴったりマッチしているのです。店員さんの雰囲気もいけています。

お店のホームページを見るともう10年以上営業している地元では有名なお店のようです。テレビの取材などもあるようで、確かにどこか特別な香りを持った魅力的なお店だと思いました。それはお店のURLからも感じます。「starless」という言葉が気になるのです。

一人で行っても、二人で行っても素敵な時間を過ごすことができると思います。ただし団体で行くお店ではありません。

たった1時間足らずですっかりダン アロマの誘惑にはまってしまいました。

DUN AROMA
目黒区平町1-22-12 レオピンニサートビル1F
03−3718−4434

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2008年5月20日

<業務連絡> 5月31日のイベントお申込みされた方へ

こちらのイベント(募集は終了しました)ですが、現在抽選作業を行なっております。今後のスケジュール予定は下記になります。

本日中 当選者とキャンセル待ちの順番を決定
21日  MDCから当選者の方へ決済フォームURL付き当選メールを配信します
26日(15:00) 申込み締め切り(当選の方の振込み期限)
26日  キャンセル待ちの方へメール送信(キャンセルがあれば)
30日  最終締め切り(キャンセル待ちの方の振込み期限)

お申込みされた方は明日のメールをお見逃しないようにご注意ください。

投稿者 shinoby : 11:17 | コメント (0) | トラックバック

2008年5月19日

商売下手でいい

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<業務連絡>
昨日の『成功する資産運用戦略』セミナーレポートをさっそくこちらに掲載していただきました。denizさん、鈴木さん、コメントもありがとうございます。
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偶然、飲食雑誌で見つけ、何だかこの店はすごいぞ、とインスピレーションを覚えたお店。派手さは無いけれども、本当においしいものを食べさせてくれるのではないかと期待して週末に行ってみました。

場所は東急大井町線の緑ヶ丘駅から徒歩数分。自由が丘からも歩けますが、商店街というより住宅街にひっそりとあるお店です。カウンターとテーブル席が2つくらいの小さなお店ですから、行く前に予約しないと満席のとき、困ったことになります。

その日も予約のお客さんでほぼ満席。話を聞いていると常連の比率が高いようです。お店に入った瞬間、それまで持っていた期待感が不安に変わっていきました。お店の内装といい、雰囲気といい、地元の常連のたまり場のスナックのようなお店に見えてきたからです。ワインが美味しいという記事を読んでいたのでグラスのワイン(こちらの割引券でいただきました)を頼んだのですが、出てきたグラスがコップのような形のものでその不安はさらに膨らみます。ワインは飲みやすく良いのですが、せめてワイングラスで出してほしいな、と思いました。

取り敢えず焼き鳥を1本ずつ頼んで様子を見ることにしました。

最初に出てきたのがレバー、ぼんじり、ねぎ間、つくねの4本です。注文の順番とは関係なくランダムに出てくるところも気になりましたが、一口食べて今までのすべての不安が吹き飛びました。

焼き鳥が最高においしいのです!

つくねはやわらかい肉の香りがする絶品の焼き具合、ねぎ間も肉のジューシーな感じがたまりません。レバーも水準以上。しかしなんといっても一番気に入ったのはぼんじりです。軟骨が肉の間に絶妙な比率で入っていて、そのコリコリした感覚と肉のうまみが最高でした。塩が強すぎるときがあるのが少し気になりましたがこのぼんじりだけをまた食べに来たいと思いました。とにかく肉のクオリティが良い。焼き鳥はやはり材料が命です。

ボトルで追加注文した赤ワインもクセが無く焼き鳥によく合う良いセレクション。焼き鳥ではありませんがズッキーニの串焼きも美味しかったです。最後は水炊き風鶏の煮込み(これもおススメ)にご飯を追加して雑炊にしてもらい完食しました。鳥のうまみにあふれた料理を堪能しました。

焼き鳥は最高水準、素朴な接客もとても好感触でしたが、内装やワイングラス、メニュのバリエーションなどを見ていると商売下手で勿体ないお店だなと思いました。満席で商売繁盛しているのだから、余計なお世話かもしれませんが・・・。それに逆にこれで商売上手だったりしたら、銀座辺りに移転してしまいそうですからこのままが良いのかもしれません。近いうちにまた行ってみたいお店です。ご近所の方は是非足を運んでみてください。

焼鳥 かなめ
世田谷区奥沢2-23-2 グリンハイム101
03-5701-0092

投稿者 shinoby : 12:03 | コメント (0) | トラックバック

2008年5月14日

価格に見合った価値の提供

<業務連絡>
5月31日の会の申込み締め切りは今週金曜日です。既にたくさんの方からお申込みいただいていますが、カップルとお一人様の比率もほぼ半々、男女比もほぼ半々で、楽しい会になりそうな期待が高まっています。抽選の上、当選者の方に主催者からメールでご案内いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
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記念日ということで御成門にあるこちらのレストランに行ってきました。お店の方に勧められたシェフズウィークの特別料理を注文。シェフズウィークということでフランスから吉野シェフが来日しているタイミングに偶然重なったのも何かのご縁と自分を納得させ、かなりの奮発です。

普段はこの手の特別料理はまず頼むことはないのですが、食べてみて納得の素晴らしい内容でした。

すべての料理が目と舌の両方で楽しむことができます。写真の毛ガニのトマトファルシイは看板料理ということですが、グリーンのジュレと甘いトマト、そして中に入っている毛ガニ(言われないとわかりませんでした)が瑞々しく、フレンチ特有の生クリームの重さがない軽快な仕上がりでした。食後感がさわやかです。

膨らませたジャガイモにカワハギを乗せた、不思議な前菜やメインのお魚とお肉、そしてアヴァンデゼールからデザートまでまったく隙のない完璧な仕上がりの料理のオンパレード。人生44年で一番美味しいフレンチ、といっても大げさではありませんでした(と豪語するほど食べ歩いているわけではありませんが)。

メインのイノシシ以外は全体に軽い仕上がりで、ワインは1999年のランシュバージュを注文しましたが、肉料理以外は白ワインでもよかったかもしれません。と言ってもワインを2本飲むわけにはいきませんから、赤ワインで通すという選択は正解でした。

そして料理と同じくらいにスタッフの対応にも感心しました。ろうそくにアカペラのサービスまであって、楽しくリラックスした時間を過ごすことができました。

ホテル自体は立地も決して良いとは言えず、レストランもやや古ぼけた建物にあって、洗練されたグランメゾンという感じではありません。しかし、それを遥かに超えた料理とホスピタリティがあって気の置けない人とのお祝いには最高のお店と思います。安いお店ではありませんが、価格に見合った価値を提供しているお店だと思いました。食べるのが好きな人には自信を持っておススメしたいと思います。せっかく行くのであれば吉野シェフのいる時(今回は17日まで)にスペシャルなお料理を。ランチならさらにリーズナブルに楽しめると思います。

タテル・ヨシノ(tateru yoshino)
東京都港区芝公園1-5-10 芝パークホテル別館 1F
03-5405-7800

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2008年5月 5日

碑文谷テラス

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4月末にオープンしたこちらのお店に出かけてきました。オープン直後でバタバタしているのか、ウェブには求人情報と営業時間しか掲載されていません。予約してお店に行ってみると、こちらもオープン直後の連休ということで、お店はフル稼働。静かな街の一角だけが妙に賑やかでした。

碑文谷という街には本当にお店が少なく、地元の人たちにとっては期待の大きなお店なのです。果たしてこれからどんなお店になっていくのでしょうか。

行ってみたのは夜の9時前でしたが、相変わらずお店にはたくさんの人が。そのせいか、接客にはなかなか気が回らないようです。開店直後のバタバタはまだ続いているようでした。ボトルのワインは3000円から、と意外にリーズナブルですが、その価格帯であればフランスなどよりもオーストラリアや南アフリカなどの新世界ワインを充実させて欲しいと思いました。結局ニュージーランドのソービニオン・ブランを頼みましたが、ボリュームゾーンのワインセレクションには工夫の余地ありです。ここはお店に強くリクエストしたいところです。

料理は有機野菜のサラダ、ガーリックトースト(写真)、カプレーゼ、魚介のカルパッチョ、カルボナーラといった欧風のメニューです。フレンチ、イタリアンというよりカフェメニュに近いノリでした。場所と客層を考えるとこれが正解なのでしょうか。料理はどれも水準以上でしたが、外さないメニューが一通りそろったという感じで、思い入れを感じるような、興味をそそられる料理は残念ながら発見できませんでした。そういうものを求めるお店ではない、というお店のコンセプトはわかっているつもりなのですが・・・。

ワインをボトルで1本4千円前後、料理が500円から1500円くらいが中心ですから、上記5品と合わせて会計が1万円を少し超えるくらいです。安いお店ではありませんが、材料は吟味されているようで納得感はありました。シーフードや有機野菜は新鮮で味も良かったです。ただ、カルボナーラにホタテを入れるのはもったいないのでやめた方が良いと思いました。その分単価を下げてほしいです(笑)。

場所はサレジオ教会の正面ですので雰囲気は抜群です。夜もライトアップされた教会は神秘的で、ランチにもディナーにもそしてティータイムにも使える便利なお店です。

本格的なディナーを楽しむお店というよりは、カジュアルに使うことができる便利なお店としての利用法が良いのではと思いました。近隣にはお蕎麦の吉法師、朝日屋、お寿司の三吉寿司、ちょっと離れて麦とろ飯の大黒屋、それにまま庵くらいしかお店のない地域ですので、碑文谷テラスを起爆剤に使えるお店がもう少し増えてくれたらな、と願ってます。

何だか、ちょっと辛口になってしまいましたが、すべてお店の発展を願う故の、一顧客の勝手なリクエストです。まだオープンしたばかりの碑文谷テラス、立地を活かしてもっと素敵なお店になって欲しいと期待しています。また、ちょくちょく出かけるつもりです。

スタッフの皆様、応援しています!

投稿者 shinoby : 07:50 | コメント (0) | トラックバック

2008年5月 3日

[新版]内藤忍のグルメ設計塾 募集開始です

すいません。今日は全文「業務連絡」です。

日程だけ以前お知らせしていたイベントの詳細が決まりました。場所は前回と同じ、プロデュースも渡辺さんにお願いしました。また東京開催になってしまいましたが、東京以外の方のご参加もお待ちしています。

前回の様子はこちらです。コメントを読むとすごい熱気が伝わってきます。今回も前回以上に楽しいイベントにしたいと思います。

今日から募集開始です。

〔新版〕内藤忍のグルメ設計塾
■ 日程 5月31日(土)19時〜(18時半受付開始)
■ 場所 青山骨董通り「真鴨堂」
■ 参加人数19名
■ 主催 メーカーズディナー事務局
■ ゲスト(ワインの解説&皆様との会食)
  サンク・センス代表取締役社長 松浦尚子さん
■ 会費 1万円(税込み)
■ メニュ コース料理
 真鴨白レバーのリエット
 野菜のグリル ルージュタプナード添え
 砂肝のブルギニヨン
 真鴨のコックオーバン
 真鴨の燻製 紅茶りんご添え
 石焼鴨ライス
 これらに合うワインをメーカーズディナー渡辺氏が特別にセレクション
 ピノノワール・スパークリング(スペイン)
 マトゥア・マルボロ・ピノノワール (ニュージーランド)
 シモンビーズ・ブルゴーニュ・ペリエール(フランス)
 コールドストリーム・ピノノワール(オーストラリア)
 ルイジャド・モレサンドニ (フランス)
 など(ワインとメニュは変更される場合がありますので予めご了承ください)

■ 応募方法
 下記にメールでご応募ください
info@makersdinner.com
(こちらはメーカーズディナー事務局のメールになります)
 記入事項
  お名前
  性別
  参加人数
  緊急時連絡先
  その他ご要望など

 応募締め切りは5月16日(金)24:00
 応募者多数の場合は抽選にいたします。
 当選結果と参加費のお支払い方法については主催者からメールにてご連絡いたします。
 当選者の方からの参加費用の入金が確認できた時点で手続き完了となります。
 
なお本企画に関してのプライバシーポリシーについてはこちらをご覧ください。

皆様のご応募お待ちしています。
(なお、この案内はShinoby's以外では行っていません。)

投稿者 shinoby : 10:13 | コメント (0) | トラックバック

2008年4月30日

銀座のランチで驚いた

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ゴールデンウィークは今のところ大きな予定もありません。家でのんびりすることになりそうですが、その代わりと言っては何ですが、銀座のブランドレストランにランチをしに行ってきました。松屋の横にあるブランドショップの9階にあるイタリアンのお店です。

前日の予約でも問題なく取ることができ、休日の1時過ぎでしたが、ゆったりとランチを楽しむことができました。

偶然窓際の席に案内してもらい、銀座の景色を眺めながらのランチになったのですが、ついシャッターを押してしまったのが、不思議な曲面を見せるビルでした。おそらく先月ようやくオープンしたこのブランドの銀座ビルだと思うのですが、それにしても不思議な形です。

最上階には何が入っているのかわかりませんが、壮大な吹き抜けがあるように見えました。これだけ歪んでいると実用性はあまり無いのでは、と他人事ながら心配になります。

ランチは一番安いコースでも5000円(それにガス入りミネラルのサンペレグリーニョが大瓶1本で1200円)ですが、さすがに価格に見合った料理が出てきます。アミューズ、前菜、パスタ、魚料理、コーヒー、デザートと外さないものでした。その中でも写真のパスタはトマトソースがさっぱりとして、上品に仕上がっていました。しかしこのお店は料理がウリというよりは、やはりブランドショップでイタリアンを食べるという満足度が大きいように思います。

1つ残念だったのはワインのハーフボトルが用意されていないこと。グラスワインを注文しろということなのかもしれませんが、グラスワインは最も安いものでも1500円。それなりのワインは2000円以上します。結局ボトルのワインを頼んでしまい、その後の予定が大きく変わってしまいました。ランチ用にハーフボトルのセレクションをリクエストしたいと思います。(ちなみに注文したボトルワインは満足できる味でした)

Il Ristorante
東京都中央区銀座2-7-12
03-6362-0111

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2008年4月28日

代官山のイタリアン

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数年前に一世を風靡したこちらのレストランに行ってみました。定番の鮮魚とカラスミの冷製カッペリーニが大人気で、予約が取れないレストランとして有名でしたが、その後多店舗化が進み、希少性が薄れたせいか、最近はあまり騒がれることは無くなりました。

週末の夕方でしたが当日の予約が難なく取れて8時前にお店に到着。まだ若干の空席がありました。

味が落ちて人気の無くなった斜陽レストランか、と一瞬不安になりましたが、多店舗化しても1号店としてのクオリティはしっかり守られていました。

ディナーはコースもありますが、2人で行くならアラカルトの組み合わせが良いと思います。意外にリーズナブルで自分の好きなものを組み合わせることができるからです。前菜とパスタを合わせて3品、それにメインを1品取ってシェアすれば、がっつり食べる若者でもない限り、ボリュームとしては十分です。単品の価格が原則揃っているので値段の計算をしなくても好きなものを選ぶことができます。

外せないのが冷製カッペリーニ(写真)とするとあとは前菜1品、パスタ1品、メイン1品という構成になります。前菜はカプレーゼ、もう一つのパスタは鳩とモリーユ茸のタリアテッレ、メインは子羊にしてみましたが、どれも満足できる味でした。強いて言えばタリアテッレは手打ち麺という割にはインパクトが弱くスパゲッティでもよかったかな、と思いましたが。

バター、生クリーム、にんにく、唐辛子を使わない、ということで物足りない味、メリハリのない味にならないかと心配しましたが杞憂でした。むしろ、食後感が爽快でまた行きたくなる軽快な料理と言った方が良い味でした。

夜も良いですが、ランチに白ワインなど飲みながらというのが似合いそうなお店です。その時にも外せないのが冷製の名物料理です。機会があればGW中に、今度はランチで行きたいと思いました。

リストランテカノビアーノ
渋谷区恵比寿西2−21−4 代官山パ−クスビルB1F
03−5456−5681

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2008年4月26日

5月にグルメ設計塾などいろいろ

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GWがはじまりましたが、特に出かける予定もなく、かなり崩れている普段の生活パターンを立て直す時間にしたいと面います。4月は公私共に少し働きすぎました。通常の会社での仕事に加え、早稲田、BS11、それに本の校正が重なったのが、ちょっときつかったですが、何とか乗り切りました。

そんな中、懲りずに「グルメ設計塾リターンズ」を5月31日に開催することにしました。メールやコメントでいただいたご意見をまとめると、やはり休日の夕方に会費1万円程度で、との声が多く、おいしいワインと食事をみんなで楽しむ会ということで企画してみたいと思います。関東地区にいらっしゃらない方はまた東京での開催になってしまいすいません。

メニュや場所はプロデューサーのこの方と相談していますので、詳細はもう少しお待ちください。ピノノワールセレクションでお店を盛り上げているようですので、そのラインに乗って素敵な企画を立ててくださるのではないかと期待しています。さらに、私の知り合いの女性ソムリエの方にもお越しいただきワインの解説もしてもらおうと思っています。ご期待ください。

募集は5月の上旬にこのブログで行う予定ですのでお見逃しなく。

そんな5月ですがようやく校了した新刊本の発売日も5月23日に決まりました。昨年の秋からコツコツと準備してきた本ですが、何とかまとめることができました。最後は少しバタバタでしたが、自分でも満足できる仕上がりになりました。

今回はブログでのキャンペーンなどは予定していませんが、書籍の内容はブログで少しづつご紹介したいと思います。
こちらもどうぞよろしくお願いいたします。

そう言えば、5月には東大・ハーバードダブル合格の16倍速勉強法を書いたこの本(あの光文社ペーパーバックスの作品です)で話題の方と対談動画もアップ予定です。

結局5月も4月以上に忙しい日々になりそうですが、自分で予定をつい入れてしまう貧乏性の性格はいつまでも変わらないようです。体調に気をつけて生活していきたいと思います。

(写真はグリーンピースの朝ごはん。ちなみに本文とはまったく関係ありません。)

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2008年4月20日

カレーとラーメン 究極の選択

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<業務連絡>
本日の日経新聞にほんの数行ですが取材コメントが掲載されています。
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食べ物を選ぶ時、究極の選択を迫られるときがあります。その中でも悩ましいのがカレーとラーメンの選択です。それを解決してくれるのがカレーラーメンなのです。

しかしカレーうどんは市民権を得て、カレー南蛮として定着していますがカレーラーメンというのは意外に少ないものです。タイ料理のお店にカウソイというのをたまに見つけますが、中華料理店ではほとんど見たことがありません。

お茶の水で仕事があった帰り道、10時過ぎに一人で夕食ということになって入ったのがこちらのお店でした。かつて神保町界隈で仕事をしていた頃によく通ったお店です。このお店に行くと決まって頼んでいたのがカレーラーメンでした。

普通の醤油ラーメンのトッピングにカレー味のあんかけが乗ってくるストレートなラーメンですが、カレーの辛さが麺に合うちょうどよい感じで単に2つの好きな食べ物が1つになった以上の価値を感じるのです。

この日はいつも通っていたお昼ではなく夜でしたが、11時に近いというのにお客さんで満席でした。ほとんどのお客さんは中華のつまみにお酒を飲んでいて、ラーメンをいきなり頼むのは正直ちょっと場違いでした。とはいえ、もう最初から注文するものは決まっています。

「カレーラーメン、麺固めで」とお願いしました。

出てきたのは懐かしい昔と変わらないカレーの香りのするラーメンでした。お腹が空いていたこともあり、熱々のラーメンをハフハフさせながら食べていきます。食べているうちに1つ気が付きました。

「麺がのびている」

そうなのです。かた麺でお願いしたのですが、どうやら注文がきちんと通っていなかったようです。作り直してもらうのも時間がかかりそうで、お腹が空いていたので結局そのまま最後まで食べましたが、懐かしさに感激していただけにちょっと残念でした。

夜の居酒屋タイムにかた茹でのラーメンを注文することに無理があったのでしょうか。今度は、お昼に行って麺固めで頼んでみようと思います。

三幸園
千代田区神田神保町1−13
‎03-3291-8186

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2008年4月11日

カレーの聖地

080411kyoeido.jpg

<業務連絡>
明日朝8時半からBS11でmoney cafe第1回が放送されます。再放送もあるようですのでお時間ある時にご覧ください。
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食事時に神保町に用事があると、ソワソワします。カレーの聖地だからです。

かつて神保町近くにオフィスがあった時は時間があると、カレーのお店を探しては探索していました。カーマ、エチオピア、ボンディなど有名なお店がたくさんありますが、このお店も外せません。

神保町の商店街のビルの地下にある共栄堂です。神田にも同じ名前のお店があり、関係があるようですが、神保町の方は食事はカレー以外のメニューはほとんどありません(あとは季節になると焼きりんごが登場します)。

定番のポークカレーを頼みましたが、注文するとすぐに出てきます。カレーは独特のとろみがある濃い色。神田共栄堂とも似ています。最初の一口はインパクトが無いのですが、食べているうちに止まらなくなる病みつきになる味です。別に運ばれてきたルーをご飯の上に一気に全部かけてハフハフ食べるのが最高です。

お店は13時を越えたというのに客足が絶えません。隣に座った男性客はタンカレー(カクテルではありません)にソース大盛り、ご飯中盛りをメニュも見ないで注文。そんな常連と思われる人たちがたくさんいるお店です。一人で黙々と食べている人が多いのも特徴です。

かくいう私も雨の中、一人で静かにランチタイムを過ごしました。

味は最高なのですが、難点を1つ言うと、お店がせわしないことです。食べ終わると店員がサッと寄ってきてすぐにお皿を下げてしまいます。目が行き届いているとも考えられますが、食べたらすぐに出て行くのがこのお店の流儀なのでしょうか。食べた後の余韻に浸る時間が少し欲しいな、と思いました。

スマトラカレー 共栄堂
千代田区神田神保町1−6サンビルB1
03-3291-1475
定休日 日曜、祝日

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2008年4月 4日

箱崎の稲庭うどん

080403kotori.jpg

箱崎で2時から仕事があり、少し遅めにオフィスを出て1時過ぎに現地に到着。現地近くでランチを食べて時間を調整することにしました。

午後一番に予定があるときはなるべく、目的地に早めに到着してから現地でランチをするようにしています。なぜなら、ランチを食べてから現地に時間に合わせて行くよりも時間調整がしやすく、万が一遅れるリスクも無くなるからです。

それに行ったことのないお店を探して入るのも楽しみです(ハズレも多いのですが・・・)。

今回は箱崎のロイヤルパークホテルの近くに何となく見つけたお店にふらりと入ってみました。

通り沿いにある少し古びた稲庭うどんのお店。店の前にあったメニューを見て入ろうかと思いました。ランチが稲庭うどんに絞り込んで、どんぶりものや他の麺類などがない「男らしい」メニューだったからです。

1時過ぎなのにお店には結構な数のお客さんが入っています。どうやら地元の人気店のようでハズレではなかったようでホッとしました。稲庭うどんと言えば冷たいのに限ります。名前が面白かった「たたき山芋うどん」を注文してみました。

ぶっかけうどんでトッピングにたたいて粘りを出した山芋とおくら、そして海老が乗っていました。すりおろしではない山芋がシャリシャリしていい味出しています。

何よりお椀全体がキリッと冷えていて、うどんの腰が引き立ちます。つゆの味もやや甘いですが、上品に仕上がっているので麺の味を引き立たせる名脇役になっています。気がつけば麺は全部なくなっていました。どうやらこちらのお店の麺はここのもののようです。

銀座に直営店があるのを知りました。今度は銀座のお店に行って食べ比べてみたいと思います。飲んだ後に行ってもここなら大丈夫でしょう。

古都里
東京都中央区日本橋蛎殻町2丁目2−1
03-3664-1030

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2008年3月28日

コメントありがとうございます!

<業務連絡>
グルメ設計塾リターンズにはたくさんのコメントをいただきありがとうございます。まだご意見受付していますので、ご自由にコメント欄からお願いいたします。渡辺さんにお願いして何とか夏前には開催できるように企画したいと思います。よろしくお願いいたします。
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さすがにこれだけのコメントをいただくと、渡辺さんもやる気になっていただけたようです。第2弾の企画を始めることになりました。大阪の方には申し訳ありませんが、今回も東京の青山界隈での開催になりそうです(そう言えば前回は大阪からわざわざご参加いただいた方もいらっしゃいましたね。)。

予算は多くの方のご要望の通り1万円以内。ワインとそれに合うおいしい料理をマリアージュしていただきます。ワインの種類をシラーズとかピノノワールというようにぶどうの品種で絞り込んでみるのも面白いかもしれません(この辺もご要望あれば何なりと)。

個人的にはブルゴーニュの赤で、といきたいところですが、ブルゴーニュは最近高い。ユーロ高とワインの値上がりのダブルパンチです。そうであれば予算の割りに美味しいワインがそろえられそうなオーストラリアなどが狙い目かもしれません。

会場のキャパやワインの準備などもありますので、今回もマックスで30名程度の会になると思います。詳細が決定したらこのサイトでいち早く募集を行いますので、その時は是非応募してみてください。

開催曜日や開始時間、参加人数など何でも結構です。興味のある方はご意見をコメント欄にお願いいたします。

投稿者 shinoby : 08:33 | コメント (1) | トラックバック

2008年3月27日

グルメ設計塾リターンズ?への道

このブログの読者2名の方にプレゼントしたこちらのワイン会は楽しい会になったようです。企画をしたこちらの渡辺さんからは男性、女性お一人ずつが当選された、という連絡をもらいましたが、その男性の方から直接お礼のメールをいただきました。

当選されたIさん(イニシャルだけにしておきます)によると、当日はもう一人当選された女性の方と隣合せになり、ブログの話題やワインで話が弾んだそうです。しかもその隣の方は、2年以上前に青山の真鴨堂で開催されたグルメの会にも参加された方だったそうです。2回の抽選を突破した強運の方です。このブログを2年以上お読みいただいているということですね。ありがとうございます。

Iさんからのメールは会場の素敵な雰囲気が伝わってくる、とても温かいものでした。そしてこんなリクエストもありました。

===
もしもまたその気になられるようでしたら、再度「グルメ設計塾」なぞ、企画いただければいいなー、なんて思ってしまいました。(お忙しいから難しいとは思いますが…)
===

いえいえ、忙しい中でも、時間はつくり出すものです。ブログをお読みになっている方からのご希望が多ければ、第2回グルメ設計塾「グルメ設計塾リターンズ」を渡辺さんに提案してみたいと思います。

そこでお願いですが、イベント開催にご興味ある方は下のブログのコメント欄から投稿していただけないでしょうか?興味あります、だけでも結構ですし(希望されている人数が予想できますので)、ご要望を書いていただければさらにありがたいです。

例えば
予算 1万円以内でお願いしたい
日程 平日の夜が良い
飲み物 ブルゴーニュワインが飲みたい
料理 肉料理を合わせる
ゲスト ソムリエを呼んで欲しい
・・・・
といった具合にご自由にどうぞ。

渡辺さんもこのブログを読んでいると思いますので、コメントが集まったら相談するようにします。コメントが集まらなかったら・・・・?

また機が熟するのを気長に待ちたいと思います。

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2008年3月26日

サクラサク

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久しぶりに千代田区の三番町エリアに出かけました。九段下にかけての靖国通りは、桜が見事に咲き始めていました。花粉症を一瞬忘れることができるくらいのうっとりとする夜桜。そんな素敵な日に素敵な方々と素敵なお店でお会いすることができました。

お店はその名もさくらさくら(電話番号まで桜が咲いています)。新鮮なお魚と野菜、そして珍しいお酒が飲めるお店です。盛り付けからお店の方の料理に対するこだわりが伝わってくる魅力的なお店でした。決して広くは無い店内でしたが、お店は常連さんらしきお客様で満席でした。そしてナゼか隣のテーブルにこちらの会社のザビエルさんが。偶然の遭遇でしたが、これも不思議なご縁です。

一緒にお食事をさせていただいたのは、私が個人的に最も注目しているこちらの出版社のお二人。社長室ブログで弾けまくっている(!?)干場社長、とそのブログに頻繁に登場するものの、名前付きでの顔出しは本邦初公開らしい編集の原さんでした。

新しい書籍のお仕事をご一緒させていただくことになり、そのキックオフということでしたが、初対面の干場社長はブログの雰囲気そのままのキャラクターでした。初対面とは思えないリラックスした雰囲気で、出版業界裏話から会社の経営、そして本の制作まで、話題は次々に変わり、会話が弾みまくりました。業界では美人社長として有名な方ですが、私には「勝間和代を発掘した物書きの目利きのプロ」に見えて仕方ありません。

食事の前に、三番町にあるオフィスにもお邪魔したのですが、このオフィスに行くととても驚くことがあります。行った方にしかわからないので秘密にしておきますが、会社全体から「すごい会社になるオーラ」がビンビン出ているのを感じました。社員の皆様のイキイキとした目、全体に漂う熱気・・・創業当時のマネックスを思い出し、うらやましくも圧倒されました。

新しい方との出会い、夜桜、そしてお店はサクラサクラ。サクラサクという言葉が思わず出てしまうような、期待に胸ふくらむ楽しい夜でした。

080325d21.jpg

さくらさくら
千代田区九段南2-5-5 イシカワビル九段1F
03-5213-3939

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2008年3月23日

目黒川の桜

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東京の桜の開花宣言が出たようです。満開になると大勢の人で混雑する中目黒駅近くの目黒川の桜ですが、まだほとんど咲いてはおらず、人出もまばらでした。

ところが、目黒川沿いのいつも行っているレストランに入ってみるといつも余裕を持って予約なしに入れるお店が満席。カウンターでしばらく待つことになりました。

このお店ではオーガニックな食材を使った野菜たっぷりのメニュを楽しむことができます。写真はタパスの盛り合わせですが、焼いたカリフラワーの香ばしさが最高でした。もちろん豚のテリーヌといった肉料理もありますが、このお店では野菜が主役のような気がします。野菜が入ったモチモチのニョッキも美味しかったです。

なぜお店が突然混雑しているのか?単なる偶然なのかそれとも取材などで取り上げられたせいか、お店の人に聞くのを忘れてしまいましたが、このような材料を吟味し、安全でおいしいものを提供する良心的なお店が繁盛するのはうれしいことです。

ウェブを調べてみると目黒川の桜が満開になる次の週末からは特別メニュになるそうです。その間はさらに一段と混雑するでしょうから、料理をじっくり味わいたい方はその季節が終わって目黒川周辺が落ち着いてから出かけてみるのが良いと思います。

桜を楽しんでその後ディナーという予定を立てるなら、早めの予約が必須です。

マザーエスタ
目黒区青葉台2-20-14
5724-5778

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2008年3月21日

新感覚中華

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<業務連絡>
本日は各マネー誌が一斉に発売されます。日経マネー、マネージャパンの連載に加え、今回はあるじゃん、マネージャパンの特集「3か月に1回チェック!簡単資産管理術」にも登場しております。書店でご購入ください。
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最近は(幻冬舎の社長が激怒している)ミシュラン(日本版)で星を取ったということで予約が取りにくいという評判のお店に久しぶりに行ってきました。休日の夜でしたが、直前でも何とか予約が取れました。ラッキーなのか、それともようやくお店もブームから落ち着いてきたのか。いずれにしてもこのお店ならではの新感覚の中華を楽しむことができました。

久しぶりに行ってみて感じたのは、ワインの品ぞろえがさらに充実してきたこと、そして諸物価高騰の影響か値段が全体にやや値上がりしていたことです。料理の構成もずいぶん入れ替わり、一番楽しみにしていた姫帆立貝の老酒漬けはメニュにはなかったのが少し残念でした(後で聞いたら、これからの季節出てくるそうです)。

で、今回は、麻辣炒鴨下(アヒルの舌の山椒・唐辛子炒め)が入っていたので(写真)、コース料理にして、お店のチョイスにお任せすることにしました。一番リーズナブルなコース料理です。メインの麻辣炒鴨下は以前に食べたときと同じように香菜や山椒がアヒルの舌の肉によく合う、少しピリッとして香り高い料理でした。上品だけどワイルド、シンプルだけど複雑なこのお店のスペシャリテでした。

お酒も中国酒ではなく白ワインを選びましたが、こちらの料理には全体にワインがとてもよく合います。ワイン自体のチョイスもリストを見ていただくとわかりますが、店主自らが選んだものらしくこだわりが感じられました。

食事を始めたのが9時近くになったので、最後の客になってしまい、帰り際に店主の小林さんとお話してきました。とても実直で真面目な方でした。そんな誠実なお人柄がお店の雰囲気や店員の方の応対にも反映している気持のよいお店です。

ちなみに料理は、電話で予約するときにリクエストすればメニュにないものも準備することが可能とのことです。次回は姫帆立貝だけではなく、以前食べてこれまたお気に入りのパパイヤのスープも予約時に注文して再訪したいと思いました。

御田町 桃の木
東京都港区三田2-17-29
オーロラ三田105
11:30〜14:30 (L.O. 14:00)
17:30〜22:30 (L.O. 21:30)
03-5443-1309

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2008年3月15日

神保町のメンチカツ

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神保町にランチに出かけました。公私でお世話になっているこの会社の皆様に連れて行っていただいたのです。TBSのこの番組でコメンテーターで出演されているのを何回か拝見したことのある、島田知保さんもご一緒して、総勢7人の楽しいランチとなりました。

神保町駅から近いこのお店は創業が明治時代という老舗でした。店内はレトロなムードが漂い、お昼からビールを飲んでいる年配のグループもいたりして、お客様もレトロです。

一緒に行った小松原さん(対談でもお世話になりました)の強力な推薦によってメンチカツを注文しましたが、これが秀逸でした。

一見シンプルな盛り付けですが、ナイフを入れると中から湯気とともにジューシーな肉汁がこぼれてきます。味も肉の味を前面に押し出したストレートな味付けで脂分は多いのでしょうが、意外にあっさりと食べられてしまいます。付け合わせの千切りキャベツに自家製のドレッシングをかけるのも洋食店の雰囲気でGoodです。

不思議なことにこのお店にはコーヒーがありません(メニューに大きく書いてあります)。何故でしょうか?そして食事が終わると温かい緑茶が運ばれてきました。洋食の後に緑茶。これも不思議に胃をさっぱりとさせてくれさわやかな食後感にしてくれました。

次に来るときは仕事のない日にふらっと入って、ビールを飲みながらゆっくりランチをする贅沢な時間を過ごしてみたいと思いました。

ランチョン
東京都千代田区神田神保町1−6
日曜・祝日休
03−3233−0866

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2008年3月10日

アニバーサリー

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ネットで偶然見つけて入ったイタリアンのお店です。わかりにく場所にあるのですが、暗闇にお店を見つけた瞬間、まずその外観のユニークさが気に入りました。最寄り駅は恵比寿ですが、駅からはかなり離れているのでタクシーで行った方が良いかもしれません。

お店の中はとてもカジュアルな雰囲気ですが、おいしそうなものが出てきそうなオーラを感じました。2階席に案内されたのですが、スペースも広々としていて誰かの家に招かれたようなリラックスした気分です。ゴージャスなイタリアンではなく普段着のイタリアンが食べられそうです。

お店の方に説明を受けて初めて知ったのですが、この日はお店の6周年のアニバーサリー期間に当たっていたため、すべてのワインが半額になっていました。こちらも偶然アニバーサリー(何だかご縁を感じます)ということで、いつもより高いワインを注文してしまいました。

メニューはシンプルかつリーズナブル。コース料理が3675円と破格の安さです。イタリアンのコースにワインをグラスで飲めば2人で1万円以内に納まる感じです。中でも手打ちのパスタがウリのようです。麺のサンプルを盛り合わせたお皿を見せてくれるのでいちいち質問しなくてもどんな麺で作るのかがわかるようになっています。やはり手打ちのもちもち感は乾麺とは違った美味しさがあります。

もし単品でどうしても注文したいものがあったらこのコースに追加で1品程度オーダーした方がリーズナブルに食べることができます。この日も追加でトリッパを注文しましたが、追加しなくてもボリュームは充分です。

もう一つこのお店の魅力はパンがおいしいことです。おそらく自家製で焼いているパンは香り高くサイドディッシュというより主役に近い活躍をしていました。

駅から遠いというデメリットをさまざまな工夫によってメリットに替えている、個性ある素敵なお店でした。リーズナブル&カジュアルにイタリアン、というシチュエーションにおススメします。

トラットリア ビゾーニョ
trattoria Bisogno
渋谷区恵比寿3丁目42番12号 ソレイユ恵比寿 1?2F
03-5792-5841

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2008年3月 8日

自然は最高!

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春が近づいてきました。ウェブで見つけたこちらの農園にいちご狩りに行ってきました。中央高速で甲府南インターで降り、15分ほど走るといちご農園が密集した地域に入ります。番号10番がこちらの出井農園です。

出井農園さんは有機肥料を使ったいちごを育てています。正式にJASの認定を取ったわけではないので「有機栽培いちご」と言うことはまだできないようですが、ウェブを見るとわかるとおり、かなり工夫をして育てています。

入場料は30分で一人1400円。温室に案内されるとあとは自分でおいしそうないちごを見つけて、ひたすら食べまくります。練乳の入ったパックを渡され(練乳はおかわり自由)歩きまわるのですが、温室内は気温が30度以上でかなり暑いです。Tシャツ1枚になっても汗だくになるくらいです。

練乳などつけなくても甘いいちごはとれたてのおいしさがあります。いちごは収穫されてからは熟成しないので、採った瞬間が一番おいしいのです。

平日の午後だったのでお客様は温室にはほかにだれもおらず、貸切状態で楽しめました。

080308dei-farm2.jpg

週末になると予約がかなり入っているようです。また前日にお客さんがたくさん来るといちごが全部採られてしまってお休みということもあるようです。

30分食べるとおそらくスーパーで売っているいちごパック3箱分くらいはたべたでしょうか?すっかり胃の中がいちごだらけになってしまいました。

これからいちご狩りはハイシーズンになりますが、

■ 予約をしてから出かける
■ できれば平日週末、休日に行くならなら朝一番に行く(良いいちごが無くならないように)
■ 食事の前に行く(食後だとあまり食べられません)
■ ウェットティッシュとTシャツを持参(手がベタベタになって暑いです)

をおススメしたいと思います。

出井農園さんは親切で有機肥料を使った安心農園。おいしいいちごを堪能できました。また来年も行きます!

出井(でい)農園
山梨県甲府市小曲町1277
090-3148-9871

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2008年3月 3日

極太もちもち麺@中目黒

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お酒を飲んで食事をした後で、無性にラーメンが食べたくなることはありませんか?

20代の頃は必ずと言っていいほど、お酒を飲んだ後に深夜にラーメンというパターンがありましたが、最近はさすがに機会は減りました。それでも、この週末のようについ2軒目ということでラーメンを食べてしまうことがあるのです。

この週末、土曜日は極細麺のそばでしたが、日曜日は極太麺のつけ麺でした。

中目黒の駅前にあるこのお店はつけ麺がメインです。普通のラーメンもあるようですがほとんどのお客さんはつけ麺を注文しています。麺の量、それにトッピングを選んで注文するシステムになっています。店内は雑然としていますが、店員さんは親切。いつも熱気に溢れたお店です。

出てきた麺は店名の通り、こだわりを感じるものでした。極太で、弾力性が強く、もちもちとした食感が独特のものです。食感で思い出したのは大阪で食べた「風月」の塩やきそばでした。太い麺で麺だけも粉の味が楽しめるところが共通しています。

つけダレはゆず風味で酸味があり、さっぱりといただくことができます。のりや野菜などのトッピングを入れるとさらにバリエーション豊かに味わいが広がります。汁そばではなくつけ麺なので食後感もさわやか。

実はつけ麺の前はオーガニックレストランでヘルシーに食事をしていました。健康的なのか不健康なのかわからない(いや、明らかに不健康ですね)夕食になりました。


フジヤマ製麺
目黒区上目黒3−3−9 第2牡丹ビル 1F
営業時間 11:00〜翌0:20
定休日 年末年始

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2008年2月24日

大阪の必勝リレー

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門真市にある会社の社員の方向けセミナーで、週末大阪に来ています。土曜日の午後から2時間開催したセミナーは出席率がほぼ100%。いつもの大阪のノリではなく、少し戸惑いましたが、最後の質問時間も時間オーバーしてしまうくらい熱心な方が多く、終了後のアンケートも満足という回答がほとんどで安心しました。

せっかく大阪に来たのですから、やはりこのお店に行かないわけにはいきません。セミナー終了後向かったのは2年前にも行った黒門市場にある名店でした。

いつものように予約で一杯。カウンター席に着くと、前回も偶然ワインを選んでくれた宮内さんが、接客してくれました。2000年のブルゴーニュで前に飲んだのがとても美味しかったから・・・、と曖昧な記憶を話すと、セラーから運んできたのは前回と同じワインでした。値段がどうなっているか心配でしたが、せっかくなのでお願いしました。

串揚げはお任せでストップするまで順番にいろいろな素材が出てきます。海鮮や野菜が特に美味しく、具の火の通り具合が絶妙で揚げ物なのにスイスイ食べられてしまうのです。20本くらいは軽く食べられます。赤ワインとの相性は抜群でした。

今回初めて気がついたのはこのお店では塩、ソース、しょう油、など5種類の調味料がテーブルにセットされているのですが、どれがおススメなのかを串の向きで教えてくれているということでした。ソースがおススメなら手元に置いてもらった串の先がソースの方向を指しているというわけです。黒門市場の2階でワインと串揚げ、というビジネスを成功させているのには、さまざまな面での工夫があるからだ、と改めて感心しました。

お腹がいっぱいになってしまい、デザートをスキップしてお会計。ワインがいくらになっているのはドキドキしましたが、前回とほとんど変わらない価格でした。東京では考えられない良心的な値段はうれしいものです。

外は寒くて雪がパラついていましたが、2軒目は北新地にあるこちらのバーへ。大阪に来ると最近いつも立ち寄るお店です。

シングルモルトもおいしいのですが、カクテルもさすがの切れ味です。そして最高なのが自家製のビーフジャーキー。ハワイでお土産に買ってくるものとはまったく違う、香り高き最高のツマミです。雪のせいかお客様も少なく、楽しいお話をたくさんきかせてもらうことができました。

次回、大阪にくることがあったら、またこの「必勝リレー」でいこうと思いました。

六覺燈
中央区日本橋1-21-16 
たこそうビル2F
06-6633-1302

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2008年2月23日

がっつりフレンチ

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昨年書籍の編集でお世話になった方と、久しぶりにしっかりとしたフレンチを食べました。芝パークホテルとフランスにあるお店が有名なレストランの汐留にあるお店です。新橋の駅から歩いて行くとかなりわかりにくく、かつ遠い。お店の中も狭いので高層ビルの開放感を味わえるというわけでもありません。

しかし料理はさすがに満足できる内容でした。

コースになっていて、品数によって価格が変わってきます。そしてメニューの左側にあるページから好きな料理を選んで自分で組み立てることができるのです。ボリュームが多そうだったので、前菜とメインを1つずつ選ぶミニマムなコースにしましたが、量的には十分です。

アミューズ、前菜、メイン、そしてデザート(写真)とサービスもスムース。どれもがっつりとした正統派フレンチなのですが、ちょっとした工夫があって驚きを感じるところにセンスを感じます。

特にメインに選んだイノシシはソースの味と肉のやわらかさが絶妙のバランスで、これぞ冬のフレンチでした。デザートはラム酒のババというものでしたが、サバランのようにラム酒の効いた大人の味でした。盛り付けもユニークで締めくくりにふさわしい一品でした。

ホテルにあるフレンチというと割高でそれなりの味というのが定番です。こちらのお店はホテルにあるというより、お店の上にホテルがあるように思いました。ホテルに宿泊することはこれからも無さそうですが、このフレンチレストランは、いつかまた来て観たいと思えるクオリティです。

新しい出版の企画の話も盛り上がり、元気が出る夜になりました。

ガストロノミーフランセーズ タテルヨシノ
港区東新橋1-7-1
パークホテル東京 25F
03-6252-1155

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2008年2月10日

南青山で一休み

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青山界隈にたまに出かけるのですが、何でも値段が高いのにはうんざりします。駐車場は30分400円、つまり1時間で800円が当たり前。ちょっと車を置いておくとすぐに2,3千円はかかってしまいます。食事をするお店も全体に割高です。カフェなどは雰囲気は良くても、狭い店内に詰め込まれて平気でコーヒー600円となってしまいます。スタバもありますが、割安に見えるせいか、店内はいつも混雑していてここもまた落ち着けません。

アヴェダという化粧品の会社を知ったのはつい最近ですが、そのショップの横に併設されているカフェがあります。南青山の狭い道を入ったところにあるのですが、このカフェは落ち着けます。

餃子事件を機に食に対する関心が高まると共にマクロビオティックスとかオーガニックが話題になっていますが、このピュアカフェは正確にはヴィーガンカフェというカテゴリーらしいです。ヴィーガンとはVeg(etari)an(ヴェジタリアン)を短縮して作られた言葉で、動物性の食物を一切取らない人のこと。蜂蜜や卵や牛乳といった動物性の素材が使われた製品も使用しない。ストイックな食生活です。

私はヴィーガンではありません(ブログ読めばわかりますね・・・)。その対極にいるような食生活をしているのですが、このお店は、ヴィーガンのストイックな雰囲気を感じることもなく、私のような雑食人間でも気持ちよく時間が過ごせるのが良いところです。

素材を厳選しているのと調理に手間がかかるせいか、価格は全体にやや高めです。しかし周囲の青山価格と比較すればこの満足感は割高に感じることはありません。

青山に出かけて一休みしたくなったら探して行ってみてください。

ピュア カフェ(PURE CAFE)
03-5466-2611
港区南青山5−5−21
アヴェダライフスタイルサロン&スパ 1F

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2008年2月 3日

日帰りの名古屋

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名古屋証券取引所のウィンターセミナーで午前と午後の2回、「個人投資家の投資収益向上法」というテーマでお話させていただきました。

1月も厳しい相場が続きましたが、個人投資家は「専門家」の相場見通しに振り回されるのではなく、過去から学ぶべきであることを具体的な数字で説明しました。そして具体的な投資収益向上法として3つの方法を提案しました。これは私自身が実践している方法でもあります。

 メンタルコントロールできる取引方法を活用する
 市場平均を超える投資判断ができるようにする
 リスクを取りすぎず、長期で続けられる「仕組みを作る」

会場は2回とも200人近い方にお集りいただきましたが、早速出席された方からのメールもいただきましたが(Kさんありがとうございます)、言いたいことはしっかり伝えることができたようで良かったです。

午前と午後の間の時間が3時間あったので、名古屋証券取引所の藤岡さんに教えていただいた(手書きの地図までいただき感謝です)こちらのお店へ歩いて行ってみました。会社のグルメな同僚の方のご紹介ということでしたが、きしめん入りのビーフシチューという名古屋ならではのユニークなランチを楽しめました。

お店は和風のゆったりとした席配置。ジャズがかかっていて落ち着けます。出てきたビーフシチュー(1800円)はふたを開けてもらうとまだグツグツ煮立っています。熱々を小どんぶりに移してハフハフしながら食べていきます。行儀が悪いと知りつつ、一緒に注文したご飯をシチューの中に入れて混ぜて食べると見た目はともかく味は最高です。

中に入っていたきしめんも歯ごたえのあってシチューに違和感なく入っていました。トマトソースのフェトチーネを食べているような感覚です。結構ボリュームがあったのですが気がつけば完食。この、こってり感はやはり名古屋フードの伝統です。

寒い一日でしたが、体が温まり午後も元気に講演ができました。名古屋証券所の皆様、お世話になりました。そして、会場にご来場の皆様、ありがとうございました。

十の字
名古屋市東区泉1-11-35
052-962-7277
第3日曜日お休み

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2008年1月23日

カレーのリゾット

<業務連絡>
昨日、TOPIX連動ETFを買い増ししました。本日下げればまた買い出動するつもりです。
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080122curry2.jpg

食べ物の中ではカレーはトップクラスに好きなものなのですが、実はリゾットも好物の1つです。そんな好きなものが一度で味わえるということで最近はまっているのが、こちらのお店の一番下のメニュです。

キチュリというのは、インドに行った時も見たことがありませんでしたが、インドのどの地方の料理なのでしょうか。前回の写真と見た目変わりませんが、通常のカレーと同じバスマチライスで作ったご飯です。水気があってリゾットのようにやわらかいのですが、しっかり芯が残っています。その中にカレーの風味があって、インドとイタリアンの融合のような今まで味わったことのない組み合わせです。この「カレーリゾット」にまたカレーをかけて食べるのが、カレー好きにはたまりません。カレースープにはもう少しパンチが欲しいところですが、このご飯の魅力にいつも負けてしまうのです。

これで600円。価格も満足。お店の方も親切。言うことなしですが、唯一の難点は通行人から食べているのを見られるのが少し恥ずかしいところです。テイクアウトもありますが、やはりこのお店はカウンターで味わってみてください。

INDO WARA(インド ワラ)
03-5299-4468
中央区八重洲2-1 八重洲地下街南1号

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2008年1月20日

プロの味

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錦糸町にある会社の同僚の家に出かけてきました。IT関係の仕事を担当している人ですが、実は彼はフランスに1年行ってレストランで修業をしたことのあるという隠れシェフでもあるのです。

一人暮らしのワンルームの部屋ですが、キッチン関係が異常に充実しているのはやはり料理が好きだからでしょうか。独身男性とは思えない器具が揃っていました。濾し器があったり包丁も本格的です。なぜかウォーターオーブン、ヘルシオも冷蔵庫の上に鎮座していました。

事前に調達して準備してくれた、手長海老をはじめ、鴨にフォワグラまで豪華な食材を使って1時ころから食事がスタートしました。

前菜 生ハム、オリーブと帆立のソテーの盛り合わせ
リゾット 手長海老とアスパラのリゾット(写真)
お魚 白身魚2種類の盛り合わせ
お肉 鴨とフォワグラ大根
デザート(ガトーショコラ)とコーヒー

という家で作る料理とは思えない素晴らしいコース料理でした。元シェフのIさんの料理は、やはり仕上げのコツというか押さえるポイントが素人とは違い、出来上がった料理は味付けと言い、盛り付けと言い、家庭料理というより、お金が取れるプロの味に仕上がっていました。さすがです。

1時から飲みながら食べ始め、料理を作るのをみんなで見たり、休憩したり、とのんびり食べているうちに、最後のデザートを食べ終わったら夜の8時になっていました。

7時間の長いランチ(というかランチとディナー)。Iさん御馳走様でした。大変おいしゅうございました。

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2008年1月15日

伝統と革新

<業務連絡>
本日も日経新聞に広告掲載していただきましたが、こちらの書籍は年明け後も売れ行きが落ちず、ロングセラー化しているようです。お買い上げいただいた読者の皆様、ありがとうございます。是非読み込んで自分の資産設計手帳を作ってみてください。
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とある老舗ホテルの割引券をいただいたので週末にランチに出かけてみました。12時の予約が何とか取れ、お店に入るとほとんど満席でした。景気後退と言われていますが、ホテルの中には人が溢れていて別世界のようです。

そのお店はメインダイニングではなくブラッスリー風のお店でした。ランチにはコースが用意されていて、4千円程度からランクが上がっていく仕組みになっています。オードブルとメインそれにデザートとコーヒーのついたコースを頼みました。

オードブルは2切れほどの小さなオマール海老が乗った一口で食べられるような上品過ぎる一皿。盛り付けは昔の洋食風でした。そしてメインで注文したローストビーフは逆にボリュームたっぷりでしたが、肉の味は感じられず、完食するのがやっとでした。

サービスも雰囲気も良く、居心地は決して悪くないのですが、料理が何だか古めかしいのです。デザートに食べたプリンは小学校の頃デパートのお好み食堂で食べたプリンアラモードの味がフラッシュバックしました。敢えてそのような懐かしい伝統の味を守ろうとしているのでしょうか。確かに客層を見ると、もう何十年もこのホテルに通っている常連のような方が多く見られました。

しかし、この伝統を守っているだけではこのホテルは厳しいのではないかと想像します。常連のお得意様向けに頑固に味を守っているだけではお客様の広がりはなく、今の常連さんが高齢化していったら、明らかに先細りになっていくからです。

伝統を守りながら、新しいものを柔軟に取り入れて革新を続ける。伝統があって格式あるホテルであればあるほど過去の成功体験から一歩を踏み出すのは勇気が必要だと思います。果たしてホテルの経営陣はこのような現状をどのように考えているのでしょうか?

少なくとも常連ではない私のような立場から見ると、このお店のこのランチに税金・サービス料を入れて一人5千円近くを払うのは相対的に見て割高に感じます。割引券が無かったら・・・同じメニューであれば、残念ながらもう行くことは無いと思うのです。いや、敢えて厳しいことを言わせていただければ、割引であっても食べに行こうとは思わない、というのが正直な感想でした。

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2007年12月23日

タイ丼

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<業務連絡>
本日こちらの雑誌が発売になりました。タイトルが「わが家の「家計・資産」レバレッジ増益プラン」となっています。「レバレッジ」というセンセーショナルなタイトルにどんな編集をされているのか少し不安になってきました。
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オーベルジュフェリスの帰り道は知り合いの方に教えていただいた西伊豆のお店に行ってみました。ウェブ上では密かに有名な海鮮のお店らしいですが、リーズナブルに新鮮な魚介類が味わえました。

お店は外観も何だかちょっと寂しげ。お店に入ると庶民的な雰囲気で正直料理への期待は少しシュリンクしました。雑然とした店内にバラエティ番組のテレビがかかっている状況は地元の定食屋さんといった感じでした。

しかし注文したタイ丼(写真)は東京では食べられない見事な一品。わざわざ来た甲斐がありました。

お魚も新鮮なのですが、卵も自家製らしくこってりとした濃厚な味わいがありました。ご飯も硬めに炊いてあって、たれにつかったタイを生卵と混ぜてご飯にのせて食べるとバランスの良い美味しさが広がります。決して派手な味ではないのですが、素材が活かされた地元の味でした。たっぷりのタイが入って1260円というのは格安です。

もう1つ注文したお刺身定食も美味しかったのですが、これは東京でも同じくらいのものは見つけられそうです。このお店ではタイ丼をおススメします。他にも手巻きすしなどがありましたが、食べていないので何とも言えません。

周辺には観光施設も点在していましたが、お客さんもまばらで何だか寂しい雰囲気でした。交通の便を考えると車で行くのが正解です。

やま弥
静岡県沼津市西浦平沢92-4
0559-42-2477

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2007年12月16日

天神橋

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梅田の北にある天神橋。どうやら私のテイストに合っているようです。

前回行った餃子の三風さんの近くにあって、ブログの読者の方に教えていただいたお店に出かけました。時間帯が良かったのか意外にすんなりと入れました。カウンター前に座ると、お店の方が親切に注文方法を教えてくれます。

寒かったので焼酎のお湯割りを注文し、まずは辛子れんこん、生姜の甘酢漬けで飲み始めました。

メニューのほとんどが揚げ物。といっても東京のてんぷらではなく出来立てのさつま揚げや蒲鉾を目の前で揚げてもらい、熱々を食べることができるのです。冷めないようにするため2品ずつ頼んでください、と親切なアドバイス。最初に頼んだのが、しいたけ(写真)と白子でした。

出来立ては周りがふわふわで、たこやきのようなさつま揚げのような味わったことの無い食感です。中までしっかり火が入っているので、注意しないと火傷してしまいます。夢中になって食べているとあっという間に平らげてしまいました。焼酎との相性も抜群です。

カウンターの前で作っているのを見ていると飽きません。すり身で具材をくるめて、揚げていく。中には卵やもやし、キャベツといった見たことのないものもありました。

関西の軽妙なノリのお店の方々の暖かい雰囲気のお店でお腹も心も満たされました。天神橋には路地裏にたくさんの美味しいお店があることがわかりました。次回もまた探索してみたいと思います。

八尾蒲鉾店
大阪市北区天神橋5−1−5
090−4275−4351

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2007年12月 9日

広尾にある北海道

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友人のN氏夫妻と広尾のフレンチに出かけました。

広尾と言っても恵比寿と広尾の間にある立地としてはあまり恵まれた場所ではありません。実はこのレストランを見つけたのはひょんなきっかけからでした。

北海道にいつか行きたいと思っているこんな場所があります。広尾のお店はここの姉妹店なのです。

お店の内装は思ったよりもエレガント。天井が高く、何となく北海道を思わせる落ち着いた雰囲気です。壁には鹿のはく製が飾ってあったりするのも東京を忘れさせます。

ここの売り物は新鮮なシーフードとジビエです。豪快なPlateaux de Fruits de Mer(北海道産海の幸の盛り合わせ、写真)は生カキ、カニ、牡丹海老、などがふんだんに盛り付けられた見た目も楽しい一品。シャンパンと合わせると最高です。

そしてジビエは鴨とイノシシをいただきました。こちらは北海道産ではありませんが、肉の中から散弾銃の弾が出てきたのには驚きました。味わいは思ったよりもマイルド。ジビエの臭みがまったくなく少し物足りないほどでした。

料金設定、特にワインはリーズナブルで最後の会計も思ったよりもずっと抑え目でこちらも満足でした。ジビエがもう少し熟成する時期にもう一度行って見たいおススメレストランです。

BRASSERIE MANOIR ブラッスリーマノワ
東京都渋谷区 広尾 1-10-6 プロスペクト グラーサ 広尾 1F
03-3446-8288

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2007年11月30日

やっぱりここ

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やはり日本酒を飲むならこのお店しかありません。

運よく予約が取れて、7時前にお店に行くと、いつもの村越店長のまあるい笑顔がお出迎えしてくれました。

このお店の日本酒の品揃えは、とにかく選びきれないくらい大量です。最近はお酒も料理もすべて村越さんに選んでもらうようにしています。その日の天気や魚の仕入れ状況、お酒の味などを考えてもらえるので、驚きのあるお酒と料理のマリアージュが堪能できるのです。

最初はぬるい燗酒、その次は冷おろし・・・と料理が出てくる毎にお酒も1合ずつ考えて出してくれます。名物のはんぺんも豆腐に自然薯をかけた一品も良かったのですが、絶品はししゃも(写真)でした。一見居酒屋にありがちな料理なのですが、食べて見るとコクのある甘みにびっくりしました。写真では表現できない超越した料理。お店に行ったら是非注文してみてください。

お任せにすると会計が・・・と心配する人がいますが、自分で頼んでもそんなに予算は変わりません。村越さんは、リーズナブルで美味しいものをしっかり目利きしてくれるので、安心して飲んでいられます。心配だったら最初から予算を伝えておくのも良いかもしれません。

何種類飲んだか忘れましたが(笑)、気に入ったお酒がありました。純米吟醸「真澄」山廃造り、二夏越し、というお酒です。早速帰りにお店で購入して帰りました。好きなお酒は買って自宅でも味わえるのが、また楽しいお店です。

日本酒とそれに合わせた美味しいものが食べたい方には自信を持っておススメできるお店です。

岡永倶楽部
東京都中央区日本橋馬喰町1-7-3 1F
03-3663-2800

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2007年11月24日

ガレットの楽しめる3店

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ガレットという料理、実は数年前まで知りませんでした。簡単に言えば、そば粉のクレープということになりますが、日本そばとは違った香ばしい生地に甘いものから卵やハム、ベーコン、マッシュルームまでバリエーション豊かなトッピングを楽しめるシンプルだけど奥の深い料理です。ランチにも軽いおやつにも、そしてお酒にも合う懐の深さが魅力。

はじめて食べたのはたぶん・・・

銀座にあるこのお店だったように思います。そば粉のクレープと聞いても甘い子供のお菓子くらいにしか思っておらず、期待していなかったのですが、食べた瞬間大好きなメニューになりました。

ここで少し遅いお昼にガレットを食べるとワインが無性に飲みたくなります。時間をはずしていくと空いていることがあって、ゆったりとした空間で至福の時間を過ごせるのです。ささやかな贅沢です。

昨日偶然入った、表参道の裏道にあるこのお店もガレットの味は最高でした。しかもエスプレッソ&カルヴァドスといったドリンクメニュもあって、お酒の種類も日本では珍しい本格的な品揃えです。ワインのリストもそろっていて、デザートではなくお酒と楽しむガレットが堪能できます。

写真はキャラメルアイスとホイップクリームがのったガレットですが、甘いだけではなく微妙な塩味とのバランスが奥深いのです。甘さも全体に抑えてあるので単なる甘ったるいデザートとは別物です。

ちょっと残念だったのは、お店が狭くて席の間が狭く、詰め込み過ぎなこと。場所柄コストの問題もあって仕方ないのでしょうが、お茶を飲むために一服しようにもあまりリラックスできません。ディナーをするには落ち着かない雰囲気です。ガレットとはそもそもそういう雰囲気で楽しむものなのかもしれませんが、値段を考えるとちょっと割高に感じてしまいます。

ガレットといえば、五本木の駒沢通り沿いにあるポポット(POPHOT)(03-3794-6769)もはずせません。小さなお店でゴージャスな雰囲気ではありませんが、ここも妥協の無い味が気に入っています。

紹介した3店ならどこも美味しいガレットが楽しめます。2人で行くなら、1つは塩バターはちみつといった甘さと塩味のバランスで楽しむもの、もう一品はハム、シャンピニオン、卵、といったお食事系のもので交換しながら味わってみてください。

東京にもお酒のメニュが充実した大人の楽しめるガレットのお店がもっと増えてほしいと思っています。

ル ブルターニュ表参道店
渋谷区神宮前3-5-4
03-3478-7855

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2007年11月20日

ミシュランガイド

<業務連絡>
東京証券取引所で開催されるセミナー。東京では今年最後のセミナーになると思います。どなたでもお申込みいただけます。
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ミシュラン東京版のランキングがマスコミに発表されました。朝からテレビもこの話題で大騒ぎです。

3ツ星になった8店のリストを見て、わかったことがありました。それは

自分が行ったことのあるお店が1店も入っていないことです。名前を聞いたことのあるレストランやお寿司屋さんもありますが、足を運ぶところまではいっていません。星2つ中には数店行ったことがあるお店が見つかりましたが、ほとんどは行ったことのないお店ばかりです。

これだけ話題になっているということは星のついたお店には大量のお客さんが殺到することが予想されます。予約も取れず、お客さんで混雑し、そのうちに味やサービスが変わってしまうかもしれません。そう考えると自分の好きなお店はランキングされてない状態は実はラッキーなのだと気がつきました。ミシュランに紹介されることで過大評価されてしまうよりも、皆に知られていないおいしいお店の方がバリューがあります。有名な銘柄よりも、知らない銘柄に投資する割安株投資と似ています。

その意味では田町のここがランクインしてしまったのは、複雑な気持ちです。しばらくは予約が取れなくなってしまうのでしょうか。変わらないお店であって欲しいと思います。

ちなみにミシュラン東京のランキングリストはこちらです(アクセス集中しているようで重いです)。

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2007年11月18日

大阪もディープでした

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名古屋やら大阪に移動し、夜は読者の方に情報をいただいた北区にある天神橋筋商店街に行ってみました。梅田からタクシーで1000円ほどですが、周辺の雰囲気が大阪の下町になってきます。この商店街はアーケードが続く長い繁華街で全長が2.6キロメートルという日本一長い商店街らしいです。

遅い時間になると商店街は閑散としていますが、大阪らしい(と東京の人間が勝手に思っている)雰囲気が気に入りました。商店街を少し入ったところで見つけた餃子のお店に入りましたが大満足でした。

カウンターが5席と外にテーブルがあるだけのお店。一見大丈夫かな?という感じです。メニューを見ると、餃子の注文は1回だけ、餃子以外のメニューは注文から時間がかかります、などと書いてあって緊張します。ご主人が一人でやっているようですが、頑固職人のようです。

ビールを飲みながらようやく出てきた餃子は小ぶりなものでしたが、外がカリッとして中にしっかり味がついています。餃子のたれに自家製のラー油を入れるとこれが餃子の味をさらに引き立てます。3人で2人前をあっという間に食べてしまいました。

追加の注文はできない、と書いてあったのですが、恐る恐るご主人に追加できませんか?と聞くと、「今日はお店が空いているからいいよ」と意外にあっさり注文できました。餃子以外の料理もシンプルですがどれも水準以上で食が進みました。

かなり食べましたが、会計は3人で5千円。カウンターのメニュの裏には、雑誌ぴあの関西・餃子ランキングで1位になったとさりげなく書いてありました。ディープな店構えには好き嫌いがあるでしょうが、餃子は食べに行く価値があると思います。焼きだけではなく水餃子も忘れずに。。。

三風
06-6242-6758
大阪市北区天神橋5−3−3

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2007年10月31日

赤福と御福

前回名古屋に出張で出かけた帰りに名古屋駅で買った赤福(現在はお詫びメッセージしか表示されていません)が、最後の機会ということになってしまいました。甘いものはあまり食べない方なのですが、この赤福はこしあんと真ん中の柔らかく舌触りの良いお餅の相性が抜群でほとんど欠かさず買っていたのです。

その赤福が製造日偽装で販売停止になって、類似商品の御福餅(おふくもち)に人気が集ったところ、今度はこちらも同じ疑惑で販売を取りやめてしまいました。

御福餅と言えば、もう10年以上前のことだったと思いますが、東京駅で売っていたのを赤福と勘違いして買ったことがあります。東京では通常買えない赤福が買えたと喜んで帰って食べる前に赤福ではなく御福であることに気がつきがっかりしたことがあります。しかし、この2つの商品、実際味にそんなに違いがあるのでしょうか?

有限会社御福餅本家は創業1932年、一方の株式会社赤福は創業1707年、と歴史が違うようです。しかし売っている商品はどちらも8個入り600円で見た目はパッケージから中の商品まで見分けがつきません。それでも私を含め多くの観光客は御福ではなく赤福を求めているのです。おみやげのような知名度勝負のマーケットではブランド力の違いによって、1番手と2番手以下では極端な格差になってしまうのです。

今回の騒動で御福の全国的な知名度は一気に上がりました。販売停止は御福にとってもピンチですが、赤福の2番煎じというポジションを脱却するチャンスにできる可能性もあります。

伊勢の名物ファンの一人としては一日も早く、体制を立て直して販売再開をして欲しい。復活したら2つの商品の食べ比べをしてみたいと思っています。

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2007年10月21日

カジュアルイタリアン

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カジュアルに食べられるイタリアンのお店は意外に少ないものです。中目黒にあるこちらのお店はピザで有名ですが、実は前菜が最高です。ところが、予約がなかなか取れないのが難点です。今日もまた予約で満席でした。

そこで、思い出したかつての職場の近くにあったこちらのお店に行ってみました。

外苑前の駅から外苑西通りを歩いていった古いビルの地下にあります。決して立地が良いわけでなく、内装も簡素な時代を感じさせるものですが、久しぶりに入ったお店には美味しいものオーラが漂っていました。

トリッパやズッキーニとアナゴのフリット(写真)と言った前菜が1000円以下のリーズナブルな価格でそろい、ワインと相性抜群で最初からご機嫌な気分になれます。パスタを食べ終わった時点で、お腹がいっぱいになりつつあったので、メインは牛肉のカルパッチョにしましたが、これがまた甘くて最高の味わいでした。

店内は静かに音楽がかかって、客層も地元の常連のような方が多く、子供連れのグループも自然にお店に溶け込んでいました。

何だか東京にはあまり見かけない個性のある素敵なお店。好き嫌いはありそうですが、私は迷わずまたリピートしたいと思いました。

タヴェルナ・アズーラ
渋谷区神宮前3−38−12 パズル青山 B1F
03-3497-1586
火曜日

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2007年10月14日

本店の本店

ネットの調子が悪くて写真を掲載できないのが残念なのですが、昨日名古屋でのセミナー終了後、参加者の皆様と山本屋本店の大門本店で夕食をいただきました。

味噌煮込みうどんは名古屋にいくつかのお店がありますが、やはり山本屋本店が一番安定した味を提供しています。

その本店の本店である大門にあるお店には味噌煮込みうどんだけではなく、味噌煮込み味の鳥のすき焼きがあります。特製の鍋に味噌味のたれと出汁で味を整え、野菜や柔らかい鶏肉を入れて、とき卵につけて食べる、すき焼きスタイルの料理です。いくつかあるお店の中でもこのメニュがあるのは本店などごく一部のお店だけだそうです。

お店の方が調理をしてくれるのですが、漂ってくる香りはまさに味噌煮込みうどんそのものですが、卵につけて食べるとうどんとは違った味わいが楽しめます。甘みがあるのですがしつこくなく、味が濃い割りにはスイスイ食べてしまいます。たまねぎ、長ネギ、鶏肉とあっという間に平らげてしまい、最後はうどんを入れてさらに残りのスープをご飯にかけて完食しました。ご飯にかけて食べるとなぜかハヤシライスの味がするのが不思議でした。

お話を伺っていると、名古屋には味仙の台湾ラーメン、すがきやS、カレーうどんの若鯱屋など麺に関する奥深い文化があるようです。山本屋本店も大門の本店には栄や名古屋駅にあるお店とはちがうのんびりとした空気が流れていました。

また次回名古屋に行くときの行きたいお店リストが増えました。

山本屋本店 大門本店
名古屋市中村区太閤通6−5 ファーストオオノビル1F
052-482-2428

<備忘録>
FP前田さんにメールでいただいた名古屋名物情報

カレーうどんの若鯱屋

本店 鯱乃屋(黒川) 昔はここが「若鯱屋」という名前の本家

味噌煮込みうどん専門店「早本」

かしわ・うなぎの宮鍵 味噌すき焼きで有名。最後にきしめんを入れます。山本屋よりややこってり。名古屋名物「ひつまぶし」もおいしい老舗。

台湾ラーメン「味仙」本店

台湾ラーメン「味仙」矢場店

きしめんのよしだ エスカ店

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2007年10月 9日

小淵沢の星野リゾート

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リゾートホテルのレストランというと地元の素材を厳選とか、能書きはあっても、味に関しては何となく期待できないという印象がありました。こちらのレストランもウェブの洗練されたデザインと美味しそうな料理が果たして実際にどこまで実現されるのか半信半疑でした。

8時前に入ったレストランはカップルあり、家族連れあり、子供あり、とかなりバラエティに富んだ客層で、落ち着いた大人のレストランというよりはリゾート地のリラックスしたダイニングの雰囲気でした。やっぱりそうだったのか、と少し期待がしぼんでいたのですが、出てきた料理はそんな気分を吹き飛ばす素晴らしいものでした。

前菜からデザートまで力を抜かない料理が続き、ボリュームも良く考えられていて、レストランとしてはかなりの高水準でした。ハーブティーやプチフールといった細かいところまで心遣いが行き届いていて感心。料理も地元の野菜を使いながらも、パスタにニラが入っていたり、ひねりが効いています。

聞けば、この施設は1991年にマイカル系の法人向け施設として運営を開始したもののマイカルが経営破綻、軽井沢の星野リゾートが2001年に経営開始し3年で黒字化した施設だとか。

日本各地に1990年代に作られた大型リゾート施設は多くが経営に失敗し、別の組織によって再生が行われています。設備が充実した大型施設と言えども、運営を行うしっかりとしたノウハウがあって初めて価値を生み出すということをレストランの食事を味わいながら痛感しました。

オットセッテ
(ホテルリゾナーレ内)
山梨県北杜市小淵沢町129-1
0551-36-5111

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2007年10月 8日

小淵沢のうなぎ

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小淵沢で別荘ライフを楽しんでいる、友人H氏夫妻に連れて行ってもらったのは小淵沢駅近くにあるうなぎのお店でした。お昼の予約は休日の場合は11時からのみ、という条件。11時丁度にお店に到着すると既に長蛇の列が出来ていました。予約の名前を呼ばれ、すんなりと入ることができラッキーでした。このお店は予約して開店と同時に入ることをお勧めします。

予約のときに注文しておいたのが、白焼と蒲焼が半分づつになったお重でした。どちらも身はやわらかく、程よい味付けが上品なのですが、特に白焼はご飯に刻み葱がまぶしてあるひつまぶし風の味わいで、2つの味を平行した味わえる楽しい一品でした。

ご飯からお吸い物まで丁寧に作っているのが食べていて伝わってくる味は今まで食べたうなぎの中でもかなりのハイレベル。お店の雰囲気が昭和初期のレトロな建物の味わいをうまく残しており、うなぎを食べる雰囲気にぴったりでした。

車だったのでお酒は楽しめませんでしたが、次回はきも焼きを食べながら、竹酒を楽しみ、最後に2種類のうなぎ重で締めたい、とメニュー構成案が頭に浮かぶほどの印象深いお店でした。

Hさん夫妻、ご紹介ありがとうございました。

小淵沢 井筒屋
山梨県北巨摩郡小淵沢町1035番地
0551-36-5990
AM11:00〜PM2:00 PM5:00〜PM8:30
定休日 火曜日

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2007年10月 4日

カレー麺

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最近、マイブームになっているのが、カレーとラーメンを融合したカレー麺です。

先月行ったタイ料理のカウソイを出してくれるティーヌンはエスニックな味わいでしたが、最近室蘭ラーメンというカレーラーメンがちょっとしたブームになっているようです。北海道と言えばスープカレーでブレイクしたことがありますが、写真はちょっと暗いのでイメージしにくいかもしれませんが、このカレーラーメンはどうでしょうか?

このサイトを運営する石田さんにご紹介いただき、一緒に行ったのが、六本木にあるこのお店です。カレー鍋がメインの料理らしいですが、石田さんのおススメで冷やしかれー麺を注文しました。つまみのように3人でシェアしながら、ビール、焼酎と楽しむことができました。

冷たい麺なのですが、半熟卵とカレーと縮れ麺が絡み合って、いける味に仕上がっていました。お酒のつまみにも良かったですが、お昼のランチにも食べてみたいしっかりとした味わいです。

店内はカジュアルな雰囲気ですが、お酒、料理ともきちんとしたものが出てきます。一人でカウンターで夕食を食べている人、カップルで鍋を囲むテーブル、グループでお酒を飲んで盛り上がる席、と自由に楽しめる懐の深いお店。

冬になったらカレー鍋にもトライする機会があれば、とお腹一杯でお店を出ました。

かれー麺実之和 六本木
港区六本木3-13-8
03-3746-3312

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2007年9月30日

名古屋の麺

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名古屋証券取引所のサマーセミナーで日帰りで名古屋へ。小雨の中、中電ホールで午前と午後の2回の講演をさせていただきました。テーマは「個人投資家が株式投資で利益をあげられない3つの理由とその対策」。45分で話すには大きすぎるテーマでしたが、何とか時間内に説明をすることができました。会場は200人以上の個人投資家の方であふれています。終了後にも熱心な方が控え室まで訪ねてきたり、すごい熱気でした。

午前と午後の間に3時間も待ち時間が出来てしまい、前から気になっていた「あんかけスパゲッティのヨコイ」に行ってみました。名古屋にはきしめんや味噌煮込みうどんなど独自の麺類が多いのですが、このあんかけスパというのも地元では有名なようです。

カウンターに座り、メニューを見ましたが、どれがあんかけスパなのか良くわかりません。取りあえず一番上にあった定番らしき、ミラカンの普通盛り900円を頼みました。そもそもミラカンとは何なのかわかりませんが、後から調べてみるとミラネーゼ・カントリーの略らしいです。

出てきたスパゲッティ(写真)はお皿に敷いたソースの上に茹ででから油で炒めた極太のやわらかい麺がのせられ、その上からハム、ウィンナー、ピーマン、たまねぎをスパイシーに炒めた野菜炒めのようなものがかけられた、一品でした。

ソースも具も全体に味は濃い目、ブラックペッパー系の刺激が強い味です。麺はかなりもちっとしており、最初に食べた瞬間は粉っぽい気がしたのですが、慣れると不思議な魅力のある独特の食感です。

ソース、麺、具の3つをバランスよく混ぜて一緒に食べると、何と言うか子供の頃家で作ってもらったピザのような味がするのです。タバスコなどもかけるとさらにその雰囲気に近づきます。普通盛りでもかなりのボリュームで食べきれないくらいですが、常連らしき人たちは大盛りを当然のように完食していきます。何と言うか、お店の中が昭和にタイムスリップしたような雰囲気です。

あんかけ、という割りには片栗粉でとろみがついている訳でもなく、想像したよりも普通のスパゲッティでした。東京で言えば、銀座のジャポネと同じ系統と言えますが、このソースだけは名古屋に来ないと味わえません。

子供の頃の味を連想させるせいか、たまに思い出したように食べたくなる味。名古屋の麺は深いです。

スパゲッティハウス ヨコイ 錦店  
名古屋市中区錦3−14−25 アサヒビル1F
052-962-5855 

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2007年9月 9日

自宅で本場の味

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味噌煮込みうどんを自宅で食べることができました。台風のせいで名古屋に足止めになってしまったお陰です。味噌煮込みうどんの山本屋というのは2つあって愛用しているのは名古屋駅の地下エスカにもおみせがあるこちらの方です。

通信販売でも買うことができるのですが、生ものなので賞味期限が2日しかありません。早く食べたほうが麺の味が落ちないので早速食べました。セットの中には煮込うどん(生)、あじ味噌だけではなく、かつおだしのパックも入っています。持ち帰り用と言っても、だしで味を出してから作っていく本格的なものです。

油揚げ、ネギ、鶏肉、卵を入れるとさらに豊かな気分で楽しめるのです。食べるときの七味も必須です。

出来上がった味はお店で食べる味に極めて近いように感じました。鍋の熱さはお店より少し低いかもしれませんが、食べるときの温度としては充分です。

鋼のように固い麺とコクのあるスープ、名古屋オリジナルの味はやはり最高。ご馳走様でした。

山本屋本店 エスカ店
名古屋市中村区椿町6-9
新幹線地下街エスカ
052-452-1889
営業時間10時〜22時

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2007年9月 8日

カレーそば

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<業務連絡>
9月28日に丸の内でこちらのセミナー開催します。
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好きな食べ物といわれると、うなぎ、カレーが思い浮かぶのですが、実は麺類もかなり好きだったりします。そば、うどん、そうめん、ラーメン、パスタ・・・細長いでんぷん質のものは何でも目が無いのです。

うなぎと麺類を合わせるのは無理がありますが、カレーと麺類は相性の良いものです。カレー南蛮は好物の1つですし、インデアンカレーに行くと注文するのはいつもカレースパゲッティ目玉のせ、です。

しかしカレーに一番合う麺類はラーメンではないかと思うのです。ラーメンの縮れた麺にカレーが絡み、麺の歯ごたえとカレーの風味が同時に味わえるのは最高だと思うのですが、カレーラーメンをそろえているお店は少ないのです。

このコラムにカレーラーメンの話を見つけてからどうにも食べたくなって、見つけて行ったのが銀座にあるここでした。

タイ北部、チェンマイに行ったときに食べたようなカレーのスープに麺が入った一品。「カウソイ」という名前です。麺は普通のラーメンと揚げた麺がのせられています。タイでは揚げ麺だけだったような気もしますが、やや日本風にアレンジされているのかもしれません。

残念ながら麺が茹ですぎで伸びてしまったのですが、スープと麺の相性は抜群。スープはスパイスとアジアの香辛料が混ざり合い、お蕎麦やさんで食べるカレー南蛮にエスニックな味付けが追加されたような複雑な味わいで完食しました。このお店は是非「麺固め」で注文してください。

ティーヌン
中央区銀座5丁目1番先 GINZA 5 B1
03-3569-0365
営業時間 ランチタイム11:00〜17:00 ディナータイム17:00〜23:00 日・祝 22:00

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2007年8月26日

日経新聞の卵チャーハン

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<業務連絡>
こちらのサイトで「資産設計塾 外貨投資編」を「夏休みに読みたい外貨投資の本」に掲載していただきました。
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日経新聞土曜版を読んでいると美味しそうな卵チャーハンの作り方が。しかも卵とご飯を先に混ぜて卵ご飯のようにしたものをフライパンで炒めるとパラパラに出来ると書いてあります。本当に久しぶりに料理を作ってみることにしました。

冷蔵庫にあまっていたハムを5ミリ角くらいに切って、万能ねぎも小口切りにしておきます。ご飯は玄米。卵ご飯のように混ぜたものに醤油、塩、ブラックペッパー、中華スープのもと、ごま油を入れておきます。

後は強火で混ぜたご飯を一気に炒めて、途中でハムを、最後にねぎを入れていきます。最後にごま油をまわし入れして意外にあっさり完成しました。

チャーハンというより焼き飯といった味わいでしたが、確かにご飯が1粒1粒パラッとしていて卵にコーティングされたように仕上がっていました。食べるときにホワイトペッパーをかけるとまた風味が増して食欲をそそります。

日経新聞は夕刊と文化面が充実しているというのは前から思っていましたが、土曜版のNIKKEIプラスワンも侮れない情報が満載です。自分で作った料理は少々味に不満があっても何となく満足してしまうから不思議なものです。

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2007年8月 5日

最高のカジュアルイタリアン

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最近夜の予約が取りにくくなったお店。中目黒から少しあるいたところにある小さな南イタリア料理のお店です。お昼に偶然予約が取れたので久しぶりに行って見ました。お昼もやっぱり超満席。週末だけやっているランチは2000円のコースもありますが、アラカルトにそそられる料理がたくさんありました。

中でもシンプルで美味しかったのが磯ツブ貝のオリーブオイルとレモンがけ(写真)。新鮮な貝にシンプルな味付けをした一品でしたが、まずはその美しさに感動しました。美味しいものには見た目の美しさもあります。自然の甘みを最小限に手を加えて出される貝好きにはたまらない前菜でした。

白貝とズッキーニのリングイネサフランソースというのもインパクトがありました。殻付きの白貝の上に黄色く染まったアルデンテのリングイネと大ぶりの輪切りのズッキーニ。色鮮やかなパスタでした。リングイネのもちもちとした固さが最高の状態。かなりお腹いっぱいだったのにこれもすんなりとお腹に入ってしまいました。

コースより少し割高ですが、このお店は好きなものを組み合わせて頼むのが良いと思います。ピザが人気ですが、前菜とパスタ、特にシーフード系の料理は新鮮で面白い素材と豪快な調理が個人的にはかなり好みです。

そして何よりお店の人のいつも変わらない温かい笑顔がこのお店の最高の魅力なのです。人気が出て予約が取れなくなっても変わらないでいて欲しいと思います。

IL LUPONE
目黒区中目黒2-10-19 1階 TEL.03-5722-6789
ランチは土日祝のみ

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2007年8月 2日

マニアックなフレンチ

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<業務連絡>
「資産設計塾」の増刷が決まり、11刷になりました。お買い上げいただいた皆様、本当にありがとうございます。
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「資産設計塾 外貨投資編」でお世話になった方々と六本木にあるこちらのお店に行きました。

六本木一丁目から歩いて数分。住宅地の中にいきなり不思議な外観のお店が現れます。店内に入ると壁には動物のはく製や毛皮がズラリ。店名は「狩り」という意味らしいです。振り返ると動物さんと目が合ったりします。本当は秋のジビエの季節に行くと最高、なお店らしいのですが、夏のこの時期でもウニやうさぎのパテなどシャンパーニュや赤ワインに合う料理が次々と登場しました。

写真が撮れなかったのが残念(上の写真はお店のページから)ですが、ひんやりとした洞窟のような渋い内装、都心の喧騒を忘れさせてくれます。個性のある料理、そして美味しいワイン、すべてのバランスの取れたすばらしいお店でした。

秋になると裏メニューの鍋もあるらしいです。シェフ自らが狩猟してきた材料を使ったものだとか。秋になったら、また行ってみたいと思います。

万人受けするとは言えないお店ですが、クセのある料理が好きな方、ワインと料理を楽しみたい方にはきっと満足できつお店です。シェフの依田さんもシャイだけどとても素敵な方でした。

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2007年7月24日

究極の選択

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<業務連絡>
本日夕方オンライン相談室に出演いたします。ネットで学ぶ投資の受講生限定です。
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究極のグルメサイトうまいもんドットコムえぞばふんうにをいただきました。ミョウバンや保存料は一切不使用の無添加で海水に入った新鮮なうにがクール便で届きます。ご飯に乗せて豪快に食べるもよし、日本酒のアテにそのまま食べるもよし、とにかく素材の圧倒的なクオリティに言葉がありません。

前回味わったえぞ紫うにも脳天にガツンとくる衝撃的な味でしたが、2つのうにの味わいは微妙に異なります。

ばふんうにがきれいなオレンジ色でそのままお酒のつまみにもなる透明感のある味だったのに対し、紫うには濃厚な味わいで単体で食べるよりご飯にかける、冷製パスタに乗せてといった食べ方の方が合っているように思いました。ちびちびのばふんうに対豪快な紫うに、といった感じでしょうか。

次回は贅沢に2つのうにを同時に注文して一緒に食べてみよう、とたくらんでいます。北海道の新鮮な海の幸が東京でも味わえるのは本当にありがたいことです。

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2007年7月15日

野菜だけの贅沢なランチ

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目黒の五本木の近くにある野菜料理のお店に行きました。肉も魚も一切使っていない料理、ということで何だか味気ない食事を想像していたのですが、予想を裏切るすばらしいコース料理でした。お店を経営されている方は野菜料理では有名なカノウユミコさん。書籍を出したり、お店で料理教室も開いている方です。

お刺身はこんにゃくで、お魚は山芋と海苔で、といった具合に動物性たんぱく質を使わない分、さまざまな工夫がされています。一方で野菜のてんぷらのように新鮮で旬な野菜の味わいをストレートに味わえる一品もあったり、次々運ばれる料理はかなりのボリュームです。しかしすべてが野菜なので食後感は悪くありません。

最後の生姜が入ったさっぱりとしたご飯に赤だしも美味しくいただけました。デザートはメロンと甘酒で作った水羊羹のような冷たくさっぱりとした一品。

お昼しか営業していませんし、お昼のおまかせが8千円というのも強気な設定です。でも、体にしみいるような季節感にあふれる食事をゆっくりと味わってみたいという人には、予約して食べに行くだけの価値のあるお店です。

菜懐石 仙
世田谷区下馬5−35−5 2F
03-5779-6571

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2007年7月 9日

三島のうなぎ

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<業務連絡>
今週(7月9日〜13日)のJ-WAVE「Weider POWER YOUR MORNING」に月曜から金曜日まで出ています。朝が苦手な方にはウェブでもご覧いただけます。
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うなぎといえば浜名湖というのが一般的ですが、実は三島もうなぎがおいしい場所として密かに有名です。富士山のおいしい湧き水を使ってうなぎの臭みを取ることができるらしく市内にいくつかの有名店があります。

今井浜の帰り道に三島によってそのうなぎを堪能しました。地元の方に人気の「桜家」さんに到着すると予想通りの行列でした。と言っても名前を書いて20分ほど待つと2階に通されました。メニューはシンプル。うな重はうなぎが2枚、3枚、4枚で値段が違います。うな丼もうなぎ定食も入っている器が違うだけで値段もうなぎも同じです。

注文して出てきたうな重(2枚)は香ばしい表面と、やわらない白身のバランスが絶妙でした。たしかにうなぎのクセがあまり感じられず、さわやかな味わいです。甘ったるくないたれと固めのご飯も相性良く、好みの味でしたが、ご飯の量が半端ではありませんでした。通常のうな重の2倍はあるでしょうか。かなり厚くしかれていて、結局食べ切れませんでした。次回来るときはうな重2枚、ご飯半分で注文したいと思います。

伊豆の帰り道に三島でうなぎ。あまり知られていないおいしいスポットです。

うなぎ桜家
三島市広小路13−2
055−975−4520

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2007年7月 6日

懐かしい

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<業務連絡>
「資産設計塾 実践編」もお陰様で今月また増刷(6刷)がかかりました。お買い上げいただいた皆様、ありがとうございます。
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とても懐かしい人に再会しました。数年前、大阪で外貨運用の勉強会をやっているときにいつも会場に来て助けてくれたOさんです。彼は昨年東京に引越してきて、今は一番町の会社でお仕事をしています。当時、彼に作ってもらったデモ画面ソフトがあったお陰で休日なのにリアルな画面説明をすることができました。約3年ぶりの再会でしたが、髪型以外は変わっていないのが何だか懐かしくうれしかったです。当時のデモ画面もPC上で見せてもらいましたが、これまた当時の熱気が伝わってきて懐かしさがこみあげました。

よもやま話に盛り上がってそのまま京橋にあるスペインバルへ。カジュアルなカウンターでカヴァから始まりスペインワイン(リオハ)と料理を楽しみました。スペインバルですから定番の生ハムもありますが、不思議なことに石塚商店のフライ3兄弟といった日本の洋食メニューも充実しています。そんな中、懐かしさに思わず頼んでしまったのが写真のスパゲティナポリタン。喫茶店メニューのような見た目ですが、懐かしさの中にヨーロッパのパスタの味わいがミックスされたいけてる味でした。

懐かしい人と懐かしいものを一緒に食べてリラックスした時間をすごすことができ、楽しい夜はあっという間に過ぎていきました。

バルテッラ
東京都中央区京橋3-4-4
03-3275-1082
日曜・祝日休

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2007年6月29日

ピペラード

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<業務連絡>
昨日は金融経済誌「フィナンシャル ジャパン」の撮影でした。取材の様子はこちらです。刺身のツマのように登場しています。
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実は最近このお店にはまっています。赤坂界隈に用事があると必ずといって良いほど寄り道してしまいます。

何回か通っているうちに、シェフの涌井さんをはじめとするお店の皆様と仲良しになりました。何とこのお店の従業員は全員、元お客様だった方。つまりお店に通っているうちに働きたくなってお店に惚れてしまった人ばかりなのです。だから料理の説明も一生懸命。決して能弁ではないのですが、美味しさが伝わってきます。

この日は前から特別にお願いしてピペラード(写真、ピーマンや玉ねぎをトマトで煮込んだバスク地方の料理)を食べました。トマトソースの上には火の入った生ハムが乗っていて香りを楽しめます。

他にも、パルマンチェ(マッシュポテトの間に牛ひき肉をしき、オープンで焼いたものですが、ほぐした鴨の肉で作っていただきました)、豚の頭を使ったテリーヌなどはじめての料理が並びました。事前に電話でお願いしてシェフに相談すれば誰でも作ってもらえます。

そして定番の鴨の心臓の串焼(1500円)も堪能。やはりこれははずせません。フランスから輸入した鴨のワイルドな食感と香りが最高です。最後のアルマニャックの入ったチョコレートのアイスクリームがまた絶品。アルマニャックを飲みながらアルマニャック入りアイスクリームを食べるという贅沢な夜でした。

コムアラメゾン
東京都港区赤坂6-4-15
03-3505-3345
11:30-14:00,18:00-26:00
日休

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2007年6月28日

極太そば

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<業務連絡>
「資産設計塾 外貨投信編」ですがお蔭様で出版5日目でブックファースト梅田店で9位にランクインいたしました。大阪の皆様、ありがとうございます!
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週末に久しぶりに出かけたのは恵比寿の板蕎麦のお店でした。恐らく5年以上のご無沙汰であったと思いますが、相変わらずお店は繁盛していました。夜になると2軒目として使う人も多いようです。お酒を飲みながら軽くつまめ、料金も意外に良心的なのが人気の秘密でしょうか。

しかしこのお店の人気の最大の理由はやはり蕎麦のうまさ、に尽きます。板蕎麦という一見派手なパフォーマンスを見ると場所柄心配になりますが、しっかりと歯ごたえがあって、噛むと甘みが感じられる蕎麦は田舎そばとしてはかなりの完成度だと思います。東京の細くてつるつる食べる江戸蕎麦とは違った素朴な味わいが何ともいい感じでした。

朝の4時までの営業ですから、恵比寿界隈で小腹が空いたら是非つまみではなく蕎麦を味わってみてください。

板蕎麦 香り家
渋谷区恵比寿4-3-10 中出センチュリーパーク1F
03-3449-8498

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2007年6月18日

札幌味噌ラーメン

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<業務連絡>
Blogは改善の結果、負荷がかからなくなったようで、また早朝に更新作業ができるようになりました。しばらくこのまま様子を見たいと思います。
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行列に並んでまでラーメンを食べる、という経験は最近していないのですが、久しぶりに札幌で朝から行列に並んでラーメンを食べてみました。

カウンターだけの小さなお店で10席程度あるのですが、ラーメンを作るのは6杯ずつ。1回りするのに10分くらいはかかりますから1時間に36杯しか作れない計算になります。人気店で全国からお客さんが詰め掛けますから行列がなくならないのも納得できます。

注文した味噌バターコーンラーメン。出てきた瞬間に味噌とあぶらが一体となった何とも良い香りが漂います。スープを飲んでみるとかなりインパクトの強い塩味。そしてこってりとした濃厚な味わいです。麺も黄色い縮れ麺の定番ですが、他のお店と違うのはスープとの一体感です。麺だけ、スープだけではそれほど傑出したとは思えないのが、一緒に食べると何かが違う。その違いの理由はわかりませんでしたが、カウンター越しに見ていると本当に丁寧に1杯づつ作っていることだけはわかりました。手抜きの無い味、が違いを生み出しているのでしょうか。

最後のスープまで飲み干して、お店を出ましたが、塩分が強烈だった割りには後味も良く、人気に納得できるお店でした。まだまだ札幌にはすごいラーメンのお店がありそうです。

けやき
札幌市中央区南6西3 仲通り
011-552-4601
営業時間 10:30〜早朝4:00
(日曜、祝日は〜翌3:00)

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2007年6月16日

北海道の味

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夕方、会社を出て、羽田から飛行機で千歳空港に到着。ホテルにチェックインするともう夜9時をまわっていました。その後、セミナーの準備をしている会社の仲間と慌しくでかけたのがこちらのお店です。

北海道の味、ということでカニ、じゃがいも、あわび、鮭、刺身、煮付けとおいしい料理のオンパレード。最後に出てきたのが小さなうにご飯でした。ご飯の上にうにが乗っただけの単純な料理ですが、これも新鮮で最高の味わいでした。

おかみさんが気さくな人で、料理も丁寧に説明してくれます。お客様は地元の人がほとんどのようで、メニュもなければ値段が書いてありません。電話で予約をするときに予算と何が食べたいかを言っておくと良いでしょう。

美味しいものをリーズナブルに食べられるお店です。

味処まつまえ
札幌市中央区南4条西5丁目第2観光会館4階
011-552-0258
定休日 日曜日・祝日

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2007年6月13日

懐かしい場所

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神田に出かける仕事があったので急に思い出したようにあのお店に行ってみました。神田駅から歩いて数分、洋食のお店とは思えない店名の大きな看板が見えてきました。大手町にオフィスがあったころは週に何回も通っていたお店でしたが、最近はすっかりご無沙汰しています。最後に食べたのはいつだったのでしょうか。

店に入ると内装もメニュも接客をしてくれるご主人と奥様も昔と変わっていませんでした。たくさんのメニュから迷った結果、メンチカツカレーをご飯少な目で注文しました。

出てきたカレーも昔のままでした。サラサラのスパイシーなカレーの横にコールスローとポテトサラダ。ご飯少な目でもかなりのボリュームです。これだけ盛りだくさんで1000円は格安。お店の良心も変わっていませんでした。

ふと入り口近くの席を見ると、どこかで見たことのある方が。銀行時代の先輩が昔と同じように座っていました。お互いにこのお店に来たのは10年ぶりくらい。それが偶然同じ日だったりするもの不思議な再会でした。それぞれが別の仕事をしていますが、当時の思い出話にしばし華が咲きました。

Webを調べてみると、1999.2.16.に行った記録が残っています。当時と変わらない洋食の味を堪能できたのですが、1つだけ変わったことは少な目のご飯さえ食べきれなかったこと。食べる量だけは10年で減ってしまったことが確認できたのでした。

共栄堂(内神田)
千代田区内神田3-4-14
11:00〜19:00
土日祝日休

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2007年6月10日

非日常

特別なお祝いの日、ということでちょっと奮発してこちらのレストランでディナーを楽しみました。銀座のシャネルビルの横にレストラン専用のエレベーターがありダイニングまで直通になっています。

食事の前に希望すればビルの最上階にあるルーフテラス「ル・ジャルダン・ドゥ・ツイード」でアペリティフを楽しめます。銀座からの夜景を眺めるオープンエアの贅沢な空間。東京にいるのを忘れることができます。

それからエレベータでダイニングへ。ベージュのテーマカラーに統一された落ち着いた雰囲気。2人がけのテーブルは隣の席が少し気になりますが、そのうち気にならなくなりました。料理は3品のコース料理を選びましたがこれでお腹は充分。前菜の前のアミューズ、食後のチーズ、デザート、飲み物まで入るとかなりのボリュームでした。

すべての料理が水準以上。手の込んだバリエーション豊かな料理が楽しめ、最後のデザートまで飽きさせません。料理、雰囲気、お酒、トータルにバランスが取れた総合力は圧倒的でした。

接客も最初はなんだかスノビッシュな感じだったのですが、時間を経るにつれフレンドリーな対応に。緊張していたからでしょうか。それともこちらが慣れてきたせいでしょうか。最後は給仕の方の名刺までいただいてしまい恐縮しました。

特別な日、ということで帰り際に厨房を見学させてもらいました。さらに写真撮影をしておみやげにしていただきました。さらにメニューも印刷してくれ、マカロンのおみやげまで、なんともうれしいサービス。

頻繁に行くことはできませんが、大切な日に非日常を味わうことができる素敵なレストランでした。

投稿者 shinoby : 10:16 | コメント (6) | トラックバック

2007年6月 4日

素材の威力

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このお店でご試食セール中ということで割引になっているエゾ紫ウニを注文して食べてみました。

氷が入った発砲スチロールで届けられた牛乳瓶入りのうには殺菌した海水に入っているということでおすし屋さんで見るような形が整えられたうにとは少し違います。

このうにの最高に贅沢な食べ方、それは白いご飯の上にそのまま乗せて、一気に口の中にかきこむことでなないでしょうか。口の中に広がるとろりとした食感と強烈な海の香りがたまりません。茶碗一杯くらいなら一口で食べられてしまいます。食べ終わった後の後味もまた何とも満足度の高いものです。

東京ではなかなか新鮮なうにを食べられるお店はありません。北海道の市場で食べた時と同じような感覚が蘇る、とても美味しい一品でした。

少し値段も高いですが、うにご飯とカッペリーニで頂くことができ、価格以上の価値がありました。

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2007年5月20日

都内で感じる軽井沢

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自由が丘と田園調布の間にそのお店はありました。緑が美しい敷地に入ると気分は軽井沢です。Pate屋という看板が一枚あるだけなのにお客さんが次々と入っていく人気店。お店にはたくさんの種類のパテが飾られています。パテはすべてお店で手作り。テイクアウトで食べてみると、新鮮でさわやか、そしてやさしい味でした。レバー、牡蠣とほうれんそう、フムス(ひよこ豆と白ごま)など色々な種類がありましたが、レバーパテが一番のお気に入りです。

そして同じ敷地に「えんがわ」というカフェがあります。こちらも看板1枚だけで外から見るとお店なのか民家なのかわからない雰囲気です。店内は落ち着いたインテリアとゆったりした座席で本当にリラックスすることができます。食事のレベルも高く、注文したクスクスは香り高くお店の雰囲気にピッタリの一品でした。

テーブルから外の緑を見ていると本当にここは東京なのか、と不思議な気持ちになってきます。車もほとんど通らない静かな緑の中で過ごす時間は東京ではとても貴重なものだとあらためて感じました。

Pate屋
東京都世田谷区玉川田園調布2−12−6
営業時間11時から18時
定休日 月曜、第2火曜、祭日

えんがわ
住所営業時間は同じ
ただし定休日は日曜日月曜日

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2007年5月 8日

味、規律、雰囲気

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このお店のすばらしさは引き戸を引いて店内に入った瞬間に実感できます。とんかつのお店なのにベタベタした油っこさがまったく無い清潔な店内に規律正しい従業員がキビキビと働いているのです。

白木のカウンターに座ると暖かいおしぼりが出てきます。ロースカツ定食(1650円)を注文しました。出来上がるまで約15分。店員さんがその日の新聞を持ってきてくれます。店内は心地よい静寂があって、その中でカツが揚げられる油のリズムが響きます。

出てきたロースカツは思ったより衣が薄く、食べるときにははがれてしまいます。肉もしっかりと火が通っており、最初のインパクトは強くありません。しかし付け合せのキャベツ(おかわり自由)と一緒に食べ進んでいくと段々とんかつならではの肉の味を感じるようになりました。気がつけばあっという間に完食していました。

食べ終わった頃にはまた頃合いを見計らっておしぼりが出てきます。そしてコップをはずして爪楊枝が出てくるのです。何とも無駄の無い美しい接客です。

食べ飽きないとんかつ、規律正しい従業員、清潔な店内、と3拍子そろったとんかつの概念を変えるお店。目黒を代表する名店と言えると思います。

とんかつとんき(目黒本店)
目黒区下目黒1−1−2
03-3491-9928

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2007年5月 5日

学芸大学で食べるお魚

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急遽夕食を学芸大学で食べることになったので、グルメサイトで探したこのお店に予約して行ってみました。駅から歩くこと数分、周囲は落ち着いた雰囲気でお店も大人の居酒屋という風情でゆったりできます。

料理を数品と日本酒を頼みました。全体にお魚、お刺身系のクオリティが高いな、と感じました。中でも写真の白つぶ貝の刺身は新鮮でコリコリとした食感と自然の甘みが最高。この一品だけで来たかいがあったと思えるくらいでした。残念ながら連休中なので干物の入荷が無く、これは次回のお楽しみになりました。

だし巻きたまごやサラダ類はお刺身に比べるとややインパクト不足でしたが、全体の味は薄味で辛口の日本酒のおつまみに最高でした。

お店の方の感じもとても良く、最後のたまごかけご飯まで気持ちよい時間が過ごせました。行くときには現金で支払うとぐるなび5%割引ですからそれも忘れないように。

晴庵
東京都目黒区鷹番3-19-21
03-3711-0161

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2007年4月27日

BRICsではなくBRICKS

会社の近くのカジュアルな鉄板焼きのお店に出かけました。狭い店内ですが、活気に溢れて、店員さんの笑顔が印象的な素敵なお店でした。鉄板焼きも前菜から最後の焼きそばまで火の通りが丁度良く、リーズナブルに楽しむことができました。

しかしこのお店には不思議なことがあります。メニュを見ると誤植だらけなのです。ワインの産地の表記が一箇所だけItalyがItaryになっています。お店の人に指摘してみると
「他にも何箇所か間違っていますよ。すいません。」と笑顔で返されてしまいました。

そう言われて探してみると
「ブ」ロッコリーが「プ」ロッコリーになっていたり、バーニャカウダがバニャカウダになっていたり・・・ここまで間違っていると逆にほほえましくなってきてしまいます。間違え探しゲームをしているような感覚になってしまいました。

それにしてもどうして修正しないのでしょうか。もしかしたら間違えたのを意図的にそのままにしているのではないか、そう思いはじめました。こんなメニュのことがきっかけになってお店の中でのコミュニケーションがはじまることがあるからです。

そう思って店名を見るとBRICsではなくBRICKSとなっています。帰りがけに店員さんに聞いてみるとこれはレンガという意味で間違えではないとのことでした。さすがにお店の名前まで間違えると洒落にはなりません。

京橋BRICKS(ブリックス)
東京都中央区京橋3-4-1 TM銀座ビル1F
03−5647−6800

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2007年4月20日

ワインカクテル

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このワイナリーの赤、白、スパークリングの3本のワインを使って、ソムリエの安田さんにカクテルを作っていただきました。

ワインを提供していただいた機山ワインは家族経営で丁寧にワインを作っている山梨のワイナリーです。最近では日本のワインの品質が向上し、雑誌などでも特集されることも増えたせいもあり生産が追いつかない状態になってしまっています。残念なことに赤ワインはもう品切れ、白ワインもなるべく多くの方に楽しんでいただくためだと思いますが数量限定になっています。

個人的にはスパークリングも素晴らしい出来だと思っているのですが、日本のスパークリングワインというとまだまだ固定観念があって楽しむ人が少ないのかもしれません。

そのスパークリングはそのままでも辛口でしっかりした味なのでフランボワーズを浮かべてシンプルに。白ワインはクラッシュアイスにミントを浮かべてちょっと癖のある感じに。ストローで飲むとさわやかです。赤ワインは酸味と甘みがバランスした味に仕上げていただきました。どれもそれぞれに特徴があってスイスイ飲めてしまう素敵な作品です。

それにしてもこのカクテル3種は飲みすぎると危険です。口当たりが良く、後味もすっきりしているため気がつかない間にかなりの量を飲んでしまうのです。3種類飲み比べという贅沢なことをやっているうちにすっかり良い気分になってしまいました。

油断して家に帰るとそのまま倒れこんで翌日後悔する・・・そんなことの無いように用心しながら楽しまなければいけないワインカクテルでした。

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2007年4月14日

ピークラウンジ

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人と会うとき、一人で原稿を書いたりする時、東京で一番落ち着いた時間を過ごすことができる場所はパークハイアット東京のピークラウンジです。緑豊かな吹き抜けのある空間からの昼間の眺めも良いですし、夜の夜景も美しい。静かで落ち着いた時間と安定した接客、そしてゆったりとした空間が何とも贅沢なのです。

このピークラウンジはデザート(写真)も美しく美味しいのですが、基本のコーヒーも品質管理が行き届いていつも安心して注文できるのです。値段はやや高めですが、それに見合う価値を提供しているので高い満足感を味あわせてくれます。

週末にピークラウンジでそのコーヒーを注文してみるとサービス方法が変わっていました。今までポットサービスだったのがカップに注がれて出てくる方式になっていたのです。聞けば、コーヒーは1回までは無料でおかわりができるシステムになっているとのことです。今までのポットサービスに比べると何だか物足りないように思うのですが、ホテルの説明ではポットサービスの場合、コーヒーがポット内で酸化してしまい味が落ちるので、いれたてをサーブするために新しいサービスにしたとのことでした。

確かにいつも新鮮なコーヒーを飲めるのは品質向上と言えるのですが、それだけではないように思えてきました。勝手な想像ですが、品質の向上を実現しながら、ホテル側の効率化も目的にしているのではないかと思うのです。例えば新しい方式にすればポットに残るコーヒーを節約でき、ポットを運んだり、洗浄したりする維持コストも抑えられます。ホテル側にもメリットは大きいのではないでしょうか。

そんなことを思いながら味わう新鮮なコーヒーは確かに美味しいのですが、ポットが運ばれてこないテーブルは以前に比べて何となく寂しい感じがするのも事実です。

経営の効率性と顧客満足度をバランスさせることはどのようなビジネスでも難しいことです。しかし顧客満足度というのは企業側の気がつかないほんの小さな違いで決まってしまうことも多いのです。

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2007年4月 4日

串右エ門

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<業務連絡>
週末に開催されたマネー検定の写真をアップしました。
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学芸大学の駅前にふらりと出かけると、路地裏に人垣の出来ている焼き鳥屋さんを偶然見つけました。そういえばいつか誰かから聞いたような名前だな、と興味をひかれ、予約待ちをして30分、ようやく店内に入ることができました。

焼き鳥と言えば代沢の夢舎、渋谷の森本、そして最近は元競馬場前の鳥繁がお気に入りなのですが、こちらのお店はどうでしょうか。

シンプルで清潔感の溢れるお店は活気があって居酒屋の雰囲気です。一見普通の焼き鳥のお店に見えるが料理は一品一品気が利いています。

とり刺しは柔らかく、わさびとお塩だけで食べると口の中に甘みが広がり絶品です。焼き鳥も充分水準以上。特にぼんじりが気に入りました。そして最後の親子丼です。

丁寧に炊いたご飯に半熟の卵がたっぷりと乗っかって、やや甘みが強いのですが、理想の親子丼が楽しめました。

駅前の好立地なのにこれだけのクオリティ。全ての料理が水準以上で何でも安心して注文できる手堅い安定感を感じました。行列が出来る理由がよくわかります。近いうちにまた行ってみたいと思いました。

串右エ門
東京都目黒区鷹番3-3-19
03-3794-8212

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2007年4月 2日

オリヴィエ

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<業務連絡>
フジサンケイビジネスアイの4月1日の書評にに2月に出版した書籍が紹介されました。こちらをご覧ください。
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学芸大学は奥が深い街です。この駅をたまに使うようになってから駅の周辺に美味しいお店が次々あることを発見しています。このお店も歩いていて偶然見つけてネットで調べてから早速行ってみました。

金曜日の夜でしたが、お客様は3組だけ。静かな雰囲気の中でゆっくりと料理を味わうことができました。5500円のオリヴィエコースはこの価格で前菜、魚料理、肉料理、デザート2皿、食後の飲み物まで。かなりのボリュームとバリエーションが楽しめます。

中でも印象的だったのは写真のブイヤベース風魚料理(追加料金500円)。新鮮な魚介がこってりとしたスープとからんで、磯の香りが広がります。どの料理もフレンチにしてはあまりこってりしていないのでボリュームがあるのに軽く食べられてしまいます。

接客のマダムも説明がはっきりしていて、心配りも行き届きいい感じでした。論理的な説明方法でワインもしっかり選んでいただきました。

これだけの料理とワインとサービスをこれだけの価格でいただけるというのはやはり住宅地にあるレストランならではだと思いました。銀座や西麻布のレストランでは味わえないアットホームな雰囲気でまた行きたい気分にさせてくれるお店でした。

Olivier オリヴィエ
目黒区鷹番3-6-9鷹番サニーハイツ1F
03-5722-2550

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2007年3月31日

スパゲティとたくあん

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 パスタとスパゲティは似ているようで別の食べ物です。私が子供の頃に日本にはパスタはありませんでした。あったのはミートソースとナポリタンというスパゲティだけでした。麺は弾力があってパスタで言えばアルデンテを超えて茹で過ぎの状態。でもそんな昔の味が懐かしくなることもあるのです。

 目黒駅の裏手にあるこのお店は創業30年以上。スパゲティの味が多くのファンに支持されているようです。ユニークなのは麺だけではありません。メニュはたらこ、いか、うに、納豆、キムチ、大根おろし・・・と果たしてこれがスパゲティに入って大丈夫?と思うようなものまであります。

 注文したのはたらこ、うに、納豆(970円)。うにのオレンジ色に染まったスパゲティの上に納豆と海苔がトッピングされています。食べてみるとこれがいける味なので驚きました。麺は柔らかいのですが、太麺で独特の弾力性があってもちもち感が楽しめます。具材と混ぜて食べると口の中で麺とうにと納豆が不思議なハーモニーを作り出すのです。

 そして横に2枚並んだたくあんがまたユニークです。カレーライスの福神漬け、牛丼の紅ショウガのような役割をしっかり果たしています。ミスマッチに見えるのに食べてみると違和感がありません。

 ウケ狙いのミスマッチだけでは30年以上はお店が続かないでしょう。日本人の舌を研究した上で構築されたダン・ワールド。侮れない深みがあります。

スパゲッティ ダン
品川区上大崎2-15-5   
03-3446-7893
   

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2007年3月25日

福岡 滞在時間4時間

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福岡は大雨だった。飛行機の到着も遅れ、空港に着いたのはもう3時前。そこから慌てて遅めのお昼ご飯ということでかつて福岡に住んでいたN君一押しの水たき長野に直行した。予約の鍋を早速一人で食べる。時間が無いのとお酒が無いので何だか物足りない気分であったが、さすがに濃厚なスープとプリプリの鶏肉は夢中で食べてしまう深い味わいだった。

鍋に入った鶏肉をしゃぶりつくすと最後は雑炊を作ってもらう。ネギをちらして漬物をまぶしながら食べる雑炊もまた最高。しかし時間が無い。お店の方に急いでもらい、30分で圧巻の昼食は終わってしまった。

これはまたゆっくり時間を取ってわざわざ来るだけの価値のある場所である。

その後、お店の近くのセミナー会場に入る。500人近い方が雨の中来場されていて、約1時間お話をさせていただく。短い時間であったができるだけわかりやすく具体的に、を目標にポイントをかいつまんで進めてみたが、参加者の方にはご満足いただけただろうか。

5時半に終了すると、6時前にはタクシーに乗って福岡空港へ。空いていれば20分ほどで空港に到着してしまう。福岡の空港は本当に便利で素晴らしい。

という訳で今回の福岡滞在時間は4時間強。短い時間であったが、充実した内容だった。ライズ株式スクールの野崎さま、浅野さま、大変お世話になりました。次回はもう少しゆっくりお話したいと思っています。

水たき 長野
福岡県福岡市博多区対馬小路1-6
092-281-2200

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2007年3月19日

カリフォルニア料理

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カリフォルニア料理というと六本木にあったバブルの頃に何回か行った「スパゴ」というお店を思い出す(今もあるのかもしれない)。当時としては斬新な料理であったが、あまりに斬新すぎる味と値段に腰が引けていたのを思い出す。カリフォルニアイコールアボガドが入ったカリフォルニアロールのイメージが強く、面白いけどキワモノという印象であった。

学芸大学駅から数分、目黒通りから少し入ったところにあるIndigoはそんなカリフォルニア料理の専門店である。不便な場所にも関わらず、お店は盛況。しかもワインリストを見るとカリフォルニアワインしか置いていない。グラスワインもスパークリングが2種類とかなり豊富なラインアップ。最初からかなり期待できるお店の匂いがする。

実際料理は期待を裏切らない素晴らしいものだった。シーザーサラダは味付けも完璧、トッピングが選べるのはカリフォルニア料理ならではの自由なアイディアで面白い。前菜の盛り付けも独創的。メインのハラミとラムのハーフ&ハーフも、ウニといくらが入ったパスタも、最後のデザートの盛り合わせも、イタリアンともフレンチとも違うカリフォルニアとしか言い様の無い何でもありの独自のワールドを楽しむことができた。

さらにデザートも秀逸。酸味と甘みのバランスが絶妙のベイクドチーズケーキはあまりに気に入ったのでテイクアウトまでしてしまった。

住宅地にある気合の入ったレストラン。また近いうちに行ってみたい。

Indigo
目黒区中央町1-12-6
03-3710-3399
(写真はホームページから)

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2007年3月 5日

好きオーラ

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辛いものは決して嫌いではないが、いわゆる激辛食品はあまり気が進まない。高校生の頃、20倍まで辛さを調節できる「カレーボルツ」というのがあって友達と食べに行って辛すぎてひどい目にあったことがある。そのトラウマがあるからかもしれない。

そんな高校時代の友人でラーメン好きのY君が数年前から頻繁に通っていたのが板橋にある「蒙古タンメン中本」というお店である。車でわざわざ仕事帰りに食べに行くくらいだからかなりのものである。それほどまでの魅力がどこにあるのか、と当時不思議に思っていたが、その目黒店があることを最近発見した。

週末に食べてみることにした。最初に食べた方が良いと書いてある味噌タンメンでも結構辛い。看板メニューの蒙古タンメン(写真)になると脳を直撃するような辛さである。しかし単に辛いだけではなく一緒に乗っている野菜の甘みやコクがこの辛さと一体化すると不思議な味が生まれるのである。麺も太く歯ごたえがあって好みである。この味でもう数十年。単なる激辛ラーメンというわけではないようだ。

お店は赤一色の派手目な雰囲気であるが、店員さんたちは無駄口もきかずテキパキと仕事をこなしている。壁に書いてあるお店の紹介やおすすめメニューといった案内からはお客さんとお店のコミュニケーションを大切にする姿勢が伝わってくる。2代目店主自身がお店の日本一のファンであると宣言しているのである。

このお店、見ているだけで何だか楽しくなってくるのは恐らく店員の「好きオーラ」がお客さんに伝わっているからだと思う。自分たちが大好きな商品をたくさんの人に食べてもらいたい。そんな気持ちが充満している。限定メニューを作ったり、店主と毎月1回ふれあいの日があったり(!)、常連さんにはたまらない魅力があるようだ。かと言って常連贔屓のお店ではない。

アップルコンピュータを愛するユーザーと同じような暖かい視線を、私の横に座って真っ赤になった大盛りの定食を平然と食べている常連さんと思しき人からも感じるのであった。

蒙古タンメン中本目黒店
品川区上大崎2-13-45 トラストリング第3ビル 1F
03-3446-1233

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2007年3月 3日

目黒

目黒駅周辺にはなかなか自分の行きたいと思えるお店が見つからない、と書いたが色々調べてみると自分の研究不足もあるのではないかと反省。好みがやや偏っているのでフィットするお店は元々多い方ではないが、目黒も探せば何軒か行ってみたいと思えるお店が見つかった。目黒駅周辺にあってそのうち行ってみたいお店を忘れないように書いておこうと思う。

●ルソイ
権ノ助坂にある北インド料理のお店。このサイトによると昼と夜では味が違うとか。従業員の日本語が完全ではなくコミュニケーションギャップが発生するなど、都市伝説の多いマニアックなお店のようだ。

●スパゲッティDAN
パスタではなくスパゲッティらしい。確かにこのメニューを見るとたらこ、明太子ばっかりである。しかも納豆、キムチ、大根おろしからトッピングサービスクーポンというオリジナリティ。こんな変化球で30年やっているということは単なるウケ狙いではなく、独自の味の世界があるのではないか、と期待できる。そう言えば、昔この社長が頻繁に通っているのを聞いたことがあったのを思い出した。たらこキムチ納豆大根(!)がお気に入りらしいが、ここだったのか。

●ホルモン道場闇市倶楽部
名前は怪しいが内臓系の焼肉店としてはここでも紹介されるくらいの老舗。そういえば10年以上前にわざわざ電車に乗って行ったことがあるのを思い出した。当時は店内に煙が充満し、帰るときには人間燻製のようになっていたが、最近は改善されたらしい。

●焼肉 明洞
店名に「焼肉」が付いているが焼肉以外も美味しいらしく、このサイトのメニューを見ると食べたいものがたくさんあって迷ってしまう。

他にも、蒙古タンメン中本、鐵玄 目黒店、など面白そうなお店は多い。

体調も回復したし、少しずつまた探索してみよう。

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2007年3月 2日

目黒駅周辺

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<業務連絡>
高熱はようやく収まりました。お見舞いメール送っていただいた皆様、ありがとうございます。もうすぐ完全復活します。
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中目黒と目黒はどうしてこうも違うのだろうか。中目黒にはたくさんのお店があって選ぶのに困ってしまうほどなのに、目黒駅周辺にはなかなか自分の行きたいと思えるお店が見つからない。

そんなことを言っていたら、友人のN君が目黒駅周辺にあるお店を教えてくれた。引き戸をあけて入ると何だか普通の家のダイニングに入ったような不思議な雰囲気。電気も暗くてちょっと不安になる。

メニューは色々あるが餃子を食べるべし、というのがN君のメッセージだった。このお店には餃子が4種類ある。どれも4個単位の注文なので全部は食べきれない。今回はキャベツ入り焼き餃子と、ニラ入り蒸し餃子を頼んでみた。

どちらもボリュームがあって中にエビが入っている。このエビが特徴なのかもしれないが、エビ無しの餃子も食べてみたい気がした。中の具だけでも充分にジューシーで美味しいからである。

小腹が空いたときに餃子4個とビールといった使い方もできそうである。庶民的なお店だが味はしっかり美味しい。やっと目黒に1軒行く場所を見つけることができた。

鎮海楼
品川区上大崎2-15-6-103
03-3449-8425 
日曜・祝日休

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2007年2月25日

週末の名古屋

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前日の京都から今度は名古屋証券取引所で開催されたこのイベントのため週末は名古屋に来ている。名古屋の個人投資家の皆様はとても熱心である。2回のセミナーはどちらも会場が満席の盛況。抽選倍率もかなりのものだったらしい。

そんな名古屋にせっかく来たのであるから食べるものは決まっている。まずは味噌煮込みうどんである。懐かしい中日ビルにあるここに行ってみた。季節限定の牡蠣入り(2205円)と頼んでみた。ぷりぷりの牡蠣が5つ、味噌の味とベストマッチ。ただし早めに食べておかないとどんどん火が通ってしまうので要注意だ。

この味噌煮込みうどん、穴の開いていないふたにうどんを取って食べるのが名古屋流らしい。たしかに周りを見回すとみんなふたに乗せてふーふーしながら食べている。それほど熱いものとは思わないので私は直接土鍋から食べているが、名古屋には猫舌の人が多いのだろうか。

もう一つのひつまぶしは有名な蓬莱軒ではなく名古屋証券取引所から歩いて数分のこちらに行ってみた。錦の歓楽街にぽっかりと時間が止まった空間が存在する。昔ながらの風情のあるお店である。

メニューはシンプルうなぎ以外の料理は刺身くらいしかない。ほとんどのお客さんがひつまぶしを注文する。吸い物付きて2300円。これがすごいボリュームである。ひつまぶしは一杯目はそのまま、二杯目は薬味を混ぜて、そして最後の三杯目はお茶漬けで、と食べてもなくならない。五杯分くらいは簡単に食べられる。完食するとお腹が大変なことになっていた。

蓬莱軒に比べるとシンプルで素朴な味わい。色々調べてみるとひつまぶしを考案したのはいば昇さんらしいが、商標登録したのは蓬莱軒さんということらしい。何だかそんな話を聞くと納得してしまう。日曜日はお休みでラストオーダーも8時で終わり。商売気のあまりない貴重なお店でもある。

いば昇の近くにあんかけスパのよこいを発見した。食べたことが無いのであるが、次回はここも挑戦してみたい。

いば昇
名古屋市中区錦3-13-22 
052-951-1166

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2007年2月16日

バスの車窓

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目黒通りをバスで走っているときいつも気になっていた焼き鳥屋さんがある。元競馬場という一風変わった名前のバス停の近くにあるのだが、実は10年以上前この近くに住んでいた大学時代のクラスメイトに連れて行ってもらったことを思い出し再訪したいと思っていた。

そんなお店に久しぶりに行ってみた。同じく目黒通りを毎日バスで通勤している銀行時代の同期のNさんとカウンターに座った。

焼き鳥のコースを頼んだのであるが、2980円の10本コースと軽く見ていると1本のボリュームがかなりあって、後半はお腹が膨れてくる。その中でも特にだんごと名付けられたつくねが軟骨の歯ごたえが残っていておかわりしてしまった。

コースが終わってお腹が一杯なのに調子に乗ってそぼろご飯(写真)まで注文。たっぷりの鳥そぼろにうずらの卵が乗っている。これまたかなりのボリュームで、私は半分食べたところでお持ち帰りにしてもらった。

お酒の品揃えも良く、良心的で美味しいお店。駅から離れているのにお客さんが次々と入ってくる理由がよくわかった。

鳥繁
目黒区下目黒4−11−16
03-3760-3060 

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2007年2月15日

驚きのチョコレート

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<業務連絡>
久しぶりに週末の東京でセミナーを開催することになりました(3月17日(土))。こちらに詳細が掲載されています。
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昨日はバレンタインデーだった。そもそもあまりチョコレートをもらうタイプではないが、今年は例年よりたくさんいただいた。景気回復がこんなところにも?と勝手に想像しりして(贈っていただいた方、ありがとうございます)。

いつもより早く会社を出てディナーを楽しんだが、この日最大の驚きはこれだった。チョコレートなのに食前のスターターにぴったり。フォワグラをチョコレートでコーティングしてあるのだが、中の濃厚な塩味とチョコレートの甘みが絶妙にバランスして口の中で香りが爆発する。少し重めのシャンパンと一緒に楽しむ。

この日のメニューはレバーパテの入ったグリーンサラダ(これもシャンパンに合う)、えびとアスパラが乗ったムース(これもシャンパンに合うが、もう無くなっていた)、そして煮込みの肉料理(ワインは赤、デュペレ・バレッラのバンドール・インディア)とすっかり堪能して大満足。最後はキャラメルティーにチョコを一粒食べて締めた。

食後に、最初に食べたチョコの値段を聞いてまた驚いた。食べる前には聞かない方が美味しく食べられる。

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2007年2月11日

碑文谷 六亭

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大学時代の同級生3人とその家族で出かけたのは住宅地にある一軒家の和食のお店。人通りの少ない道を歩いていくとお店の明かりが見えてくる。住宅を改造した不思議な造りだった。

お寿司屋さんのようなカウンターの奥にはお座敷があって暗闇にライトアップされた幻想的な庭を見ながら食事が楽しめる。コース6000円と8000円の2つがあるが、違いは量と最後に出てくるお寿司のネタの種類らしい。常連の友人の6000円でも食べきれないというアドバイスに従った。

写真のお刺身をはじめ魚介類は新鮮で、価格の割りに確かに品数が多い。もう終わりかと思ったらお寿司の2回目が運ばれてきて、すっかり満腹である。お酒もかなりの種類が揃っているが、こちらは調子に乗って注文すると会計時に驚くことになる。

のんびりとした空間でお店の人たちも家族経営の良い意味の素人っぽさがあって、つい長居をしてしまう。都心のお店とは違いリラックスできるムードが郊外のお店の魅力である。隣の席にはテレビキャスターの人がグループで食事をしていた。彼もテレビでは普段見せない寛いだ雰囲気でお店に溶け込んでいた。

碑文谷 六亭
目黒区碑文谷3-12-5
3712-7217
月曜日定休

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2007年2月 5日

鍋の引き立て役

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週末は鍋パーティ。仕事仲間が集まって、大宴会となった。気温も下がって絶好の鍋日和。メインの鍋は豆乳鍋とキリタンポ鍋の2種類。

豆乳鍋は豆乳の中に白で統一した具材が入っている。白いきのこや豆腐の中につみれや豚ロース、豚バラが入って濃厚な味わい。一方のキリタンポはごぼうや鶏肉からの味が良く出た深い味わい。どちらもつい食べ過ぎてしまう味だった。

普段はあまり飲まないが今回は鍋ということで最初はビール。普通のビールでは芸が無いと思いキリン樽生一番搾り、を買ってみた(写真はキリンのサイトから)。

1.5リットルのタンクと別売りでビアサーバーを購入する必要があるが、家庭で簡単にあのお店で飲むときのクリーミーな泡を楽しむことができる。ビールの味も気のせいか何だかまろやかでいつもより美味しく感じる。何より注ぐ作業が意外に楽しいので普通の缶ビールよりはるかに満足度が高い。

残ってしまったビールが1週間程度保管できるのも良い。少しずつ飲むようにすれば大きすぎるということもないだろう。サイズもコンパクトでデザインもシンプル。鍋パーティの引き立て役としては最高である。

パーティは最後は告白する人、爆睡する人、梅酒に走る人・・・と最後まで盛り上がった。お昼からはじまった宴は気がつくと日が暮れようとしていた。

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2007年2月 4日

うれしいプレゼント

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週末に到着したこのマシーンはお祝いに贈って頂いたもの。一緒に入っていたベアと共に早速リビングルームに飾ってみた。

ネスプレッソはカートリッジ式で簡単にエスプレッソが作れ便利であるが、それだけではない。その機能的なデザインと鮮やかなカラーがインテリアアイテムにもなるのである。キッチンではなくリビングに置いておきたい気分にさせるものである。

早速1杯入れて飲んでみる。カートリッジを入れてスイッチを入れるだけで下から香り高いエスプレッソが瞬間的に抽出される。家庭で気軽に楽しむには充分なクオリティ。しかもカートリッジ式なので失敗はないし、種類も豊富で色々な味が楽しめる。カラフルなカートリッジもまたインテリアになりそうなナイスなセンスである。カフェラテも作れるし、外で数百円出して毎日飲んでいるなら、このマシンを買った方が実は経済的なように思えてくる。

それにしても眩しいデザインで家の中がまた1つ明るくなったような気がした。プレゼントをアレンジしていただいた皆様、ありがとうございました!大切に使いたいと思います。

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2007年1月31日

ごぼうとゴルゴンゾーラ

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食いしん坊のKちゃんに教えてもらったこのお店に行ってみた。中目黒駅から歩いて数分、川沿いの寂しげな場所に明かりが見えてくる。外観はよくある小洒落た居酒屋の雰囲気である。

メニューを見ると何だか美味しそうなものがずらりと並んでいて悩んでしまう。日本酒を飲みながらようやく5品に絞り込んで注文。

中でもインパクトがあったのが、ごぼうとゴルゴンゾーラチーズを使った写真の一品。素揚げしたのであろう臭みの抜けたパリパリのごぼうにイタリアチーズのトロトロが絡んでいる。ゴマの風味も効いてなぜか日本酒にも良く合う。

それ以外にもえびいものカニあんかけ、白子の茶碗蒸し、梅とじゃこの焼き飯、いわしのつみれと舞茸の鍋、とどれも甲乙つけがたい味わい。

お店の人もアットホームで親切。会計も良心的。家の近くにあったら良いなと思えるお店だった。Kちゃん紹介ありがとう!

椀々 中目黒店
東京都目黒区中目黒2−5−26
03−5794−5101

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2007年1月22日

ディナー兼ランチ

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休日の午後から井の頭線で杉並に出かけた。武蔵野の面影が残るのどかな雰囲気。ウッドデッキのテラスでシャンパンで乾杯。そこから宴ははじまった。

前菜からはじまって次から次へと出てくる料理。すべてに一ひねりあって唸らされる。中でも絶妙であったのが写真のスモークサーモン。

スモークサーモンと言ってもお店で売っているようなアレではない。レア感たっぷりのハラハラと崩れてしまうような繊細なサーモンを熱燻という方法でほんの5分ほど燻して作ったものらしい。微妙な燻製香と香辛料がミックスされて複雑な味わい。食感も外側の火が入った感じと内側のレアな感触のバランスが絶妙であった。

その後もローストビーフに散らし寿司(これがまた絶品)、さらにケーキにコーヒー、デザートのフルーツまであって気がつけば、食事の開始から4時間が経っていた。

レストランのような食事を作るのはN氏ご夫妻。建築家の作ったお洒落なご自宅でのホームパーティは強烈な満足感があり、この日は夕食も必要ないくらいだった。

Nさんどうもありがとうございました。

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2007年1月15日

駒沢大学の中川屋

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なぜか定期的に食べたくなるのがカレーである。子供の頃からずっと好きな食べ物で一種の中毒なのかもしれない。そんなカレーの禁断症状が週末発生した。そこで思い出したのが駒沢大学のこのお店である。駅前にあるカウンターだけの小さなお店だ。

このお店のカレーうどんは他とスープが違う。とてもスパイシーなのだ。スパイシーといっても単に辛いのではなく香りが立っているのである。切れが良いといっても良い。カレーうどんというと何だかマイルドな味わいを想像してしまうが、このお店のはスープだけでもしっかりと主張を感じるのである。

そして気がつけばいつもスープの最後の一滴まで完食してしまう。

家からは少し遠くなってしまったが、しばらくしてまた禁断症状が出たらお世話になることだろう。

中川屋 駒沢大学店
東京都世田谷区上馬4-4-2 サニービル1階
03-5433-2030
営業時間:11:00〜24:15  
年中無休

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2007年1月 8日

辛党が食べるスフレ

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家から歩いて自由が丘にふらりと行ってみた。商店街の入り口に自由が丘スイーツフォレストというスウィーツのテーマパークを発見。あまり気乗りしないまま入ってみた。中に入ると甘い香りがフロア中に充満している。メインのお客さんは大学生のカップル、あるいは女性同士、そして家族連れ。何となく浮いた感じだったが、ル・スフレだけは落ち着いた雰囲気で年齢層も少し高めであった。

看板メニューのスフレは注文してから20分程度かかる。その間別の飲み物を頼んでひたすら待つことになる。カフェオレが無くなってしばらくした頃にソースとスフレが登場する。ソースがチョコやらベリーやらパッションフルーツやら選べるようになっている。

出てきたスフレの真ん中にスプーンで穴を開け、そこにソースを流し込んでスフレと一緒に食べる。甘ったるい子供のデザートかと思っていたら、これがなかなか美味しい。パッションフルーツのソースは甘みが抑えられ、酸味がさわやか。スフレ自体も甘みが抑えられている。フワフワのスフレにソースをからめて食べると、マシュマロとカステラの間のような不思議な食感と香りが口の中に広がる。

早く食べないとスフレがしぼんでしまうので食べている時間は正味5分も無いだろうか。気がつけばスフレ1つ完食していた。辛党の人でも美味しく食べられる大人のスウィーツを堪能できるお店であった。

ル・スフレ  
目黒区緑が丘2−25−7
自由が丘スイーツフォレスト2F

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2006年12月30日

PassionではなくPachon

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代官山のヒルサイドテラスにあるこのフレンチに行ってみた。9月にリニューアルされたということだったが、風格ある内装を残しながら清潔で華やかな雰囲気で素晴らしい。しかし何といってもこのお店のウリは店内奥にある暖炉である。フランスの修道院から移築したものらしいが、赤い炎がお店の雰囲気を暖かく、東京を離れたような錯覚に陥る。

料理は伝統的でオーソドックス。全体にこってり系で最近のフレンチとは少し趣が異なる。その中でも一番印象的だったのが写真のカスレである。フランスの南西部の郷土料理らしいが、豚のソーセージなどの肉類と白インゲン豆を煮込んだシチューのようなものである。お店の雰囲気とマッチしたしっかりとした味付けでこの皿だけでかなりのボリュームである。カスレはコースには入っていなかったが、お店の人に相談したら入れ替えをしてくれた。お店の雰囲気同様、給仕の人たちも暖かい。

テーブルに運ばれてきて好きなだけ注文できるワゴンデザートまで3時間以上ゆっくりと食事を楽しむことができた。お店の雰囲気、サービス、料理、とすべてが安心できる安定感のあるお店。年末のこの時期にのんびりした時間を過ごすのには最高だ。

お店の名前は「情熱」を意味するPassionだと思っていたら、オーナーシェフのPachonさんのお名前であると知って納得した。やはりこの店はPassionではなくPachonなのである。

レストラン パッション
渋谷区猿楽町29-18
代官山ヒルサイドテラスB棟
3476-5025

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2006年12月26日

生卵とソースと白胡椒

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そば、ラーメン、パスタと麺類なら何でも好きであるが、中でも長崎ちゃんぽんは好物の1つである。ただ残念なことに長崎に行ったことは無いので本当の長崎ちゃんぽんがどんな味なのか体験したことはない。

渋谷でふらりと入ったこのお店はスープがかなり濃い目でこってりして、麺はしっかり火が通ってソフトな感触であった。東京のラーメンならちょっと茹で過ぎと思うくらいであるが、長崎ちゃんぽんではこの方が普通なのだろうか。

そして今回初めての体験だったのが、生卵が上に乗って出てきたこと。これをスープと混ぜながら食べるとカルボナーラのようなこってり味になる。さらにそこに白胡椒を入れソースをかけてみると別世界の味に変わった。スープ入りソース焼きそばとでも言うようなソースの香ばしさとスープの汁気が不思議にマッチングしている。

果たしてこれが本場のやり方なのかはわからないが、今まで食べた長崎ちゃんぽんの概念をくつがえす味であったことは間違えない。長崎にちゃんぽん、皿うどんの旅をしたくなってきた。

中央軒道玄坂
東京都渋谷区円山町5−4
03-3463-0628

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2006年12月21日

有楽町慶楽

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夕食の時間が遅くなってしまい、有楽町界隈で10年くらい前に一度入ったことのある慶楽に久しぶりに入ってみた。ちょうど閉店間際ということで慌てて適当に注文をしたのだが、写真のかに玉はたまごのフワフワ感とややしっかり目の味付けが楽しめ、気がつけばぺろりと平らげていた。

このお店は池波正太郎とスープチャーハンが有名なお店らしいが、気取らない雰囲気が長い間愛されてきた理由ではないだろうか。有楽町から浜松町にかけては歴史のある中華料理店がたくさんあるが、そんな中でも庶民派のお店である。

残業の合間に夕食をとっている人もいれば、グループで盛りあがっているビジネスマンもいる。すべてのお客さんのタイプを自然に受け入れてしまう懐の広さがある。内装といい、お客さんの雰囲気といい、少し前の日本にタイムスリップしたような懐かしさを感じるのであった。

普通に美味しい、というのはできそうでなかなかできないことである。

慶楽
千代田区有楽町1-2-8  
03-3580-1948

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2006年12月18日

長州の料理

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首相官邸の隣にあるマンションの一室でのパーティにご招待いただき出かけてきた。休日の永田町は人気もなく、正月のような静けさである。

下関から取り寄せていただいたふくを食べる、というのがお題目であったが、この日最高に美味しかったのは瓦そば(かわらそば)だった。

瓦そばは下関の郷土料理。茶そばを鉄板で焼き、錦糸卵、炒めた牛肉、ねぎなどをトッピングした不思議な料理。日本そばの焼きそばのようなでもトッピングは冷やし中華のようなクロスオーバーな雰囲気が漂う料理である。これを暖かいおつゆにつけて食べるのであるが、全体に甘めの味付けがクセになる。

本来は熱した瓦の上で調理することからこの名前らしいのであるが、ホットプレートでも充分に香ばしい味が楽しめた。

この料理は西南戦争の際、熊本城を囲む薩摩軍の兵士たちが、戦の合間に瓦を使って野草や肉を焼いて食べたという話に参考にこの会社の創設者が開発したものらしい。由緒ある料理なのである。東京では見たことのない料理であるが、どこかで食べることができるのだろうか?

それにしてもA山さんの奥様の料理は天下一品。ごちそうさまでした!

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2006年12月16日

麦とろ専門店

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目黒通りをはさんでダイエー碑文谷店の向かいにあるこのお店は前から気になっていたお店だった。外観は和風の民芸調で地元にすっかり根付いた雰囲気が漂う。お店に入ってみると東京とは思えない懐かしい感覚の内装であった。

メニューもそそられる。切干大根、ポテトサラダといった家庭の味が並んでいる。お酒のつまみは少ないようで、イカのワタの入った焼き物は八代亜紀の演歌の世界を想像させる日本酒にぴったりの逸品であった。材料を吟味しているようで素朴な中にもこだわりが感じられる。

最後に〆るのはこのお店の看板麦とろである。いわしの煮付けとセットになった定食を頼んだが、これがボリュームたっぷりでお腹が一杯になる。やわらないいわしに品良く味のついたとろろ。麦とろご飯は大盛りでも無料だった。ちなみにお味噌汁は100円追加して豚汁に替えるとさらに満足度がアップする。

ちょっと高級な定食屋さんとしてもお酒を楽しむ居酒屋としても、幅広く使える便利なお店である。帰りにお店で使っているお味噌を買って帰った。

大黒屋
目黒区碑文谷5-7-2
11:30〜14:30、夜17:30〜22:30
定休日:水曜日・第四木曜日

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2006年12月10日

鍋の季節

<業務連絡>
マネックスTV「投資のツボ」で佐藤まり江さんと一緒にサイン本プレゼント企画(締切は12月25日)放映中(動画内でご案内しています)です。
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冬になると鍋が街にあふれてくる。今年はモツ鍋とちゃんこ鍋がどうやらブームのようであるが、季節を問わずに楽しめるのがモンゴルの会社が中国で大ヒットさせた火鍋である。

渋谷に1号店ができたということで早速食べに行ってみた。お店に入ると香辛料の良い香りが漂ってきてお腹が空いてくる。お昼に行ったのであるが、メニュはランチが増えるくらいでほとんど同じ。鍋は一人分最低でも2980円と結構強気である。このメニューだと魚介類の団子などはつかない。肉と野菜ときのこ類を2つの味の鍋に入れて食べる。ルイベ状態の羊肉が筒状に積み上げられて登場する。

白湯(パイタン)スープと麻辣(マーラー)スープの2種類が1つの鍋に仕切られて入っている。マーラーは辛いがコクがあって病みつきになる味。パイタンはとんこつラーメンのような味であるが、香辛料が入っていて味は複雑。ここに肉をしゃぶしゃぶようにくぐらせて食べる。最後にラーメンで〆るのであるが、ボリュームはかなりのもの。そして食べ終わると汗だくになって体はポカポカである。クセのある味なので万人向けではないが、美味しい火鍋を食べたい人にはお奨め。

2人で行くなら火鍋コースの2980円のコースと3980円のコースを1つずつ食べれば十分。必要ならトッピングで単品を追加すれば良い。しかしちょっと油断するとすぐに一人5,000円を超えてしまう。本場に比べると価格は5倍くらいだろうか。

不思議だったのは運営会社の日本側がウェブクルーという保険の比較サイトを運営する会社だったこと。業務の多角化ということなのだろうが、内蒙古小肥羊餐飲連鎖有限公司という現地の会社のメリットはどこにあるのだろうか?

小肥羊
東京都渋谷区宇田川30-4 新岩崎ビル1階
03-3477-1117

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2006年12月 2日

甘党のお酒好き

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私はお酒は好きであるが、甘いものにはあまりこだわりはない。しかし世の中には甘いものも好きだけど、お酒も好きだと言う欲張りな人がたまにいる。そんな人が大喜びできるのがこのお店である。

煙事という有名な燻製のお店の横に小さな階段があって地下に降りていく。お店に入ると手作り感いっぱいの内装に正直一瞬引いてしまったが、メニューを見るとアイスクリームと世界のお酒が100種類以上のすごいメニューに驚く。

このお店はソフトでこってりしたアイスクリームをスプーンにのせ、その上から自分が選んだお酒を小さなスプーンでたらして食べる、とってもユニークなお店なのだ。お酒はブランデーから甘いリキュール、グラッパまで色々。アイスクリームとお酒を3種類選んで1500円。

アイスクリームのスプーンがグラスに水平にピタッと収まるようにグラスの大きさとスプーンの引っ掛ける溝が同じ大きさになっている。お店の人に聞くと、スプーンの形が合うものを探してきたのだという。

すくっては垂らして食べる、の繰り返しで何だか楽しくなる食べ方。チビチビ食べることになるのでアイスクリームだけで30分くらいは楽しめる。おかわりのアイスクリームあるそうで、食べたくなる気持ちは理解できる。

手作り感と出てくるアイスクリーム、そしてお店の名前と銀座という立地。全てがミスマッチなのだが、何とも魅力がある不思議な体験ができるお店だった。

HOKKAIDO ミルク村 
中央区銀座7−5−19
山中ビル B1F
03-3572-9995 
月曜日休み 
営業時間 12:00〜23:30

145

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2006年11月27日

クラブNYX

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<業務連絡>
今年最後のセミナーは東京丸の内で13日の夜開催のセゾンカード女性限定セミナー「今から始めるマネーセンスを磨くコツ」になりました。くわしくはこちらをご覧ください。
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銀座で買い物をしている時、小腹が空いたらどうするか?このお店でクレープやガレットを注文するのが良いかもしれない。

このお店、お昼はランチセットよりこのクレープを味わってほしい。他のお店にはなかなかないものだからである。クレープと言っても原宿の屋台で売っているようなものとはまったく異なる、大人の味である。ブルターニュ産塩バターとキャラメルのクレープ(写真)はキャラメルの甘さとバターのコクと香り、そして塩の味がバランスよくクレープの上でバランスした軽いおやつに最適な一品である。

こんな軽いものからほうれん草と卵とサワークリームといった本格的なトッピングまでたくさんのメニュがあって選ぶのに迷ってしまう。

夜はコースもお奨めできる。本格的な料理をフランスの片田舎に行ったような錯覚に陥る内装のお店で味わえる。銀座の大通りにこんな素敵なでも気軽に入れるお店があることは意外である。

クラブNYX (ニュクス)
中央区銀座2-6-16
03-5524-3939

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2006年11月25日

おでんと煮込み

三軒茶屋駅周辺というのは意外にお店の選択に悩む場所である。赤鬼で日本酒というのが定番だろうが、週末は込んでいて予約しないと入れない。和食が食べたいと思って帰り道に何となく入ったのがこのお店だった。

不動産屋さんの2階に上がると店内は何とも不思議な雰囲気。オーナーが一人でやっているらしくお客さんも2人しかいなかった。初めて入ったお店で何となく居心地が悪かったが、気を取り直して何品か頼んでみることにする。

おでんと煮込みがウリのようなので、日本酒とおでん3点盛り、それにもつ煮込みを頼んでみる。出てきた料理は素朴な男の料理という雰囲気だが、味は自分で納得したものを選んでいる心意気が感じられた。ふらりと入ったお店で工夫された料理の数々にうれしくなってきた。

その後も色々注文してしまったが、おでんのだいこん、玉子、昆布、牛タン、自家製つみれ(さんま)、それに煮込み、合鴨つくねタレは美味しかった。これだけでもお腹は結構いい感じになる。お酒も結構マニアックな品揃え。一ノ蔵 「無鑑査本醸造」を飲んだが切れ味よく、これもセンスを感じる。

深夜までの営業なので帰りが遅くなってちょっと小腹が空いた時にも立ち寄りたいお店である。日本酒とおでんと煮込み。これからの季節には魅力的だ。

和楽志 WAGAKUSHI
東京都世田谷区太子堂4-30-29 
03-3411-5757

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2006年11月 7日

温かいおそば

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寒い季節になるとお蕎麦も温かいのが食べたくなるが、温かいお蕎麦はカレー南蛮以外はあまり注文したことは無かった。細くそば粉の比率が高い蕎麦だと、温かいつゆのなかで溶けてしまい、間延びした感じになってしまうからである。

それでも温かいのが食べたい時、七つ海堂にはあら挽きの田舎蕎麦がある。これは粉も粗くして太めにした田舎風のそばである。これなら温かいおつゆの中でもしっかり存在感がいつまでもなくならない。

11月になって季節メニューとして登場したのが鶏と海老ととろろの入った特製のおそば(1,200円)である。食べているとほかほか体が温まってくる具沢山の楽しい一品。歯ごたえのある太い蕎麦の香り、プリプリの海老ととろろの泡立ちがベストマッチで気がつくと最後の一滴まで飲み干して完食していた。

夏のみょうが蕎麦が鴨つくね蕎麦に替わり、そして鶏と海老ととろろの蕎麦になる。蕎麦のメニューが替わると季節がどんどん流れていくことを実感する。

七つ海堂
東京都 世田谷区 代沢4−42−8
03-3795-7726

130

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2006年11月 5日

圧巻 リブロース

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元気が無いときに肉を食べると復活するのはナゼだろうか。渋谷にあるこのお店は場所と言い、店構えといいどこにでもある普通の焼肉店にしか見えない。しかし帰るときにはただものではないことがわかる。

塩カルビも厚切りのタンも絶品であるが、何と言っても写真のリブロースが圧巻であった。お店の人がハサミで切り分けながらテンポ良く焼いてくれる。焼いているのは炭火ではないのだが、肉の焼ける香りがすばらしい。口の中に入れると強烈な肉の存在感と溶けるような舌触り。お腹はほとんど一杯だったのに思わず白いご飯を頼んでしまい、慌てて肉と一緒にかきこんだ。

肉をレアで食べるのは日本の食べ方も捨てがたいが、肉を焼いて豪快に食べる方法についてはやはり韓国の焼肉が一番ではないかと妙な納得をした夜であった。

カルビのタン塩も大振りの肉が3ピースで1000円〜1500円くらいと決して安いお店ではないが、価格のほとんどを肉のクオリティにつぎ込んだと思えるようなクオリティの高さは安定している。肉好きの方にはお奨めしたい。

高麗亭
渋谷区渋谷2-14-13 岡崎ビルB1
03-3406-7310
18:00-22:30

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2006年10月31日

リラックスランチ

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<業務連絡>
昨日はじめて開催した新シリーズ「ステップアップ実践編」には定員以上の多数のお申し込みをいただき、盛況のうちに開催できました。ご来場いただいた方、ありがとうございました。
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東京のホテルはパークハイアットが一番気に入っているのであるが、とある方(男性)と2人でランチに行ったこのレストランは快適な時間がすごせるリラックスできる空間であった。

ワンプレートのランチセットが定番になっているが、スープや生春巻き、スプーンプレート、ビーツのサラダ、キッシュ・・・と小さなお皿ながらたくさんの種類の料理が楽しめてコンパクトなのに満足度は高い。それぞれの品も一ひねりしてあって、食べるときに小さな驚きがある。

そしてプレートを食べ終わると、デザートを三種類から選ぶことができる。さらにフレッシュな香り高いコーヒーも運ばれてくる。

すべてのものが高いクオリティであるが、何といってもここのウリは高層階からの眺めである。天気の良い日だったので日本橋から西側方向が大きなガラス面を通して見渡せる。新宿までは意外に視界をさえぎる高層ビルがほかに見当たらない。

いくつかの進捗している案件について話し込んでいるとあっという間に1時間経ってしまった。慌しい時間であったが、食べ終わるとナゼか少しリラックスした気分になった。

オフィスに戻るとまたミーティングが続き、夕方はラジオ日経、会社に戻り書籍原稿の校正。リラックスできたランチとは対照的にディナーはこれを10分で食べ終わり、セミナー会場に慌しく駆けつけた。。

Kshiki
マンダリン オリエンタル 東京
東京都中央区日本橋室町2-1-1
03-3270-8800 (代表)

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2006年10月30日

とっておきのマカロン

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<業務連絡>
本日発売の週刊東洋経済11月4日号「資産運用の「家元」が儲けのツボを開陳」の取材を受けました。藤巻健史さん、為末大さんも一緒に掲載されています。
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昨日はポカポカとした天気の中車に乗って出かける途中、自業自得ながらとても腹立たしい出来事に遭遇してしまった。何だか心の中が晴れない中、その後に思いがけず頂いた美しいマカロンに何だかモヤモヤしたものがスッと抜けていくようなさわやかな気分になっていった。

実はマカロンというのはお店で何度も見たことがあるが食べたことは無かった。メレンゲで膨らませオーブンで焼いて作られる焼き菓子なのであるが、間に挟んである具材のバリエーションがあって楽しめる。

これだけ食べても甘くてちょっと苦手なのであるが、熱い紅茶と一緒に口の中に入るとなんとも幸せな時間が訪れる。

ピエール・エルメはそんなマカロンを作るパティシエの中でも最高のセンスを持つ1人だろう。マカロンの入っている袋のデザインからしてただものではない。職人のプロのこだわりが細部にまでいきわたった作品は食べてしまうのが何だか勿体無いようだった。

Sさん、ありがとうございました。

ピエール・エルメ・パリ青山
東京都渋谷区神宮前5-51-8
ラ・ポルト青山1・2F
03-5485-7766

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2006年10月29日

秋の料理

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ワインスクールの帰り道、何となく物足りない感じになって丸の内まで歩いて、あのビストロに行ってみた。ジビエの季節になると美味しい肉料理がたくさんメニューに載ってくる、でも気軽にフレンチを楽しめるお店である。

最近フロアスタッフが入れ替わったようで何だか接客の雰囲気が変わっていた。そしてワインリストも以前のようなお値打ちワインが少なくなり、相変わらずリーズナブルではあるが、選択肢が狭くなったように感じた。個人的な主観であるが、お店の認知度が高くなって段々普通のお店に近づいていっているのだろうと思う。

それでも料理は相変わらず、フランスの飾らないビストロで出てくるような大胆でボリュームたっぷりで4500円のコースを頼んだら充分である。今回はその中からのチョイス、ロカマドールというやぎのチーズのサラダが個性的だった。サラダの上にカリカリの香ばしいパンが乗り、その上に火を通してトロトロに溶けたチーズをたっぷり乗せた秋から冬に食べたい前菜である。写真の2個で1人前である。

チーズの香りとパンの香ばしさが一緒に食べると最高である。そしてやや重めのボルドーワインを一緒に楽しむと心も体も温かくなってくる。

もう少し寒くなったらまたジビエを食べに来たい。でもこのお店は予約して行くより何だかその日の気分でふらりと寄ってみたいタイプである。残念ながら平日の夕方はそんな無謀なことをしても恐らく予約で一杯で入れないだろうが。

Brasserie AUX AMIS 〜丸の内〜
千代田区丸の内3-3-1 新東京ビル1F
03-6212-1566

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2006年10月25日

マグロのスペアリブランチ

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オールアバウトでガイドをしているこの方が東京にいらっしゃるということで、ランチに築地のマグロを食べに行った。マグロと言っても刺身ではなく、網で焼いた豪快な料理である。

実はこのお店、数年前に夜に行って印象的だったのだが、その後場所が離れていて、しかも人気で予約が取りにくいからご無沙汰になっていた。最近、時々ランチをご一緒する京橋界隈のお店のBlogを書いている方のサイトで紹介されていて、気になっていた。この日は少し時間があったので思い切ってお昼に行ってみた。

1000円のスペアリブランチを注文したが、これが味、ボリュームとも高水準だった。出てきたのはマグロを炭火で丁寧に焼いてしょうゆ味にしたシンプルなもの。これにご飯とお味噌汁と小鉢だけのシンプルな組み合わせであるが、マグロの存在感が圧倒的だった。量は多く、脂もしっかりのっているが、後味はしつこくない。だからいくら食べても飽きない味で結局全部食べてしまった。一緒にご飯も完食である。

会社からは決して便利な場所ではないが、ここなら4人でタクシーを飛ばして行っても、元は取れる。ただし12時前に入らないと結構込んでいる。

JIGE
東京都中央区築地2-14-3N I T 築地ビル
03-3248-6332(1F) 
03-3248-6333(B1)

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2006年10月23日

六覺燈

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大阪の梅田芸術劇場で開催された感謝祭は「さおだけ屋は・・・」の山田真哉さんともお会いでき(とても気さくな方でした)、第2部では2階席までほぼ満員の中、ステージ真ん中に1時間以上立ちっぱなしでトークライブに初挑戦と新鮮な一日だった。

大阪の美味しいお店についてメールで親切に教えていただいた皆様、ありがとうございました。結局、銀行時代の友人のNさんが大阪勤務時代に愛用していたという六覺燈に行ってみた。

お店があるのは日本橋の黒門市場。梅田界隈とは雰囲気が違う。お店も少し古びたビルの2階にある。入るまでは何だか不安になる立地である。店内は洗練された雰囲気でサービスも良い。串揚げとワインを合わせるという大阪ならではのマリアージュである。

面白いのは串揚げはお任せ、ワインも自分の好みを言うと勝手に選んでデキャンタージュして持ってきてしまうところ。普通はボトルを確認してテーブルで抜栓するものだと思うが。この辺は賛否分かれるところだろう。

ブルーゴーニュのやや重めというオーダーでミシェル・グロの2000年のプルミエクリュが運ばれてきた。香りも良くブルゴーニュらしい素晴らしい選択だと思うが、そうなると気になるのは価格である。しかしもう飲み始めたので考えても仕方ないので食事に集中した。

串揚げは軽い揚げ方で具材も一工夫されていて意外に飽きがこない。しかもワインとも相性が良いのが不思議である。さすがに1コース20本までは到達できなかったが、驚きのある楽しい料理であった。

途中で出てきたパンも美味しかった。同じエレベータに乗った常連にはおみやげに渡してもらえるようだが、初めて行ったのでもらえなかった。

会計はリーズナブルだった。美味しいワインを適正な価格で楽しみたい、洗練された串揚げを味わいたいという人にはお奨めできるお店。ただしご飯ものが一切ない(パンだけ)、串揚げなので工夫はあっても大量には食べられない。

たくさん食べたのに食後は軽快であった。女将さんがテーブルを回り、心をこめた接客をしているのが印象に残った。

六覺燈 (ろっかくてい) 
大阪市中央区日本橋1−21−16 たこそうビル 2F
06-6633-1302 

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2006年10月15日

外で食べる贅沢

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大井埠頭の公園でバーベキュー大会があった。天気はさわやかな晴天。気温も丁度良く、外でのイベントには最高のコンディションであった。

バーベキューといってもただ買ってきた肉を焼くだけではない。この会社の久保田さんが参加してくれたので一味違う本格的な料理になった。生でも食べられる新鮮な鶏。1羽をまるごとつぶしたということでネック、手羽先、手羽元、ハツ、レバー・・・とバリエーションは焼鳥店並みだった。どれもシンプルな味付けでも絶品である。

鮭も大きな身を大胆に網に乗せて軽く火を通す。中はまだレアであっても炭の香ばしさと表面のパリッとした食感と一体化してこれまたワイルドで飽きない味である。

サイトで市販されている商品を持ち込んで料理してもらったわけであるが、このうまいもんドットコムの食材はこだわりが違う。特に肉とシーフードの品揃えは他の食サイトとは一味ちがった品質の高さと商品のセンスがあると思う。それは久保田さんをはじめとするスタッフが本当に食いしん坊で全国の美味しいものを自分たちの手で探して紹介しているからだと思う。

たくさん持ってきていただいた食材があっという間に無くなっていく。お腹がいっぱいなのはわかっていてもつい新しい肉が完成すると一口食べずにはいられない。

青空の下で食べる食事は食卓とは違った開放感があって美味しい空気が料理を引き立てる。最高品質の料理がこの環境でさらに味わいを増し、最高の食事を楽しむことができた。

久保田さん、ありがとうございました!

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2006年10月10日

変わらないお店

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今年の2月に深夜に行って、とても印象に残ったこのお店に今度はお昼に行ってみた。

こじんまりとした店内で休日のお昼時ということもあり、店内は満席。電話で予約しておいたので席を用意してくれていた。

ランチセット2000円というのもあったが、チョイスできる料理がピンと来なかったのでアラカルトで注文。イカとセロリのサラダ、トマトソースのトリッパ(写真)、生うにのパスタ、イカとカラスミのパスタと食べた。残念ながらメインまで辿りつけなかったが、車で行ってワインも飲めなかったので丁度良かったかもしれない。

このお店には不思議な雰囲気がある。働いている人たちが仕事を楽しんでやっているからだろうか。キビキビとした接客、厨房の様子が心地いい。

すべての料理がピントをしっかり合わせた味に仕上がっている。イカとセロリにレモンを絞るだけのシンプルなサラダがどうしてここまでの味に仕上がるのか。トリッパの煮込み具合がどうしてここまで柔らかいのか、パスタの茹で具合、味付けがどうして絶妙なのか。ブレが無い味で安心できる。美味しいものは食べるのが早い。1時間足らずで完食してしまった。

パスタを食べながら横の釜で次々と出来上がっていくピザを見ているうちに段々食べたくなってきたが、今回はもうお腹に入らない。パスタ2品よりはパスタとピッツアの1品づつにした方が良かったかもしれない。デザートも残念ながらパスしてしまった。

そして会計が終わるとお店の方がお見送り。家の近所に欲しいと思う、暖かく美味しいお店であった。近いうちにまた来たい。今度はディナーで。

イル ルポーネ
東京都目黒区中目黒2-10-19 1階
03-5722-6789
月曜定休

105

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2006年10月 4日

もう一つの煉瓦亭

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煉瓦亭といえば創業は明治38年という銀座の洋食の老舗。大学時代に何度か食べに行ったことがあった。その煉瓦亭が実は銀座にもう一軒あると聞いてびっくり。食いしん坊のあの方と一緒にランチに出かけた。

12時半だというのに店内には順番待ちの列が。2階にも席があるので上に上がって待つこと10分。ようやく座ることができた。このお店は注文に悩む。ミックスフライも良いし、牡蠣フライも丁度はじまったところ、オムライスやハヤシライスも捨てがたい。さんざん悩んだ末、カレーライスにメンチカツをトッピングしてもらうという変則オーダーにしてみた。

出てきたのはこってりとした日本の洋食カレーにカラッと揚がったメンチカツ。カレーはとにかくコクがある。日本のカレーよりどちらかというとインドカレーが好きなのであるがこのカレーはフライとの相性が良い。メンチカツと一緒になるとソースのように馴染むのである。

少し量が多くて脂っこいかな、と思っていたが気がつけば完食していた。

もう1つの煉瓦亭は銀座の奥にひっそりと営業しているが侮れない味であった。次は牡蠣フライ、いやオムライスか。リピーターになりそうだ。

煉瓦亭
東京都中央区銀座1丁目14-1
03-3561-3838

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2006年9月30日

さんまの季節

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寒くなってくるとこのお店が懐かしくなる。

おでんを食べに行ったのであるが、さんまの刺身が今回のヒットであった。調理場の奥でいつも黙々と魚をさばいている板さんがいるのであるが、この人がいい仕事をする。もちろん新鮮な魚であることは前提になるのだろうが、丁寧に魚を一品に仕上げていく仕事ぶりは傍から見ていても愛情を感じるのである。

そんな風にして出てきたさんまの刺身は脂の乗ったこってりとした、でも食べ終わるとすっきりしている上質の味だった。

日本酒の最上川を熱燗で飲みながら、たっぷり盛られたさんまを楽しむ。いよいよ9月も終わり本格的な秋である。

おかめ
東京都渋谷区上原3-25-9
03-3467-4734

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2006年9月28日

平田牧場

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好みはあるだろうが東京の美味しいとんかつはどこなのだろうか。銀座梅林、目黒天津、新橋燕楽、といった有名店のとんかつは確かに美味しい。しかし、肉の存在感が強く、体力がないと食べているうちに疲れてきてしまう。これらのお店ではもうロースは食べられない。2006年07月04日にも書いたが40代のとんかつはヒレ、なのである。

お昼がマクロビランチであったのが原因なのか何となくロースかつ膳(定食、1400円)を注文してしまった。ロースなのに軽快でサクッとして軽い。衣の色も薄く短時間で揚げたとんかつである。塩をつけて食べるとさらにあっさりとしていて脂のこってり感がほとんどない。そして食べ終わった後も爽快である。

全般にキレイなとんかつ、という印象であった。新橋燕楽がボルドーの10年ものとすればヒラボクは2004年のブルゴーニュといった感じだろうか。付け合せのキャベツやドレッシング、スリゴマで作るとんかつソースなどマーケティングもソツのないバランスの良いお店であった。

平田牧場 COREDO日本橋店
中央区日本橋1-4-1
COREDO 日本橋4F
03-6214-3129

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2006年9月25日

へぎそばと鮭

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新潟へ日帰りでセミナーに出かけた。東京から新潟までは想像以上に近い。ノンストップの新幹線に乗ると1時間半くらいで着いてしまう。11時に新潟駅について午後のセミナーまでにお昼を食べることにした。新潟というとやはりへぎそば。ということで駅の構内にあるこのお店に入った。

カジュアルなお店であるが、接客も丁寧、メニュもしっかりしている。のりがかかったスタンダードなへぎそばを注文した。わさびを自分ですりおろすようになっているが、砂糖が一緒についてきたのには驚いた。聞いてみるとわさびをするときに砂糖をつけると辛味が強くなるのだとか。早速砂糖を鮫皮につけてみた。

そばは細く、ライトグリーンでとにかくのど越しが良い。そうめんのような感覚であるが、歯ごたえがそばである。つゆは甘めで麺の細さとよく合っている。とにかく食べやすい。1人前はあっという間で何だか物足りないくらいである。東京のそばとは違った味わいでたまにはこんなそばも良い。といっても東京ではなかなかこの味は見つからないだろう。

食べた後も爽快。後味の良い昼食であった。

午後からのセミナーは出席率が70%と過去最高の水準であった。今回からテキストを新しいバージョンに改良した。内容をさらに充実させ盛りだくさんになったが、アンケートを見る限り、受講された方はしっかり理解されていたようだ。質問のレベルもとても高く、新潟のお客様の勉強熱心さに感心した。また何人かの方から「Blog読んでます」「四国はどうでした?」とお声掛けいただいた。ありがとうございます。

セミナー終了後はおみやげ探し。このお店のはらこの醤油漬がおいしそうだったが、11月からしか販売していないので鮭の白子煮などいくつかの酒の肴を買って帰った。

次回は日帰りではなく鮭の美味しい季節にゆっくり行ってみたい。

新潟の皆様、セミナーご来場ありがとうございました!

越後長岡小嶋屋
CoCoLo本館店(新潟駅ビル内)
新潟県新潟市花園1-1-1

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2006年9月22日

うどん三昧

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香川の琴平でうどんを4軒はしごした。到着した日のランチに2軒、次の日の朝食とランチに1軒づつである。さすがにうどんの本場だけあって、レベルが高い。どんなに普通のお店でもそれなりのうどんを食べさせてくれる。

意外だったのは讃岐うどんはそれほど腰があるものばかりではなかったこと。特に釜揚げやつゆの入ったうどんは表面がやわらかく、やさしい味であった。生醤油やひやひやのような冷たいうどんはさすがにもちもちしていて口の中で跳ね回るような弾力性がある。

そしてもう一つは有名店が美味しいとは限らないということだった。地元の人に教えてもらった美味しいお店は必ずしも全国区のお店とは限らない。ディズニーランドのアトラクションのように3列に並んで入れ替えをするほどの人気店よりもお客さんがぱらぱらいるのんびりとしたお店の方が味に感激したりする。

食べ物は主観の世界だからどれが美味しいかには意見があるだろうが、食べ比べてみるのは面白かった。

行ったお店のリストは美味しいと思った順です。

長田 in 香の香 (ながた いん かのか) 
善通寺市金蔵寺町1180
0877-63-5921 
木曜日休(祝日の場合営業) 

宮川製麺店
善通寺市中村町1-1-20
0877-62-1229

宮武
仲多度郡琴平町上櫛梨1050−3
0877-75-0576
水曜日休

むさし
仲多度郡琴平町五条637―2
0877-75-0520

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2006年9月21日

丸尾本店

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今回の旅行で最も楽しみにしていたのは丸尾本店さんにお邪魔することであった。

四万十から車で4時間ようやく琴平に到着し、うどんのお店を2店はしごして昼食としてから午後2時過ぎに丸尾さんを訪問した。

小さな商店街に立派な玄関があってその中に入ると奥様が迎えてくださった。しばらくするとご主人の丸尾忠興さんが仕事から戻り、お酒造りの工程について2時間以上もかけて丁寧に説明してくれた。酵母を付ける作業をする室まで見せてもらい酒造りの大変さが良くわかった。

モノづくりに共通することであるが、とにかく手を抜かないで丁寧に作ることが大前提である。お酒もお米を乾燥させたり、洗ったりと手間がかかる工程があるが、水分含有量をできるだけ均一にするには小分けにして時間をかけて丁寧にやるしかない。その結果造れる量が制限されてしまうのである。丸尾さんも今の人手ではこれ以上生産を増やすことは難しいと言っていた。

さて夕方4時過ぎからは試飲の時間となった。火入れしたお酒を10種類、生のお酒を10種類、合計20種類を飲ませていただいた。全体に生のお酒の方が個性があってビン内での熟成も進んでいるので味わい深い。ブラインドで飲んだ後で銘柄を教えていただいたが、値段と好みは必ずしも一致しないことがわかった。高いお酒はそれなりに洗練されているのであるが、その分アクの強さは弱く、すっきりとまとまっている。アルコール添加のお酒でも美味しいものはいくつかあった。

酒造り談義で盛り上がっている内に料理とのマリアージュの話になった。この酒には何が合うという話をしていると丸尾さんのご贔屓の高松にある中川というおすし屋さんが丸尾本店のお酒に合わせた料理を出すという。

ということで夜は丸尾さんに中川に連れて行っていただいた。お店のご主人がまたマニアックな商売人で丸尾本店の限定酒を豊富に揃えている。丸尾さんはその日も一升瓶を差し入れてブラインドテストさせていた。

料理も最高、お酒も最高、そして話して楽しい時間はあっという間に3時間経過。最後は丸尾さんの車に
代行運転を頼んで琴平に戻ったのであった。

丸尾さん、ご紹介いただいた渡辺さん、本当にありがとうございました。

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2006年9月18日

徳島到着

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フェリーの船内はのんびりとした雰囲気が気に入ったが、問題は食事である。レストランの食事はバリエーションも少なく、値段が高く、かつ味も今ひとつである。朝食は食べる気になるものがあまり無く、13時半に到着するころには空腹感が頂点に達していた。フェリーに乗るときは食料を調達しておくこと、が鉄則である。

フェリーを降りると台風のせいか徳島は土砂降り。その中をいのたにに向けて直行する。意外にわかりやすい場所にあった。そして天気のせいか思ったよりお客さんの数も少ない。行列覚悟だったので少しほっとした。

駐車場に止まっている車のナンバーを見ると富山、名古屋といった県外ナンバーだらけである。ちなみに地元では徳島ラーメンとは言わないで中華そばと呼ぶらしい。

自動販売機で中盛り肉入りに卵をトッピングした。これで600円。出てきたラーメンは小盛りだったが食べるとこってりとした甘い味わいが口中に広がる。麺はかなりの細めん。麺固めで注文したが丁度いい。スープにからんで絶品である。九州ラーメンに似た感じの麺だった。肉は豚バラの薄切りでスープに良く合う。上に散らしてあるネギも東京のものとは違う。香りがかなり強いが、このクセがあるのがマッチしている。量が少なかったせいもあってあっという間に完食。後を引く味である。

空腹感と旅の始まりの興奮のせいもあってか四国で最初に食べた味は忘れられないものになった。

駐車場も完備しているかなりの大型店であるが店員さんはとても親切。気持ちの良いお店でもある。

いのたに
徳島市西大工町4-25
088-653-1482
月曜日定休

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2006年9月16日

五本木正統派

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目黒に出かける用事があって、せっかくなので美味しいランチをしようとサイトで見つけて評判の良さそうだったこのお店に入ってみた。

祐天寺の駅からはかなり離れた住宅地の通り沿いにあるこじんまりとしたお店だが、入ると清潔な雰囲気が漂っている。お店の人(恐らくシェフの奥様)の対応も自然でお店にマッチしている。

料理はどれもボリュームがある。秋のランチコースというのを頼んでみたが、前菜からメインのような盛りの良さで最後まで辿りつくのはかなりお腹を空かせていかないと難しい。美味しい料理が次々出てくるのになんとも悔しい思いをした。

写真は鮎を使ったパテであるが野菜の新鮮さと鮎の独特の食感が珍しい。素敵な前菜であった。メインの豚足を使った料理も他では味わえない一品。どちらもワインがあったらもっと楽しめたのだろうが、運転中なので我慢、であった。

このお店の本領は恐らくワインと共に4-5人の気の置けない友人と集まるようなシチュエーションで発揮されるだろう。しっかりした正統派のフレンチを夜に再訪してボルドーの赤と一緒に味わってみたい。

東京都目黒区五本木2-40-5
03(3791)3900
営業時間 11:30〜14:00(L・O) 18:00〜21:30(L・O) 水休
禁煙

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2006年9月10日

香港麺の魅力

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前々から気になっていたお店に名物たんめんが売り切れになってしまった「はがくれ」からの帰り道に寄ることができた。三宿交差点の2階にあるこのお店である。

つゆ入りの海鮮麺を注文したが、期待を裏切らなかった。スープは海鮮のだしが良く効いてとてもコクがある。麺は日本麺と香港麺の2つから選べるのが特徴だ。香港麺を注文したが、これは細めんの油で揚げたような歯ごたえのある独特の麺である。スープとの相性も良い。

内装も香港風、店員さんも香港風(というか現地の人もいる)、そしてお客さんも香港風(外国語が飛び交うインターナショナルな雰囲気)ということでいわゆる中華料理店とは違った雰囲気で楽しめる。

年中無休で深夜までやっている。そして麺類はスモールサイズも選べるので、小腹が空いた帰り道につい寄ってしまいそうで怖い。

東京都世田谷区池尻3-30-10 
山旺ビル2階
03-3419-4123
平日 11:30〜15:00・18:00〜25:00
土・日祝日 12:00〜25:00

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2006年9月 8日

赤坂のマニアックなお店

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<業務連絡>
9月9日は有楽町西武グランドオープンです。オープニングイベントの1つとして開催する午後2時〜3時Fashion館8階「ウーマンエキサイトカフェ」内で「10万円からはじめる新・資産3分法」に出演します。これから投資をはじめる人のための1時間ミニセミナー(先着制)です。是非お立ちよりください。

有楽町西武のBlogはこちら
---

赤坂駅から少し歩いた路地裏にあるフランスのランド地方の料理に絞り込んだマニアックなビストロに再訪。決して広くはない店内。10人も入ればいっぱいになってしまうような小さなお店であるが、メニュとカウンターに並んだアルマニャックのボトルを見るとこの店がただものではないことはすぐにわかる。

フランスの特別な地域の料理だから他のレストランでは食べられないので当然なのだが、すべての料理に個性が感じられる。日本人好みにアレンジしていないのも良い。写真のピーマンも美味しかったが、名物の鴨の心臓の串焼きもやわらかい肉とスパイシーな香りが最高だった。ワインはマディランを注文したが、かなりタンニンの効いた渋めの味と強烈な香り。これが料理に相性抜群である。

最後はアルマニャックで〆る。飾り気の無いお店と美味しいお酒と料理。何だかフランスの田舎に旅行しているような気分になってくる。

会計が終わりお店を出る時にはシェフとサービスの方が2人で見送ってくれた。いつまでも外に立って見送ってくれるのを見ているとお人柄が感じられる。素朴で暖かいサービス。いつもまた来たいと思わせるお店だ。

コム ア ラ メゾン
東京都港区赤坂6-4-15
03-3505-3345
ランチ11:30〜14:00/ディナー18:00〜02:00

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2006年9月 4日

三軒茶屋の王道居酒屋

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雑誌やBlogで紹介され、いつも気になっていたこのお店にようやく予約を取って行くことができた。

三軒茶屋の少しはずれにある正統派の居酒屋。日曜日でも活気に溢れている。平日なら予約を取るのも難しいのだろう。

この店でまず驚くのは日本酒の品揃え。十四代は何と赤鬼オリジナルのプライベートブランドまである(700円)。これが骨太でストレートな日本酒の醍醐味を感じさせる味。軽快な後味も素晴らしい。日本酒は200種類以上あるということで、素人には選びきれない。お店の人に相談するのが無難だろう。

料理も酒好きの気持ちをよく理解したメニュが勢ぞろいしている。乾燥納豆をチビチビ食べながら日本酒を飲むのも良いし、赤鬼自慢の刺身の盛り合わせで合わせるのも良い。マグロのカマやさつまあげはボリュームがあって、〆のご飯ものにたどり着けないくらいお腹が一杯になった。

この手の店にありがちな常連贔屓もなく、店員さんも皆親切。日本酒をバカ飲みしなければ会計も良心的である。

三軒茶屋自慢のお店をまた1つ発見することができた。

赤鬼
世田谷区三軒茶屋2-15-3
03-3410-9918

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2006年8月29日

ワインともんじゃ

<業務連絡>
9月下旬の日曜日のお昼に新潟でセミナーを開催します。こちらをご覧下さい。
---

銀座でワインを飲むと言えば、フレンチやチーズを食べながらという高級で重厚なイメージを想像するかもしれないが、このお店はそんな先入観を吹き飛ばしてくれる。

もんじゃのテーブル(小あがり)が2つと椅子席だけの小さなお店であるが、ワインリストを見るとこのお店のワインに対する意気込みが半端ではないことがわかる。銀座とは思えない良心的な価格設定に驚く。そしてリストに掲載されているワインは女性店長の河田さんがこだわったものばかり。

この店では料理もワインも予算と好みを言ってお任せするのが良い。的外れなワインを出されることも無いし、ワインに合ったつまみを工夫して出してくれる。

シャンパンと焼きそば、赤ワインとお好み焼き・・・・邪道だと思うかもしれないが食べてみるとそのフィット感に納得し、食に対する人間の固定観念に気づかされる。

ワイン好きの人たちが集まる小さなお店なので予約が無難。平日は朝の4時までやっている。

朱 シュウ CHOU
銀座もんじゃ焼き Wine & Dining
東京都中央区銀座8-4-23 クレグラン銀座2F
03-3572-0067

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2006年8月26日

金沢の梅酒

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金沢のおみやげは加賀の萬歳楽の蔵元(株)小堀酒造の「加賀梅酒」。アルコールを加賀の名水白山伏流水で割って梅と氷砂糖で10ヶ月程度漬けたもの。さらに梅の実を取り出した後、20ヶ月ほど原酒のまま熟成さした後、14度に割り水(白山伏流水)しているらしい。

ロックで飲んでみる。最初は甘い、と思うのだが後味の清々しさが素晴らしい。口の中に残る雑味が無いのである。飲み始めると止まらなくなるやばい味である。

琥珀色に輝く液体は混ざり物のないピュアな自然の贈り物。全日空国際線ファーストクラスの厳選梅酒としても採用されているというが納得のクオリティである。

投稿者 shinoby : 11:31 | コメント (4) | トラックバック

2006年8月20日

金沢 玉響

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勉強会のため前日から金沢に来ている。紹介していただいた中心部から少し離れた「玉響(たまゆら)」のカウンターで夜景と海の幸を堪能した。

能登のもずくからはじまる8400円のコースを頼んだが、美味しいものが少しずつ楽しめる。余りに美味しいので料理があっという間になくなってしまう。お刺身、焼き魚、揚げ物、といった運ばれてくる魚介類を黒帯悠々という地元のお酒に合わせる。カウンターから見える市内の風景も高台になっていて旅愁を誘う。

中でも圧巻はのど黒の焼き物、そして岩ガキ(写真)であった。のど黒は柔らかい身に甘い魚の脂がしっかり乗っている。後味はすっきりでとろけるような舌触りである。岩ガキも新鮮で甘い。これもトロトロで独特の粘り気がある。口の中で溶けていく。日本酒との相性は最高である。

のんびりと食事をして翌日のセミナーへの鋭気を養うことができた。土曜日の金沢は35度を越えるような暑さだったそうだ。日曜日も金沢は暑そうだ。

玉響
石川県金沢市法島町8-6
076-244-7005

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2006年8月18日

えびパン

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スーパーグルメな友人にこの方を紹介していただいた。大手不動産会社のトップセールスマンから自分の会社を興し、まだ3年。素晴らしい成長である。

お会いしたのは西麻布にある居酒屋風なお店であった。カウンターとテーブルが2つ、店員も2名とこじんまり。お盆のせいかカウンターのお客さんは最初はゼロ。しかし出てきた料理とコストパフォーマンスの良さには驚いた。さすがミスター・スーパーグルメが選んだ店である。

刺身の盛り合わせ、生うに(最高)、サラダ、さつま揚げと順番に出てきて意外性があったのが写真のえびパンである。かりっと焼いた薄いパンではさんだものだが、香ばしくこの店の名物になっているらしい。

さらに最高だったのが豚ねぎ鍋。きゃべつの千切りのように薄く刻んだねぎと豚の薄切り肉をだしの効いたスープに入れ、肉の赤みが消えないうちにとき卵につけてすき焼き風に食べる。これが止まらない。お肉のおかわり、ねぎのおかわりとさんざん追加の上、うどんを入れて食べる。なぜかどんどんお腹に入ってしまう。さらにおそばまで食べて量、質ともに満足度は高かった。鹿児島の珍しいマイナーな焼酎も置いてあったが、これもまた美味で焼酎を見直した。

それにしてもお盆とは言え、このお店どうして空いているのか?その理由は検索してもお店の詳細が見つけにくいからではないだろうか。「間人 西麻布」でググッても(この用語は使用できなくなるらしい)住所は探せなかった。新しいお店では無さそうなのに何だか不思議である。

間人 西麻布
03-3409-9646

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2006年8月16日

貴醸酒

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デザートワインのような日本酒を見つけた。岡永倶楽部で紹介されたこの会社が造っている「しおり」貴醸酒8年貯蔵である。

色は褐色で日本酒には見えない。紹興酒のようであるが、味わいもまた独特である。8年間の熟成によって古酒にありがちな深みのある香りと複雑な味わいになっている。

この日本酒は食事と一緒にゴクゴク飲むものではない。食後酒にちびりと楽しむ方が似合っている。

説明書によればバニラアイスクリームにかけてもいける味らしい。たしかにデザートやフルーツとの相性もよさそうだ。

蔵人の平均年齢は33歳。研究熱心な蔵元はこれからも新しい日本酒を開発してくれるだろう。

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2006年8月13日

新宿にある別世界

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新宿という街はモザイクのようである。街全体は雑然とした雰囲気が漂っているが、2箇所だけ租界のような別世界が存在する。1つは伊勢丹でもう一つがこのホテルである。家族で和食レストラン「梢」でランチをした。吹き抜けが気持ちよい眺めのよいレストラン。

お弁当のコースを頼んだが、昼膳も充実している。その中でお奨めなのがピークラウンジでのデザート、お茶がセットになった園というコースであった。

<メニュ>
先付
吸物椀
造 り
煮 物
陶 筥
猪 口 口 取 揚げ物
炊き込み御飯 
香の物

ここまででもうお腹はかなり満足感に包まれる。陶器の凝った器に美しく盛り付けられた料理は見た目だけではなく味もリズミカルで飽きがこない。美味しいものを少しずつ食べる贅沢がある。

そして食後はピークラウンジに移動。ここは東京で一番気に入っているお茶が楽しめる空間。ここでデザートとコーヒー(又は紅茶)をゆっくり楽しめる。デザートもケーキ、アイスクリームから選ぶことができる。セットになっているからといって手抜きは無い。アイスクリームを注文したがチョコレートアイスのビター感が上品で気に入った。

ランチとしては少し贅沢であるが、満足度は高い。それは価格に見合った価値を常に提供してくれる安心感があるからだろう。

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2006年8月11日

抹茶の突き出し?

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コナミスポーツ青葉台に通っていた頃、帰り道の目黒川沿いに気になるお店があった。大通りから入った目立たない場所にある薄暗い照明のお洒落な空間だった。どうみても居酒屋なのだが看板がないので一見で入れるのか自信が持てない。

それから数年たってようやくそのお店、池尻大橋の「KAN」、で食事をすることができた。お店のメニュで意表をついたのが突き出しに出てきたゴーヤのスープ(写真)である。抹茶かと思うような色であるが、口に入れると苦味が広がり夏の暑さが和らぐ。

名物は馬刺し。熊本から取り寄せた新鮮な材料と甘い醤油が抜群のハーモニー。新鮮な馬肉がさらに甘く味が引き立つ。他にもうなぎの白焼き、長いもとレンコンの明太子和え、鱧のてんぷら、と酒好きをうならせるメニューが続く。

そして最後にこれも名物だというたまごかけご飯。ご飯に薬味を載せ卵をかけたシンプルなものであるが、かき混ぜるとふわふわになって卵の味が楽しめる。名物というだけあってこれも絶品であった。

不便で目立たない場所にもかかわらず店内はほぼ満席。ナゼか喫煙率の高い顧客層がこの手の店にしてはミスマッチであった。親切な店員さん(丸田さん)が座席を配慮してくれたが、残念ながら分煙にはなっていない。

KAN
目黒区東山2-1-1 オリエンタル東山第5 1F
03-3792-5282
定休日 お盆など
営業時間 18:00 - 23:00

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2006年8月 6日

はがくれ

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決して便利な場所ではないが、わざわざ出かける価値のあるもつ焼きのお店を見つけた。三宿通りの下馬1丁目交差点から蛇崩方面へ進み、下馬1丁目東の信号過ぎてすこしわき道を入ったところにあるはがくれである。

一見どこにでもある地元の居酒屋であるが、焼酎の品揃えにまず驚かされる。村尾、天使の誘惑、森伊蔵など有名どころから無名のものまで充実している。しかも最近の焼酎バーのようなことはない。グラスになみなみと入ってくる。普通のお店の倍ちかいだろう。そして価格はリーズナブルである。

料理もインパクトがある。レバ刺しはツヤのある新鮮なレバーがトロリとして最高。モツ焼きもシロやガツのようなマニアックな部位が絶妙の焼き具合で出てくる。これも1本130円、140円と良心的である。

〆に頼んだタン麺がまた美味しかった。変哲のない麺であったが、コクのあるスープが焼酎とモツ焼きの後にぴったりである。

お店の人の愛想は決して良くないが、きっとシャイなだけだろう。料理とお酒を味わっているとそんな気持ちになる不思議な空間であった。

はがくれ
世田谷区 下馬 1−17−8
(03)3424−9195

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2006年8月 4日

荒井商店

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<業務連絡>
投資信託を使った資産形成セミナーを開催します。場所は渋谷、参加費無料です。少人数制なのでじっくりお話しできると思います。
---

荒井商店と言うと10年くらい前に住んでいたマンション「マートルコート」シリーズを販売していたこの不動産業者を思い出す。しかし昨日行ったのは新橋にあるペルー料理のここだった。

お店の人のお任せでお願いしておいた料理を堪能した。前菜からデザートまでボリューム、味ともに大満足であったが、最もユニークだったのは写真の通称「亀の手」であった。前衛デザイナーの作ったアクセサリーのような形をした料理は実は藤壺の仲間の貝である。周りの皮(?)を剥いてグミのような身を食べると香ばしく繊細な食感が楽しめる。日本酒のつまみになりそうな一品であった。

エクアドルのバナナのフライや、とうもろこしがユニークなセビッチェ、羊の香草焼き、デザートにはピカロン(ペルーの揚げドーナツ)など、料理はバラエティに富んですべてが美味しい。

そしてお酒も秀逸だった。ピスコ(モストベルデ)とラム酒が料理の味をさらに引き立てる。

最後の会計もお酒をかなり飲む人がいたのに1人7千円程度。みんなでワイワイ行くのが良いお店。ただし「亀の手」を食べるのは少し勇気が必要。

港区新橋5-32-4 江成ビル1F
03-3432-0368
営業時間11:30〜14:30、18:00〜23:00
日曜日定休

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2006年8月 2日

神田の讃岐うどん

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神田錦町は1999年マネックス創業の地、でもある。当時は仕事の合間に美味しいお店に行ったものであるが、オフィスを移転してからはなかなか行くことが出来なかった。振替休日で昼から出かける予定があったのでランチはこのお店に5年ぶりくらいに行ってみた。

相変わらずの人気店。満席状態が続いている。頼んだのは野らぼーうどん(750円)。味は昔と変わっていなかった。もちっとした麺にダシの効いたつゆ、そして煮干の天ぷらが最高である。卵を混ぜながらあっという間に平らげてしまった。

神田錦町近辺でも残っているお店、消えてしまったお店色々である。今や支店も出して大成功のお店であるが、創業の味が守られているのは素晴らしい。

野らぼー錦町本店
東京都千代田区神田錦町1-8-11バシフィック錦ビルB1
03-3295-5121
営業時間
平日 11:30〜14:00 17:00〜22:00
土曜日 11:30〜14:00
日曜祭日休

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2006年7月31日

総本家と本店

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最近正露丸でも似たようなラベルの同じ商品名に関して裁判の判決があったが、名古屋名物味噌煮込みうどんもこのお店このお店が本家争いをしているようである。

小学校時代に名古屋市北区名城に住んでいたころ、栄に買い物に連れて行ったもらった時にお昼に行くのは中日ビルに入っているこちらだった。

今回名古屋出張の際、お昼に味噌煮込みうどんをお店で食べて、帰りの名古屋駅でおみやげを買って夕食も自宅で味噌煮込みうどんを食べてみた。それぞれ別のお店のものにして2つのお店の食べ比べてみた。何だか家で作った方が美味しかったような気がする。かつおのダシの香りが立って、深みのある味わいがたまらなかった。子供の頃の馴染みの味のせいか、自宅でリラックスして食べるからなのか理由はわからない。しかし総本家と本店、似ているようで味には微妙な違いがあるということはわかった。

投稿者 shinoby : 06:44 | コメント (9) | トラックバック

2006年7月30日

九六ラーメン

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セミナー終了後、福岡空港に向かう途中博多ラーメンのお店に寄ってみた。地元の人にすすめられたのは秀ラーメンというお店。タクシーで向かうとカウンターだけの小さなお店であった。壁に掲げられた有名人のサインに一抹の不安を覚えたがこのお店の名物という九六ラーメンを注文した。

出てきたのは黒いスープのラーメン。食べてみると香ばしい香りがするが臭みのないノーマルな九州ラーメンである。こってりとしたスープも簡単に完食でき、地元のラーメンにしては何だか物足りない味であった。

聞けば九州ラーメンも、博多より久留米、久留米より熊本、そして鹿児島というように南に行くとこってり感が増して、にんにくが強くなるらしい。博多のラーメンは九州の中ではおとなしい方だということなのだろうか。

かなりレベルが高いのであるがラーメンの場合、東京で食べられないくらい美味しいということは無いようだ。それは素材の鮮度の問題ではなく、作り手の技術と品質の問題だからだろう。

次回は久留米ラーメンに挑戦してみたい。

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2006年7月29日

福岡の魚

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<業務連絡>
この本が、「毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン」で紹介されました。土井さん辛口の批評をありがとうございます。
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仕事が終わってホテルにチェックインしてからBさんと約束のお店で待ち合わせた。宿泊先のキャナルシティからは歩いて5分ほど。目立たないビルの地下に3軒のお店が並んでいるうちの1軒。失礼ながら果たしてこんな場所に美味しいお店があるのだろうかと不安になるような雰囲気である。しかし店内は活気に溢れ、期待が徐々に高まっていく。

この日のコースは店長のおまかせで、魚づくし。突き出しからはじまり、刺身の盛り合わせ、焼き魚盛り合わせ(太刀魚が最高)、きんきの煮付け(写真)、車えびの丸焼き、そしてマグロのカマ焼き、最後にお吸い物。日本酒がどんどん進む。

それにしてもきんきの煮付けは凄かった。今までの魚の概念が変わるこってりゴージャスな味わい。それなのに食べても後味がすっきりしている。そうするとまた食べたくなってしまう。この繰り返しで切りがない。

そして会計を聞いてびっくり。恐らく東京の半値いや3分の1くらいであろうか。いやそうではない。東京ではそもそも食べられない味というのが正確な表現だろう。次回の福岡もまたここに来てみたい。

Bさん、お世話になりました!

「味処太郎源」
博多駅前3-27-24博多タナカビル地下1階
092-481-8522

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2006年7月28日

福岡、名古屋・・・そして8月には

週末は福岡と名古屋に2泊3日の出張である。セミナーあり金融関係の方とのミーティングあり、と慌しいスケジュールであるが、いつものように合間を縫って美味しいご飯をさがしてみようと思う。

福岡は古い友人のBさんが早速情報提供してくれた。彼の一押しは「味処太郎源」(博多駅前3-27-24
博多タナカビル地下1階、092-481-8522)と言うお店らしい。そしてランチにすすめられたのが博多リバレイン「ラ・マニーナ」。ここは美味しいイタリアンが楽しめるお洒落なお店という紹介。福岡でご一緒することになった。

名古屋3大名物というと、味噌煮込み、ひつまぶし、みそとんかつになるらしい。味噌煮込み、ひつまぶしはいつも食べているが「味噌かつ」にはチャレンジしたことが無い。名古屋はセミナーの受講生のMさんから膨大なリストを送っていただいた。以下いただいたメールの抜粋である。

===
名古屋グルメですね!まかせてください!
「矢場とん」もいいのですが、焼きとんかつの「とんかつおぜき」もおいしいです。地元民お奨めのお店です。(B級グルメですが)
名古屋市中村区名楽町 1-6 名古屋駅西口からタクシーで10分(1000円程度)です。

その他、おいしい処でしたら・・
中華:「蘇州(そしゅう)」 こじんまりとしているけど高級感がある店構え、何を食べてもおいしいです。地下鉄本郷駅5分(名古屋駅から地下鉄で20分程度)。
「味千(みせん)」。とても辛い台湾ラーメンで有名です。そのほか本格台湾料理も。地下鉄今池駅3分(名古屋駅から地下鉄10分程度)

とり料理:「玉翠(ぎょくすい)」 とり味噌鍋 。名古屋コーチンです。地下鉄栄駅3分

また、気軽にフラッと食べたいとき・・
ラーメン:「萬珍軒」。「明洞」 愛知県名古屋市中区葵2丁目13−20 052-934-0508

ギョウザ:「百老亭」

韓国料理:「金剛山」 

うなぎ:「いば昇」
===

もちろん全部は行けないが、せっかくのお奨めリストから何軒か時間を見て行ってみたいと思っている。

Bさん、Mさん情報提供ありがとうございました!

そう言えば、8月20日にはこの勉強会も予定されている。情報をいただけるとうれしいです。

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2006年7月24日

代官山でイタリアン

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久しぶりに代官山に出かけてみた。普段良く行く渋谷と違うのが人の数。最近では観光地になったとは言え、人の数は圧倒的に少ない。ランチタイムであったが代官山のランドマーク代官山アドレスのこのお店に入ったが、店内にはお客さんはまばら。ゆったりとランチを楽しむことができた。

パスタに前菜とデザートそして飲み物がついたランチセットは丁寧な仕事で価格に見合う価値があった。このような場所にある飲食店の場合、料理は??という場合が多いのだが、このお店は例外だった。

前菜もきちんと作った4種類の盛り合わせが運ばれてきた。パスタはボリュームも充分。やさしい味で素材の質の高さを感じた。デザートもアイスクリームとケーキの盛り合わせ。これまた侮れない味であった。

雰囲気も良く、料理も水準以上。ふらりと入るイタリアンとしては充分合格点だった。

トラットリア・ディ・ローマ
東京都渋谷区代官山町17-6 代官山アドレス・ディセ1F
03-3464-0106
ランチ 11:30-15:00(L.O 14:30)
(土日・祝祭日のみ16:00まで(L.O 15:30))
ディナー 18:00-24:00(L.O 22:30)
(休業日) 1月1日,2日

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2006年7月15日

極上のお酒

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このサイトでガイドをしている川崎さちえさんから日本酒を送っていただいた。「旭興 貴醸酒 百」という変わったネーミング、そして変わった形、不思議な色をしたお酒である。

日本酒度を見ると何とマイナス52(極甘口)と書いてある。いつもは辛口のお酒を選ぶ方なのだが、このお酒ただならぬ雰囲気を感じ、早速試飲してみた・・・。とても日本酒とは思えない極上の甘さ。口の中ですっと消えていくスムースな感覚。絶品である。

作り方をWebで調べてみるとこう書いてあった。

===
純米吟醸造り 舟搾り瓶燗火入 磨き五割零分以下一本〆・山田錦・美山錦米

最初にさほど高精白でない酒米を用い、リンゴ酸を高生成する酵母(No.28酵母)にて全麹仕込みで特に酸の高い清酒を醸造します。次に高精白した酒米を用い、協会6号酵母にて丁寧に酒母を育て、三段仕込みの最後(留め添え)の際に仕込み水ではなく最初に仕込んだ酸の高い全麹仕込み酒を加えます。最初からアルコール度数が10%程度あるという環境によるストレスで酵母がさらにリンゴ酸を作り出す、という仕組みです。ちなみに貴醸酒は酒税法上普通酒に分類されてしまうため規格は普通酒となってしまいますが、実際には純米吟醸ということになります。
===

何だかぐいぐい飲むのが勿体無い感じである。食後に小さなグラスに入れてゆっくりと楽しみたい。

川崎さん、ありがとうございました。


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2006年7月14日

桜肉

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ネットで偶然見つけたこのお店に行ってみた。

馬肉の刺し盛り(ばらおび、くらした、ばらひも、もも、たてがみ)はこの店の人気メニュらしくほとんどのお客さんが注文していた。5種類の桜肉を楽しむことができるが、それぞれの味の違いが楽しめるおすすめの一品。特にたてがみは見た目の脂っこさとは裏腹に繊細で甘い肉の味が堪能できる。

馬かつ(上ひれ)もレアな肉がやわらかくジューシーな逸品。さくら肉のユッケ、馬ホルモン味噌煮込み・・・と辛しれんこん以外のすべての料理が桜肉だった。

肉の新鮮さがわかる、高品質の専門店。毎回桜肉では飽きてしまうだろうが、たまに行ってみたくなるお店になりそうだ。肉好きな方は是非!

仲巳屋
中央区銀座3-7-12 B1F
03-3538-2010
平日・土曜 PM5:00〜AM3:00
日曜・祝日 PM4:00〜PM11:00

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2006年7月 9日

碑文谷のそば

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ダイエー碑文谷店の横にあるこのお蕎麦屋さんにふらりと行ってみた。

静かだが小さな店内はランチタイムを過ぎたのにほぼ満席。とろろそばを注文した。お腹が空いていたので大盛りにしてください、と頼んだが「そういうのはやっていません」と断られてしまった。

出てきたそばは量は少なめ。細く茹で具合はかなり硬い。今まで食べたそばの中で最も歯ごたえがある。そしてそばの味を感じることができる本格的なものであった。付け汁で食べていると気がつけばもう1枚食べ終わってしまった。

何だかもの足りないなあ、と横のテーブルを見るとお昼から日本酒と酒の肴で盛り上がっているグループがいた。メニュを見るとおつまみとお酒の品揃えもかなりのもののようである。

このお店はお昼にそばを食べるのも良いが、夜にお酒を楽しめるお蕎麦屋さんとしての使い方も楽しめるのではないかと思った。きっと人気のある有名店なので込んでいるのだろうが、近いうちにチャレンジしてみたい。

手打ちそば 吉法師(きちほうし)
東京都目黒区碑文谷4-2-3
03-3794-5253
営業時間
12:00〜15:00(L・O)
17:00〜21:30(L・O)
定休日 : 月曜日(月曜日が祝、祭日の場合は翌火曜日、月1回不定休有)

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2006年7月 4日

40代のとんかつ

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とんかつは子供の頃の大好物であった。大学時代もゼミが終わった後で学校の近くのとんかつ店に通っていた記憶がある。社会人になってからも目黒の「天津」や新橋の「燕楽」などが好きだったが、食の好みが変わって、足が遠のいてしまった。

それなのにこんなに暑く蒸し暑い夕方、銀座の「梅林」でひれかつ定食(2300円)を食べてしまった。

一口カツサイズに揚げられたヒレが4つ。ボリュームがあるので一口では食べられない。肉は柔らかくとてもジューシー。とんかつならではの香りがあって火の通り具合も絶妙である。

ひれかつだから脂っこくないのが良い。サクサクと衣を味わいながらキャベツを一緒にほうばる。夏バテが一気に解消するような元気をもらうことができた。

迷わずロースかつを選んでいた20代とは異なり、脂ギトギトのこってり味ではなく肉の香りを味わえるような上品なとんかつをたまに食べたい、というのが今の感覚である。40代のとんかつは難しい。

そんなニーズにこのお店はしっかりとこたえてくれた。

梅林
東京都中央区銀座7−8−1
03-3571-0350

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2006年6月30日

一口坂 阿づ満や

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30度を超える炎天下、すでに少し夏バテ気味である。午後から九段下会場でセミナー講師をする機会があり、久しぶりにおいしいうなぎが食べたくなった。

阿づ満やは一口坂にある老舗のうなぎ店である。2階の禁煙部屋に上がると静かな時が流れるのんびりとした空間に浸ることができる。うなぎは出来上がるまでに時間がかかる。この待っている間の感覚はうなぎならではの楽しみである。

出てきたうなぎは相変わらずの味である。香り良し、身のやわらかさ良し、ご飯との相性良し、と言うことが無い。

食べ終わると何だかすっきりとした気分でエネルギーが湧いてくる。午後からの仕事の前の1時間足らずの時間であったが、気持ちも体もリフレッシュされ、元気になることができた。

阿づ満や
千代田区九段南4-5-12
03-3261-0601
定休日 日祝・第2第4土曜日
平日 11:00 〜 14:00 / 17:00 〜 20:30
土曜 11:00 〜 14:00 / 17:00 〜 20:30

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2006年6月27日

肉の甘み

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留学時代のクラスメイトでスーパーグルメな友人とこのお店で焼肉を堪能した。焼肉といっても韓国風ではなくステーキに近いような和風の味である。

お店は日赤病院の正面と決して便利な場所ではないが、逆にその立地がマニアックな感じで期待させる。入口には精肉店のようなショーウィンドーがあって店内は個室にで広々している。

友人おすすめの盛り合わせを頼んでみた。個人的には肉の中ではロース、カルビよりもモツやタン、レバーといった内臓系が好みなのであるが、ここのカルビ、ハラミ、ロースは絶品であった。何と言っても肉に甘味がある。柔らかく脂が乗りすぎず意外に淡白なのに味わいが深い。ステーキはわさびで食べる。

結局レバ刺しも上タンも頼んでしまったがこのお店なら内臓系が無くても満足できるクオリティである。

そして最後のテールスープも絶品だった。白濁したスープは濃厚でとろりとした味わいが最高だった。思わずご飯を入れて一緒に食べてしまう味。気がつくと食べ過ぎでお腹が張り裂けそうになっていた。

お店の人のホスピタリティが感じられ満足度の高いお店であった。

牛の蔵
東京都港区南青山7-13-13 
JIN&ITビル1F
03-5766-7566

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2006年6月26日

札幌 日帰り

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<業務連絡>
福岡、名古屋のセミナー募集も開始しました。
早稲田オープンカレッジも先着順受付中です(定員60名)。
----

日帰りで札幌の勉強会に参加した。1時の飛行機に乗って千歳空港には2時40分に到着。JRで新札幌まで行き、地下鉄で東札幌へ。そこから徒歩で会場であった。到着したのは開始の15分前。飛行機が遅れていたら遅刻になりそうなギリギリのスケジュールであった。

2時間「資産設計塾」をベースにしたセミナーを行い終了すると6時過ぎ。帰り道はまた新札幌経由である。このまま帰るのも何だか癪なので、偶然見つけた新札幌のラーメン店「北の大地」に寄ってみた。新札幌の駅のビルにある目立たないラーメン店であったが清潔な店内に期待が高まった。

無愛想なご主人が前金500円で味噌ラーメンを淡々と作ってくれる。出来上がったラーメンはまさに地元の味。湯気が出ていないのにとにかく熱い。そして濃厚な味と塩分の強いガツンと来るラーメンである。具材はシンプルであるが最後まで食べ飽きない地元ならではの味であった。

食べ終わるとそのまま千歳空港に戻り、8時20分の飛行機で羽田へ。帰宅は11時になってしまった。家に帰ってからもナゼか余韻の残るラーメン。価値ある500円だった。

北の大地
札幌市厚別区厚別中央2条5丁目
(JR新札幌駅改札口前)
電話番号は不明

投稿者 shinoby : 07:27 | コメント (1) | トラックバック

2006年6月17日

究極のもつ鍋

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福岡で食べたもつ鍋に勝るとも劣らない最高の内臓料理を満喫した。

このお店は地元でも有名なお店らしいが、恵比寿駅から少し離れた小奇麗な内装でいわゆるもつ鍋のお店というよりカフェに似た雰囲気である。奥に入ると座敷になっていてパーティションで間仕切りされている。

料理は前菜から充実している。もつ焼き、レバー刺し、センマイ刺し、などは焼酎との相性も抜群。久しぶりに日本酒ではなく焼酎を楽しんだ。焼き餃子も美味しかった。

そしてメインのもつ鍋である。5人で行ったので5人分をまずは注文。ニラとキャベツ、もつが鶏がらスープで煮込まれるだけのシンプルな一品。餃子の皮が入っているのが他とは少し違うところか。出来上がって食べ始めるともう止まらない。5人前はあっという間に無くなった。前菜もかなり食べているのであるが、まだまだ食べ足りない気分でさらに5人前を追加。これも難なく食べ終わり、そこにゴマ入りの麺を作って食べる。さすがにここまで来ると全員満足。

新鮮な肉を使った料理はどれも完成度が高く、内臓にも臭みがまったく感じられない。食後は腹ごなしのために恵比寿から池尻まで歩いて帰ったが、心地よい夜風と食事の満足感から気持ちよく家にたどり着くことができた。

4人以上のグループで色々注文するのがきっと楽しいお店だろう。

「もつ義」恵比寿店
東京都渋谷区恵比寿3-7-3 大倉ビル1階
03-5789-8881
営業時間
月〜土 18:00〜04:00(L.O.03:00)
日・祝 17:00〜23:00(L.O.22:00)
(休前日除く)

投稿者 shinoby : 11:53 | コメント (4) | トラックバック

2006年6月10日

グルメ設計塾 リターンズ その後

第2回のグルメ設計塾をやろうということで企画をしているが、前回Blogでご意見をお願いしたところ、前回の参加者の方、抽選にもれてしまった方、お知り合いの方、そして初めてメールを送ってきた方、すでに10名弱のレスポンスをいただいた(いただいたメールはすべて読ませていただきました、ありがとうございます。)。

===
いつも楽しく拝見しています。
前回抽選にもれて参加出来なかったので、機会があれば参加したいです。
10.000円位までだったらいいなと思います。
===

===
第一回グルメ設計塾には参加できませんでしたが
今回は日程さえあえば、参加させていただきたく存じます。

日本酒、特に冷酒(濁り酒も含めて)は好きですが一人では
飲めないので、今回は興味深いお話もうかがえそうですし、
お仲間に入れていただきたく存じます。滅多にないことなので
一万円の会費でも結構です。

願わくは、日程が上手く調整できることと、抽選になったら
あたりますように。
===

===
初めまして、時々ブログ拝見させて頂いております。

とてもおいしそうな企画なのでまたやらないのかなぁ、
と思ってはいたのですが、2万円以上だとちょっと
私にはキツイです。
もし開催されるのであれば、週末の昼間なんか参加しやすいです。
===

いただいた意見を参考に日程の調整などもしながら企画に仕上げていきたいと思います。詳細が決まるのには少し時間がかかりますが、決定次第Blogでご案内しますので楽しみにお待ちください。

という訳で週末は7月に出る「人生を豊かにするお金のルール」(仮)の原稿の最終チェックに没頭いたします。

投稿者 shinoby : 08:42 | コメント (8) | トラックバック

2006年6月 6日

グルメ設計塾 リターンズ

五反田で働く社長とのご縁から開催したグルメ設計塾(11月19日)の1回目はワインと鴨のマリアージュということで大いに盛り上がった。この方のプロデュースによって日本各地から集まった23人の方たちと楽しく美味しい時間を共有することができた。

あれから半年、今度は日本酒で「グルメ設計塾」をまたやろうという話が盛り上がっている。酒と軍鶏料理のマリアージュというアイディアである。そしてさらに、まだ名前は出せないが京都の日本酒の蔵元の企画部長と西麻布の有名イタリアンのオーナーも招いて、ゴージャスなゲストのお酒の話を聞きながら料理を楽しむという趣向を企画中である。

前回はたくさんの方に応募していただき抽選になってしまったが、今回は果たして人が集まるのだろうか。ワインは人気であるが、日本酒はどうも苦手という人が多いからである。またワインなら1万円でも安いと思うが、日本酒なら1万円以上になると高いという意識もあるのではないだろうか。

というわけで皆様のご意見を聞いた上で、開催するのか、いつやるのか、参加費用は?といったことを決め手いかないとはじまらない。興味のある方は右下のメール(メールを送る)からご意見ご希望などをお願いします(いただいたメールには返信できないことがあります。また匿名でメールを紹介させていただくことがありますのでご了承ください)。

投稿者 shinoby : 07:57 | コメント (0) | トラックバック

2006年5月29日

懐かしい

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五月祭のパネルディスカッションが終わると雨が一時的に止んでいた。ランチを食べることになり、5人で喫茶ルオーに入った。このお店は喫茶店なので食べ物メニューはセイロンカレーしかない(大盛り、小盛りはあるが)。全員がカレーを注文する。

セイロン風ということであるが、食べてみるとどうみても日本風の味である。ドロっとしたルーに肉の固まりと大きなジャガイモが入っている。カレーは煮込んでたくさんの肉や野菜のうまみが溶けているような典型的な日本カレーだ。

しかし食べていると辛さが次第にじんわり広がってくる。日本のカレーといっても家で作るカレーとはやはり一味違うのである。

50年近く前に開店したという由緒あるお店であるが、20年前に来た時と何も変わっていないように思える。カレーを食べ終わり、卒業旅行のインドの話などをしていると、明日のことを考えなくてよかった学生時代がフラッシュバックし、ほんの数分自分が大学生に戻ったような錯覚に陥った。

今度このカレーを食べるのはいつになるのだろうか。

喫茶 ルオー -
文京区本郷6-1-14
03-3811-1808
営業時間 9:30〜20:00
休日 日曜日,祝日

投稿者 shinoby : 07:02 | コメント (4) | トラックバック

2006年5月24日

餃子の焼き方

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那須高原の話を書いたら、著書「私たち、株で“セミリタイア生活”送ってます 」の通りのライフスタイルを実践している川崎さちえさんからまたまた餃子を送っていただいた。川崎さんは栃木にお住まいで那須、宇都宮はご近所なのである。

前回はこちらの餃子であった。地元で一番人気という川崎さん一番のお気に入りの餃子だったが、今回は宇都宮で最も人気のこちらである。

早速家に帰って焼いてみた。油を敷いて熱くなったフライパンに餃子を間隔を少しあけて並べる。そして水を3分の1くらいまで注ぎふたをして蒸し焼きにしていく。

出来上がり少し表面が焦げてしまった。しかも水が多すぎたせいか皮が間延びした感じ。これは調理の問題なのだろう。という訳で前回の正嗣(まさし)の味には及ばなかった。近いうちにもう一度リベンジに挑戦したい。

川崎さん、ありがとうございました!次回はもっと上手に焼きます。

投稿者 shinoby : 05:41 | コメント (5) | トラックバック

2006年5月21日

ホスピタリティ

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ミラヴィルは毎日通勤のバスから見える淡島通り沿いのこじんまりとしたフレンチレストランである。お店はとても狭く、決して快適な空間とは言えないが、料理は絶品、そして価格は比較的リーズナブルという印象があった。

久しぶりに繊細なフレンチを堪能することができたが、今回は何かが物足りなかった。予約の時間は土曜日の7時半。店内は満席で席についてからも注文を取り来る気配はない。メニューの説明も何だか落ち着かない。説明しているうちに急にいなくなってしまったり、居酒屋のような応対である。

ア・ラ・カルトのメニュにもワインのリストにも注文したものが品切れになっていた。料理はその日の限定であろうから仕方無いにしてもワインリストに掲載されていて品切れというのはどうなのだろうか。仕方なく別のワインに切り替えた。

料理は一定のレベルを超えているのに何だか落ち着かないお店になってしまった。サーブされる料理の説明を聞いても何だかワクワク感がない。最初の印象で気分が乗らなくなってしまっていることもあるのであろうが、料理の質が高い(特にデザートが秀逸)だけに残念であった。

レストランのホスピタリティは料理、雰囲気、そして接客で決まる。3つのバランスが取れたお店というのはなかなか見つからない。

ミラヴィル
目黒区駒場1-16-9 片桐ビル1F
03(5738)0418
11:30〜15:00/18:00〜23:00/水休

投稿者 shinoby : 09:24 | コメント (7) | トラックバック

2006年5月17日

日本酒三昧

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大手不動産会社系列の投資顧問会社の代表取締役に就任した同級生の紹介でこちらの会員制のお店に行った。

店長の村越さんは機山ワインのファンだということで、従兄弟の話で盛り上がる。この店の楽しみ方はとにかく村越さんに好みを伝えてひたすらお任せで注文していくことである。

ぬる燗の広島のお酒に始まって、7種類ほどのお酒を味わったが、すべてに肴を合わせて出してくれる。いわしの丸干しもはんぺん(写真、一見パンに見える)も黒豚の味噌漬け(酒粕も入っていて豚の概念を変える味)もすべて選んでくれた日本酒にベストマッチであった。

幻の氷結10年古酒銀河鉄道も楽しめたし、生酒萬歳楽も飲めたし、三百年の胸さわぎも・・・・と日本酒の様々なバリエーションに完全にやられてしまった夜だった。

あまりの美味しさに春鹿 KIOKE-SAKE 平成17BYを買っておみやげにした。

次回は会員としてお店に行ってみたい。

岡永倶楽部
中央区日本橋馬喰町1-7-3 1F
03-3663-2800
営業時間 月〜金/17:30〜22:00(L.O. 21:00)
定休日/土・日・祭

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2006年5月15日

広島のお好み焼き

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日曜日の午後、資産設計セミナーのために生まれてはじめて広島に行った。飛行機の時間の関係で開始時間の3時間前に到着。市内に出て遅めのお昼を食べることにした。

広島といえばお好み焼きしかない。タクシーの運転手さんに聞いたら有名なここをすすめてくれる。半信半疑でその中の一店に入ってみた。

出てきたお好み焼きは4層構造のミルフィーユのような出来。小麦粉の皮と蒸し焼きでやわらかくなったキャベツ、その上の香ばしくやいたそば、そして上から振りかけたキザミネギ。ボリュームたっぷりで美味しいのであるが、正直言ってこれなら東京で食べるのと大して変わりはないかなというのが感想であった。

地元の人に聞くとやはり観光客相手のお店ではなく地元の人に人気のお店に行くべきだと言われた。今回はリサーチ不足で何だか惜しいことをした。

というわけで、私の広島お好み焼きデビューは何だか中途半端に終わってしまった。

投稿者 shinoby : 06:33 | コメント (7) | トラックバック

2006年5月12日

日本酒と炭火串焼のマリアージュ

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昨日開店したばかりのこのお店にお祝いがてら出かけてみた。コンセプトは日本酒に串焼きを合わせて楽しむというスタイル。ユニークなメニュは左に日本酒右に串焼きがペアで掲載されている。食べ物と飲み物をコーディネートして頼むと口の中で至福の時間が待っている。

最近の日本酒のレベルはかなり高い。5種類くらいのお酒を楽しんだが、どれも日本酒特有の臭みはまったくなくワインのような味わいで後味がすっきり切れが良い。日本酒の品揃えはあまり聞いたことの無いような銘柄が多くお店のこだわりが感じられる。

実は飯田橋界隈は飲食店の穴場でレベルの高いお店が多い。開店初日ということでお店のオペレーションはバタバタしていたが、競争の激しいこの界隈で生き残っていければ魅力的なお店になるだろう。

東京都千代田区富士見2-4-7 林ビル1F
JR飯田橋駅西口出口徒歩3分 
03-3222-1919

投稿者 shinoby : 06:39 | コメント (15) | トラックバック

2006年5月 7日

ミスプライス?

<業務連絡>
雑誌「CIRCUS」6月号にインタビューされた記事が掲載されているようです。
----

P1020268R.JPG

有楽町に買い物に出かけたお昼に丸の内やんもに寄ってみた。普段は平日のランチに社外の人と会うときに使うことが多いお店であるが、休日に行ったのは初めてである。平日は11時40分くらいになるともう満席になってしまうような人気店であるが、さすがに休日は空いている。

ランチのメニューは平日と同じ。ためらうことなく塩サバの定食(1050円)を注文した。

このお店のランチは塩サバだけが1050円と格安になっている。それ以外の鮭、さわら、黒ムツなどは1,365円である。色々試してみたが、結局一番安い塩サバが一番美味しいという結論になった。なので最近は塩サバ以外を食べることは無くなってしまった。

一番安いものが一番美味しい。ミスプライスでありがたいことだと思っていたが、人の味覚はそれぞれである。自分の味覚がたまたま価格と一致していないだけなのかもしれない。

いずれにしても相変わらず香ばしく、脂が乗ったサバを堪能することができた。

丸の内 やんも
千代田区丸の内3-3-1 新東京ビルB1
03-5224-3322
月〜金
11:30〜14:00(L.O.13:30)
18:00〜23:00(L.O.22:00)
土・日・祝
12:00〜14:30(L.O.14:00)
17:00〜21:00(L.O.20:00)


投稿者 shinoby : 08:09 | コメント (5) | トラックバック

ミスプライス?

<業務連絡>
雑誌「CIRCUS」6月号にインタビューされた記事が掲載されているようです。
----

P1020268R.JPG

有楽町に買い物に出かけたお昼に丸の内やんもに寄ってみた。普段は平日のランチに社外の人と会うときに使うことが多いお店であるが、休日に行ったのは初めてである。平日は11時40分くらいになるともう満席になってしまうような人気店であるが、さすがに休日は空いている。

ランチのメニューは平日と同じ。ためらうことなく塩サバの定食(1050円)を注文した。

このお店のランチは塩サバだけが1050円と格安になっている。それ以外の鮭、さわら、黒ムツなどは1,365円である。色々試してみたが、結局一番安い塩サバが一番美味しいという結論になった。なので最近は塩サバ以外を食べることは無くなってしまった。

一番安いものが一番美味しい。ミスプライスでありがたいことだと思っていたが、人の味覚はそれぞれである。自分の味覚がたまたま価格と一致していないだけなのかもしれない。

いずれにしても相変わらず香ばしく、脂が乗ったサバを堪能することができた。

丸の内 やんも
千代田区丸の内3-3-1 新東京ビルB1
03-5224-3322
月〜金
11:30〜14:00(L.O.13:30)
18:00〜23:00(L.O.22:00)
土・日・祝
12:00〜14:30(L.O.14:00)
17:00〜21:00(L.O.20:00)


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2006年5月 6日

白ワインの似合う店

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淡島通り沿いにあってバスの車窓からいつも気になっていた海路ドマーニに出かけてみた。シーフードが美味しそうなお店なのでソアベ・クラシコを注文。料理も魚介類を中心に注文した。

お店の名物はタラモサラダとセウタという魚介のチリソース煮。この2品ははずせない。それに牛肉のカルパッチョ、パルマ風丸ごとチーズのリゾット、メインはカサゴを料理してもらった。

タラモサラダは珍しい料理ではないが、フワフワした食感が独特でパンと一緒にどんどん食べられてしまう。牛肉のカルパッチョも昔風の味なのだがそれが逆に懐かしく楽しめる。写真のセウタは火をつけて運ばれてくる。魚介類の旨みとチリソースが絶妙に絡んでいてこれは白ワインと相性抜群。満足できる。チーズのリゾットは大きなチーズの凹みにリゾットを入れて溶けたチーズと出来立てを食べられる。これまた懐かしい雰囲気。

1966年にできた日本の地中海料理発祥のお店らしい。値段もリーズナブル、お店の人のサービスも何だか温かい。そして内装もイタリアの田舎町に旅行に行ったときのような懐かしい素朴な雰囲気があってホッとする。

全体に最先端のイタリアンという感じではなく20年くらい前の懐かしい味なのだが、家の近くにあって気の置けない人と楽しく食べるには最高なのである。お店の立地、雰囲気、接客、料理、値段がきれいにバランスしている魅力的なレストランである。

海路ドマーニ
世田谷区池尻4-37-81
03-3412-4011
Open 17:30-Close 0:00(LO:23:00)

投稿者 shinoby : 08:23 | コメント (0) | トラックバック

2006年4月30日

お目で鯛

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プライベートでお祝い事があって神戸に出かけてきた。集まったのは北野にある絢爛亭というお店。異人館の立ち並ぶ地域に看板もなく1組だけを受け入れる隠れ家のようなお店だった。

料理は旬の材料を使った和食。筍や稚鮎、神戸牛のカルパッチョ、などどれも素晴らしく印象に残るものばかりであったが、最高だったのがこの鯛めしであった。土鍋で炊いて小骨を丁寧に取り、ご飯と混ぜて出してくれる。甘い魚の味で自然な香りがたまらない。思わず2回もお代わりしてしまった。

お店は輪島塗の大きなテーブルが真ん中に置いてあるだけ。シンプルであるがオープンキッチンの料理の具合を見ながらゆっくりと寛ぐことができる。最後のデザートがまた美しい。すべてに店主の個性が込められたこのお店にしかない素晴らしいランチだった。

3時間近い楽しい時間はあっという間に終わってしまった。帰り道には北野ホテルのホテルショップまで歩いて買い物を楽しんだ。神戸は奥が深い。

絢爛亭
神戸市中央区北野町4-8-3
078-221-1022

投稿者 shinoby : 11:28 | コメント (5) | トラックバック

2006年4月25日

焼酎と日本酒

最近焼酎を飲むことが少なくなった。特に有名な銘柄の焼酎をお店でロックにして飲む機会はほとんど無くなった。その代わりに飲む機会が増えたのが日本酒である。

本日の日経新聞にも「焼酎乙類がブーム一服」との記事が出ているが、品質の変化に消費者が気がつき始めているのではないかと思う。私自身も同じ銘柄の焼酎でも味が変わったな、と思う場合が増えているからである。その結果、飲む機会が減ってしまうのである。素人の推測であるが、大量の需要が発生したために増産しようとしても材料が手に入らない。また生産にも時間がかかる。そのような材料や生産工程を従来の方法と変えているからなのではないだろうか。

しかも焼酎はお店で飲むと割高である。大きな氷に大瓶から焼酎を注いだだけで700円、800円といった値段が平気でついてしまう。氷代だけで誰でも手間要らずに作れる簡単な飲み物である。最近焼酎のボトルを棚に並べた安易な居酒屋が増えているのはこんな事情があるのである。

日本酒もかつては品質を落とし、消費者にソッポを向かれた時期があった。焼酎も油断していると同じ道をたどる危険性があるのではないだろうか。

少なくとも一本に1万円2万円といった値段がつくプレミアム焼酎、幻の焼酎といった「焼酎バブル」に乗って一杯2千円、3千円の焼酎をお店で頼む心理は私には理解できない。

しばらくは夕食には自分の気に入ったワインか日本酒を楽しむようにしたい。

投稿者 shinoby : 07:48 | コメント (13) | トラックバック

2006年4月24日

老舗の貫禄

東京でNo.1のホテルはどこなのだろう。かつては御三家と言われる、帝国、オークラ、オータニというのがトップを争っていた。そこに1994年、パークハイアット東京が開業し、外資系ホテルの方が高い評価を受けるようになった。

最近また外資系ホテルの開業ラッシュである。最近できたのがコンラッドとマンダリン・オリエンタル。来年にはペニンシュラにリッツ・カールトンとまた続々と東京に上陸する。

今月に入ってその新しい外資系高級ホテルであるコンラッドとマンダリン・オリエンタルに行ってみて、今や外資系ホテルでは老舗となったパークハイアットの実力を再認識した。

汐留にあるコンラッドはヒルトン系列の最高級ホテル。高層階にあるティールームからは桂離宮の庭が見下ろせ海側の絶景が楽しめる。ロケーションは最高なのであるが、ソファのすわり心地とコーヒーの味がそのクオリティについていっていない。千円のコーヒーなのにタリーズコーヒーよりも香りのないインスタントコーヒーのような味わいである。

マンダリン・オリエンタルも開業したばかりのせいか何だかサービスが垢抜けない。こちらも高層階にスタイリッシュなレストラン・バーフロアがあるのだが、バーで頼んだカクテルに今一つキレが無い。ホテルのバーだから、と雰囲気に酔えば良いのかもしれないが、値段と前評判の高さとの落差は大きい。

そんな中、週末にパークハイアットのピークラウンジでハイティーを楽しんだ。出てくる料理のセンス、飲み物に対する繊細な心配り。値段とサービスのバランスに納得できるホテルであった。12年の年月で建物は最新のものに比べると見劣りする部分もあるが、それを上回るソフト。ホテルのサービスの本質がどこにあるかをしっかり認識している姿勢に老舗の貫禄を感じるのであった。

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2006年4月23日

ひつじ三昧

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ネットで偶然見つけた羊肉のお店に行ってみた。

看板も古ぼけ、場所も門前仲町からはずれた辺鄙な場所。店内に入るとスナックの居抜きのような内装にお客さんが3組。地元の家族連れが騒いでいる。果たしてこんなお店でおいしい羊肉が食べられるのか?

最初に出てくるのがお決まりの900円の盛り合わせ。羊の肉なのに1つ1つの肉の部位が違うのである。店主が説明してくれるが、よくわからない。食べてみると確かにそれぞれの味が違うのに驚く。そしてどれも軽くあぶるだけで羊の香りが漂うやわらかい肉が楽しめる。

あっという間に全部平らげてしまうと、さらに違う部位があるというのでそれも注文。網で焼いていくとこれも軽く食べてしまった。

さらに羊の肉のたたき、そして羊の味噌煮込みと頼んだが、後者が最高。とろけるような肉とスープが深い味をかもし出す。店主にご飯にかけて食べるようにすすめられたが、これには昇天した。

気に入らないお客は取らない、お客さんは1日1回転、8時半に閉店することもあるという個性の強いお店であるが、品物には間違えはない。

また定期的にリピートしたいお店が1つ増えた。

ひつじの新町や
江東区古石場1-2-1
03-3643-5433

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2006年4月19日

全面禁煙ワインバー

<業務連絡>
マネックス・ユニバーシティのeラーニング「マネックス・キャンパス」のモニター1,000名(先着順)募集開始しました。一定の条件を満たすと受講費用が全額無料となる特典もあります。
------

西麻布にあるワインバーに久しぶりに予約の電話をすると「店内は全面禁煙ですが、よろしいでしょうか?」と確認された。ワインバーで店内が完全に禁煙にしているお店を始めて知った。

KISSAKOの場所は広尾駅から歩いて数分であるが路地裏のビルの2階にあるので少しわかりにくい。でも店内はセンスの良い間接照明で、ひっそりとした店内はワインを楽しむのに良い雰囲気のお店である。ワインや料理が意外にリーズナブルなのが良い。90年代のブルゴーニュワインも結構揃っている。しかも有名店に比べると格安である。

オーナーと話をすると全面禁煙は昨年の12月から。今でも常連の喫煙者の人からクレームがあるという。しかしワインは香りを楽しむもの。個室になっていない部屋で煙を吸いながら味わってみてもその楽しみは半減してしまう。

そんな訳で禁煙派の私としてはこのお店の全面禁煙が何とか続くようにと祈っている。それだけではなく、今までよりもう少し頻繁に通ってみたいと思っている。

それにしても、もう1つの西麻布にあるお気に入りワインバー「エルバージュ」も全面禁煙にしないのだろうか。今度オーナーの吉田さんに聞いてみよう。

KISSAKO
港区南麻布5−1−1 PLAZA  KAY 2F
03-5475-5920
18:00〜03:00
休日:日曜・祝日

投稿者 shinoby : 07:22 | コメント (8) | トラックバック

2006年4月 5日

驚き「桃の木」

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週刊誌で偶然見つけたこのお店に美味しいものオーラを感じ、早速夜出かけてみた。田町の駅から歩いて10分。わかりにくい場所にあってしかも内装は和食店の居抜き風。こんな場所なのに予約席でほとんど一杯。これは間違えない。

自家製干し豚肉と白菜の漬物
アヒルの舌の山椒、唐辛子、炒め
仔羊の北京風山椒‘香草十三香粉’炒め
レンコンの唐揚ガーリック風味

などを注文したが何と言っても一番良かったのは姫帆立貝の老酒漬け(写真)である。このやわらかく独特の風味のある貝を紹興酒と一緒に楽しむ。口の中に広がる磯の香りとお酒の世界は他には無い味わいだった。まあ癖がある香りなので食べられない人は多いだろうが。

アヒルの舌や自家製干し豚肉といった材料も日本では珍しくいわゆる日本の中華料理とは別ものと言える。残念ながら最後に食べたチャーハンは凡庸であったが、全体に中国で食べた中華の味に近かった。

内装、サービス、立地といったハンディを考えても満足度の高いお店と言える。ここも予約の取れない店にならないことを祈っている。

御田町 桃の木
東京都港区三田2-17-29
03-5443-1309
営業時間:11:30〜14:00、17:30〜22:00
水曜休

投稿者 shinoby : 06:54 | コメント (9) | トラックバック

2006年4月 1日

春のにごり酒

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蕎麦の名店七つ海堂に最近通いつめている。昨日は休暇を取っていたこともあってお昼も夜も連続で蕎麦である。中毒症状といっても大げさではない。

このお店は蕎麦が美味しいだけではなくつまみも最高なのだが、最近はお酒の味にやられてしまった。春の時期だけの限定のにごり酒があるのだ。にごり酒といっても甘酒のような甘いお酒ではない。見た目は甘酒そっくりなのであるが一口飲むとさわやかで切れの良い甘酸っぱさに日本酒の概念が変わる。

飽きずに飲んでいるうちについにこのページにたどりつき、今度は自宅用に10本も注文してしまった。

もう少し暖かくなったら、テラスにお酒とお酒に合うつまみを持ってのんびりとした夜を楽しみたいと企んでいる。

ワインも良いが和食には日本酒も捨てがたい。

福千歳醸造元 田嶋酒造株式会社
福井県福井市桃園1−3−10
0776-36-3385

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2006年3月22日

機山ワイン

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春分の日に山梨の塩山にある機山ワインにふらりと出かけてみた。そもそものきっかけは代沢のワインカフェ、タンブランで「マール・ド・キザン」というイタリアでいうグラッパのビンを発見したことだった。思い出したように昨年の秋以来久しぶりにアポイントも取らずに出かけたが、いとこやおじさん、おばさんにも再会でき、暖かい気候の中、アットホームなワイナリー見学を楽しむことができた。

機山ワインは家族経営で年間数万本しかワインを生産していない。最近はDancyuや朝日新聞などで取り上げられたこともあり品薄になってしまった。現在販売しているのは写真の3本だけ(マール、ブランデー、白ワイン)。しかもネットでの販売は中止して店頭(醸造所の隣にある機山ワイン館、試飲もできる)で3本までの限定販売にしている。残念ながら赤ワイン、スパークリングワインは現状すべて売り切れである。

ブランデーは6500円であるが15年近い熟成で香りが素晴らしい。マール・ド・キザンも別の香りを楽しめる。これが1000円というリーズナブルな値段なのはありがたい。思わず買い占めてしまった。

需要が増えても頑固に生産方法を変えないやり方が機山ワインファンをいつまでも離さない一番の理由だろう。3代目の情熱で常に進化するワイナリー。今年また新しいワインが発売されるのが楽しみだ。

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2006年3月21日

飽きないお店

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お店選びというのは難しい。最初に行って感激したお店でも何回か通っているうちに何だか普通の店に思えてしまうことがある。あるいはお店の雰囲気や味が時間が経つと変わってしまったりする。

自宅近くのとあるお店は何回も通っているうちに化学調味料の味がどうにもきつく段々と足が遠のいてしまった。また別のお寿司屋さんは通う毎にお会計の金額が上昇してしまい、ついに通えなくなってしまった。お店の雰囲気もだんだんと高級店に変化していき、通い始めのころの心意気が感じられなくなってしまった。

そんなことと無縁に変わらないお店を淡々と続けているのが七つ海堂である。写真は納豆そば。冷たい蕎麦に納豆と薬味、そしてその上にふわふわのとろろがのっている。このとろろの食感が蕎麦にマッチする。ボリュームもたっぷりでこれだけでお腹にたまる。

有名ではないが厳選された日本酒、それに焼き味噌、牛すじ煮込み、しらすおろし、といったつまみを頼み、静かに楽しむことができる。

唯一の難点はそばが売り切れ次第閉店してしまうこと。油断していると夕方7時には売り切れる。お店に行ってゴメンナサイされることも意外に多い。しかしそんなリスクがあっても行ってみたくなる魅力がある。

住所:東京都世田谷区代沢
電話:03-3795-7726
12時〜14時、17時30分〜20時30分(土・日・祝12時〜14時30分、17時〜20時)
水曜、第1・第3・第5木曜休

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2006年3月17日

szechwan restaurant 陳

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麻婆豆腐というとボストンに留学していた頃を思い出す。丸美屋のレトルト麻婆豆腐を夕方になると自分で調理してご飯にかけて食べていた。2-3人前だったのだがストレスのせいか深夜まで勉強しながら結局全部食べてしまい、そんな生活を続け1年経つと顔の輪郭が変わっていた。

あの時に食べていた麻婆豆腐は豆腐にとろみがついてピリ辛なだけの日本風にアレンジされた味だった。日本食に飢えていた当時は喜んで食べていたが、このお店のものはまったくの別物である。

山椒が効いたコクのある味は麻婆豆腐の概念を変える。ご飯があってもご飯が無くてもいくらでも食べられる。この店でははずせないメニュである。

内装もキレイで座席もゆったりしていて良いお店なのだが、オペレーションは改善の余地があると感じた。休日のお昼に予約しようとしたら予約はもう満席で並んでいただくことになります、との返答。ところが現地に直接行ってみるとお店はガラガラ。予約席を一定比率に抑えているらしいが、満席と言われてあきらめる人も多いのではないだろうか。

接客も皿はどんどん下げられるし、突然ウェイトレスが料理の皿を床に落として大音響が店内に響き渡ったりとホテルのレベルではなかった。これは料理の問題というよりホテル自体の問題だろう。

しかしそんなことを差し引いてもまた食べたくなる味である。コース料理を頼まなくても麻婆豆腐とご飯だけで十分満足できる。

中華料理 szechwan restaurant 陳
渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー東急ホテル
03-3476-3585

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2006年3月11日

ARGO

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この本で紹介されていたARGOに記念日ということで行ってみた。東條会館の別館という位置づけであるが、独立したレストラン。エレベーターを降りるときから驚きが始まる。

内装はシンプルでセンスが良い。そしてウェイティングバーからダイニングに移動すると新宿の夜景が広がっている。ここでは窓側ではなく窓が見える側が特等席である。

写真のアスパラガスは蒸してソースをつけて食べたが独特の香りが広がる印象的な一品。それ以外の料理も極めて真っ当。材料が吟味されていること、そしてアクセントのある料理が多く自分の好みに合っているからかもしれない。デザートも種類が豊富で飽きさせない。

デザートを選ぶ時に突然今日は記念日なんです、とお店の人に話すとロウソクを1本サービスしてくれた。ホスピタリティ溢れるサービスもこのお店の魅力だと思った。

決して豪華な雰囲気ではないが、自分の家で寛いでいるような気分になれる貴重なお店。今度はお昼に緑を見ながらランチを楽しみたい。

千代田区麹町1-4-2 9F(ONE FOUR TWO内)
03-3265-5504
営業時間 11:30〜14:00、18:00〜21:00
日曜休

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2006年3月 9日

渋谷の名店

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最近お仕事でご一緒している方と会社の帰り道に渋谷で合流し、このお店に入った。昭和23年からやっているという歴史あるお店であるが、日曜日がお休みなのでなかなか入る機会が無い。たまに平日に行ってみると入れないことが数回あったり。偶然2席がタイミング良く空いたのでカウンターで食べ始めた。

最初はコースにしてその後追加していったが、コース一本目のつくねから写真の最後の1本まで完璧な焼き具合を堪能することができた。焼き鳥なのにまわりが焦げていないのである。それなのに芯まで必要最小限の火が通っている。鳥だけではなくうなぎの串焼きもあったが、これも絶品。この店はただものではない。

客層はほとんどが男性。年齢層は高い。2,3本を頼んで15分くらいで帰っていく粋なおじさんなんかがいたりして何だか憧れる。閉店間際になるとどんどん売り切れ商品が続出する。10時にはもう店を出なければならない。

帰り道のバスの中でも2人で食べた串の話を延々としていた。この余韻はすごい。今度いついけるのかわからないが、自分の記念日の前夜祭にふさわしい食事であった。

渋谷森本
渋谷区道玄坂2-7-4 浜之上ビル1F
03-3464-5233
16:30〜22:00
日祝日・夏季冬季定休

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2006年2月27日

おかめ

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久しぶりに東北沢にあるおでんのお店に行った。6年前にこのお店の近所に引っ越してからしばらく愛用していたが、最近は少し遠くなったせいもありたまに思い出したように行くお店である。

このお店はおでんも美味しいがそれ以外の料理もなかなかである。刺身も新鮮で美味しいし、焼き物もカジキマグロの照り焼きや太刀魚、など何でも美味しい。さらに生牡蠣も厚岸産の肉厚で新鮮なものが楽しめ、油断するとおでんにたどり着く前にお腹が一杯になってしまう。

おでんは関西風。魚のだしが効いている。透明なスープに入ったおでんは美しい。だいこん、玉子、ロールキャベツ。それ以外にも牛すじ、里芋、豆腐など美味しい具がたくさんある。

気候にもよるが休日ならばこのお店は6時半までには入った方が良い。満席になると立って待つことになるが、他の人が食べているものを観ながら待っているのは辛いものである。

会計は明細がわからないがいつも予想金額を下回る。バリューのあるお店と言えるだろう。

おかめ  
渋谷区上原3-25-9
03-3467-4734 

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2006年2月25日

味方斎の牛肉麺

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セミナーの仕事で芝大門の芝パークホテルに夕方行く機会があった。このエリアは以前勤務していた会社のオフィスがあったところで懐かしい。仕事が終わってからホテルの正面にある薬膳台湾料理のお店、味方斎に久しぶりに寄ってみた。

相変わらずの独特のお店の雰囲気。昔来たときにランチによく食べていた牛肉麺(1,000円)を麺固めで注文した。見た目は普通の肉もやしラーメンのようであるが、これがとっても辛い。牛肉はほほ肉がやわらかく大量に載っているが気がつくと食べてしまっている。麺はやや細めんでスープにからんで美味しいのであるが、このスープがからめばからむほど辛さが増していく。

八角やショウガなど漢方の材料も入っているようで健康的にも思えるのであるが、食べ始めると同時に噴出す大量の汗には困ってしまう。そう言いながら気がつくと食べ終わっていた。美味しいのである。

このお店はレバニラ炒めや牛肉飯(牛肉麺の麺がご飯になったもの、さらに辛い)など他にも美味しい料理がたくさんある。場所が不便なのが難点だが、たまに思い出すと無性に行きたくなることがある不思議な魅力があるお店である。

味芳斎
03-3431-6543
東京都港区芝大門1-4-13

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2006年2月18日

深夜のイタリアン

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横浜の日経新聞セミナーが終わったのは夜の10時だった。かなり遅い時間であったが夕食を食べていなかったので、一緒にセミナー講師をした渋井さんと帰り道途中にあるここで深夜のイタリアンということになった。

中目黒の駅からは少し離れて決して便利な場所とはいえない。座席数20名ほどのこじんまりとしたお店。しかしシンプルな内装は落ち着いていて友人の家に来たようなアットホームな感じである。最近さまざまなBlogで紹介され、口コミで人気が高まっているらしく11時になっても満席であった。

パスタやピッツァも美味しかったが、何といってもしらうおのマリネが印象に残った。マリネしたしらうおをパンに乗せて食べるというシンプルな料理だが、パンと魚という意外な組み合わせなのに前菜としてはベストであった。大き目のしらうおとオリーブオイル。魚の臭みがまったく感じられず、初めて味わう感覚だった。

もう一つ印象に残ったのはお店の人たちの心のこもったサービス。デザートを選ぶ相談をすると自分が食べるのかと思うように一緒になって本気で何が良いか考えてくれる。会計が終わると代表の井上さんが挨拶に来てくれた。ナチュラルな雰囲気の素敵な男性であった。店を出ると寒い中お店の人全員で角を曲がるまでずっと外で見送ってくれる。何だか暖かい雰囲気のお店だった。

きっとこれからもっと予約の取れないお店になるだろうが、この味と雰囲気が変わらないでいて欲しいと勝手に思った。

イル ルポーネ
東京都目黒区中目黒2-10-19 1階
03-5722-6789
月曜定休

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2006年2月12日

HUIT

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ユイットと発音するらしい。フランス語の8という意味のようだ。パン屋さんとフレンチ食堂が合体したようなコンセプトのお店で確かにフランスにある街角の気楽なビストロのような雰囲気である(入り口の階段は日本的だが)。料理も気取らないパテや煮込み料理などが種類豊富にあり、ケーキやパンも充実している。

実はここは、ここの裏の目黒川沿いにあるお店である。広々とした空間でのんびりと雑貨やインテリアを見て回ることができるスペースなのであるが、残念なことに交通の便が悪い。仕方が無いので車で行くことになるのだが駐車すると左側から出られないという旧式の駐車場に閉口させられる。

周囲にはほとんどお店がなく、目黒川沿いに数軒のカフェなどが建ち並んでいるだけである。そんな数少ない選択肢の中、何となく入ったのだが、また来たいと思うだけの価値は十分あった。自宅の近くにあってふらっと立ち寄れればいいな。そんなお店である。

HUIT
目黒区中目黒1-10-23 リバーサイドテラス1F
03-3760-8898
月〜土11:45〜26:00、日・祝11:45〜22:00

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2006年2月 9日

冬の京都

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<業務連絡>
3月11日(土)にマネー運用勉強会を開催します。こちらのページからカレンダーで赤くなっている日付をクリックして詳細をご覧ください。
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神戸でとても大切な人たちに会う約束があり、その帰り道に京都に寄って素敵なランチを食べることができた。

お茶屋さんを改造したというお店は周囲の街並みも京都っぽい雰囲気で気分が盛り上がる。料理は豆腐をメインに魚料理などボリュームもたっぷりで最後のせいろに入ったご飯で満腹になる。豆腐ももちろん美味しいがそれ以外の料理も工夫がされていて飽きない味。魚も新鮮で安心して次の料理を待つことができる。決して高級店ではないが、しっかりとした経営がされているお店だと感じた。

昔ながらの家は寒い京都ではなかなか暖かくならない。底冷えのする席で日本酒で温まりながら東京では味わえない雰囲気に浸る。秋の京都も紅葉が美しいが、観光客が少なく落ち着いた冬の京都も捨てがたい。

くろすけ
京都市上京区今出川通七本松西入ル真盛町699
075(466)4889
11時30分〜14時30分
17時〜21時30分
火曜日定休

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2006年2月 4日

恵方巻き

ここ2−3年この時期になるとセブン・イレブンの店頭で恵方巻の宣伝が大々的に行われている。ウィキペディア(Wikipedia)で調べてみたら、これは江戸時代末期から明治時代初期にかけて、大阪・船場の商人がはじめてその後廃れた風習。1977年の大阪海苔問屋協同組合が道頓堀で海苔の販売促進のために復活させたことがきっかけに1989年に広島にあるセブンイレブンの加盟店オーナーの発案から1998年に全国販売。ローソンが2001年より、ファミリーマートが2003年より追随ということらしい。過去の風習を現代に蘇らせたコンビニのマーケティングの成果と言うわけであるが果たしてどの位売れているのだろうか?

こんな食のマーケティングの元祖というと土用の丑の日である。売れない鰻屋さんが平賀源内のアドバイスで「丑の日に『う』の字が附く物を食べると夏負けしない」という民間伝承を聞き、「本日丑の日」と鰻を販売したら大ヒット。今でもなぜか土用の丑の日になると鰻を食べる人が多い。実は「う」がつけば何でも良いらしい。

そしてもうすぐ日本最大の食のマーケティングの成功例、バレンタインデーがやってくる。1936年に神戸モロゾフ洋菓子店はじめて広告を出したイベントであるが当時はあまりヒットしなかったようだ。しかし、現在ではチョコレートの年間消費量の4分の1を売り上げる。

バレンタインデーにはホワイトデー、ボスの日など派生行事が生まれているがあまり定着していない。韓国の若者の間では4月14日までに何ももらえなかった人が寂しくチャジャン麺を食べるブラックデーがあるらしい。

こんなイベントの裏事情を知ってしまうとクールな傍観者になってしまう。安易に踊らされてはいけないと思ってしまうのである。

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2006年1月22日

ポルトガル料理

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前にも書いたことであるが渋谷には美味しいお店が少ない。特に中心部は若者向けのチェーン店ばかりで夕食を食べようと思うと選択肢が狭く悩んでしまうのである。

駅から10分ほど歩き東急本店の左側の道を歩いていくとこのポルトガル料理店がある。こじんまりとしたお店でかわいい内装のお店で素朴なポルトガル料理が楽しめる。

写真はポルトガル風鱈のコロッケというものだが、ジャガイモと魚のすり身がから揚げのようにさっぱりと揚がっていて脂っこさはまったくない。他にも頼んだ料理はどれも日本の定食屋のメニューに何となく似ている。鰯の塩焼きにオリーブオイルをかけて食べる一品は日本の焼き魚のようだし、ひよこ豆とトリッパの煮込みもどこかで見たような料理である。

野菜も豊富、魚が食べられて食後もさわやかな感じの料理であった。ポルトガル料理というと想像がつきにくいものだが意外と日本人には馴染みのある懐かしい味なのだと思う。

座席数が少なく周辺にはArossaというオーストラリアワインのお店くらいしか無いので予約が無難。

マニュエル・コジーナ・ポルトゲーザ
渋谷区松濤1-25-6
03-5738-0125
12時〜14時30分、18時〜22時
第1・第3水曜休

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2006年1月14日

グルメの穴場

美味しいものは都心だけに集まっている訳ではない。自分が住んでいる三軒茶屋付近にも名店はあるし、それ以外の地域にも地元の人に愛されるお店はあるものだ。

東京の東側というのはあまり馴染みが無いし、正直言ってあまり良い店が集まっているとは思えないという先入観があった。ところがどんな街にも素敵なお店というのはあるものだ。東西線で大手町から数分。門前仲町に2軒見つけたのがお寿司屋さんとフレンチのお店である。

お寿司は匠というお店。ネタが新鮮でリーズナブル。つまみも充実していて地元のお寿司屋さんとしては最高である。そしてもう一軒がプチニースというフレンチ。最近BRIOで紹介されていたので探して行ってみたが、こじんまりとしたお店に本格的なビストロ料理が揃っていて、こちらもレベルが高い。

探せばこれだけのお店があるのは正直驚きであった。どこでも探せば美味しいお店は存在するのである。門前仲町のお店の欠点はどちらも狭いので予約が中々取れないこと。そしてもう一つは狭い席で断りもなくタバコを吸う人が多いこと。愛煙家の比率は下町は高い。禁煙というルールではないので何も言えないが、これは文化の成熟度の違いで致し方ないのだろう。

寿司 匠
江東区富岡1−25−4
03-3630-1029

プチニース
江東区富岡1−5−11門前ビル1F
03-3643-1511
営業時間 17:00〜(深夜)3:00

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2006年1月13日

ワインと食べるチョコレート

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レザン・ドレ・オ・ソーテルヌ チョコレートを裏のラベルには書いてある。このチョコレートはワインのボトルに入っているのである。

銀座の某バーでワインを頼んだら一緒に出てきたものであるが、ブロンド色のドライレーズンをソーテルヌ(貴腐ワイン)に漬けて、チョコレートでコーティングしたものである。普通のレーズンチョコとは違い、食べると口の中に甘い香りが広がる。これとデザートワインを一緒に楽しむと言うことなしである。

どうやら季節限定販売でなかなか手に入らない商品らしい。自宅でも是非楽しんでみたい、と思ったが入手には少し手間がかかりそうである。

そしてもう一つの問題は食べ始めるととまらないこと。デザートワインとチョコレートをとまらないくらい食べてしまったら後から大変なことになるのはわかっている。わかっているけどやめられない、危険な食べ物なのである。

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2006年1月12日

タイムスリップ

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自宅の近くにあって気がついてはいたが、何となく入りにくい居酒屋があった。看板もなく入り口に赤ちょうちんでもつ焼きと書かれた素っ気無い外観。何だか勇気が必要なお店なのである。

ひょんなことからお店の情報を仕入れ、休みの日の夕方6時に恐る恐る出かけてみた。入ると中はほぼ満席。6時だというのに勘定をして出て行く人もいる。客は男性が90%以上。一人で飲んでいる中年のオヤジが多い(人のこと言えないが・・・)。

日本酒を飲みながら壁にあるメニューを見るがとにかく安いのにびっくりした。焼き鳥は1本130円、モツ煮込みが350円、レバ刺しも300円台。一番高い食べ物がイカの丸焼きで450円。それ以外はほとんどが100円から300円台である。

モツは新鮮で味が良い。煮込みはいい感じに味がしみている。レバ刺しはとても鮮度が良く、甘い。これは普通の店なら1000円でも高いと思わないだろう。ハイクオリティである。

いわしの丸干しも絶品。これも200円。漬物は自家製で150円。何だか東京とは思えない価格設定である。

焼き物は残念ながら味に切れがなかった。焼き鳥なら「夢舎」の方がパフォーマンスが良い。しかし煮込み、レバ刺し、丸干し、で1000円かからないでこのクオリティは東京屈指と言えるだろう。

お店の雰囲気も何だかレトロで居心地が良い。常連が多いようだが、お客を分け隔てしないのが良い。

この店の問題は早く行かないと人気のメニュが売り切れてしまうこと。そしてもう一つは店を出るまでには服に焼き物とタバコの煙が染み付いてしまうことである。ジャージで6時過ぎまでに入れば至福の時間を過ごすことが出来る。

KUNI
住所・電話番号不明
茶沢通りの代沢十字路から三軒茶屋に向かって左側。交番の手前の赤ちょうちんが目印

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2006年1月 9日

渋谷のグルメ

<業務連絡>
いちばんやさしいお金の本マネープラス2月号58ページに2ページの取材記事が掲載されています。

マネックス・ユニバーシティ開校記念セミナー『資産設計塾 実践編』 ライブ版は定員を大幅に上回るお申し込みをいただき受付終了いたしました。ありがとうございます。
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渋谷でディナーというと本当にお店の選択に悩んでしまう。いわゆるB級グルメならラーメンやカレーなどそれなりにお店があるのだが、ディナーとなると本当に選択に困ってしまう。

ワインバー以外には中心部でここで食べたい!というお店に残念ながら当たったことが無い。そんな中、何とか見つけ出したお店がコンコンブルである。このお店も完全とは言えない。まず内装のセンスに違和感を感じる。赤を基調としたインテリアでパリをイメージしたとの説明であるが、どう見ても観光客相手のお店のイメージである。そしてかかっているBGMがまたその雰囲気に拍車をかける。何ともミスマッチなのである。

しかし料理はリーズナブルでそれなりのものが楽しめる。ニンジンのサラダは定番らしいがシンプルながら良い味を出している。リエットやレバーのパテなどもボリュームがあって味も良い。最後の羊の肉は少し火が入りすぎであったが値段を考えると悪くない。

この店は特別な日に行くのではなく、軽くフレンチを食べたいというときにふらっと入るビストロなのである。会計はお腹一杯に食べてワインを飲んで2人で8000円かからなかった。

バリューフォーマネーという点ではお勧めできるレストランである。

渋谷の美味しいお店を知っている方是非教えてください。

コンコンブル
東京都渋谷区渋谷1−12−24 707渋谷ビル1F
03(5467)3320
営業時間 11:30〜14:00(L.O)17:00〜23:00(L.O)年中無休

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2006年1月 4日

三軒茶屋のスポット

実は本日オープンしたこのスポーツクラブの会員になってしまった。オープン初日ということで早速、水着を持ってプールで泳いできた。

Tipnessは内装が共通化されているようで渋谷店とほとんど同じ作りになっている。シャワーやプールの内装がそっくりである。本当はコナミのようなもう少しハイグレードな仕様を期待していたのであるが、親会社が違うから仕方無いということか。

不満を言えば後は早朝に営業していないことくらいだろうか。新品のスポーツクラブを使うのは気持ちが良いので当面はここでトレーニングをすることにしたいと思った。

そういえば三軒茶屋と言えば正月に良い店を見つけた。駅から数分のところにある「うち田」である。店は狭くてパッとしないが、メニューを見るとなかなかである。カキの土手鍋、いぶりがっこ、あん肝、刺身、新竹の子焼き、といった酒の肴が充実している。そう言えばレバ刺しも絶品であった。

そして何より値段が良心的である。絶対値では激安という訳ではないが、クオリティと量を考えるとお値打ちのお店である。唯一の難点はお店が狭いのでタバコの煙で自分がスモークされてしまうこと。空いている時間を狙うことをお勧めする。

うち田
世田谷区太子堂4丁目28-6
03-5430-3711

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2005年12月30日

今年のベスト10

2005年は忙しいながらも色々なことがあった1年であった。そんな中、食いしん坊としてたくさんのお店に出かけたが、今年のベスト10をまとめてみたいと思う。ちなみに料金は考慮に入れないで今食べるとしたら何が食べたいと思うか、というランキングである。かなり主観が入っているのでご容赦いただきたい。それから東京以外は今回は除外した。行きたくてもなかなか行けるものではないので。。。

1位 七つ海堂のおろし蕎麦と牛すじ煮込み
2位 真鴨堂の地鶏の白レバーと白ワインのマリアージュ
3位 某ブラッスリーのジビエ(雷鳥のロースト)
4位 太子堂のてんぷら天里の車海老のてんぷら
5位 タンブランの特製オムライス
6位 四川一貫の坦々麺
7位 万豚記の黒胡麻坦々麺
8位 銀座澤田の寿司
9位 銀座梅乃寿司のランチ穴子ちらし
10位 代沢夢舎のたれ味のキモ(レバー)

とまあこんなところであろうか。すべて過去のBlogで紹介しているものなので探してみてください。まだ思い出すものもあるかもしれないのでそのときはBlog上で修正します。来年ももっと美味しいものを探してご紹介したいと思います。

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2005年12月19日

塩のアイスクリーム

このジェラードは一風変わっていて面白い。青山の真鴨堂でデザートとして出していたら評判になって商品化したというものである。グルメ設計塾の時に試食用として一足早く味わったものがお店だけではなく外販も開始した。

この中の出色は塩のアイスクリームである。甘みの出るイタリア産の塩をアイスクリームにふんだんに使い、美味しい和の情緒が満喫できる。それ以外もわさびとか紅いも、しそ、豆腐などマニアックな食材が天然素材として使われている。

とにかく素朴ではあるが品質については絶対の自信があると言うだけあって美味しい。パッケージの素朴さに油断すると大変なことになる。本物の味はさすがという感じであるが、もう少し価格がリーズナブルになるともっと売れるのに、と思う。

もし食べたことのある人がいれば是非コメント欄に感想を書いてほしい。もしかしたら甘いものはあまり食べない私の感性は甘いもの好きの人とはずれているのだろうか。

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2005年12月13日

冬のメニュ

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冬になると暖かいものが食べたくなる。タンブランの冬のメニュが登場した。ロールキャベツのポトフ。暖かいスープの中にかわいいロールキャベツが3つ入っている。キャベツで巻いてほうれん草でしばってあるという芸の細かさ。とても温まる。野菜の味が良く引き出されたおすすめである。

冬のメニュと言えばホットワインもおいしい。スパイスを入れてもらうとさらに香りが立ってたまらないという人もいるが、あまり他ではお目にかかれないドリンクである。そして〆はカレーである。野菜のうまみがたっぷり入った特製のカレーは日本の味でもなく欧風でもなくタンブラン風なのである。

このお店の不思議なところはいつ込んでいていつ空いているかがお店の人でも予想がつかないというところだ。ガラガラだと思って入るといつしか満席になってしまうこともある。特に日曜日の夕方だけは少し込むらしいがそれ以外は心配なら電話で確認した方が安全である。

毎週のように通っているが、一人でもカップルでも気軽に入れるフレンドリーな雰囲気がある。そして外食なのにしっかり野菜が食べられる。リーズナブルで美味しい近所にあるのがとても貴重なお店である。
(ちょっと誉めすぎ?でも何回行っても飽きない魅力のあるお店です)

ワインカフェ タンブラン
世田谷区代沢4-41-7
5430-1266

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2005年12月11日

九州の豚まん

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先週福岡で特別講演会にお招きいただいたライズ株式スクールさんから揚子江の豚まんを会社に送っていただいた。なんと50個も送られてきたので早速会社の希望者で分けて食べることにした。

会社の休憩室にある電子レンジはフル稼働。部屋に入ると肉まんの香りがぷーんと漂って、お腹がギュルリとなってしまうのである。私も冷凍を自宅に持って帰り日曜日の朝食に早速食べてみた。

皮はもちろん美味しいが水準レベルの味であるが、具に違いが際立っている。しょうゆも何もつけないで食べたが、ジューシーなお肉とやわらない舌触りが他の豚まんとは違う味わいがある。

あっという間に平らげてしまったが、もう一つ食べたいという気分になってくる。もうライズ株式スクールさんからは送ってこないだろうから自分で注文するしかない。調べると小倉の名物らしい。取り寄せして食べてみたい独自の香り高い豚まんである。

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2005年12月 9日

ワインエキスパート

<業務連絡>
来週末に実施する「内藤忍の資産設計塾実践編」のアマゾン購入特典を何にしようか検討中です。サイン以外でアイディアあったらよろしくお願いします。
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ワイン好きが集まってワインを飲む会があった。場所は西麻布のルーマニア大使館の前の看板の無いお店。ふくろうの置物を目印に探せ、とのことだったが探すのには難儀した。室内は落ち着いたムード。ここはとにかくワインの品揃えがすごい。値段もそれなりらしいが、リーズナブルな設定になっている。たまにはこんなお店でリラックスしながらワインを楽しむのも良い。

私はワインが大好きなのだが、単に好きなだけで深い知識や薀蓄があるわけではない。ブルゴーニュの赤が好き、と言いながら畑の場所も作り手の名前もほんの少ししか知らない。しかしこの日集まった人たちはワインエキスパートやらチーズの鑑定士やら、さまざまな食に関する資格を持ち、その勉強の過程で豊かな知識を習得し毎日の食生活を充実させている。同じワインを飲んでいてもそれを何倍にも楽しんでいるのである。

ワインエキスパートなんて・・・と思っていた自分であるが、資格のためではなく正しい知識を得る喜びのために来年挑戦してみようか、という気分になってきた。

とは言え時間も無いし今までの数々のチャレンジの中で未だに続けているのは毎朝の腕立て伏せ40回と腹筋100回だけというお寒い状況。ビジョンに書き加えるかどうかはもう少し考えてからにしよう。

西麻布ラ・シュエット
東京都港区西麻布3−17−17
(03)3401−2329

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2005年12月 4日

福岡のもつ鍋

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福岡ではセミナー2つ。日曜日の1時半からはライズ株式スクールさんの研修会で講演。380名がホテルの宴会場に集結して超満員。ステージにスポットライトを浴びながら登場するという初めての経験をした。参加者の意識の高く、とても話しやすい雰囲気だった。

その後マネックス証券の勉強会を2時間。さすがに2本続けてはきつかった。

仕事が終わってから福岡に住んでいるBさんにもつ鍋に連れて行ってもらった。気温が10度以下に冷え込み絶好の鍋日和である。

もつ鍋セットがなんと1900円。ビールを飲んでも3千円でお腹いっぱいでお釣りが来た。キャベツともつ、ニラとにんにくが入ったシンプルな鍋だが出汁がおいしく見た目の量の割りにすいすい食べられる。野菜を大量に食べることができヘルシーである。

終わるとスープにちゃんぽんを入れる。これがまたもちもちして美味しい。3人分のちゃんぽんもあっという間に完食した。

食べ終わるとお腹がパンパンなのであるがすっきりしている。胃にもたれないのが良い。しかも食べてからしばらくするとまたお腹が空いてくる。夜中にもう一回食べたいと思ったくらいである。

大満足の鍋であった。

もつ鍋 楽天地
西中洲店
福岡市中央区春吉3-11-14的野ビル2F
092-715-2524

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2005年12月 3日

本の装丁

<業務連絡>
明日は福岡に行くことになっていますが、早速Blogやメールでグルメ情報を送っていただいた方、お誘いいただいたかたがいた。ありがとうございます。今回はもつ鍋に挑戦してみようと思っています。
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資産設計塾 実践編の表紙の写真が完成した。今回の帯写真も同じカメラマンの方に撮影していただいたが、この方とっても凝り性で、いつも長い時間をかけてじっくり撮影する。出来上がった写真は今回カラーで仕上げた。高層ビルのオフィスで仕事をしている偉そうなビジネスマンといった風情で写っている。何だか少し勘違いしている男、といったイメージである。

そんな帯デザインの資産設計塾続編は12月16日に発売することができそうである。どんな反応があるのか楽しみでもあり恐怖でもある。もちろん装丁ではなく中身に対する評価である。

3冊目の著書ということもあり制作に関しての段取りにはずいぶん慣れてきたが、いつも原稿の最後はバタバタで終わってしまう。次作こそはもっと余裕を持って楽しく仕事ができるようにしたい、と思っているがすでに1月に出版する4冊目の本の締め切りが過ぎているのに原稿が完成していない。次作は今回以上にバタバタになることはすでに覚悟している。

編集の青田さん、よろしくお願いします>業務連絡。

投稿者 shinoby : 23:47 | コメント (0) | トラックバック

2005年11月26日

梅田 はがくれ

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なんとも後味の良いうどんであった。大阪駅のはずれ、東西線の北新地駅の近くのビルの地下2階というわかりにく場所にあるが、近くに行くともう1時すぎだというのに10人以上の行列だった。

並んでいるうちに注文をするシステムになっている。注文したのはかまたまセット(800円)。茹で上げのうどんに生卵をのせゴマと薬味ねぎをかけてから、特製のだし醤油を2周半かける。お店の人に頼んだら説明しながら丁寧に作ってくれた。

これを納豆のようにうどんとよく混ぜて食べる。最初の一口目は豪快に。口の中でうどんと卵のまろみと薬味の香りが交じり合う。シンプルだけど飽きない味である。

結局最後の一滴まで完食してしまった。セットについてきたゆで卵のおでんもご飯と一緒に平らげた。

行列のできる有名店なのに店長はカウンターでお客さんに楽しそうに食べ方の説明をしている。あわただしいお店であるが、何となくホッとする雰囲気があるのは彼の人柄ではないだろうか。

食べた瞬間のインパクトよりさらに食べ終わった後の印象が強い。後から何度も思い返して、また大阪に行ったらチャレンジしてみたい、と思わせる名店であった。次は生じょうゆかぶっかけを食べてみたい。

梅田はがくれ本店
大阪市北区梅田1-1大坂駅前第三ビルB2-20号
06-6341-1409
平日 11:00〜14:45(ラストオーダー)、17:00〜19:45(ラストオーダー)
土曜 祝日 お昼のみ営業 11:00〜14:30(麺が売り切れしだい終了)

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2005年11月19日

グルメな夜の出来事

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<業務連絡>
「内藤忍の資産設計塾」はお陰さまでまた増刷になりました。これで6刷ということで、ロングセラーにすることができ本当にありがたいことです。今まで読んだことのない方も是非書店でご覧ください。左下の書籍写真をクリックしても購入可能です。
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それにしてもすごい会であった。第1回「グルメ設計塾」が青山真鴨堂で開催された。この社長とのご縁から企画が立ち上がり、ようやく開催となった訳である。

抽選で来て頂いた23名の皆様とワインと鴨のマリアージュを堪能した。東京だけではなく、北は盛岡、西は神戸からわざわざお越しいただいた方もいらした。恐らく参加者の皆様からのコメントがこのBlogに追加されるので雰囲気が伝わるのではないかと思うが、とにかく最高の参加者に最高のワインと最高の料理であった。

この会社の藤野さんの素晴らしいワインの解説、渡辺さんのセンスで決まったワインと料理のマリアージュ、すごいパワーだった。写真は鴨のすき焼きの肉、これを特製の割り下で煮込んで山椒を合わせてワインと楽しむ。すごい発想。最後のデザートもマロンのシャーベットにデザートワインを合わせるという凝り様であった。

藤野さんがボランティアでワインと共に参加されていたので破格の内容が実現できた。本当にありがたいことである。

第2回は希望者があればまた企画したいが初回ほどのパワーを維持できるのだろうか。何だか初回の成功が大きいほど次回へのプレッシャーになってくる。

参加者の皆様お疲れ様でした。そしてご参加ありがとうございました。

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2005年11月13日

札幌 当たりとはずれ

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<業務連絡>
本日の日経新聞に資産設計の説明記事が掲載され私も登場しています。来週と2回に分けての連載です。ご覧ください。
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本日は札幌パークホテルでアジアフォーカスファンド説明会とマネー運用セミナーの2本立てだった。9時半からの2時間と12:15からの2時間ということで終了するともう2時半になっていた。たくさんの方にご参加いただき、さらに書籍をお買い上げいただいた方には希望者の方にサイン(署名)もさせていただいたが、内容はどうだったのだろうか。

セミナーが終わりマネックスの同僚と2人で駅ビルの10階にあるラーメン共和国というレストラン街で函館ラーメンのあじさいというお店に入った。そして千歳空港に着き、ラウンジに入ってパソコンで原稿書きに集中した。ふと気がつくと予定の飛行機(エアDo)の出発時間が過ぎていた。慌ててラウンジを出てカウンターに行ったが後の祭り。結局チケットを払い戻しして新たに買いなおす羽目になった。何ともはずれな一日になってしまった。

そんな札幌の最後であったが、当たりといえばすすきので食べたお寿司である。菊鮨というお店は一番入り口に近いところで握っている板さんがクールでいい味を出していた。

写真は隣の人が食べていたうにであるが、手のひらに直接載せられてそれを一気に食べる粋な一品。サーモンのあぶりやカニの身と卵になる前のものを合わせたものなど素晴らしいものばかりだった。こちらは札幌の当たりである。

札幌菊鮨
中央区南5条西3丁目
グランド太陽ビル1階
011-511-9357

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2005年11月12日

3色丼

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札幌に来ている。とにかく海の幸を堪能するのが今回の目的である。いや、セミナーが本当の目的なのであるが・・・。

早速二条市場のどんぶり茶屋に行ってみた。お店に入ると張り紙がしてある。塩水うに本日入荷と書いてある。ミョウバンを使っていない海水につけたままのうにが入った3色丼を頼むことにした。値段は2500円と少し高いが、うにと生サーモンを食べて値段に納得した。とにかく新鮮で無意識にどんどん食べてしまう。結構な量だったのに気がつけば完食していた。

そして帰りにはおみやげを買うこともできる。塩水うにも生サーモンも、いくらも買って宅急便で全国配送が可能である。味わって食事をして、その余韻でおみやげもついつい買いすぎてしまう。まったく商売上手なお店である。

どんぶり茶屋
札幌市中央区南三条東1丁目7番地
(新二条市場内)
営業時間 AM7:00〜PM5:30
(ラストオーダー5時)

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2005年11月11日

裏メニュー

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代沢交差点近くにあるタンブランは家から近いこともあって頻繁に利用している。お店の近くには焼き鳥の「夢舎」、日本蕎麦の「七つ海堂」、と名店が多く、いつもどこに行こうか迷ってしまう。夢舎の焼き鳥はリーズナブルで最高なのだが、お酒と焼き鳥以外のメニューが弱い。七つ海堂は日本酒もおつまみもそばもすべてに最高なのであるが、営業時間が短い。休日の7時前に行ったのに売り切れ店じまいということも珍しくない。あまり商売気のないご夫婦がやっているのである。

その2つのお店に第3の候補として加わったのがタンブランである。このお店の特長は
ワインが日本のものだけ。でも侮れない美味しさがある。
料理のセンスが抜群。12月からはさらにパワーアップするらしい。
一人でも気軽に入れる雰囲気。小腹が空いた時にもワインと小皿1品で楽しめる。
料金がとってもリーズナブル。会計を気にしないで注文できる。

ちょっとほめすぎかもしれないが、正直な感想である。

しかしあまりに頻繁に行くので、お店のメニュをほぼ食べつくしてしまった。定番で食べる料理以外にちょっと変わった料理を、とお客さんが少ない時に頼んで作ってもらったのが野菜を焼いてバルサミコソースで味付けをした一品である(写真)。野菜の美味しさが上手に引き出されていて、一人で瞬間的に食べてしまった。軽快でヘルシーが感覚の食後感がさわやかな料理だ。

調子に乗ってドリアも頼んでみた。ほうれん草を使ってグリーンに色づいたごはんの上にトローリとしたチーズがのっている。これも見た目とは違って意外にさっぱりしていて簡単に食べてしまった。

タンブランにはこのBlogを見てきてくれる人も結構いるらしい。ここで「グルメ設計塾@代沢」を企画するのも良いかな、と忙しいのにまた新しいことを考え始めた。

ワインカフェ タンブラン
世田谷区代沢4-41-7
5430-1266

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2005年11月 5日

参鶏湯(サムゲタン)

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神田の韓国料理店に会社の鍋好きメンバー9名で出かけた。新橋で偶然ランチに入ってそのうまさに感激して、予約しようとしたら満席だったため、急遽神田の支店にスイッチしたというわけである。

味は似ているが支店によって微妙に違う気がする。新橋の方が本格的、神田はやや日本的に感じるのは気のせいか。それにしても安くて美味しい料理がたくさんそろっている。ほとんどの料理は1000円以下。チゲ鍋やチジミ、ブルコギなどカキ入りやらいろいろと種類が豊富であったが何と言っても最高だったのは参鶏湯(サムゲタン)だった。

白濁したスープの中に鶏が入っているのだが、煮込まれているせいか骨もとけて柔らかくなっている。にんにくや漢方が入ったスープはトロトロでコクがしっかりある。味は濃くないのであるが複雑なうまみがあって止まらない。夏バテにもよさそうだし冬に食べてもいける味である。これは2500円だがトライする価値がある。

マッコリを飲みながらさんざん食べた。マッコリが大好きな「マッコリスト」がいたので合計3リットルも飲んでしまった。それでも9人で会計は36000円だった。計算が間違っているのかと思ったがそうでもないらしい。みんなでワイワイやるには美味しく楽しいお店である。チェゴヤという名前の通り「最高」のお店であった。ただし辛いものが苦手な人はいかない方が良い。

チェゴヤ
千代田区内神田1-18-11
03-3293-7755
11:00〜24:00(L.O.23:30)

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2005年10月31日

お米と餃子

<業務連絡>
「ソウエクスペリエンスギフト」プレゼントは締め切りました。当選者の方には近日中にメールをお送りします。送っていただいた彼らへのメッセージは匿名で転送させていただきます。抽選にもれた方も誰かにプレゼントしてみてください。
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マネックスラウンジのセミナーでもお世話になっている川崎さちえさんから会社に突然届いたもの、それは宇都宮の名物餃子であった。みんみんという店が有名らしいが、地元の人はそれよりもこの正嗣(まさし)というお店に行くらしい。

そのお店の餃子を冷凍便で送ってくれた。しかもマネックス・オルタナティブ・インベストメンツの社員用ということで人数分に分けて送ってくれるという気の配りよう。早速家に持って帰って一人でフライパンで焼いてみた。

焼き方もコツがある。まずは油(ごま油があるとさらに良い)をたっぷり敷いてその上に冷凍の餃子をのせる。そして強火で焼きながら熱湯を半分浸るくらいまで入れる。後はふたをして水分が無くなるくらいまでひたすら火にかけておけば完成。

食べてみると皮がやわらかくとても軽いことがわかる。15個くらいなら軽く食べられそうな軽快な味である。おやつに食べても良いくらいで飽きないでどんどん箸が進む。8個しか焼かなかったので一人であっという間に平らげてしまった。これは病みつきの味である。

ご飯と餃子の絶妙なコンビネーションでその日の夕食は満足感一杯だった。ただし時間にしたらほんの数分であった。

実は今日はもう一人の新潟に住むセミナーの以前の受講生の方から魚沼産コシヒカリの新米も送っていただいた。彼女は私のセミナーに出席するために新潟から新幹線で毎回上京していたという熱心な生徒さんである。コシヒカリもMAI社員で小分けできるように袋まで入れて送ってくださる気配りの方だった。水を多めにして粘りを出すのが美味しい炊き方らしい。

2つの頂き物を組み合わせて、次回はコシヒカリ新米と餃子のコラボレーションをお休みの日にチャレンジしてみたい。

渡辺さんそしてお米を送ってくれた新潟のハッピーマネーのAさん、本当にありがとうございました。

投稿者 shinoby : 17:41 | コメント (1) | トラックバック

2005年10月30日

グルメ設計塾の夢

<業務連絡>
明日発売の週刊ポストにバリュー投資の方法について運用手法を説明した記事が約1ページ掲載される予定です。自分のお金で実際にやっている投資手法で「資産設計塾」でも詳しく説明しているやり方です。お読みいただければ幸いです。
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来月開催する第1回目のグルメ設計塾はもうすぐ締め切りである。すでに多数の応募をいただき抽選必至ということであるが、プロデューサーの渡辺さんの途中報告では参加者の半分以上は女性、しかも30代が多い、ということであった。早稲田やMLIの資産設計塾の受講生も多いのかもしれない。

このグルメ設計塾まだ1回も開催していないのでこれからどうなるのかはわからないが、大きなビジョンがある。それは会を重ねて美味しいものを探索し、できれば来年には専門家のインストラクターを動員してみんなでフランスワインとフレンチのツアーを企画することである。そしてその集大成を「グルメ設計塾」として出版するという壮大なものである。

ツアーについてはフランスのワインに詳しいソムリエの方に依頼する。書籍の出版も既に最近フリーになった編集者の方に企画を立ててもらい進めることができそうである。

後は参加して一緒にワインを飲んで楽しめる人を集められるかにかかっている。料理もワインも好きなだけ頼んで存分に楽しもうというアイディアなのでそんなに安いものではないだろうが、そんな企画に興味のある方がいれば早速夢の具体化に向けて行動を開始したいと思う。

薀蓄を語り合うのではなくゆったりとワインが本当に好きな人たちで時間を楽しむ。そんな気の置けない楽しい企画を実現させたい。

投稿者 shinoby : 21:59 | コメント (5) | トラックバック

夜の松輪

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<業務連絡>
10月30日の日経新聞朝刊に手帳活用術について紹介記事が掲載されています。ご覧ください。
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2005年10月23日

福岡 味の正福

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福岡の日帰り出張はたった1通のコメントからとても充実したものになった(モウさんありがとうございました)。セミナー会場近くの天神コアの8階にある味の正福に飛行場から直行した。飛行機が20分遅れて地下鉄に乗って天神コアに着いたときには12時を少し回っていた。予想通り少し入り口で待つことになったが、出てきたものは癒される素敵なランチにだった。時間が無かったので大急ぎでおすすめの銀だらみりんと玉子焼きハーフを堪能した。

ご飯にふりかけをかけて、ひじきや漬け物と一緒に銀だらを食べる。身がはらはらとほどけ、しっかりとした味付けがご飯に良く合いご飯が足りなくなってしまう。玉子焼きハーフもダシ巻き系で薄味でこれもいける。ちょっとした素材の違いがランチをとても豊かなものにしてくれる。

すっかり満足して会計は1420円。そのまま急ぎ足でファンド説明会の会場、アクロスに向かった。ご機嫌になっていたせいか説明会もセミナーも絶好調。自分としてはとても満足できる出来であったが、出席された方はどうだったのだろうか。

味の正福
福岡県福岡市中央区天神1-11-11 天神コア
電話 092-721-0464

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2005年10月18日

内藤忍のグルメ設計塾@真鴨堂

総合プロデュース渡辺さんによる「グルメ設計塾」第1回の開講が決定した。下記の要領なので興味のある方は参加してください。なお運営は真鴨堂を経営するケーズカラナリープランニングが担当する。

ちなみに今回の企画は資産設計の講義などは一切ない。本当に美味しいものを食べて飲んで楽しむ会なので念の為。

【テーマ】国産真鴨と国産ワインのマリアージュ
【日時】 11月19日(土) 19:00〜
【場所】青山骨董通り 匠 真鴨堂 
【参加費】10000円(税込み)
【定員】25名程度
【申し込み方法】
下記アドレスへ必要事項記載の上、メールを送ってください。
必要事項:氏名、性別、年齢、住所、電話番号、e-mail アドレス、ご参加希望人数(一組二名様まで)
メール送信先:info@kcplanning.com
参加ご希望の方が定員を超える場合は、抽選します。抽選結果については、真鴨堂の運営会社ケーズカラナリープランニングよりメールにて連絡します。
【申し込み締め切り日】10月30日
*参加費については、事前にお振込みになります。振込み先については、参加が決定された方にメールで直接連絡します。

【特別コースメニュー】
アミューズ
前菜の盛り合わせ
鹿児島産真鴨のスモーク
鹿児島産真鴨のすき鍋
デザート

【ワイン】
甲州(白・山梨))
シャルドネ(白・長野)
メルロー&ベリーA(赤・山梨)
メルロー(赤・長野)
デザートワイン
その他、フランスワインなど

【マリアージュコメンテーター】
藤野勝久
国産ワイン醸造界の第一人者。
九州大学大学院農学研究科醗酵科学を終了。
ボルドークリュブルジョアシャトーの副社長を経て勝沼ワイナリーのワインメーカーに。
ワインスペクター誌主催のビッグイベントである「ニューヨーク・ワイン・エクスペリエンス」に唯一の日本人として選抜招待され、世界の名だたるワインメーカーと一緒に紹介されました。
今回は国産鴨と国産ワインのマリアージュに大変興味を持っていただき、同席いただき、マリアージュについてのコメントをしてもらいます。

*「ワインメーカー」とは製造会社のことではなく、ワイン醸造のプロデューサーを指します。
*参加者には真鴨堂から割引券などのプレゼントを予定しています。
*送られたメールアドレスなどの個人情報は今回のイベント以外には使用しません。営業メールなどは届きませんからご安心ください。

ということで楽しみましょう。参加者の評判がよければ定例化を検討します。参加をお待ちしています。

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2005年10月17日

渋谷 高麗亭で話したこと

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保険の専門家かづな先生マネープラス編集長の荒木さん、そしてお金もキレイも仕事も男も手に入れた渋井真帆さんの4人で焼肉屋さんに繰り出した。渋谷のマイナーな場所にひっそりと営業する名店「高麗亭」である。

ここはとにかく肉自体を心ゆくまで味わえるお店である。まずはタンの肉厚さに圧倒される。肉厚なのにやわらかく今まで食べていたタン塩は何だったのかと思ってしまう。カルビ、ロース、ハラミ・・・サンチュに巻いて、キムチと韓国ノリを一緒に巻いて食べるとまた新しい味の世界が広がる。

お酒はまっこり、で決まり。全員が酒好きなのでどんどんお酒が進んでいく。

それにしても酔っ払っても仕事の話をしている3人を見ていると本当に自分のやりたいことをやっているのだな、と実感する。保険の商品のカラクリについて説明する人、雑誌のポリシーについて自説を話し新しい企画案を練っている人、そしてセミナーに魂を吹き込み、お酒を飲みながらもしっかりビジネスをまとめている人。自分の好きなことをやっている人たちを見ると本当に気持ちが良い。

自分の気持ちに逆らってはいけない。自分の将来に責任を持てる行動を今しなければ後で後悔する、という渋井さんの言葉にわが意を得たり、の気分であった。

「あなたを待っている未来のあなた自身を裏切ってはいけない。」

美味しいものを食べていい話まで聞かせてもらった何とも贅沢なディナーであった。

高麗亭
渋谷区渋谷2-14-13 岡崎ビルB1
03-3406-7310
営業時間 18:00-22:30

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2005年10月15日

愛宕の変わった蕎麦の味

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グルメ関係のBlogではたくさん紹介されており、一度行ってみたいと思っていた港屋についに行くことができた。

この店は立ち食いである。といっても外から見ても内装もお洒落な感じで雰囲気は富士そばとはかなり異なる。

蕎麦はやや太めであるが美味しい。茹で上げの蕎麦をカウンターに取りに行くスタイル。

一風変わっているのはそばつゆである。つけ麺のつけ汁のような中華風の甘い味なのである。その中にネギが入っている。テーブルの上には生卵、一味唐辛子、わさび、天かす、が置いてあり自由に入れることができる。生卵をかき混ぜて天かすも入れ、一味唐辛子で香りをつける。そこに胡麻と海苔が大量にかかった蕎麦を豪快に入れて食べる。

蕎麦の味はするがつけ汁の味は独特である。甘みがあるが麺に絡んで新しい味わいである。食べ終わるとそば湯を入れて楽しむのは普通のお蕎麦屋さんと同じである。

毎回この蕎麦を食べるのはちょっときついが、たまに目先を変えた蕎麦が食べたい、という時には行ってみる価値はある。近くに行くことがあったら寄ってみたいお店である。


港屋 愛宕
東京都港区西新橋3-1-10
11:30-17:00/17:30-20:00

投稿者 shinoby : 01:38 | コメント (1) | トラックバック

2005年10月13日

ジビエときのこ

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<業務連絡>
14日のテレビ東京WBS(夜11時から放送)にVTRで登場する予定です。恐らくほんの数秒だと思いますが、よろしければご覧ください。
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秋は食べ物が美味しい。ふらりと入ったブラッスリーでジビエコースを見つけてしまいつい食べ過ぎてしまった。写真のように仕入れた食材をテーブルまで運んできて見せてくれる。野生の鳥が雷鳥、キジ、ハト、鴨・・・とそろっている。これはたまらない。

前菜はきのこ。ルセップ茸(写真右側)というフランスのきのこを軽くあぶってオリーブオイルと塩で味付け。その上にパルメジャーナの薄くスライスしたものを載せた一品。これはきのこの香りが素晴らしい。

そしてメインに選んだのは雷鳥のロースト。日本では天然記念物で食べられないがスコットランドからの輸入品は問題なく食べられる。まだ本格的なジビエシーズンになっていないのでクセもあまり無いが、それでも結構ジビエ独特のケモノのにおいがする。本格的な狩猟シーズンになると動物にストレスがかかり強烈な香りがするようになるという。

ワインを飲みながらきのこ、ジビエと秋の味覚を堪能する・・・・最高の食事をすることができた。

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三軒茶屋のじゃじゃ麺

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<業務連絡>
本日午後6時からマネックスラウンジ@銀座でミニセミナーが開催されます。先着順で入場された方に恒例の「ここだけの話」を。テレビ東京のWBSの取材が入るとの噂もあります。
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3連休に三軒茶屋に「引きこもり」状態であったとき、お昼に思い出して行ってみたのがじゃじゃおいけんだった。駅から少し離れたところにある飾り気のないお店。しかしそのシンプルさが逆に期待出来そうな気になるから不思議である。

メニュは極めてシンプル
じゃじゃ麺 ・小盛り  500円(2/3人前)
       ・中盛り  600円(1人前)
       ・大盛り  700円(1.3人前)
       ・特盛り  820円(2人前)
       ・トリプル 1200円(3人前)
       ・チータンタン 80円

生姜とキュウリ、ネギに肉味噌、これを麺に思い切り絡ませて混ぜてから一気に食べる。うまい! しかしお楽しみはこの後のチータンタンである。これはじゃじゃ麺をかき混ぜて食べ終わる前に少しだけ残してそこに生卵を入れてかき混ぜて、お店の人にスープを入れてもらう。それを卵スープのようにして食べるのである。2度美味しい楽しさがある。自分で味をつけるのがまた面白い。

中盛りにチータンタンを食べて丁度良い腹具合である。

肉味噌がとにかく美味い。これだけで酒が飲めそうである。じゃじゃ麺は今まで食べたものはあまり感動が無かったがここはさすがに本格的。麺は普通であるがそれを補うだけのスープの味がある。

じゃじゃおいけん
世田谷区上馬1−33−11
03−3418−5831
三軒茶屋駅南口徒歩6分
営業時間  11:30〜14:30、17:30〜23:00
火曜日定休日

投稿者 shinoby : 00:39 | コメント (4) | トラックバック

2005年10月 9日

代沢 タンブラン

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いつも行っている近所のお蕎麦屋さん「七つ海堂」がご主人の体調不良のためお休みになっていた。そこで近くにあるタンブランというお店にふらりと入ってみたが、これがヒットであった。

見た目はありがちなカフェであるが、メニュを見ると明らかにお酒好きの人が考えたメニュがそろっている。300円くらいからオリーブとレンズ豆のマリネといったしっかりとした冷菜があるのがうれしい。

写真はオイルサーディン。塩気や臭みが無く、レモンを絞るとさっぱりしている。岩塩をつけて食べると白ワインに相性抜群、いける味だ。添えられた香草とレモン、そして岩塩といったちょっとした工夫がお店のスタンスをよく表している。

うれしくなってきたので、さらに調子に乗って沖縄豚のトマトソース煮、野菜たっぷりのガーリックライスと食べたらもうお腹一杯である。どれもボリュームたっぷりで味も良い。

まだできて1ヶ月でこれからのお店であるが、経営者の大場さんの人なつっこい笑顔と接客が心を和ませる。この店は地元に根付きそうな予感がある。

ワインは珍しく日本のワインしか置いていないが、これが侮れない。シャルドネのグラスワイン(400円!)は言わなければフランスのワインと区別が付かない。グラスで3杯も飲んでしまった。

これだけ好きなように食べて飲んで会計は4千円であった。このお店もShinobyで見た、といったら何かサービスがあるかもしれない。。。。

ワインカフェ タンブラン
世田谷区代沢4-41-7
5430-1266

投稿者 shinoby : 20:48 | コメント (1) | トラックバック

2005年10月 7日

韓国料理の魅力

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新橋のリクルートスタジオで撮影があると終わってからの楽しみはランチである。ガネー舎という有名なスープカレーのお店もあるが最近はまっているのがチェゴヤのランチである。内装から完全に本場の雰囲気、お店の人も恐らく韓国出身の方で味も期待できそうである。

今回チャレンジしたランチの特製ビビンバはボウルに入った野菜たっぷりの中にご飯とタレを入れてスプーンと金属製の箸できれいにかき混ぜてから食べる。野菜を味わいながらちょっと辛い味付けご飯のような風味で飽きない味に仕上がった。日本で普通に食べる味とは明らかに異なる独自の世界になっていた。

周りを見るとランチ以外にも魅力的なメニュがたくさん壁に書いてある。お店の人に夜は込みますか?と聞いたら込んでいます、とあっさり答えられた。夜は予約必至のようであるが、新橋まで来て食べる価値があるのではと思った。

ただしここは2人で来るような店ではない。仲間とガンガン頼んで汗をかきながら思い切り食べるお店である。

チェゴヤ 新橋店
港区新橋4-22-7 1F
03-3431-8080
11:00〜24:00

投稿者 shinoby : 00:09 | コメント (4) | トラックバック

2005年10月 2日

モーニング@名古屋

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名古屋2日目はオルタナティブ投資商品「アジアフォーカス」の説明会だった。ホテルを出てから会場に向かうまでの間に喫茶店に入ってコーヒーを頼んだが、本当の目的は名古屋のモーニングセットというのがどういうものなのかを体験することであった。

「コーヒー1つ」と頼むと、店員さんが「モーニングはお付けしますか?」と聞いてくる。頼まない人もいるからなのだろうか。出てきたモーニングセットは朝からなかなか豪華なものであった。サンドイッチにプチパン、ヨーグルトのデザートにゆで卵、これにコーヒーが付いて会計は399円。店内ではほとんどのお客さんがこれを食べている。

味噌煮込みうどん、あんかけスパゲッティ、ひつまぶし、きしめん・・・・小学生の頃、4年間住んでいたこともあり、名古屋の独自の文化にはあまり違和感はない。しかしこのモーニングサービスは子供の頃、喫茶店に行くことは無かったので、初めての体験であった。

午前中のセミナーはモーニングでテンションが高くなったせいか気持ちよく終了することができた。そしてその後のランチはあの名店に再び行ってみることにした。。。。

投稿者 shinoby : 06:36 | コメント (2) | トラックバック

2005年9月30日

味噌煮込みうどん@名古屋

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<業務連絡>
本日と土曜日は名古屋セミナー、日曜日はマチュアライフ研究所のセミナー、月曜日は東証でセミナー、一日空けて水曜日は早稲田オープンカレッジの2回目です。仕事のしすぎでしょうか?

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2005年9月29日

夜の京すし

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<業務連絡>
「内藤忍のグルメ設計塾」は11月に開講予定です。定員に限りがありますので今後Blogでお知らせする案内を見逃さないようにご注意ください。
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ランチのどんぶりを愛用している「京すし」に夜にまた行ってみた。八重洲ブックセンターの脇を京橋に歩いていくと江戸情緒あふれる店構えが見えてくる。

このお店の良いところはいつも適度に空いていることだ。数組しかいないことが多く店内に凛とした雰囲気が漂っていてそれがとても心休まるのである。

もちろんお鮨もおつまみも絶品である。特にこはだや貝類は甘みがあって日本酒が進む最高のつまみであった。そしてにぎりはマグロつくしのような構成であるが、中でも穴子のあぶり具合と酢飯の相性にこれも思わずうなってしまった。香ばしくやわらかい。

閉店は9時前というのも良い。サッと入ってサッと食べる。よく見れば4代目というご主人は典型的な江戸っ子の風貌。江戸っ子の心意気でお鮨を食べるお店である。

さて会計がいくらなのかは秘密にしておこう。このBlogに書いておいて何であるが、あまりたくさんの人が行って込んでしまうと困るからである。気になる人は、まずはお昼のどんぶりで実力をチェックしてみてください。

投稿者 shinoby : 23:32 | コメント (3) | トラックバック

2005年9月25日

神戸の明石焼き

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セミナーの空き時間に三ノ宮でランチ。ふらりと偶然入った「たちばな」の明石焼きを食べたが、これが絶品で大当たりだった。

メニューは明石焼き10個で580円のみ。単品メニューで勝負しているところに期待は高まった。出てきた明石焼きは黄色に並んだ鮮やかな作品。木の台に乗って出てきたのを三つ葉の入ったダシにつけて食べる。外は香ばしく、内側はたまご豆腐のようなまろやかさ。熱々になっているのをハフハフ食べるのが最高である。横でビールを飲んでいる人を見ながら、飲みたい気持ちをぐっと抑えてアッと言う間に平らげてしまった。

焼肉を食べ酒の量が増えている食生活にこんな軽くて満足できるランチはとても胃に優しく、しかも量も抑え目で丁度良い。

東京ではこの味はきっと味わえない。結局今月はまだ1日しか休んでいない。週末に行く出張、この位の贅沢は許されても良いだろう。

たちばな 
さんプラザ店 
神戸市中央区三宮町1丁目8−1
078-391-3793

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2005年9月24日

神戸の焼肉

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出張になると食べ物の話題ばかりになってしまうが、今週末は千葉と京都でファンドの説明会と資産設計セミナーをやっている。

千葉では親戚の叔父、叔母、いとこが急遽来てくれた。写真を撮ったのでBlogに掲載しようと思ったが、いとこの強硬な反対にあって断念した。雨の中千葉の説明会は盛況でファンドに対する関心の高さに手ごたえを感じることができた。

そして夕方に新幹線で神戸に移動。9時前にホテルにチェックインした。食事もしていないのでホテルのフロントで紹介された焼肉店に向かった。

神戸で焼肉?と若干の疑問はあったが、食べてみてその疑問は氷解した。レバ刺し、タン塩、上カルビ、上ロース、ホルモン、キムチ、そしてご飯にビールと頼んだが、どれも質が高い。ビールのきめ細かい泡からカルビの甘く溶けるような味わいまで隙のない完璧なサービスである。

写真の上ロースも焼いて食べると肉のうまみがジュワっとしみだし、ご飯をかっこむと究極のハーモニーが完成する。クッパやビビンパを頼む必要はない。白いご飯で充分である。

これだけのクオリティでこれだけ食べて会計は一人5千円強であった。ホテルのフロントの人がみんな携帯に番号を登録しているのが納得できるお店であった。

焼肉きらく
中央区吾妻通り5−4−5
078−251−2060

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浜納豆のお茶漬け

静岡で何気なく買った浜納豆というのにはまってしまっている。

これは浜松の名産らしくここに詳しい説明が掲載されている。

色々なメーカーが商品を出しているようだが私が愛用しているのは法林寺浜納豆というもの。味は八丁味噌を煮詰めたような独特の風味があって山椒と生姜も入っていて香ばしい。そのまま食べるのはちょっと塩辛い気がするが、酒のつまみになりそうである。日本酒や焼酎、シングルモルトなどに合いそうであるが、まだ試したことはない。

もっぱらこれを朝のお茶漬けに使っている。ご飯の上に10粒ほどのせて、さらにしろ胡麻、海苔、とろろ昆布などを一緒にして上から熱いお湯をかけてさらさらと食べる。

浜納豆の風味と海苔や胡麻の香りが一体となって朝からご機嫌な朝食になる。しばらくは朝ごはんを家で食べる時はいつもこれになりそうである。ご飯を玄米にしたらもっといけそうな気がする。次のテーマは玄米で食べる浜納豆茶漬け、である。

法林寺浜納豆本舗
静岡県浜松市富塚町1976
053−471−0838

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2005年9月23日

第1回夢堪能会開催

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<業務連絡>
9月26日朝9時からのオープニングベル(テレビ東京)に「時間が無い人のための投資術」というテーマで10分ほど出演します。生放送です。よろしければご覧下さい。
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第1回夢堪能会が六本木の隠れ家レストランで開催された。メンバーは8名、正会員が3名、準会員が5名である。正会員と準会員の違いは臓器の数が普通なのか、少ないのか、で決まる。もちろん少ない方が正会員である。

料理はゴマ油たっぷりできっと胆嚢に負担がかかるであろう中華鍋であった。牛肉、豚バラ肉をゴマ油で炒め、鶏がらスープを入れてそこに白菜、ほうれん草、肉団子、魚のすり身団子、エビ、カニと豪華な具が入る。それをとき卵にすき焼きのように入れて、豪快に食べるともうたまらない。後半は春雨にワンタン、エビ餃子などが入って今度はポン酢のタレで食べる。これもまた目先が変わって美味しい。

最後は食べ終わった鍋にラーメンを入れて食べる。。「究極のラーメン」と名づけられでいるが、これがダシが効いて、大変なことになっている

そしてトドメはフワフワの杏仁豆腐。本場の味を超越した東京で一番美味しいデザートと言っては大げさか。

石頭火鍋は紹介制になっている。とってもわかりにく場所にあるが、一度行った人は必ず友達を連れて帰ってくる。宣伝しない、看板がない、にも関わらずお客さんで一杯。これからの季節、さらに予約が取れなくなりそうである。興味のある人は電話して内藤からの紹介と言って予約をどうぞ。鍋コースが5千円プラス飲み物でリーズナブル。お腹一杯になることは間違いない。

夢堪能会は美味しい料理と楽しい会話で充実の第1回を終えることができた。

石頭火鍋
港区六本木7-3-24 竜土ハイツE号
03-3403-9888

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2005年9月20日

静岡のうなぎ

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3連休は出張で終わってしまった。3日でセミナーを6回やってのべ12時間話したが、疲労感の中に充実感を感じることができた。静岡のセミナーも終わってから出席者の方に早速メールで感想などを送っていただきとてもうれしい気持ちになった。

そんな仕事三昧の中、このBlogは食べものの話ばかりなので本当に仕事をしているの?と疑問に思う方もいるかもしれない。仕事で完全燃焼するとその後はデジカメ片手に食べまくり。おかげで体重が3日で1.5kgも増えてしまった。

この方から静岡の美味しいお店ということで情報を提供していただいたのが、いし橋のうなぎである。丸ごと1匹のうなぎがさかれている。独特の甘いけどしつこくないタレと身がぷりぷりした弾力性のあるうなぎがワイルドに提供されている。これは飽きない味であった。

静岡の魚は東京で売っているものと何かが違う。いし橋のうなぎもタレが多すぎで甘いかなと思ったが、後味はあっさり。ワイルドなうなぎの味を楽しめた。気がつけばご飯もうなぎも完食していた。

これでキャラバン第一陣は終了。しかし来週は千葉と神戸で同じセミナーが予定されている。せっかく行くのだから、セミナーは全力で説明をし、終わってからは全力で食を楽しみ、Blogに反映させるようにしたい。

いし橋
静岡市西中原1-6-13
054(286)0429
営業時間:11:00 - 14:30 17:00 - 20:30
土・日・祝日は 11:00 - 20:30

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2005年9月19日

静岡の魚

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京都の次は静岡である。新幹線で9時前に静岡駅に到着するとこのお寿司屋さんにタクシーで向かった。一見普通のどこにでもあるお寿司屋さんであるが、出てきたものはすべて絶品。新鮮な素材を堪能した。その中でもエビの頭の塩焼きはエビ味噌が中に入った日本酒の友であった。日本酒は地元の磯自慢。旅の疲れが吹き飛ぶ爽快な夕食(夜食?)になった。

それ以外の刺身も絶品、握りもすべてが美味しく、寿司は別腹とばかりに大量に食べまくってしまった。

それにしても東京以外の場所はどこも物価が安く、何でも近くにあって便利で生活が豊かである。地方に来るたびに東京にいる意味は仕事以外に何があるのか、と自問してしまう。

すしやの市
静岡市常盤町2丁目7-1
054-255-8262

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2005年9月17日

キャラバン隊全国行脚

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オルタナティブ投資商品 アジアフォーカスのファンド説明会ということで3連休は大宮、横浜、京都、静岡に出張することになった。本日は午前中は大宮で130人のお客さま。午後は4時から新横浜で170人のお客さまに説明をさせていただいた。終了後に質問のある方とお話していると内容をしっかりと理解している方が多く、講師としては手ごたえを感じることができた。

新横浜ではプリンスホテルのホールで5時50分にセミナーを終了した。予定より早く終わったので時間を繰り上げて、6:10ののぞみに乗ろうとしたら普通席は満席であった。禁煙の普通車は6:50までない、と言われ、約5千円のグリーン料金を自腹で払い京都まで行った。贅沢な気もしたが、移動と2回の説明会で疲れた体にはリクライニングのシートは心地よく時間も短縮でき値段に見合う価値はある、と自分を納得させた。

京都に着くとそのままタクシーで竹くらべというお店に行って京都の和食を堪能することにした。しかし赤ワインを飲みながら食べたせいなのか一番美味しかったのは牛スジ(写真)であった。このお店は3人で飲んで食べて一人7千円とリーズナブル。しかし京都というより大阪のような食後感だった。思い描いていた京都の夜とは何だかイメージがずれてしまったがこれはこれで満足した。

18日は京都で午前中はファンド説明会、午後は資産設計塾のセミナー。夕方にはまた新幹線で今度は静岡入りする。静岡には一体何があるのだろうか。美味しいお店をご存知の方は是非教えてください。

竹くらべ
京都市中京区室町通押小路東入ル北側蛸薬師町292
075-223-2488
営業時間 17:00〜22:00

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2005年9月 9日

常連と一見

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<業務連絡>新創刊月刊誌「月刊 旬なテーマ」(9月10日発売)の巻頭特集は「内藤忍さんに資産運用のやり方をちゃんと教えてもらう」です。約40ページで資産設計のエッセンスをコンパクトにまとめた内容になっています。書店でチェックしてみてください。
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投稿者 shinoby : 23:34 | コメント (0) | トラックバック

「内藤忍のグルメ設計塾」(仮称)

<業務連絡>マネックスメール名物のこのコラムがBlog化されました。でもマネックスメールとは時差があります。
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昨日のBlogには本当にたくさんの参加希望があってびっくりしながらもとても感激した。そんな期待の大きさに応えてもらおうと真鴨堂にプランを立ててもらった。題して「内藤忍のグルメ設計塾」(仮称)。まあタイトルは半分冗談だが、中身は真面目にやってもらおうと思っている。こんなラインアップでシリーズ化することを考えている。

1.フランス産鴨vs国産真鴨 with 赤ワイン
フランス・バルバリ鴨と国産真鴨の食べ比べ。フランス産ワインと国産ワインのテイスティングとともに。

2.あぐう豚vsイベリコ豚 with ワイン
沖縄産あぐうとスペインイベリコ豚の食べ比べ。それぞれに合うワインを調理法とともに紹介。

3.秋田比内地鶏vs名古屋コーチン with 地酒
二大地鶏の対決。炭火、鉄板焼、煮物の三番勝負。それぞれにあう地酒とともに。

4.ニュージーランド産ラムvs北海道産ラム with 赤ワイン
話題のラム肉。ニュージー産と国産の食べ比べ。それぞれにあった赤ワインを厳選。

5.東京軍鶏vs奥久慈軍鶏 with 地酒
話題の軍鶏対決。東京vs茨城の関東戦。刺身、炭火、鉄焼、鍋の4番勝負。関東の地酒とともに。

6.フォアグラvs白レバー
フランスのフォアグラと地鶏の白レバーの食べ比べ。さまざまな調理方で。

7.豪州産黒毛牛vs国産黒毛牛
日本生まれ、豪州育ちの黒毛和牛と純国産和牛、飼育環境による味わいの違いを味わう。

(上記はまだ確定したわけではありません・・・)

何だか「どっちの料理ショー」のような内容であるが、食べるのが好きな人にちょっと知識も得てもらいながら普段食べることのできない組み合わせで食材とお酒をエンジョイしてもらうのが目的である。

30名以上の方からコメントをいただいたので開催の方向で検討したいと思う。第1回は日程を確定したらこのBlogで再度正式募集をする。それまでしばらくお待ちを。

内容、開催日、予算、タイトルなどご意見ありましたらまたコメントをお願いします。

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2005年9月 7日

ソムリエに聞く 鴨と赤ワインのマリアージュ

8月12日のBlogに書いた真鴨堂(青山)の鴨は今でも忘れられない。秋になって季節はジビエの時期になり一層美味しくなっているのかと思うとまた行きたくなってきた。

オーナーに聞くと、8月のBlogを見て来ました、と来店する人がもう10人以上いるらしい。料理もBlogで注文したものと同じものを食べている人が多いという。果たして満足していただけたのだろうか?

前回食べていて思ったのは肉にはワインとの相性があるということだ。野生の鴨のような強い料理ではブルゴーニュの1万円程度のワインでは対抗できない。同じ値段ならシラーのようなスパイシーなワインを合わせるのがリーズナブルである。

そんな話をしていたら、このBlogの読者で鴨を食べたい人がある程度集まれば店を貸し切って、ソムリエの方のワイン講義とディナーのセットを1人1万円くらいで企画しても良いですよ、と言ってくれた。きっとこのBlogを読んでいる人の多くは食べること飲むことが好きだろうからということで考えてくれたらしい。

平日の夜は仕事が急に入ってキャンセルになる人もいるだろうから例えば土曜日の夕方に20人くらいで開催、会費は税込み1万円で鴨料理とそれに合わせたワインが15本。一人グラスで4−5杯は飲める。さらに最初に30分くらいソムリエの方の解説を聞く。あとは集まった人たちでひたすら美味しいものを食べる。もちろん私も参加者の一人として資産設計はしばし忘れて楽しみたい。

こんな企画、もし希望者が多ければ日程をきちんと決めて募集をこのBlogだけでやってみようと思う。その前に市場調査ということで、もし日程が合えば参加を検討したいという方はコメント欄にその旨書き込んでもらえないだろうか?(コメントゼロだったら、恥ずかしいが・・・)

題して「ソムリエに聞く 鴨と赤ワインのマリアージュ」、実現して評判が良ければ定期開催で美味しいものをどんどん探していく・・・と将来の夢だけは膨らんでいる。

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2005年9月 6日

男 ひとり寿司

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こんなタイトルの本が一時話題になっていたが、小雨の中この店で「男 ひとり寿司」をした。

下北沢の駅でお店をやっていたが隣の焼き鳥屋さんの煙がいやで、との時のお客さんが建てたビルの地下に半年前に店を移転したという。住宅地の中に突然見える小さな看板は入るのに勇気はいるが、一歩踏み入れると「美味しいものオーラ」が出ている。食べる前から「当たり」を確信した。

冷酒を2本飲みながら、つまみがタイ、かつお、たこ、赤貝、穴子白焼き、菊芋とうに、いくら、さば、と続き、握りはコハダ、墨烏賊、車えび、トロ、たまご、穴子・・・とこれだけですっかりお腹いっぱい。ネタのクオリティは最高、ごはんもいい味である。

小雨の中広いカウンターは客はひとりだけ。貸切状態の贅沢な空間で美味しいお寿司をたべながら、大将の寿司談義を聞いて勉強にもなり、大満足して店を出た。2時間で会計は1万数千円であった。

確かに安い寿司ではないが、中途半端なワインを飲みながら中途半端なフレンチを食べるより圧倒的にコストパフォーマンスが良い。

毎週は無理でもたまに「ひとり寿司」したいときには迷わずご近所のこのお店を選びたいと思う。

世田谷区代沢5丁目17番地6号 はなぶビル地下1階
03-5481-9537
午後6時〜(11時半くらい)
定休日 水曜日

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2005年8月12日

鴨料理(特典付き)

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マネックス証券時代の同僚と素晴らしい料理を楽しんだ。青山にある「真鴨堂」という鹿児島産の野生の真鴨が食べられるお店である。表参道の駅から骨董通りを歩いていったビルの地下にひっそりとあるお店。リニューアルしたばかりということで木目を生かした内装は落ち着く。

和風の雰囲気で焼酎もかなり充実しているが、鴨にはやはり赤ワインである。しかもブルゴーニュのような繊細なワインよりオーストラリアのシラーのようなスパイシーなワインが良く合う。

地鶏も美味いが、何といっても鹿児島の野生の鴨がこの店のウリであろう。真鴨のローストを頼んだが、高級フレンチのような一皿が出てきて赤ワインがすすむ。やわらかく香りも最高。レベルが高い。鴨があまりにうまいので、真鴨のすき鍋まで頼んでしまった。これは鴨をすき焼き風にして食べる。素材が良いのでどうやって調理してもとにかく美味しい。

お店の人に聞くと、網で現地で捕まえた真鴨を新鮮なまま空輸してさばいているらしい。肉も鮮度が命なのだろう。

ところで、このBlogの話をしていたら、店長の大川さんが「内藤さんのBlogを見たと言ったお客さんには、グラスワイン1杯サービスしますよ」と約束してくれた。イケメンの大川店長に直接言えばきっと笑顔で対応してくれる。大川店長がいる限りいつでもサービスしてくれるらしい。

6月21日にも日本一の鴨料理の店に行ったが、バリューという意味ではこちらに軍配が上がる。小さなお店なので予約してから行った方が良い。もしこれを見て真鴨にチャレンジした人がいたらコメント欄に是非感想を書いて欲しい。

真鴨堂
港区南青山6-2-10TIビルB1F
03−5766−8108
月−金 18:00〜4:00
土    17:00〜23:30
※日祝 休

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2005年8月 7日

山羊汁

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クセのある食べ物は意外と好きな方である。犬も熊も蛇も蛙も(大好きというわけではないが)別に抵抗なく食べることができたが、山羊(やぎ)はかなりの強敵であった。

地元の人にすすめられて一度「経験」した方が良いということで、山羊料理専門店をホテルに紹介してもらい、夕方出かけてみた。

予約をしていったが客はまばら。一見普通の居酒屋であるが、メニューは山羊だらけである。お店の人と相談して、山羊の刺身、山羊汁、山羊チャーハンと頼んでみた。

山羊の刺身はクセが無く食べやすい。豚の耳と同じような食感があって味はあまり感じない。しょうが醤油をつけて食べたが、これは言われなければ何の肉かわからない味であった。味というより食感を楽しむものだと思う。

山羊汁、これは強烈であった。肉と香草の野菜が煮込んであるだけなのであるが、スープの香りが何とも強烈である。獣の匂いがプンプンしてくるのである。病み付きになる人もいるらしいが、残念ながら途中でギブアップした。食べ終わった後もその強烈な香りが残っていて、思い出すと何とも言えない気分になる。

山羊チャーハンは普通のチャーハンに山羊の肉が入っているだけ。これは少しクセがあってもチャーハンということで何も気にせず食べられる。それでは山羊にする意味が無いのだろうが・・・。

地元の人でも最近は山羊を食べる人が減ってきたようだ。確かにこの料理は万人受けするものではなくくさやや鮒すしのような一部のマニアックな愛好者向けのように思う。

最近は東京でラム(羊肉)が人気になっている。羊もクセがあって食べられないという人がいるが、そんな人には山羊は人間の食べるものとは思えないだろう。

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2005年8月 4日

真剣勝負

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マチュアライフ研究所の代表の方と2人で真剣勝負で語り合った。

このお店のご主人のひでさんはかつて池尻大橋で小さなお店をやっていたが、評判になって西麻布に進出した。料理はさつま地鶏と黒豚それに刺身もあったが、最後に食べた鍋とそのダシで作ったラーメンは秀逸であった。 しかし何といっても1番は最初に頼んだ岩ガキが最高であった。ぬるっとした食感が冬のカキにはない不思議な味わいで素晴らしい。

そんな料理を楽しみながら前半部はひたすら説教を受けることになってしまった。自分の不徳のいたすところであるが、色々と迷惑をかけたことについて説明し謝罪をすることになった。その後後半は仕事に対するお互いの熱い思いを交換し合い、人生観の奇妙な一致に驚いた。

それにしても彼女は言葉を選んで人に伝えることのかけては天才である。今日話していて、自分も早くその域に達したいと心から思った。

ちなみに21日にマチュアライフ研究所主催のセミナーがあり、渋井さんと私で講義&トークという企画の打ち合わせが本日の本題であった。このセミナーは前評判が高いらしく、告知してわずか12時間で400人の受付を締め切ったらしい。しかも会場を大きな場所に変更して、それでも未だに追加の申込を断っている状態だという。

そんな人たちの前で何を話せるのかプレッシャーでもあるが、申し込んでもらった方に価格以上の価値を提供できるよう、いつもの通りの完全燃焼で臨みたい。

真剣勝負は辛いこともあるが、振り返ったとき悔いを残さない唯一の方法なのである。

ひで
東京都港区西麻布2-25-24 西麻布FTビル3F
03-5467-6943
18:00〜0:00 L.O夜0:00

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2005年7月28日

ソニービル ミニセミナーの前に

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12:15からマネックスラウンジ@銀座でミニセミナーを開催した。ここだけの話ということでせっかく暑い中いらしていただいたので大サービスで自分の画面を見せながら株式投資、為替保証金取引、そしてオルタナティブ投資までの説明を40分で行った。ちょっと早口で慌しい感じであったら果たして理解してもらえただろうか。

セミナーが始まる前にソニービルの一階にある「パブ カーディナル」という店でハンバーグを食べてみた。英国風パブのランチタイムになぜハンバーグなのか?という疑問を持ち、それほど期待しないで入ってみたが、美味しいのに驚いた。

セットで出てきたコーヒーも、ハンバーグのつけ合わせのマッシュポテトも秀逸である。ハンバーグは中がジューシーで味も良い。このセットで950円は意外な掘り出し物であった。

という訳で気持ちよくランチを食べて元気になったところでセミナーに突入することができた。いつになくテンションが高かったとすればそれはきっとこのハンバーグが理由だろう。たかがランチであるが、ここでも人間の満足度は期待と現実のギャップであることを確認することができた。


パブ カーディナル
東京都中央区銀座5-3-1 ソニービル1F
地下鉄銀座駅 徒歩1分 
03-3573-0011

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2005年7月21日

うなぎ

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上海出身の彼女がうなぎを料理すると日本人とは一味違う方法になる。日本人ならうなぎといえば蒲焼がほとんどであろう。お店で食べるか、焼いてあるうなぎを買ってきて暖めてからご飯に乗せて食べるというパターンである。

彼女曰く「上海の人は死んだものは食べない」。うなぎも生きたうなぎをお店でさばいてもらって家に持ち帰る。そして熱湯をかけて表面のぬるみのある皮を手袋を使って剥いで、それから身をぶつ切りにして紹興酒、しょうが、ねぎ、塩だけを乗せて、一緒に蒸す。しばらくするとうなぎの脂が皿にしみだしてくる。

ぷりぷりした身を食べると日本のうなぎの蒲焼よりワイルドでコクのある味を楽しめる。素材の新鮮さがあるから調理法がシンプルでも充分に美味しいのである。

このうなぎをご飯に混ぜて食べるとうな丼とは別世界の美味しさが待っている。ご飯をかきこむ、という表現がピッタリのいくらでも食べられるご飯の友になるのである。

うなぎ好きの人に是非新鮮でシンプルなこの調理法を味わって欲しい。

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2005年7月 8日

はなくじら

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昨日のBlogのコメントで推薦された「はなくじら」に大証のセミナー終了後、マネックス・ビーンズ証券の社員と行ってみた(ばんびさん、情報ありがとございました)。

10時近いというのにお店はほぼ満席。タイミングよくカウンター3席が空いたので生ビールを頼んで、おでんをガンガン食べ始める。

決して高級な店ではないが、活気があって楽しいお店。生ビールが300円と良心的。おでんの値段は書いていないが安心して注文できる雰囲気だった。たこ、ホタテ、ねぎ間、だいこん、じゃがいも、ねぎ袋、きんちゃく、がんもどき、たまご・・・いくつ食べたか覚えていない。とにかくビールと日本酒でおでんを食べまくった。

知らない間に隣に座った70歳のおばあちゃん(近所の人で風呂上りに1人でふらりと来たらしい)と仲良くなり、おでんを食べながら関西トークに入っていった。証券会社で資産運用しているというので、マネックス・ビーンズ証券を知っているか?と聞くと知っているというではないか。土曜日の説明会に誘ってみたが、果たして来場してもらえるだろうか。

2時間ほど食べきれないくらい食べて、会計は3人で7800円だった。素晴らしいコストパフォーマンスである。大満足で店を出た。

はなくじら
大阪府大阪市福島区福島6-20-6 藤井ビル1F
(JR大阪環状線福島駅から徒歩5分)
06-6453-3758
営業時間 16:30〜24:00
定休日 日曜、祝日

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2005年7月 3日

シターラ

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青山の一角に素敵なインド料理店を見つけた。シターラというお店は内装がイタ飯のお店のような白を基調としたすっきりとしたセンスでインド料理店には見えない。お店はそれほど広くは無いので写真で見るほどの豪華さはないが、まあ充分である。

料理がしっかりしているのがウリである。カレーもシーク・カバブも美味しかったが、特筆すべきはゴーシュト・ダム・ビリヤニ(ラム煮込み入り特製炊き込みご飯)。2200円とこの店の料理の中では高い方であるが、羊の肉とご飯がツボの中で炊かれて出てくる。これは味わい深く、他の店にはないメニュ。ヨーグルトをかけて一緒に食べると日本では味わえない世界に入ることができる。あまりの驚きに完食した。

ベジタリアン料理が充実しているので試してみる価値大である。2人で3皿くらいでお腹いっぱいになるのでコストパフォーマンスも非常に良い。

グラスワインを飲みながらカレーを食べていたが最後には諦めてビールにした。カレーにはやはりワインではなくビールである。


シターラ
港区南青山5-7-17 小原流会館B1
03-5766-1702

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2005年6月21日

鷹匠 寿

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すごい鴨を食べた。浅草にある紹介でしか入れない店といわれる鴨のお店である。数ヶ月前に銀座の寿司を紹介してくれた留学時代の同級生がアレンジしてくれた。さすがの人脈である。

前菜から数品のつまみが出てきたがこれらははっきり言って凡庸である。この店の真骨頂は板の上で一枚づつ焼いてくれる鴨である。一枚一枚の焼き方を変えて出してくれる。それを大根おろしにつけて食べる。味付けは醤油だけ。何ともシンプルなのであるが奥が深い。肉は柔らかくしかも強い香りがあって炭でいぶされた香りと相まって独特の味わいがたまらない。

この鴨にはボルドーのこってりしたワインが良く合う。知らない間に4人で赤ワインを3本開けてしまった。ボルドーを合わせることで肉のクセがいっそう引き立ち満足度がさらに高まる。

ちなみにこの店はワインの持ち込みができる。近くに酒屋さんがあって、浅草の裏通りにあるのにそれなりの品揃えになっていて驚いた。聞けば青山のワインスクールの講師をしている人が店長だとか。

〆に出てきたのがチキンで作ったチャーハン。上に浅草のりが載っていてこれも何とも軽快で食べやすい。あまりに美味しいのでつい食べ過ぎてしまった。

会計は酒代別で一人2万円。これが高いか安いかは微妙であるが、これだけの鴨は今まで食べたことが無いということだけははっきり言っておこう。ワインを入れると3月30日に食べた銀座のお寿司とどっちがいいか?究極の選択である。

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2005年6月15日

西麻布 赤のれん

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お酒を飲むとラーメンが食べたくなることが多いが、最近はさすがに普通のラーメンは食べることは無くなった。次の日の朝に後悔することがわかっているからである。

そんな中でも比較的量が少なく食べられるのが九州とんこつラーメンだ。東京には色々な店があるが、美味しいお店は意外に少ない。西麻布で入ったのが「赤のれん」だった。

このお店は客層も店の雰囲気も決して美味しいお店には見えない。ほとんどが酔客(私も含めて)で、餃子とラーメンを食べているような中年のカップルがいたりする。

しかし出てきたラーメンは麺がやややわらかいが、スープはとんこつ醤油というような感じで食べやすい。量も丁度良くあっという間に食べてしまった。食べ終わった後の気持ちの悪さもなく東京で食べた九州ラーメンでは秀逸な部類だと思った。

一蘭、じゃんがら、福のれん、なんでんかんでん・・・色々食べたが有名なお店ほどがっかりさせられたりするものだ。

赤のれん
港区西麻布3-21-24
03-3408-4775

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2005年6月10日

ブルゴーニュワイン

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エルバージュの店長の吉田さんは本当にワインを愛している人である。久しぶりにお店に行ってカウンターでワインを堪能した。昨年の胆石の手術以来足が遠のいていたのだが、グラスで美味しいワインが色々楽しめるというお店のコンセプトにさらに磨きがかかっていた。

本日の目玉はDRCのロマネサンヴィヴァンの1980年。グラスで40mlで●千円というものであるが、いきなりグラスから立ち上る強い香りに完全にやられてしまった。しっかりとした香りと味が最後まで崩れない最高のワインであった。家で飲もうかと思って、ボトルの値段を聞いたが、買っても多分飲まないような値段なので聞いても無駄であった。

雨の金曜日でお客さんが来るかわからないのに新しいワインを開けていく。グラス売りなので残ったら全部お店のリスクになってしまうのに、である。カウンターで飲んでいたらカルヴァドスやらモルトやら色んなお酒をテイスティングまでさせてくれた。

DRCとLeroyの話などワインは奥が深い。帰り道にまたDRCのロマネサンヴィヴァンの1980年の香りが脳裏に浮かんだ。ブルゴーニュワインの美味しいものは本当にたまらない香りと舌触りがある。

ちなみに吉田さんの発行するメルマガも面白い。登録したい方はお店に行って聞いてみてください。

東京都港区西麻布4−2−13 八幡ビル2F     
03−6419−3889
19時〜1時まで(月曜から金曜)
17時から〜24時まで(土曜)・日祝休

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2005年6月 4日

アオテア・ランギ

恵比寿に行く用事があったので、ネットで探したアオテア・ランギというニュージーランド料理のお店に行ってみた。

Green Mussel(グリーン・マッスル)というムール貝が看板料理。8ピースで1200円ととってもリーズナブル。プリプリの貝をソースに浸して食べるとこれはいくらでも食べられる味。ワインはニュージーランドのものしかない。ソービニオンブランのグラスワインが何種類かあってこれを順番に飲んでいくと丁度良い。ワインとムール貝でまずはゴキゲンである。

料理は新鮮なムール貝以外にもシャコ、ホタテといったシーフードがなかなか良い。あまり凝った料理ではなく素材をシンプルに調理した感じでまたこれが白ワインとよく合う。

カジュアルなお店であるが料理もワインもツボを押さえているのではずれが無い。羊のローストも頼んだがこれまた厚切りの骨付きラムがシンプルに焼いてあっておいしかった。

こんな店が近所にあれば、と思うような使い勝手の良いお店。会計もカジュアルでこれもうれしい。日本にいることを少し忘れられるような不思議な感覚になるお店であった。

Aotea Rangi(アオテア・ランギ)
東京都渋谷区恵比寿1-21-18 ライツ恵比寿1F
03-3447-1496

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2005年5月28日

四川一貫の坦々麺

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昔はお酒を飲むと最後の締めにラーメンというパターンが多かったが、最近はそこまでの胃袋は持ち合わせていない。とは言え翌日までお酒が残っていると朝食を抜いてお昼はラーメンというのは悪くない。

そんなパターンになったのがまさに今日だった。会社に休日出勤して仕事をしているとき急に思い出し、どうしても食べたくなったのが四川一貫の坦々麺(700円)である。

四川一貫は神保町から少し歩いた東京電機大学の校舎がある一帯にある。お世辞にもきれいな店とは言えないし、看板や店構えのセンスからも美味しいお店には見えないのであるが、ここの坦々麺は車で来るくらいの価値はある。

麺が細くて腰がある。スープはキャベツとひき肉、それにネギだけのシンプルな具で構成されている。特別辛いわけでもないが、コクのあるスープが細めんに絡んでこれが何ともうまい。キャベツは火の通りが丁度良くシャキシャキしている。ひき肉にはとろみが付いていて独自の世界になっている。

坦々麺は好きな食べもので色々食べたが、この店のあっさりしていてこってりしている不思議な味が結局一番食べ飽きない気がする。

坦々麺の他にもマーボー麺や冷麺も美味である。でも最初は坦々麺を是非味わってほしい。

四川一貫
千代田区神田錦町2-2
3291-9787

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2005年5月22日

ワイン会

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神田のレストランで開催されたワイン会に人づてで参加させてもらった。ワインセラーを3つも持っているという北村健一さんという方がセラーからとっておきのワインを提供していただき、素晴らしいワインを堪能した。

会のアレンジは銀座のワインバーでソムリエを勤める河田さん。ほとんどが初対面の方ばかりであったので少し不安であったが、ワインの薀蓄を語る人たちではなく、本当に飲んで楽しむことのできる人たちばかりでリラックスできた。ワイン好きという共通項でまとまってしまうから不思議である。

今日のワインのメインは1948年のミュジニー マソンデュボワであった。60年近い歳月を経ているのに濃いワインレッドのワインは若い中に枯れた熟成の香りがあって何とも素晴らしいものであった。やはり時間はお金で買えないことを実感した。ワインは文章で表現すると陳腐なものになってしまう。実際に飲んだ人以外に感動を伝えるのは極めて困難だ。

他にも1982年のCh.Leoville Poyferreやら、1998年のClos de la Roche V.V.Domaine Ponsotなど美味しいワインばかりであった。値段は聞くのが怖いのでやめておいた。北村さんに感謝である。

会場となったボンヌ・マールは名前からわかるようにオーナーがブルゴーニュワイン好きである。お店はおじんまりとした簡素な造りであるが、料理は純粋フレンチと言うより洋食の影響が強いこだわりの味であった。気の置けないワイン会にはピッタリであった。

ボンヌ・マール (ボンヌマール)
千代田区内神田3-4-4 寿々木ビル1F
03-5256-6680
営業時間: 11:30〜14:30/17:30〜LO23:00、
土11:30〜14:30/17:30〜LO21:30
定休日: 日・祝

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2005年5月13日

トマトのおでん

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今週は後半何だか冬に戻ったように寒くなった。こうなると温かいものが食べたくなる。昨年の冬にお世話になった銀座よしひろに行っておでんを食べた。

この店はまず構造が面白い。銀座一丁目の路地裏に3軒に別れて同じ名前のお店がある。でも同じビルに入っているのである。お客はどの店でも同じものを食べられるが、それぞれが独立採算になっているらしい。1階の左側のお店に入った。

ここで飲むのは焼酎のおでんのだし割りである。最初に聞いたときは単なる話題作りの飲み物かと思ったが、飲んでみるとこれが味わい深い。自分で焼酎を入れて、お店の人におでんの鍋から注いでもらって温かいのを飲むのである。おでんとの相性は当然良い。

おでんも変わっている。野菜が中心でさつま揚げ、ごぼう巻きといった練り物がない。最初がさつまいもと大根とわかめ。その次にキャベツ。そしてトマト、という具合である。おでんに使っているトマトは千葉の桃太郎。すべての野菜の産地にこだわっている。薄味で自然な味。食べた後のすっきりした感じがヘルシーである。

唯一の不満は会計。高い訳ではなく、値段の変動が激しいのである。こんなに食べてこんなに安いの?と驚くときもあれば、たったこれだけで5千円?というときもある。どちらの値段が正しいのか良くわからないが、何回か通えば平均単価は下がる。

焼酎の2ヶ月有効のボトルを残して店を出た。2ヶ月以内にもう一度誰かと行きたいと思っている。

銀座よしひろ
中央区銀座1−5−14
5250−0058

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2005年5月 7日

グラン・クリュ

<業務連絡>
続・資産設計塾の原稿は、日中にテラスでiTunesを聴きながら書きまくり、何と125ページになりました。まだ考えないといけないことがたくさんありますし、図表もこれからですが、一応編集者の長岡さんとの約束を果たすことができて一安心です。
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今日もまたデジカメを忘れてしまったが、そんな日に限って美味しいお店に偶然当たったりする。

下北沢にあるこのお店は前から存在は知っていたが入る機会がなく今日初めてディナーを楽しんだ。

グラン・クリュというくらいだからワインはさすがに品揃え豊富である。値段はそれなりであるが、Leroyのブルゴーニュ(1998)なら7500円でフルボトルが楽しめる。

料理もなかなかであった。フランス産 ホワイトアスパラガスと帆立貝のポワレ(\ 2,000、Asperge Blanche et du st-jacques poele)はしっかりとした味が楽しめたし、羊のグリルや和牛テールの赤ワイン煮込み(Queue de b?uf braisee au vin rouge、\ 3,400)はフレンチらしい濃厚な味わいでナイスだった。

お店は決して広くないし、内装がゴージャズなわけでもない。しかし下北沢にこんなにまともなワインを飲ませるお店ができたのは本当にうれしいことである。

次回はランチタイムにグラスシャンパンでも飲みながらゆっくりと時間を過ごしてみたい。人生最良の一日が味わえそうだ。

グラン・クリュ
Gran Cru
世田谷区北沢2-12-3 
下北沢駅南口徒歩1分
3419-0559

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2005年4月29日

1000円のカレーうどん

早稲田オープンカレッジで6時半から水曜日の講座がある。会社から地下鉄で行くときに乗り換え駅である日本橋で降りたとき急にあの店のことを思い出し、夕ご飯として食べてみることにした。

Coredoの4階にあるここは巣鴨にあるときから有名であったが、最近は新しいビルにテナントとして大量出店している。果たしてこんなに店を出しまくって味に影響は無いのだろうか。

お店は空いていた。一番安い普通のカレーうどんを頼んだ。

5分も立たないうちにすぐに出てきたのは黄色い独特の色のカレーうどんであった。和風のだしが効いたスープはお蕎麦屋さんで食べるカレー南蛮を思い出させるが、牛乳が入っているのか味わいがとてもマイルドである。そして甘みを出すのにたまねぎのみじんきりが入っていてカレー、たまねぎ、かつお節のハーモニーがこの店のオリジナルだと思われる。

うどんはこしのある味で悪くないが、何と言うかカップヌードルっぽい歯ごたえなのである。あまり麺には特徴はない。スープは味が濃く、後から結構辛いと思うのであるが、結局最後まで飲み干してしまった。口当たりが良いのである。

個人的にはもう少しピリッとしたスパイシーなカレーが好きなのでもう一癖欲しいのであるが、一般的には食べやすいカレーうどんということで万人受けするだろう。

ちなみに私が一番好きなカレーうどんはここである。

さて古奈屋の最大の問題は価格である。カレーうどんに1000円は高すぎではないだろうか。値段は残念ながら万人受けしないだろう。毎日食べるというわけにはいかない。たまに変わったカレーうどんが食べたい、というときに行ってみる店というのが私の評価である。

本店に行くと味が違ったりするのだろうか。

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2005年4月25日

揚げネギそば

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週末は七つ海堂という近所の蕎麦屋さんに2回も行ってしまった。いつも安定した味で楽しめる。以前にもみょうがそばを紹介したことがある(2004年9月12日)が、今回のは温かいそばである。

前に書いたように温かいおそばはカレー南蛮以外は食べない方が良いというのが私の意見であったが、最近は二八そばの店などではかき揚げそばなんかを平気で注文する。それは、そばが崩れないので後になっても味わえるからである。そばがゆるい店、例えば代々木公園のおくむらなどは温かいそばは禁物である。

七つ海堂の温かいそばもしっかりとした歯ごたえで最後まで楽しめる。油揚げとネギのシンプルなコンビネーションがそばにマッチしてこれまた美味しいのである。油揚げにもこだわっているようであっさりしていて脂っこくないのが良い。

この店はつまみがやや品数少ないのと閉店が早いのが難点であるが、それ以外は近所にあってよかったと思える地元の名店である。

住所:東京都世田谷区代沢4−42−8
電話:03-3795-7726
12時〜14時、17時30分〜20時30分(土・日・祝12時〜14時30分、17時〜20時)。 水曜、第1・第3・第5木曜休

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2005年4月13日

トレーサビリティ

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<業務連絡>
女性限定、投資初心者限定です。くわしくはこちらから。
先着順ですのでお早めに。
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私は日本では献血できないできないことになっている。1990年にイギリスでローストビーフを食べたという過去があるからである。牛肉はどうやって育てられたか、その履歴を知ることができないと安心できない時代になった。トレーサビリティという概念である。

銀座にあるみやちく社長この方にご招待いただいた。この本の著者のご栄転のお祝いということで、この4月から社会人になって研修をはじめた私の彼女も同席させてもらった。

宮崎のJA畜産がやっているから「みやちく」というらしい。ゴージャスな内装に最高品質の宮崎牛が味わえる。どこで育てられた牛なのかホームページで毎日確認することができる。鉄板で焼く肉にもすべて生産者と番号が付いていて管理されているのである。

まあそんなトレーサビリティに関係なく素晴らしい肉であった。更にステーキの前後に出てくる料理もこだわりがあって楽しめる。カウンターでシェフと雑談しながら、みんなで盛り上がりとても楽しい時間を過ごすことができた。

ここではこの方が書いているウェルダンは勿体無い。ミディアムレアで是非。

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ドライカレー勝負

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<続・資産設計執筆日記>
現在33X30行で42ページになりました。昨日からあまり進んでいませんが、亀のように朝起きては書いています。皆様からのたくさんのメール、コメントのよるアドバイス、とても参考になります。ありがとうございます。週末までに最低50ページは行きたいと思っています。
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美味しいドライカレーを食べた、といっても焼き鳥のお店で、である。某人気月刊マネー雑誌の編集の方々と銀座の「鳥繁」に行った。焼き鳥も秀逸であった。特に鴨をわさびにつけて海苔を巻いて食べる一品はグッド。またやわらかいつくねも独自の世界である。しかし何といってもこの店の一番はドライカレーであった。

鳥のだしのスープで炊いたであろうご飯はやわらかいが一粒一粒がしっかりしている。そしてカレーの香りとたまねぎと鶏肉から醸し出される甘い味付けのハーモニーが絶品であった。

今まで食べてきた鳥がすべて前菜に感じられるようなシンプルではあるがパワフルな一品に全員がうなっていた。

このドライカレーを昼にランチでやったらかなりウケると思うのであるが、営業は夜だけらしい。

鳥繁
中央区銀座6−9−15
03−3571−8372

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2005年3月30日

バリューとは?

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<業務連絡>
2005年3月29日終値(3月1日寄付から運用開始)
プロの運用(1号ファンド) +0.32%
バリュー運用(2号ファンド) +13.32%
TOPIX −0.03%
日経平均 −1.14%

(3月8日スタート 3号ファンド) +4.68%
(3月16日スタート 4号ファンド) +0.28%
(3月23日スタート 5号ファンド) −1.85%
※本日から配当金込み、キャッシュを含めたリターンで表示しています。
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留学時代からの付き合いでスーパーグルメな友人に誘われて、彼の友人でこの会社のCEOをされている方と3人で銀座「さわ田」に行った。

予約時間が何と10時。それまでは空腹を我慢しながらひたすら仕事をする。10時過ぎると入り口の明かりが灯り、中に入ることができる。10時の前に予約するとしたら6時。1日2回転だけ、完全予約のお店である。お寿司は完全なお任せになる。といっても排他的な雰囲気ではない。ご主人の話を聞くと顧客満足度を考え抜いてのシステムであることがわかる。カウンター7席だけのひのきのカウンターがまぶしい。

つまみが次々に出てくるがどれも思わずうなる味が続く。白身魚、鳥貝、光り物、3種類のうに(まずこれにやられた)、あぶった平貝、とこぶし(あわびのような大きさ)・・・覚え切れない。ここまでで既に腹8文目。

そして握りがはじまる。マグロは赤身から大トロ、ヅケまで5種類、赤貝、かつお、車えび、はまぐり、穴子、コハダ、アジ・・・これも留まるところを知らない。最後は特製の玉子焼き(これは食べる価値あり)で締める。酢飯とネタのバランスが良く、またお寿司の形が美しいのが印象的。すべて1貫ずつでも量的には十二分である。

静かなカウンターに全部で5人のお客さん。10時過ぎにはじまったコースが一通り終わるともう1時である。3時間延々と魚を食べ続けるのになぜか飽きない。

日本酒を一人2合くらいに一通りのお寿司を腹いっぱい食べて、会計は一人34000円だった。滅多に来られない価格であるが、数ヵ月後にまた来たいと思わせる満足度であった。

バリューとは何だろうか、と考える。店を出て思ったのは少なくとも「さわ田」はバリューがある、ということだった。1時過ぎにタクシーで帰宅する。その帰り道でも余韻が楽しめる名店であった。

バリューとは絶対額で決まるものではない。本質的価値との相対感で判断されるものである。

さわ田
中央区銀座5-9-19
03-3571-4711
(完全予約制)

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2005年3月26日

ラーメン 喜楽

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わざわざラーメン店を探して食べに行くほどではないが、ラーメンは好きな食べ物の1つである。渋谷に出かけて久しぶりにラーメンを食べようと思えば、候補になるのは熊本ラーメンの桂花か喜楽、あるいは一蘭や味源(札幌ラーメン)あたりしか思いつかない。

今回は喜楽に行ってもやしワンタンメン(850円)を頼んだ。

昔からあるお店で味が変わったとか、まずくなったと評論するする人もいるが、喜楽ならではの個性は健在である。この店のラーメンは喉越しの良い太目の麺と焦がしたネギが入った甘めの醤油味のスープのコンビネーションが特長。そして全体に量が多く、脂っこいので若者向けである。スープの味わいが何となく懐かしい感じなのである。麺もここでしか味わえない独自のものだ。

ワンタンももやしもここでは脇役。直球勝負という渋谷らしからぬ味がずっと続いている希少価値のあるラーメン店である。

喜楽
渋谷区道玄坂2-17-6
03-3461-2032

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2005年3月22日

a hill

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<業務連絡>
2005年3月22日終値(3月1日寄付から運用開始)
プロの運用(1号ファンド) +4.32%
バリュー運用(2号ファンド) +14.20%
TOPIX +2.26%
日経平均 +0.92%

(3月8日スタート 3号ファンド) +7.81%
(3月16日スタート 4号ファンド) +0.86%
________________

ずっと行きたいと思っていた「ahill」にようやく行くことができた。この店は日赤広尾病院の近くにあるのだが、胆石で入院していた昨年の8月に週刊誌を読んでいたら料理の写真付きで紹介されていて、当時油分を摂取できなかったので食べたくてくやしい思いをしたことがある。そんな思い出のあるお店なのである。

人を食ったような店名とは裏腹に料理は極めて真っ当であった。スターター、セカンド、メイン、ご飯、デザートのBコースで6300円とリーズナブル。スターターはカキのソテー、セカンドは手長エビと頼んだがどちらも新鮮でしっかり味がついている。

メインの特製和牛ステーキサーロインは宮崎県都城牛ということであったが、口の中でとろける鉄板焼きのステーキとしては最高の調理方法であった。

ご飯は特製のahillカレー。これがまたうまい。最後のデザートまでクオリティが保たれていて安心して楽しめた。

今回は5人でテーブル席にゆったりと座ったが、ステーキの醍醐味を味わうならカウンターに座るのも良いと思った。火曜日だというのに予約で一杯。早めに予約しないと入れない人気店のようである。

ahill
東京都港区西麻布4-22-10 プレステージ西麻布1F
03-5766-2020

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2005年2月27日

サービスとは?

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八王子にあるうかい亭にランチを食べに行った。日曜日のお昼の予約をしようと思ったら何とカウンター席でも用意できるのが午後1時過ぎになるとのこと。何だか人気があるようだ。2時頃お店に到着したが、お客さまが次々に入ってくる。ステーキのお店なのであるが、おやつに食べるというのだろうか。

お昼は比較的リーズナブルになっているとはいえ一人コースで7千円近い。そんなに気軽に来ることができるようなお店ではない。なのにナゼこんなに込んでいるのか?

確かに味はしっかりしている。前菜からデザートまではずれが無い。メインのサーロインステーキは量も丁度よく、味はさすがに言うことなし、である。

しかしこのお店の最大のウリは移築の建物、接客、内装のセンスと料理の質のバランスが良いということであろう。美味しいお店、雰囲気の良いお店はあるが両方を満足させるお店は少ない。

うかいグループには他のお店では真似の出来ないハードとソフトの融合された商品が存在する。他には無い、という価値によって他の飲食店とは違った土俵でゲームをすることができるのである。

サービスで圧倒的な満足を得る最も確実な方法は、そこにしか無いものを提供することである。他に無いものであれば評価は相対ではなく絶対になる。

うかいグループは銀座にも進出した。うかい亭のこれからの課題は労働集約的でスケーラブルではないビジネスを拡大するときにどうやってクオリティを維持していくか、であろう。八王子で見せた圧倒的な差別化が銀座のビルの中にある店でどこまで出来るかはクオリティコントロールにかかっているからである。

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2005年2月25日

ねぎ焼き 山本

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大阪に出張に来ている。金曜日の午後に勉強会、そして土曜日の午後にも勉強会ということで金曜日は一人で泊まりである。

金曜日の勉強会が終わってから十三(じゅうそう)のお好み焼きに連れて行ってもらった。山本という創業40年以上経っている老舗のお好み焼き屋さんである。

タクシーで店の前まで行くとすでに行列である。しばらくして店内に入って注文をするが、まだ椅子の後ろに立って順番を待つことになる。

注文はねぎスジ(1120円)が定番ということでこれを頼んだ。それから待つこと約30分、ようやくカウンターに座ることができた。座るとまもなく注文したねぎスジが出てきた。

上から特製の醤油とレモンを絞り完成である。見た目は何だかシンプルなお好み焼きなのであるが、食べるとこれが驚かされる。中がふわふわになっているのである。作るのに30分以上かかっているが、弱火で山芋の入った粉をじっくり焼いていく作りかたのようである。

軽いのであるがスジとこんにゃくとねぎが絶妙のハーモニーで研究されつくした成果であるな、と感心する。

とにかく今まで食べたほかのお好み焼きとはまったく異なる料理ということができる。せっかちな大阪人が行列するだけのことはある。十三というちょっと行きにくい場所ではあるが、せっかく大阪に来たらタクシーで行く価値はある。

中井さん、石津さん、ご紹介ありがとうございました。

山本
十三駅西口から3分ぐらい 栄町商店街
大阪市淀川区十三本町1-8-4
06-6308-4625
13:00-22:00
休日:日祝

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2005年2月10日

中華素材の奥深さ

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<業務連絡>
「資産設計塾」4刷が決定しました。ありがとうございます。

ブックファースト銀座コア店(1月30日〜2月5日)
「ビジネス」ジャンルの9位になりました!
銀座4丁目交差点の「和光」の斜め向かい「銀座コア」の6階です。

有楽町三省堂(1月30日〜2月5日)
「ビジネスベストテン」の9位になりました!

BK1は9位でしたが、現在「金融・投資」の新刊ピックアップに出ています。
こちら

セブンアンドワイの「ビジネス・経済」の売上げでは34位となっています。
こちら

お買い上げいただいた方、心からの感謝をいたします。
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また生まれて初めて食べるものが増えた。「タツノオトシゴ」である。スープの具を探してすくっていたらいきなり実物大が出てきた。スープのだしに使うのだろうと思ったら、食べられるという。

食べてみると別に変わったものではない。穴子の骨を良く煮たようなもろい骨のような食感であった。胴体もそのまま食べても何ともない。

日本では食用にしているのは聞いたことが無いが、絶滅しつつある動物の1つだと思い込んでいたので合法的に食べて良いものなのか一瞬迷った。とは言えすでに調理されているので今更悩むこともなく食することにした。

リアルな形を見ていると、香港で行った海洋公園を思い出した。そこには水族館があって、タツノオトシゴも展示されているのを珍しいもののように見ていた記憶がある。

もう一度食べたいとは思わないが、人にはちょっと自慢したくなる「今まで食べた変わったものリスト」には入れられるだろう(だからこうやってBlogに写真を載せているのである)。

カブトカニと言い、タツノオトシゴと言い、中華の深さには驚かされる。カモの舌(これは美味しい)や豚の舌(砂肝のような食感)、鳩(リアルな形に食欲を無くす日本人が多い)などは序の口である。

投稿者 shinoby : 02:40 | コメント (2) | トラックバック

2005年2月 7日

海鮮三昧

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香港の郊外にある鯉魚門という街に行ってみた。地下鉄のKwun Tong駅からバスに乗り換えて15分ほど、さびれた港町のような一帯が見えてくる。夕方に行くと客も少ないらしく生け簀に入った新鮮な海鮮を売っている人たちがさかんに客引きをする。20軒ほどあるお店の一帯を一回りしたが結局小泉武夫(発酵学を研究する学者でありエッセイスト)のコラムが入り口に張ってあった店に入った。店の向かいの海鮮の店でまずは料理する材料を選ぶ。シャコ(体長20cm以上はある)と日本にもある棒状の貝、さらにカニと名前のわからない魚をチョイスした。

料理の方法はお店の人にお任せにした。貝は辛いソースで炒めて出てきた。新鮮な味に感動。歯ごたえがまったく違うし臭みがない。素材の新鮮さの勝利である。次に出てきたシャコは殻ごと揚げてあった。これもまた実がプリプリで何とも甘い味がする。魚は蒸して出てきたが、ソースとの相性が抜群でやわらかい実とソースをご飯にかけたが何杯でも食べられそうな絶妙な味加減。最後のカニはシャコと同じように揚げてあったがこれもまた実が詰まっていて美味であった。

ビールもワインも、紹興酒もすべてボトルでしかないと言われ仕方なくチンタオビールを飲んだが、この料理はきりっと冷えたソービニオンブランのようなすっきりした白ワインが最高に合うような気がした。

腹いっぱいになって、材料費が約700ドル(1万円)、調理代と酒代もチップもすべて入れて全部で1105ドルだった。海鮮の材料を決めるときにディスカウント交渉をまったくしなかったので、それをやれば1割−2割は安くなるかもしれない。

しかし一人8千円くらいでこれだけの新鮮な海鮮を堪能できるのはとってもお得感があった。何よりあんなに大きなシャコや見たことの無いような魚を丸ごと蒸してもらうのは日本では経験できないことである。

という訳で香港の最高の食事はどうやらこの海鮮三昧の夜になりそうである。観光で香港に行くならここはお奨めできる。

興龍海鮮酒家
Hing Lung Seafood Restaurant
電話 27752548

(写真は魚を選んでくれたおじさん。手に持っているのはカブトガニ?スープにするとおいしいらしいが、今回は遠慮しておいた。)

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陸羽茶室

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香港と言えばやはり飲茶ははずせない。ということで陸羽茶室に行ってみた。

写真は豚の骨付き肉の上に饅頭の皮が小さくしてのせられているものであるが、皮の甘さと肉の深みのある味がマッチしていてこれぞ中華という一品。他にも定番の春巻きやチャーシューをパイで包んだものや、餃子、シューマイといいったものが次から次へと運ばれてくる。

どの点心も味が良い。材料を吟味しているようで食べ終わった後のしつこさがまったく無く、揚げ物もすんなりと胃の中に納まっていく。

この店では朝10時頃まではテーブルを昔の駅弁売りの人のような首からかごを下げたおばさんたちが徘徊し、点心を見せてくれる仕組みになっている。いらなければ断ればまた次のおばさんがやってくる。この何ともなつかしい売り方に高い天井と白とブラウンの落ち着いた内装がマッチしてのんびりとした気分にひたれる素敵な雰囲気の店であった。

点心を5品も食べればもうお腹一杯。お茶も飲んでチップ込みで250ドル(4千円)。日本から行く方にはお奨めしたい。場所は中環駅から歩いて行ける便利なところ。

香港中環士丹利街24-26號 
電話 25235464

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2005年2月 5日

潮州料理

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潮州料理の店に行ってみた。冷たいあっさりとした料理が多いということであったが、予想通り一味変わった中華が楽しめた。名物の潮州凍蟹は一匹丸ごとで400ドル(6000円弱)と高価ではあったが、上海カニとも違う、日本の蟹とも違う独特の食感があり、食べてみる価値はあった。とにかく殻が異常に硬く、お店の人に割ってもらわないと食べることができない。実をほぐして取り出して黒酢につけて食べる。

それ以外にもほうれん草のスープと卵の白身をあわ立てたスープを太極模様にレイアウトしたスープも美味しい。これは60ドルくらい。他にもうなぎと骨付き豚肉を漬物のスープ(酸味がある)で煮込んだものや、日本では見たことの無い野菜の炒め物など、上海でも食べられないという中華だった。さすが中華料理は奥が深い。

まだ一日しかいないので大きなことは言えないが香港の料理は全般に味がぼんやりしているように思う。気候のせいなのか素材のせいなのかわからないが、しっかり味をつける上海の中華に比べるとインパクトが弱い。その代わりあわび、ホタテ、ロブスター、ふかひれ、つばめ、といった豪華な素材がメニューに並んでいる。

さすがにまだどれも挑戦していないが、そんな豪華な素材ならこのぼんやりした味付けでも美味しく食べられるのかもしれない。とすれば香港の中華はお金持ちのための料理ということになるが。

佳寧娜潮州菜 
CARRIANNA (CHIU CHOW) Restaurant
96 Granville Road, Tsimshatsui East, Kowloon
2724-4828

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2005年1月10日

ラーメンのマーケティング

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<業務連絡>
1.出版パーティの出席者募集しています。詳しくは1月9日のエッセイをご覧ください。定員に達した場合は申し訳ありません。
2.アルファロメオGTV、格安で譲ります。こちらは1月8日のエッセイをご覧ください。

3連休に渋谷に買い物に出かけた。お昼にラーメンを食べようということになり、西武の近くにある「一蘭」に入った。この店は本店が福岡にある元祖会員制のラーメン店というのがウリのとんこつラーメンの店である。

この店はマーケティングが徹底している。まず入り口に待ち時間の目安が書いてある。1人1分で待ち時間がわかります、という説明である。

そして中に入ると席に着く前にオーダーシートに記入を行う。麺の固さ、味の濃さ、こってりかあっさりか、ネギは入れるか、チャーシューは、にんにくは、といった質問票に記入して席が空くのを待つ。座席は仕切りのある変わったカウンター。店員とも顔を会わせないようになっている。不思議な空間でラーメンに集中できるようにという配慮らしい。

出てきたラーメンは確かにクセのないあっさりとしたもの。麺も細めんが九州ラーメンらしく美味しい。しかし残念ながら感動の味、というわけにはいかなかった。

店を出ると午後1時過ぎだというのに長蛇の列である。味とこのシステムを冷静に考えたとき、一蘭の人気は味ではなくマーケティングの勝利であると思った。

750円のラーメンが1分に1杯売れるということは・・・。すごい利益システムである。

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2005年1月 3日

カルボナーラ

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年末に久しぶりに料理をしてみた。といっても作ったのはカルボナーラである。クリスマスの残りの乾麺パスタにベーコン、生クリーム、卵黄、牛乳、パルメジャーナ、ブラックペッパーを準備。ベーコンをオリーブオイルで炒めてカリカリになってきたら生クリームと牛乳を足して、パルメジャーナを加える。茹で上がった硬めのパスタを混ぜる。皿に盛り付ける前に卵黄をかき混ぜて、ブラックペッパーで香り付けで完成。

しかし後で調べるとこれは正統派の作りかたではないようだ。本場のカルボナーラはベーコンのかわりにパンチェッタ(塩味の強い生ベーコン)を使うらしい。さらに生クリームは使うことはなく (牛乳すら使わないことも多いようです)、チーズと卵黄でクリームを使ったようなコクを出すのがプロの仕事。さらに白ワインで香り付けもする。

自分で作ったカルボナーラは塩味が薄く、こってりとしたコクがうまく引き出せなかったような味わいであった。

それにしても料理をするのは気分転換になって楽しいものである。今年は料理を自分でできるようになる、というのもビジョンの1つに追加しておこう。

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中華街のマーケティング

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横浜中華街に出かけてみた。中国では元旦はそれほど重要な意味を持たない時節のようだ。彼らが盛り上がるのは(今年は2月上旬になる)旧正月である。爆竹を鳴らし、花火を打ち上げる祝い方は日本の静かな正月とはスタイルが異なる。

しかし新春の横浜中華街は多くの観光客でにぎわっていた。そんな大通りから少しはずれると急に人通りが少なくなる。朱雀門の近くの静かな通りにある上海料理の「新天地」 (しんてんち ) に入ってみた。

何の変哲もない店の造り、正月の書入れ時というのに少ないお客さん。ちょっと心配になるが、料理の値段はとてもリーズナブル。麺類なら1000円以下、一品料理も2000円しない。

4品頼んだ中で絶品だったのが黒酢で作った上海風酢豚であった(写真)。骨付き豚肉を使っていること、パイナップルやピーマンやたまねぎが入っておらず肉だけであること、ケチャップ味ではなく黒酢で仕上げていること、がポイントである。

1300円でボリュームたっぷりの酢豚を楽しめた。東京でも様々なお店で酢豚を食べてみたが、この店のは今までで最高の味の1つと言えるだろう。

ただこの料理はメニューに載っていない。メニュに載っている酢豚を注文する時に「黒酢で上海風にお願いします」と言わなければ出てこないようだ。店の人曰く「日本人は骨付き肉はあまり好きではないし、通常は日本風の酢豚を出しています」。

中華街のはずれ、という立地からしてこの店で日本人受けする一般的な中華料理を出しても大通りの有名店には太刀打ちできない。であればせっかく本格的な上海料理を出せる実力があるのだから日本人に妥協せず現地の味で勝負すれば、もっと高くてもお客さんは集められるだろう。残念ながらマーケティングのツボをはずしているお店なのである。そのお陰で安く本格的な料理が味わえたのであるが。

横浜中華街で中華を食べて美味しいと思ったことは最近ほとんどないが、こんな穴場が探し出せれば行く価値があると思った。

新天地
横浜市中区山下町126-3
045-662-2284

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2004年12月12日

一生忘れられないほどのワイン会

西麻布のワインバーエルバージュから12月23日(木)に会費が一人36000円のワイン会の案内が来た。メールのタイトルが「一生忘れられないほどのワイン会」。かなりの自信である。定員15名(または15ペア)で先着順だという。早速メールを送ってみたら既に満席になっていた。

こんなワインが出るらしい。
★シャンパン
ランソン RD 1976(マグナム)      ¥33000
★白ワイン
シュヴァリエ モンラッシェ 2002
 (シモン ビーズ)               ¥43000
コルトン シャルルマーニュ 1989
 (ボノー デュ マルトレ)           ¥28000
★赤ワイン
リッシュブール 1990
 (ジャン グロ)   ¥70000
リッシュブール 1977
 (アンリ ジャイエ)              ¥330000
シャトー ヌフ ド パプ マリー ブリエ
 1989(アンリ ボノー)           ¥49000
シャトー ラフィット ロートシルト 1955 ¥118000
★リキュール
グランマルニエ 100周年記念ボトル
(20年前にイタリアで流通していた特別なもの)

料理は、いつもお出ししているシャルキュトリの盛り合わせが出ます(豚のパテ、兎のリエット、鶏の白レバーのペースト鴨の燻製、パンがついたものです)。

ちなみにどのワインも一度も飲んだことがない。値段はボトルでお店で飲んだときのプライスであるが、まあ注文することがありえない価格帯のワインである。今回はこれをグラスで味わえるというのである。

という訳で残念ながらいけないのであるが(当たらない方が良かったのかもしれないが)、どんな会になるのだろうか。もし行かれるかたが居たら教えてください。

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2004年11月28日

リストランテ

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10月28日に書いたお店に行ってきた。外苑前から歩いて10分弱。住宅地にひっそりとある一軒家がその店であった。

コースは8500円と1万円。1万円なら魚と肉と両方選べる。アミューズ、小さなパスタ、前菜盛り合わせ、パスタ、ラビオリのスープ、魚料理、シャーベット、肉料理、デザート、コーヒーと一皿は小ぶりでも量は充分であった。料理は軽快で特に前菜はバリエーション豊富で楽しめる。メインの魚と肉は敢えて2つ食べる必要はなかったかもしれない。

サービスは少し硬いが、良心的。ワインのセレクションもスムーズに素晴らしいものを選んでくれた。テーブル数も少なく、予約が取りにくいのがよくわかる。しかし席数を絞りスペースをゆったりとった分、快適さは増す。

隣とのテーブル間隔は充分であったが、横に座っていた中年女性の延々続く自慢話にはちょっとゲンナリした。これは店の責任ではない。

結論としては1ヶ月前の電話の対応や入り口に立った瞬間の不安は良い意味で裏切られるお店であった。帰る時には何だかかなり満ち足りた気分になった。値段に見合ったサービスをするイタリアンレストランだと思った。

派手な演出をするお店ではなく、特別な日に落ち着いたカップルが美味しいイタリアンをじっくり楽しむのに適したお店である。お店の名前はリストランテ濱崎という。1ヵ月前の朝11時から予約することができる。

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2004年11月22日

張生記

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上海はやはり中華が美味い。いつも必ず行くのが張生記である。この店は高級店ではないが、何を食べても美味しい。そして行く度に新しい創作料理が追加されていて飽きない名店である。

定番で食べるのが鴨の舌(写真)である。見た目はグロテスクであるが、酒のつまみになりそうな歯ごたえがあってしっかり味がついた脂身のない鴨の肉である。食べ始めると止まらなくなって結局15本近く食べてしまった。他にもエビを腐乳で料理したものや上海カニ、鶏肉のから揚げを香草や唐辛子で香りつけしたものなどいつもの通りお腹一杯に食べてワインも飲んで1人200元。3,000円でおつりが来る。

東京では絶対に食べられない味。帰国前にもう一度味わって帰りたいと思っている。

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2004年11月11日

天里

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代沢周辺には探せば穴場の店が多い。七つ海堂、夢舎、ほり川に続き今度はてんぷらの美味しいお店を発見した。

外装、内装共に住宅地にありがちな普通の小ぎれいなてんぷら店である。しかし最初に刺身の盛り合わせが出てきたときから見る目が変わった。いかの刺身の甘くて美味しいこと。トロは霜降りで脂が乗りまくっている。

てんぷらを単品で頼んでみる。車えびの甘さ、仕事のしてあるかぼちゃ、香りの良いはぜ、大降りで苦味のまったくないぎんなん(写真)と頼んだ。しかし圧巻はホタテだった。半生の肉厚のホタテは本当にゴージャスで贅沢な味に満足した。

締めは天茶である。天茶と言っても本当にご飯にかき揚げを乗せ、緑茶をかけて香りを立たせる。その上にわさびをまぶし一緒に食べると、甘みと苦味と辛さの三位一体が格別である。聞けばだしは後味がしつこいから入れていないとのこと。

男山を飲みながらお好みで食べるてんぷらは贅沢である。お腹一杯食べて飲んで、一人6千円弱だった。ここも常連になる気配大である。

天里
世田谷区太子堂5-28-2
03-3419-3392

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2004年11月 6日

ほり川再訪

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ほり川にまた行ってしまった。金曜日だというのにお客さんは3人組の業界人の人たちだけというのんびりした雰囲気。

韓国産のたいら貝、北海道産のつぶ貝、岐阜のぎんなん、ロシア産のえんがわなど食べたいものをとりあえず頼んでみた。どれも一工夫あって楽しめる味。貝は新鮮ですだちの香りを楽しみながら塩で食べる。

からすみや本物のオスのししゃもなどの珍味も楽しみ、最後はコハダとガリの巻きもの、穴子、などを握ってもらう。マツタケのお吸い物で締めて、会計は1万円ちょっとである。

野菜をつまみながら新鮮な魚介類を楽しめる。酒がすすむつまみばかりだが、ここに美味しい白ワインがあれば、と思う。今度行くときはご主人に聞いてみよう。

投稿者 shinoby : 08:30 | コメント (0) | トラックバック

2004年11月 4日

上海風ワンタン

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上海のワンタンは材料が特別である。ひき肉、チンゲン菜、なずな、を使い塩、胡椒、ごま油、紹興酒、中国の醤油、砂糖などで味を調整する。ワンタンの皮で包むのだがまたその包み方が独特で面白い。残念ながら包み方の写真はお見せできないが、今週末にここの学園祭に行くと馬越ゼミのお店で食べることができる。

上海風ワンタンを1500個作って販売する。3個で200円。学生が一生懸命企画して試食を繰り返しやっているのを見ていたら応援したくなって、個人で1万円協賛までしてしまった。

今週末の土曜日にはお店に行って味わってみようと思っている。このページを見て行く人がいれば、現地で「Shinoby’sを見てきた」と一言学生に伝えてください。現地でお会いできるかもしれません。

投稿者 shinoby : 23:07 | コメント (0) | トラックバック

2004年11月 3日

掟破りのお鮨屋さん

住宅地にポツンと存在するお鮨屋さん。トマト鍋はじめました、という張り紙がしてあり、看板も何だかお鮨屋さんらしくないイラスト入り。こんなお店があったら入ってみたいと思うだろうか。

そんな外観から見て「ハズレ」の条件を満たすこの店に意を決して一人で入ったのはこの本で紹介されていたからだ。世田谷に引っ越してからお店が家の近所にあることに気が付いてずっと行ってみたいと思っていた。ようやくその機会が訪れた。

梅が丘通りに代沢交差点近くにある「鮨ほり川」である。入るとカウンターが8席と座敷の小さなお店。年配のほり川さんという男性が握っている。カウンターのネタケースには魚ではなくトマトやナスなどの野菜が入っている。そして奥から魚のネタが入った木箱を取り出し見せてくれる。クジラから、平貝、トロカマまで美味しそうなネタが一杯で迷ってしまう。

つまみでカキや関さば、タイのエンガワ(これは絶品)、などを食べる。それぞれが結構ボリュームがあってしかも一工夫手がかかっている。お鮨はわさび巻きやコハダしょうが巻きといった変わりものを頼んでみたが、どれも独自の世界。これもいける味である。最後に穴子とヅケ、そしてコハダを握ってもらったがこれも独自の世界。穴子には山椒がかかっていてフワフワだった。

黒糖焼酎を2杯飲んで、最後にマツタケのどっさり入ったお吸い物まで飲んで会計は8千円。これはかなりリーズナブルである。

高級なお鮨ではないが、すべてに創意工夫があって、材料が新鮮である。そして何よりすべてが掟破りである。鍋をやる、野菜がカウンターに並ぶ、代沢のはずれにあるお鮨屋さんである。

残念なのはデジカメを忘れたこと。近いうちに再訪し独自のほり川ワールドを映像に残したい。

鮨ほり川
世田谷区代田1-46-3
03-3413-8776

投稿者 shinoby : 02:10 | コメント (1) | トラックバック

2004年10月31日

下北沢「なかむら」

下北沢に静かに過ごせる居酒屋をやっとみつけた。高い天井と広々としたスペースが快適である。周囲のお客さんの声がBGMになって落ち着いた雰囲気になっている。

料理も下北沢にしてはやや強気の料金設定であるが、一品一品にボリュームがあり、意外にリーズナブルである。カモ肉のほうば焼きやユリネの胡麻和えなど酒が進むつまみが揃っている。日本酒、焼酎も種類が豊富で良心的な値段と量。

2-3杯飲んで普通に食べて一人6千円くらい。都心で同じようなお店に行くよりはおすすめである。

お店に人に聞くと池尻の「KAN」(03-3792-5282)や上原の「山都」(03-3466-3200)もグループで経営しているという。きっとこれらの店も期待できそうだ。

世田谷区北沢2-37-3下北沢MTビル2F
03-3466-4020
営業時間 18:00〜23:00
定休日 第1火曜

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2004年10月30日

パク森

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市ヶ谷の私学会館で金曜日の午後勉強会があった(来月も3回ある)。慌しく1時過ぎに市ヶ谷に到着し、時間が無いので久しぶりにパク森でカレーを食べた。

カレーは好きな食べ物であるが、パク森のカレーは実はそんなに自分の好みではない。マイルドであるが印象のない味だからである。時間がないから、というのが選択の理由であった。

久しぶりに食べたパク森カレー(900円)はドライカレーのシナモンの香りに特徴があった。カレー自体はマイルドな普通の味なのであるが、ドライカレーと一緒に食べることでこの店の独自の世界を作っている。

5分で食べ終わり店を出たが、やはりこの店も後味が良い。食べているときにはインパクトがあるわけではないが、食べ終わった後の気持ちの良さが若者よりもむしろカレー好きの中年世代に受けるのだと納得した。

投稿者 shinoby : 07:59 | コメント (0) | トラックバック

2004年10月28日

レストランの評価

レストランの評価は予約の電話をかけた時にはじまるという。

1ヶ月前の11時からしか予約を受付ないというとある有名レストランに電話をしてみた。予約が取りにくいお店ということであるが、11時過ぎから何回電話をしてもずっと話中である。1時間近く経ってようやくつながったが、保留音もなく待たされること約5分、ようやく予約担当者が電話に出た。

名前を名乗った男性は必要なことをしゃべりムダがない。しかし何だかたくさんの電話をそつなくこなしているだけの温かみのない対応のように感じた。待たされ過ぎてこちらもイライラしていたせいでそう感じたのかもしれないが。

電話の最後に、ワインの持ち込みができますか?と聞いたらこれも冷たく、そのようなサービスは行っておりません、との回答。さらに予約直前になったら確認の電話があること、予定が変わったらすぐに電話で連絡するように「指示」された。

予定が変われば連絡するのは当然だと思うが、そのようなことを念押しされると何だか気分も萎えるものである。

きっと人気で満席のレストランなのだろうが、果たして予約時点でこんな印象を持ったお店に行くべきなのであろうか。

この本でも珍しく評価の高いお店である。彼とは必ずしも店の好みは一致しないが、今回も例外ではないのだろうか。かと言ってこれ以上の良いお店もなかなか見つからず、悩ましいところである。

投稿者 shinoby : 00:24 | コメント (0) | トラックバック

2004年10月24日

クーリッシュ

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クーリッシュというアイスクリームを知っているだろうか。マイナス8度に凍っているチアパック容器(レトルトパックのような口から吸える持ち歩きに便利なパック)をシェーキ状にしたもので、手でもんでやわらかくすると飲み物のように食べられる。

特に気に入っていたのがマンゴー味でスーパーでまとめ買いして寝る前に食べていたのであるが、あまりに売れすぎて生産が追いつかず、マンゴー味の生産を打ち切ってしまった。なんとも残念だったのだが仕方が無いので、チョコレート味を食べていた。最近、ロイヤルミルクティー味が出て今度はこっちにしたが、やっぱりフルーツ味が食べたいといつも思っていた。

そんなところに先週からイチゴミルク味とバナナミルク味が出たらしい。早速スーパーに行って買おうとしたら何とこの2つだけ売り切れ。

生産計画が悪いのか、消費者の極端な行動が原因なのかわからないが、なかなか自分の食べたいものが食べられない。

イチゴミルク味を早く食べてみたいというのももちろんあるが、何とかマンゴー味の復活をして欲しいというのが一番の願いである。

投稿者 shinoby : 20:33 | コメント (2) | トラックバック

2004年10月17日

うさぎ

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イタリアの話に戻るが、イタリア料理は基本的に前菜とパスタばかり食べていて、メインにたどりつくことはなかなか無かった。そんな中、数少ない記憶に残るメインはフィレンツエで食べたうさぎのフリットであった。

うさぎは食感は鶏にとても似ている。しかし少し脂っこく香りが違うように思う。フリットにしたうさぎはケンタッキーフライドチキンに似ているが、それよりも野性味があるように思った。肉に獣の香りが感じられた。でもそれは気のせいかもしれず、鶏で同じ料理を作っても区別できないのかもしれない。

もう一度フィレンツェに行く機会があったらもう一度食べてみたいと思える思い出に残る味であった。日本で同じ料理は素材の制約から不可能なのだろうか。

投稿者 shinoby : 23:10 | コメント (2) | トラックバック

2004年10月11日

夢舎

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梅が丘通りと茶沢通りの交わる代沢交差点のJOMOのガソリンスタンドの向かいにその店はある。ネットで検索しても出てこないということは新しい店なのかそれとも無名なのか。

夢舎という名前の焼き鳥屋さん。何の変哲もないお店。実は雨の日に行った七つ海堂のそばが売り切れで、仕方が無いので偶然入ったのがこのお店であった。

あまり期待しないで食べた焼き鳥に驚いた。キモ(レバー)のタレがレアなレバーの肉とマッチしてやわらかく最高の焼き加減である(写真)。これ以外にも砂肝、軟骨はどちらも塩にレモンで食べるが秀逸である。焼き鳥の友は宝山のロックである。最後の〆は焼きおにぎり。

店内はいつ行っても適度に込んでいるので居心地が良い。一見無愛想なご主人もシャイなだけで笑顔がかわいかったりする。

さんざん食べて会計はせいぜい一人三千円。一人で入っても問題ないが、唯一の難点は焼き鳥が二本づつしか頼めないこと。追加で軟骨とキモだけ1本づつ、というわがままは受け入れられない。何回か通って常連になればそんなこともできるようになるのかもしれない。

早めに食べ終われば、その後七つ海堂で蕎麦を食べて〆るという方法もある。

住所調査中。ご存知の方教えてください。

<追加情報>
代沢在住Nさんから住所を早速教えてもらいました。ありがとうございます(10月12日朝)。

やきとり夢舎
〒155-0032 東京都世田谷区代沢4丁目44−1 
03-3795-3115

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2004年10月10日

黒胡麻担々麺

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胆石の手術をしてからずっと食べたかったものがある。一般的名称として食べたいものはうなぎとカレーであったが、固有名詞で食べたいと思っていたものの1つが万豚記の黒胡麻担々麺である。

万豚記はいくつか店舗がある際コーポレーションのチェーン店であり、店によって(多分作り手によって)微妙に味が違う。しかし共通しているのは麺が縮れて固めであることと、胡麻と山椒が大量に入ったとても辛いスープである。

一緒に行った先週上海から来た若者によれば、やはり本物とは違って、酸味が強いということであるが、味は気に入ったらしい。

大量に食べると汗が大量に噴出し、後から胃が痛くなる。それでも、少しだけこの辛さを味わうと病みつきになる。この体に悪いなとわかっていて、それでも食べたいのが不思議である。

万豚記にはこれ以外にもたくさんのメニューが揃っている。色々味わってみたが、今のところ麺類ではこれ以上の味には出会っていない。ちなみに白胡麻もあるが、黒胡麻の方をお奨めする。


万豚記
東京都世田谷区三軒茶屋2-13-22
電話 03-3487-4551

投稿者 shinoby : 23:46 | コメント (2) | トラックバック

2004年10月 7日

マーブル

不思議なカレーの店である。何の変哲もないのに午後1時過ぎになっても行列ができている。カウンターしか無い小さな店で愛想が良いわけでもない。数分待ってようやく着席。インドカレー750円が定番らしいが羊好きなのでマトンカレー800円を頼んでみた。

出てきたカレーもごく普通。ご飯にカレーがかかり福神漬けが添えてある。唯一の目に見える差別化と言えばキャベツの千切りが皿に一緒に盛られていることだ。食べてみても何の変哲もないカレー。でもルーに酸味が効いていてついつい食べてしまう。かっぱえびせんのような感覚である。キャベツも店で切っているらしく素人っぽい切り方であるがカレーの箸休めに意外にマッチする。結構なボリュームだったが気がつけば全部食べてしまった。

食べ終わった後の後味がすっきりしている。カレーをあれだけ食べたのに胃の中がすっきりしている。そして不思議なことに夕方になるとまた食べたくなってきた。一体何が入っているのだろうか。野菜をたっぷり入れてかなりの長時間煮込んでいるのではないかと思う。

インパクトが無いかわりに食べた後の余韻が心地よい。カレーにしては珍しい。マイナーな店らしくインターネットを検索しても写真が見つけられない。次に行く時はしっかりデジカメで写真を撮ってこよう。

マーブル
東京都千代田区有楽町1-10-1 有楽町ビル B1F
03-3212-3400

投稿者 shinoby : 19:21 | コメント (1) | トラックバック

2004年9月12日

みょうがそば

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七つ海堂のみょうがそばを食べた。この蕎麦屋さんは家から下北沢に行く途中にあり、酒のつまみとうまい蕎麦が揃っているお気に入りのお店である。残念なのは閉店時間が9時前ということでちょっと油断するともう閉まっている。今週末も土曜日の午後8時過ぎに行って見るとそばが売り切れたということで営業が終わっていた。くやしいので翌日また行ってみた。

この店で今の時期お奨めはみょうが蕎麦である。蕎麦の上にシソとミョウガが細切りにされてのっているぶっかけ蕎麦であるが、香りがよくするすると食べられる。何より出てきたときの盛り付けがシンプルだけどとても美しい。

日本酒とおつまみで軽く飲んでからでも、ふらりと蕎麦だけ食べるために立ち寄っても、どんなシチュエーションでも満足できる。みょうがそばは1000円である。

住所:東京都世田谷区代沢4−42−8
電話:03-3795-7726
12時〜14時、17時30分〜20時30分(土・日・祝12時〜14時30分、17時〜20時)。 水曜、第1・第3・第5木曜休

投稿者 shinoby : 21:37 | コメント (3)